燧ケ岳、秋はじまりの尾瀬

2018年09月02日(日) [日帰り]

• GPS: 10:15
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,114m
• 下り: 921m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:39
• 休憩: 1:35
• 合計: 10:14

5:29 御池登山口
6:34 6:34 広沢田代
7:02 7:04 御池登山口 ５合目
7:42 7:43 熊沢田代
9:01 9:01 俎��
9:19 9:24 燧ヶ岳
9:44 9:44 俎��
10:07 10:08 ミノブチ岳
12:17 12:19 長英新道分岐
12:54 14:09 沼尻平
14:34 14:34 長英新道分岐
14:39 14:40 三本唐松
14:56 14:56 小淵沢田代 分岐
15:35 15:43 沼山峠休憩所
15:43 ゴール地点

05:27 スタート(0.00km) 05:27 - ゴール(17.09km) 15:43

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東京から東北道で4時間ほど。
御池の駐車場1日1000円。
桧枝岐村内に宿泊の場合、無料になるようでした。
帰りは沼山峠休憩所からバス520円。次々あるようでしたが最終が17時10分。

コース状況／危険箇所等

一部木道が壊れているところがあります。
ぬかるみもかなりあって、注意。

その他周辺情報

桧枝岐村の燧の湯。
内湯は一面大きなガラス張りで外の緑が綺麗です。
すぐ外に出た露天風呂からは川も眺められます。
地面から高いところにあるので、ツリーハウスの中にいるみたい。
お湯は那須塩原などと似た感じのぬるっとするけと外に出るとサラッとするタイプ。
http://www.oze-info.jp/spot/hiuchinoyu/

写真

9/2 5:25

桧枝岐村を通り抜けてきました。去年は、桧枝岐村の農村歌舞伎を見にきました。すごく、素晴らしかったです。あの頃はまだ、こんなに山登りするようになるとは思っていなかったです。たまに登るくらいだと思っていました。

9/2 5:22

駐車場の奥に登山口。掲示板のあんな上までポールが。雪があそこまで積もるということでしょうか。

9/2 5:23

木道スタート。まだ、薄暗いです。
トレーニングのつもりで三脚も担いで来たけれど、
荷物は全然重く感じない。スキップしたい気分だった！

9/2 5:30

歩き始めてすぐ、サラシナショウマ。
こうゆう、長いというか大きいというか、
そういう花を咲かすことができる季節は、春ではないなと思います。
夏の、気温の高さを経てこそ。

9/2 5:32

分岐。燧ケ岳へ。

9/2 5:39

東北道、車を走らせているあいだずっと、土砂降りでした。
やんでくれて本当によかったです。

9/2 5:42

壊れてるね。

9/2 5:43

逆さまだね。

9/2 5:43

お花と同じで、ゴゼンタチバナは実もお行儀がいい。

9/2 5:44

オオカメノキの花も、葉っぱも、紅葉も好きだけど、
実が・・・ちょっと苦手。
茎が血管みたいに見えるからかな。

9/2 5:54

ベルベッドみたいな質感のキノコだった。ただし触っていない。（イメージ。）

9/2 6:01

これは何の実？みずきってやつでしょうか。
花の季節が過ぎると俄然実モノが気になってきました。

9/2 6:02

2合目。1合目もどこかにあったかな。

9/2 6:08

足元、ぐちゃぐちゃです。

9/2 6:19

誰かが折って置いていったのイワショウブ。
触ってみたらベトベトだった。食虫植物みたい。

9/2 6:26

草原に出ました。広沢田代です。山から靄が立ち上る。

9/2 6:25

咲き終わりの、キンコウカ。

9/2 6:32

晴れていれば正面に目指す燧ヶ岳が見えるのかもしれません。

9/2 6:41

全体に小ぶりで、花芽が茎の先端から真ん中あたりまでついています。ミヤマアキノキリンソウとアキノキリンソウの間くらいの種でしょうか。

9/2 6:49

3合目も見落としてしまったか・・・
冬になったら、常緑針葉樹も勉強したい。
そしてスキップ気分はこの辺りで終了した。

9/2 7:00

いちごの類いの花も、見分けるのが難しいなと思います。
でもどうせ覚えるなら花より実の見分け方のほうが良さそう。
味のいいイチゴの種類がわかったらすてき。

9/2 7:04

水も滴る5合目。

9/2 7:07

眺めが良くなってきました。

9/2 7:17

ちょうどいい大きな岩があったので、
ここで朝のお弁当。

9/2 7:33

朝食会場からの眺め。

9/2 7:35

あれが、燧ヶ岳？
厳密には、一つ手前の俎�瑤�見えていたようです。
「�堯廚箸い�字はここでは「クラ」（グラ）と読みますが、
本来は「ガン」とか「ゲン」、訓読みなら「けわしい」と読むそうです。
「倉」「蔵」にも通じていて、高い山の岩場のような意味合い。
天照大神は岩場に隠れていたし、神楽という言葉の音にも関係がありそう。

