朝日岳から雪倉岳へ周回 夏の名残を求めて
- GPS
- 13:30
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,292m
- 下り
- 2,307m
コースタイム
- 山行
- 12:51
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 13:26
天候 | 晴れのち時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R148の平岩からの22kmは全舗装だが、1.5車線でカーブミラー少なく、注意必要。 駐車場 蓮華温泉手前の無料駐車場約70台。 日曜日の0:30でほぼ満車。ほとんどの登山者は泊山行のようなので、 日曜日のこの時間は空きが少ないよう。 路上駐車厳禁です。 トイレ 蓮華温泉駐車場に綺麗な簡易推薦トイレあり。靴洗い場もあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
標準コースタイム 16:50 山と高原地図のコースタイム(CT)が明らかにおかしい箇所があります。 私の歩行実績から標準コースタイムの0.75〜0.8で通常歩きますが、 そこから推測すると、下記となるのが正しいかと思います。 ・水平道分岐→雪倉岳 標準CT2:30 推定CT3:00 ・鉱山道分岐→鉱山事務所跡 標準CT1:30 推定CT1:45 ・鉱山事務所跡→瀬戸川仮橋 標準CT1:00 推定CT1:20 ・瀬戸川仮橋→蓮華温泉 標準CT1:20 推定CT1:00 ルート設定時はご注意。 <蓮華温泉〜朝日岳> 兵馬ノ平までは木道中心。夜露に濡れているとよく滑る。 五輪尾根は樹木なく、穏やかな稜線。湿原もあり高山植物が楽しめる。 吹上のコル手前はお花畑が見事。展望もよく快適なトラバースルート。 <朝日岳〜雪倉岳> 朝日岳からの下りはやや急。雨後などは滑りやすい。 小桜ヶ原は穏やかな木道。ここから見上げる雪倉岳がかっこいい。 雪倉岳への登りは標高差600m。距離もあり、この登りだけで2時間近く要する。 <雪倉岳〜高山道分岐> 白馬岳〜旭岳が眼前に楽しめる快適な稜線。 <鉱山道分岐〜瀬戸川仮橋> 山と高原地図にあるように、熟練者向きのルート。 分岐からの小ザレた広い尾根斜面は濃霧時は迷い易い。この尾根を過ぎると 大きな沢を渡渉するが、沢への降下斜面が崩壊しており、要注意。 またいくつもの小さな沢を渡渉するが、増水時は困難な箇所もあり。 踏み跡が狭い、草が生えていたり、小さな沢がルートになっている箇所もあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
北アルプスの最北の地、「雪倉岳」
この名前になぜか心が躍るのである。
そして栂海新道へと続く朝日岳の稜線に心惹かれる自分がいた。
ここは数年前から計画しては見送ってきた山域であった。
昨年、ミユッチ&ロッソさんの秋のこの地の周回レコを見て
その想いは強くなっていた。
しかしコースタイム16:50、累積標高2400m弱、距離28kmという
数字に二の足を踏んでしまっていたが、もう夏が終わる。
行くならば今しかない。花の時期に訪れてみたい・・・・
このルートを歩いた想いを語る・・・・
「闇のアヤメ平を歩く」
湿気を多分に含んだ闇に漂う空気がヘッドライトに反射し、
足元が見えないほどになることも。
空気が冷え込んでいる証拠だ。
辺りを樹林に囲まれたこの場所。
ヘッドライトを消せば地の底のような真っ暗な闇。
しかし見上げる空からは満天の星が降り注ぎ、
来たルートを振り返ればオリオン座が瞬いている。
今、自分は深い山の中にいる。
「朝日岳山頂にて」
斜光を受けて浮かび上がる雪倉岳とその後ろには白馬岳と旭岳
美しい稜線と残雪とが創り出す自然の造形が堪らなく心に刻まれる。
「長く憧れていたこの稜線、この山の景色が今、目の前にある。」
「花と水場」
北アルプス最北のこの地は冬の日本海からの影響をもろに受けるため
積雪が多く、遅くまで残雪の残る地域だ。
雪解けした箇所から順番に咲いていく高山植物たち。
8月末においても私を待ってくれたいたかのように美しい花を咲かせていた。
そして、残雪の贈り物、水が豊富なのだ。
稜線に近いというのに湧き出る多くの水に喉を潤し、
何度生き返ったことだろうか。
「鉱山道も気が抜けない」
その昔、銀山があり、切り開かれたという鉱山道。
道標にその名残があったりすることからも
当時の様子が伺い知れる。
沢に残る雪渓や深く刻まれた谷を辿るこのルートは
消化試合と思っていた自分を裏切る魅力があった。
憧れのルートを歩き終えて、
レコを書いていると明日にでもまたこのルートを行きたくなってきた。
今度はどの時期に歩こうか。
まずは秋がいいなぁ。
そして次は初夏の残雪多き頃もいいなぁ。
それぞれの季節を楽しんで、
最後に見据えるのはこの地を山スキーで歩くこと。
テントを担いでのスキーツアーを夢見て・・・・いつかまた。
コメント
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テカポさん、こんばんは!
