【愛媛】東赤石山〜八巻山
- GPS
- 09:09
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,112m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
07:35 筏津登山口
08:26〜08:38 瀬場谷分岐
08:57 渡渉点
09:30〜09:37 渡渉点
10:28〜10:33 赤石縦走路合流
10:50 赤石越
11:00 東赤石山山頂
11:10〜11:48 休憩
11:50 赤石越
12:24 八巻山山頂
13:40〜13:43 石室越
14:02〜14:10 赤石山荘
14:29 渡渉点
14:56〜15:00 渡渉点
15:39〜15:47 瀬場谷分岐
16:34 筏津登山口
16:39 筏津山荘駐車場
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は登山。 先週は遭難事故に遭遇して登ることができなかったので、今週も東赤石山へ。
4時20分起床、4時40分くらいに出発。 一般道で川之江を目指し、法皇トンネルを抜け筏津へ。 途中で眠くて20分くらい仮眠。
今日は寒いらしい。 道中、雪が降っており、途中の路面も僅かに雪が積もっていた。 筏津登山口まで到着。 いつものように筏津山荘の上の駐車場に止める。 準備をして出発。 前回は右ルートから途中まで登ったけど、今回も右ルートから登ってみよう。 右ルートから上まで登るのは初めて。
まずは瀬場谷分岐まで。 つい5日前に歩いたばかりなので、ほとんどの箇所が記憶に残っている。 八間滝を見ながら、瀬場谷分岐まで到着。
ここで少し休憩して、右ルートから進む。
遭難者を発見した場所を通過。 今週は寒波のため、この場所でも雪が積もっている。 遭難したのが今日だったら、もしかしたら命の危険があったかもしれない。 それを思うと、先週だったのが不幸中の幸いだったのかも。
先週、遭難者がメガネをなくしたと言っていたので、登りながら探してみた。
少し行ったところにペットボトルが落ちており、さらに進んだところには、凍りついた両手の軍手が。 さらに進むと、水色のタオルが落ちていた。
転倒しながら歩いていたようなので、いろんなものを落としながら降りてきたのね。 けっきょくメガネは見つからないまま、渡渉地点まで到着。 雪が結構深くなってきた。 このあたりで休憩。 ここからはけっこう雪が深くなってるっぽいので、気を付けて歩かなくては。 このあたりの道は全然覚えていない。
積雪はまだ10〜20cm程度だけど、辺りは真っ白。 真っ白な世界は綺麗だなぁ。
動いていると結構暑く手袋も帽子も外したくなる。 帽子は外すが、手袋はなぁ… けっこう手をつきながら登るので、冷たくなってしまう。
ストックはまだ出していない…… 雪の下は岩なので、けっこう滑る滑る。
しばらく歩き、赤石の縦走路までやってきた。 右に行くと床鍋、左に行くと赤石山荘方面。 山頂を目指すので左に進む。
すぐに、山頂方面と、山荘方面の分岐。 山頂方面に進む。
ここから、赤石越えまでは、けっこう急な道だった。
赤石越えまで到着。 雪も30〜50cmくらい積もっている。
山頂方面を目指す。 樹林帯の風の通り抜ける所とかだと、膝くらいまで沈む場所もあった。
山頂直前、樹林帯を抜ける場所があるのだけど、そこに荷物を置いて、空身で山頂を目指す。 もう1〜2分の距離だし、山頂は風が強くてそこでは休憩できないだろう。
ザックを下ろすと、体が軽い軽い。 あっという間に山頂到着。 やはり北側からの風が強かったので、写真だけ撮ってすぐに戻る。
さて、そろそろお腹もすいたので休憩したいな。
赤石越えに戻る途中の樹林帯の中で休憩することに。 人も来ないと思うので、ど真ん中だけどいっか。
今日はお昼ご飯のために、生麺のうどんを持ってきた。 もちろんだしも。 大の鍋でお湯を沸かし、うどんを温める。 中の鍋でうどんのだしを沸騰させる。 大の鍋に火をかけ、うどんを再び温める。 火は付けっぱなしで、大の鍋から、中の鍋にうどんを移し、食べる。
ガス器具が1つしかないので、こんな食べ方でうどんを食べた。 最後の方、だしが薄くなってしまったけど、雪山でこんなに体が温まるものを食べられるとは。 めちゃめちゃ美味しかった。 わざわざ下から重い荷物を持ってきただけの価値はあったな。
お湯が沸くまでの間に、アイゼンを付けていた。 この先、八巻山方面に向かう。 あちらは岩場なので、アイゼンつけないと危なすぎて歩けない。 うどんや、だしの袋に切り口が付いておらず、素手では開けることができなかったので、アイゼンで踏みつけた。 そしたら簡単に穴が開くので、意外に便利だった。 だしの袋を踏みつけるのはちょっと抵抗あったが……
お昼ごはんも終わり、八巻山を目指す。 当然誰も歩いていない。 ただでさえ正解の道がない区間。 道を外さないよう、岩で滑らないよう気を付けなくては……