9/2 7:40

不思議な、風景。
熊沢田代です。

9/2 7:42

色づき始めている。
できるかぎり、足繁く山に通っているつもりですが、
この季節のスピードに、まるで追いつけないでいます。

9/2 7:49

あの池塘、背骨と大腿骨の骨のように見える。

9/2 7:52

9/2 7:57

この辺りはエゾリンドウが多いとのことでしたがこれはオヤマノリンドウかなと・・・

9/2 8:03

調査中。葉はユキザサのように見えますが・・・

9/2 8:05

落ちてる。

9/2 8:12

サンカヨウの実。花は雨に濡れると、ガラスのように透明になるって。にわか山好きだから、まだみたことがないのです。

9/2 8:17

オオヤマフスマ？

9/2 8:27

何も書いていない看板怖い・・・よくみると。ハート？

9/2 8:32

さっきの背骨と大腿骨。

9/2 8:42

泥んこ9合目。

9/2 8:53

だいぶ高い。

9/2 8:56

真っ白の中、俎�瑤砲弔�ました。右も左もわからない。
・・・と思ったら風が吹いて、見えて来ました。爆風の中でウィンドブレーカー着るのはとても難しいことだとわかった。

9/2 8:57

ハラとかヌマとかイケとか。

9/2 8:59

あっちが柴安�瑤澄次�（10m高い。）

9/2 9:19

着きました。

9/2 9:18

みな思い思いの山頂。

9/2 9:18

知らない人。

9/2 9:22

9/2 9:23

コケモモかな。

9/2 9:23

尾瀬沼方面。ここから降りたら、沼を一周しようと考えていました。

9/2 9:27

俎�瑤里曚Α�あっちへ戻ります。

9/2 9:31

これもオヤマリンドウじゃないかなあ。エゾリンドウは、茎の下の方まで花がつくとか。

9/2 9:44

さて、沼へ！長い下りです。

9/2 9:51

振り返ると柴安�瑤�一瞬晴れていました。大きな岩のところに赤い服の人がいる。（知らない人。）

9/2 9:52

今度は長英新道という道を降ります。

9/2 9:56

あっという間に雲に包まれてゆく。

9/2 10:00

ヤマハハコってキモいけどよくみるとかわいい・・・
ってことはなくて、やっぱキモい。

9/2 10:00

尾瀬沼へ下りるにはもう一本ナデッ窪を経由する道がありますが、
そっちは浮石が多く危ないので下りで使わないほうがいいと地図に書いてありました。（でもかなり早そうだった。）

9/2 10:02

ナデッ窪の分岐の裏側は8合目。

9/2 10:09

階段などが整備されています。ありがとうございます。

9/2 10:12

さっき登ってる最中にモーター音がしていたのはこれだったみたい。笹が伐採してあります。ありがとうございます。ただ刈りたてなので、葉の下の凹凸が一切上から見えず、一歩一歩確認しながら歩くことに。下りにすごく時間がかかりました。

9/2 10:18

オンタデを見ると、いよいよ秋だなと寂しくなるのだった。

9/2 10:21

マイヅルソウの実かなあ。かわいい。

9/2 10:41

調査中。
→ツルリンドウ。

9/2 10:46

アカモノの実。食べられると何かで読みましたが実践する勇気はなし。

9/2 11:17

ぎゃー。
多分このあたりでトレッキングポールの先っぽのゴムをなくす。
しょぼん。

9/2 11:20

これはいたるところにあった実。オオバタケシマランという花の実らしいのですが、その花を私は見たことがありません。尾瀬が初めてなので、尾瀬では一般的な花なのでしょうか。

9/2 11:20

光が差してくるときれい。いい匂いの森にどろんこでひとり。

9/2 11:26

とうとう。「おつかれ」って言うみたいに蝶々が来て飛んで行きました。

9/2 11:38

木の根の股のとこに大きなキノコがあったので家政婦は見た!風に仕上げてみました。

9/2 11:49

この子は色づいた葉で季節を先取りおしゃれさん。

9/2 11:58

ぬかるみに足が浸からないように要所要所に置いてあるのですがよっぽど平均台が得意でないと無理だと思った。

9/2 11:59

べっぴんさん。

9/2 12:06

とても歩きやすい木道になりました。大変助かります。

9/2 12:08

カミキリムシ的な方ですね。

9/2 12:10

このタイプもいいですよね、けんけんぱってきな。
・・・と思ってたら・・・

9/2 12:10

こ、ここジャンプなん！？大惨事の予感しかしないけど・・・

9/2 12:14

「落ちるー！」って言ってる小人に見えるのですがメルヘンがすぎますか。

9/2 12:15

明るくなって来た！沼まで降りて来ましたー。

9/2 12:18

さてここから右、沼山峠へ行くと、そのままバスに乗って帰れます。左は尾瀬沼をぐるっと回るコース。今日はトレーニングで20キロ歩くつもりで来たので、左へ！（平坦だがな。）