蓮華温泉〜鉱山道の周回、ついに歩かれましたね
私にとってもこの周回は、昨年のメインイベントでした
雪倉岳と朝日岳、連山ではなく単体として大きな山で、ヒーヒー言いながら歩いていたのを昨日のことのように思い出しますよ
ハイカーも白馬以南と比べると極端に少ないですし、鉱山道のワイルドさも加わり北アとは思えぬ雰囲気ですよね。
明日にでも歩きたい...とまでは思えませんが
またいつか季節を変えて歩きたい素晴らしいルートです。
夏の景色を堪能させて頂きありがとうございました!
コメントありがとうございます。
やっと念願達成です。
なによりも花の時期に歩けたのが嬉しかったです。
雪倉岳の大きさ、ほんと参りました。
コースタイムの誤差?もあって、なかなかたどり着かない山頂に立った時は
感動ものでした。
ロッソさん達の昨年のレコが本当に参考になりました。
水場の件、ルートの状況、コースタイムの誤差等、
頭に叩き込んでこのルートを歩きとおせましたよ
テカポさん、こんにちは(^^)
このルート歩かれましたか〜!
闇の中のアヤメ平で空を見上げ、ものすごい星空をボーッと眺めたのを思い出しました
雪倉岳には参りました。
その名前の美しさからずっと憧れていた山でしたが、歩けど歩けどなかなか近づかない山頂…
誰もが言うように明らかにコースタイムがおかしいですよね
憧れていた雪倉岳でしたが、自分の過去レコ見たら雪倉ドンと書いていました(笑)それくらいドッシリズッシリした山だったという実感です。
花のピークの雪倉岳に行きたいなぁ
紅葉の五輪尾根と鉱山道も最高に素晴らしいので、次は紅葉の時期に訪れてみてください
私も遠くないうちに、夏の朝日〜雪倉岳に訪問したいと思います。
コメントありがとうございます。
アヤメ平での星空、周りを高い樹木で囲まれた所だからこそ、
星の瞬きが見事に見えたんでしょうね。
雪倉岳は、昨年に小蓮華山から見えていたのと、実際とでは
その印象が違いましたね。北側の急峻な様子は圧倒されますね。
豪雪地帯のこのエリア、花の期間も長いのでしょう。
そしてこれからの紅葉も楽しみなことです。
今度は朝日小屋で泊まって訪れたいもんですね。
朝日小屋泊まりでほぼ同じルートを歩いていました。
私の2日目、追いかけられてたんですね
行き先が北のほうの朝日岳って聞いていたから、てっきり東北の方の山?と思い込んでました
蓮華温泉からの歩き出しの木道は朝露で濡れていて滑りませんでしたか??
半月の明かりがあったとはいえ、樹林帯は闇の中…凄すぎます
私も同じくこのルートはまた歩きたい!明日はさすがにないですけど
気持ちは分かりすぎるくらい理解できます。
素晴らしいロケーションと花たちが迎えてくれて同じく幸せを感じられた場所でした
蓮華温泉からの木道、うつたっぷり夜露に濡れてめちゃ滑りやすかった〜
真っ暗闇をヘッデン歩行ということもあり、かなりペースを落として歩きましたよ。
雪倉岳の大きさに圧倒されましたけど、山頂からの白馬〜旭の美しい稜線に
魅了されましたね。夏の終わりでも楽しめる花の多さに楽しませてくれましたしね。
次は秋に行きたいねぇ〜
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