すぐに豪快な景色が飛び込んでくる。 ただでさえ珍しい、四国の歩ける岩場なのだけど、そこに雪が積もっている。 北側からは強烈な風が吹きつけてくる。 これはけっこう難易度が高そうだ……
岩場を歩くのは、想像以上に時間がかかる。 慎重にならざるを得ないし、すぐに道を外す。 歩いていたら、雪の状態じゃ降りられないような岩の上だったり、樹林帯に突入して、雪に阻まれて先に進めなかったりと……
けっこう苦労しながら、八巻山山頂まで到着。
夏場だったら15分程度で歩ける区間が、35分もかかった…… さて、ここから石室越までがけっこう遠い。 まずは、八巻山から北側を巻いて岩峰から降りて行く。 北側は景色も風も凄まじかった。 南側は、雪こそ積もっているが、まぁ普通の山って感じ。 南側は……地獄と言ったら大げさだけど、生物も棲みつけないような光景だった……
巨大な岩を越え、赤石山荘が見えてきた。 このまま下に降りれば山荘に行けるが、石室越を目指すので、そのまま岩場を進んでいく。 何度も岩場を登り、道を見失い、引き返し、歩けそうな場所を探し、岩場を降り、岩場を登り……を繰り返す。 なかなか思うように進めない。
そして北側に立つと風が凄まじい。
岩場と格闘しながら、ようやく石室越まで到着。 八巻山から石室越まで、夏場なら30分程度で歩ける区間。 なんと1時間20分もかかった。 こんなに時間がかかるとは…… 赤石越から2時間もかかっているではないか……
石室越で軽く休憩して、赤石山荘を目指す。 このあたりは思ったより雪が積もっており、ルートを見失いそうで心配だったが、目立つピンクテープが張ってあり、迷うことなく山荘まで到着。 雪で、けっこう段差が埋もれているので、なかなか歩きづらかった。 アイゼン外してないが、外しておいた方が良かったかもしれない。
赤石山荘でアイゼンを外す。 ここからは一気に標高が下がるので、雪も少なくなるし、アイゼンが必要な箇所も無いだろう。
渡渉地点では氷と雪で、滑りそうだった。
沢沿いを歩く箇所は、凍ってる所が何ヶ所か。 まぁ慎重に行けば平気だった。
2度目の渡渉地点で休憩。 けっこう雪が減ってきたな。 地面には雪が積もってるけど、木々の雪はすっかり無くなった。 さぁ、瀬場谷を目指そう。
ここからは傾斜が急になり、薄暗い樹林帯に突入した。 少し歩き、瀬場谷に到着。 以外に疲れたな…… あとは登山口まで降りるだけ。
体力と時間に余裕があったら、西赤石までの縦走をしたかったが、岩場であんなに時間が取られたから、前赤石を越える辺りがけっこう時間かかるかもしれない。 前赤石越えたところから、西赤石までも傾斜はそれほどでもないが、雪が積もりそうな地形。 体力的なものはいいとして、行くならあと2時間くらいは時間に余裕が欲しいな、とか思いながら登山口まで下山。
どか雪ではなかったけど、とりあえず冬季の東赤石を登れた。 このあたりはけっこう雪深いイメージが強くて、一昨年、去年と敬遠してたのだけど、一度登れたので、これからはもっと挑戦してみよう。 ただ、標高差があるのと、行動時間が長くなるので、膝上くらいの積雪があったら、単独じゃ無理っぽい。 次このあたりの山にこれるのは2月くらいになりそうなので、それまでにいろいろと計画を立ててみよう。
2011年の山行は、今日がラスト。 年初に立てた目標、全ては達成できなかったし、9〜12月までろくに山に行くことができなかったけれど、山に関しては充実した一年だったと思う。 四国で未踏だった山も行けたし、登山口を変えたバリエーションルートも歩けたし、なにより大きかったのは折りたたみ自転車が活用できるようになったので、登山口と下山口を変えた登山ができるようになったこと。 今までは無理だと思われた縦走コースも、自転車のおかげでいろいろと達成できた。
年初の目標は以下の4つ。(★は達成)
★日浦登山口〜笹ヶ峰(車デポ無し)
・名頃〜塔丸〜丸笹山〜剣山〜次郎笈〜丸石の周遊ルート
・寒峰のリベンジ(2010年に迷ったコース)
★小島峠〜黒笠山
目標自体、それほど大きな目標ではなかったのに、半分しか達成できなかった。
まぁ目標にとらわれて日ごろの山行がおろそかになってはいけないけれど。
来年もいろいろな山に登りたい。
カタクリの時期に赤星山は登ったことがあり、そこから東赤石、西赤石の稜線を眺めました。
しかし、こんなに積雪があるのですね、四国で。
とんでもない、難易度ですね。
年初のレコのアップも楽しみにしています。
東赤石〜西赤石への稜線、素晴らしいですよね。
四国でもけっこう雪が積もりますよ。
まだ少ないですが、これからどんどん深くなっていくと思います。
去年のどか雪の時は、石鎚山などで、2m程度積もっていたようです。
来年も投稿しますので、よろしくおねがいします。
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