9/2 12:19

また草原。いい草原。

9/2 12:31

沼の周りの散策コースです。

9/2 12:31

ゴマナかな。

9/2 12:39

確かに結構危ない。

9/2 12:45

湿地の中からすっと顔を出している花が。ウメバチソウでした。

9/2 12:54

沼尻まで来ました。ナデッ窪を降りるとここに出てくるんですね。

9/2 14:06

休憩小屋から沼を望む。長蔵小屋からここまで、物資を船で運んでいるそうです。船の軌跡がうっすら見えます。あのあたりは全部ジュンサイ。小屋番のおとーさんは、船は使わず、長蔵小屋からここまで毎日6キロ歩いてるって。

9/2 14:08

なぜならおとーさん、沖縄で30年ダイバーをされていて、
去年から山に宗旨替えで小屋番をされているそう。
もう船は乗りたくないんだって。
「今度くるときは、ナデッ窪から登るといいよ。宝探しができるから。」
とのこと。どうして？
「この登りの途中に小さな祠が二つある。その中を覗くとね、
ヒカリゴケが生えてるの。みたことある？」
ないです！

9/2 13:08

おとーさんに、「ヒツジグサがこれから咲くよ」と言われました。
ヒツジグサ？？「きみ、尾瀬の花なんも知らないね」で案内してもらいました。
朝、水中からにょきにょき出て来て未の刻（14時くらい）に咲くからヒツジグサ。夜はまた水中へ。

9/2 13:10

ヒツジグサの池塘のあたりから、燧ケ岳。
雲が一瞬取れました。ここからだと近く見える。
ナデッ窪経由だと、いいテラスもあるそうです。

9/2 13:11

イワショウブはもっと大きな花だと思っていました。
咲き始めが白で、だんだん赤く色づいて、真っ赤になった時にはもう種。

9/2 14:33

休憩小屋のおとーさん、浜田省吾さんの同級生なんだって。
話し込んでたら瞬く間に時間が過ぎてしまって、尾瀬沼1周を諦めることに。バスの最終が危ういから、
ここから来た道を戻ることにしました。
前をゆく知らない人、ずっと歌ってた。

9/2 14:40

サワギキョウかな、1輪だけ残って。

9/2 14:44

シシウドかなあ。

9/2 14:44

この葉っぱはもしかするとちょっと違うかもしれません。

9/2 14:47

これはシシウドだと思う。

9/2 14:47

この、切り込みのあまりない葉。これを見る限り。

9/2 14:59

この切り込みの強い葉、これは、

9/2 15:00

シラネニンジンかなあ。（セリ科、猛烈に勉強中。）

9/2 14:46

9/2 14:55

もうすぐ、草原が終わる。

9/2 15:10

シラタマノキ。もういたるところに実がありました。
これも尾瀬に多い種類なのかも。
他では花の時期にあまり見かけた覚えがありません。
葉はアカモノやコケモモにとても似ている。

9/2 15:10

ヒヨドリバナ。

9/2 15:18

ツリガネニンジンかな。
花芯が外に飛び出ていて、いくつかの花芽が茎の周りをぐるりとついて咲くのが見分けかた。

9/2 15:21

沼山峠、最後の登りは、歩きやすい木道でした。

9/2 15:33

わーいゴールが見えて来ました。

9/2 15:41

到着。
「こちらではバスの発着は感知してません」的な張り紙が。
バスのことはバスの運転手さんに聞くように、と。。。

9/2 15:40

ダメもとで、「ポールの先っちょ売ってますかー？」って聞いたら（神保町に買いに行くのめんどくさい。）、お兄さんに
「モンベルしかないです」
と言われてしょんぼり。
でも奥からおじさんが「なんかわからんけどこれあるよ、つけて見る？」って裸の先っちょ出して来てくださって、
それがぴったり。
ありがとうございます。くれるのかと思ったら100円だった。

9/2 16:29

沼尻の休憩小屋のおとーさんに聞いた燧の湯へ。
そういえば前もここに来たんだった。
前も、車の駐車が自由な感じで戸惑ったんだった。
大人500円。サイコーに好きなお風呂だなー。
露天風呂がツリーハウス気分なのよ。

9/2 17:00

11月までの営業です。
山小屋は10月中旬くらいまでだって。
おつかれさまでした。

撮影機器：

D850 ボディ ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

mixer_3

秋の空気をずっと吸い続けて、少しさみしい気持ちになった。
あっという間に季節が変わって行く。
長蔵小屋は10月中旬まで。
「働きたいな」って軽い気持ちで言ったら、
「うん、おいで。東京で、タロウさんの奥さんが面接してくれるからね。
　女優の卵とか写真家とか、いろんな人が働きにくるよ」
って。
そういう、なんでもない時を山小屋で働くのはいいなあ。
来年お世話になるかもしれません。って言って帰ってきた。
帰ってきて東京のうちを見たら、まあここも、
山小屋みたいなものだなあ。と思った。