笠ヶ岳
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- GPS
- 29:31
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,344m
- 下り
- 2,328m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:56
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:31
天候 | 1日雨時々曇り、夜晴れ 2日山頂付近小雨 中腹以下曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
12:22自宅発 17:12富久の湯着 9月1日 05:50富久の湯発 06:10登山者用第三無料駐車場着 9月2日 11:54登山者用第三無料駐車場発 12:01中崎山荘奥飛騨の湯着 12:42中崎山荘奥飛騨の湯発 18:09自宅着(小仏トンネル19キロ渋滞により約1時間ロス) 自動車走行距離:520.9キロメートル |
コース状況/ 危険箇所等 |
抜戸岳のピークが非常にわかり難く、登りの1日も下りの2日もピークを探して少し彷徨いました。 山頂標柱は確かにあるので、尾根の右側の薄い踏み跡を辿っていくのがよいと思います。途中左側の岩稜帯とハイマツ帯を少し通るので間違いやすいです。 |
その他周辺情報 | 無料駐車場への入り口がスノーシェッドの途中にあり、見過ごしやすいです。私は見落として戻って来て見つけました。深山荘をナビに設定するのがお勧めです。 登山届を提出する新穂高登山センターのすぐ上にある「中崎山荘奥飛騨の湯」0578-89-2021を利用しました。割引券使用で700円です。新穂高登山センターの中にある奥飛騨温泉郷観光案内所で割引券が貰えます。内湯は乳白色のとろっとした温泉で、檜風呂でした。露天風呂は湯船の底に苔が生えているのか、ぬるぬる滑って危ないので早々に退散しました。 奥飛騨栃尾温泉にある民宿富久の湯は楽天トラベルでヒットしただけの宿ですが、夕食あり朝食なしで和室一部屋、5,950円でした。夕食は豪華でしたしコスパはよいと思います。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
ズボン
半ズボン
靴下
レイングローブ
フリース防寒着
雨具
ソフトシェル
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
GPX(ガーミンeTrex30xJ)
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感想
○笠ヶ岳(標高2898メートル)
笠新道のピストンルート、笠ヶ岳山荘へ一泊する行程で笠ヶ岳へ登ってきました。
同ルートを日帰りピストンする健脚のツワモノ何人かに行き会いましたが、凄いと思います。私には無理です。
私の体力で、もし日帰りしてしまうと、きっと帰りの車の運転中、疲れからの眠気で事故を起こしてしまうでしょう。笠新道はなかなかハードなルートで私はいっぱいいっぱいでした。しかし笠新道、登山道はよく整備されていましたし、マーキングも岩へ白い○、×が十分されていて安心な道でした。
○展望
高校三年生の夏(40年以上前)、高校の仲間達数人で槍ヶ岳へ登ったことがあります。その時槍ヶ岳の山頂から見た笠ヶ岳のどっしりとした山容が忘れられないでいました。早朝の槍ヶ岳の山頂、影槍が笠ヶ岳の山腹に見事に映っていました。
笠ヶ岳はどこから眺めても美しい山容といわれます。その山容や穂高から槍ヶ岳への稜線展望を楽しみにしていたのですが、今回は終始雨やガスの中での山行になり、殆ど眺望はありませんでした。唯一1日目の登りでの杓子平に到達した9時半頃から1時間弱位でしょうか、カール地形の底から見上げる笠ヶ岳への稜線を見ることが出来ました。残念ながらピークは終始見ることが出来ませんでした。
前夜泊で奥飛騨の旅館に向かう道中は、滝の様な激しいザーザー振りの雨で、前方視界不良で制限速度までのスピードが出せないくらいの悪天候でした。天気予報情報を種々入手すると、翌日の天候回復は望めそうになかったので、笠ヶ岳山荘に18時過ぎに宿泊キャンセルの電話を入れました。温泉と料理だけ楽しんで明日は早々に自宅へ帰ろうと決め、ゆっくりビールを飲み、久し振りに早目にたっぷりと寝たのでした。
1日の朝、5時頃に起きて外を確認すると、小雨程度の雨、さらに天気予報は午後から回復するという予報に変わっていました。
急遽テーピング処理をしたり等の出発準備をして、登山口まで行ってみることにしたのです。
前日一度はあきらめていた山行だったので、無事に山行が実行でき(百名山59座目)、1時間程度でも抜戸岳から笠ヶ岳への稜線が半分顔を覗かせてくれたことに感謝しています。笠ヶ岳の山頂を見たかったなぁ。
○雷鳥とホシガラス
天気が悪い証左とよく言われる雷鳥との遭遇ですが、その通り、今回の山行で三回雷鳥と遭遇しました。
一度目は1日に笠新道をを登り詰め尾根に出た直後、抜戸岳山頂を探して彷徨っている時でした。二羽で最初は番かと思いましたが、親子のようです。雛が巣立つ直前でしょうか。親鳥のほうが落ち着いていました。
二度目は2日にやはり抜戸岳ピークを探して、漸く山頂標柱を見つけ笠新道に戻る帰り道、昨日と同じ二羽に遭遇しました。その後杓子平に向け笠新道を下り始めましたが、下り始めた直後に違う二羽に遭遇したのが三度目です。三度目に遭った雷鳥の一羽は明らかに雄の雷鳥のようで、目の周りの色合いや羽先の色合いが茶色一辺倒の雷鳥とは異なっていました。
ホシガラスの姿も何度か目にしましたが、写真を撮る余裕はありませんでした。登山道の途中、特に抜戸岳の尾根から笠ヶ岳へ向かう稜線の登山道傍には、ホシガラスが食べ散らかしたハイマツの実の残骸(俗に言うエビフライ)が沢山見かけられました。これほど沢山のエビフライを見たのは初めてでした。
○抜戸岳山頂
登った日も下った日も抜戸岳山頂を探して彷徨い歩きました。
縦走して弓折岳方面へ向かう人ならば迷わずに抜戸岳ピークにいけるかもしれませんが、私には非常に分り辛かったです。
いずれにしても抜戸岳山頂からの展望も全くなかったですが、お陰で雷鳥に遭遇することができました。
○耳栓
先週アドバイスをいただいた耳栓「小屋泊時には耳栓は必須アイテム」を実行し、忘れずに携行し使用して眠りにつきました。今回は朝まで眠ることが出来ました。その前に持参した焼酎を全部飲んだお陰もあるかもしれません。いずれにしても耳栓と今度はアイマスクも購入しようかと、山での睡眠に試行錯誤中の私です。
笠ヶ岳山荘の皆さん、登山道を整備してくれている方々、山荘や登山道で行き会い会話した皆さんに感謝の山行でした。それにしても、山荘で隣だった単独の若者(抜戸岩で写っている彼)は早かったな。健脚だったな。下りで私よりも1時間半早く着いていたようで、山荘を一緒に出たのに10時前に下山したって言っていました。
笠ヶ岳山頂直前にあるお社で、二礼二拍手一礼で無事の下山をお祈りしてきましたが、お陰で、怪我も泣く膝通も出ずに無事下山することが出来ました。山の神様に感謝です。いつも一人で山に行ってしまう私を自宅で見守ってくれていた妻始め家族にはもちろん感謝しています。
ありがとうございました
悪天候の中、お疲れ様でした。
笠ヶ岳は、私の行きたい山の一つです。
一昨年の夏、折立から雲の平を経て、笠ヶ岳を目指したのですが、天候の関係で鏡平から新穂高に下ってしまったのです。途中、笠新道の登山口を見たときは、悔しくて、必ずまた来ると心に誓ったのですが、なかなか・・。(笑)
参考にさせていただきます。(^-^)
sinobunoさん、コメントありがとうございました。悪天候とはいえ、昨日の台風21号にぶつかるよりましだったなと思っています。私は逆に次回は鏡平から登ってみたいと思います。笠ヶ岳はメインルートから外れていますので、心置き無くメインルートを計画します。確かに笠ヶ岳から三俣蓮華岳や双六岳から回る方もいました。でも登ってしまって良かったです。
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