中アに空木岳【日本百】あり!素晴らしき絶景、巨岩、黄紅葉、白砂青松。32年ぶりの登頂は最高の秋晴に恵まれました。


- GPS
- 20:03
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 1,554m
- 下り
- 3,313m
コースタイム
- 山行
- 1:20
- 休憩
- 4:15
- 合計
- 5:35
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:48
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:55
天候 | 9/16;予想に反して霧で夕方から夜中に雨 9/17;想定以上の霧・強風⇒のち、期待以上の曇りときどき晴れ 9/18;深夜から奇跡の快晴、雲海。標高2000mから下は霧、曇り晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
■明石11:52 ↓ JR神戸線快速 ■新大阪12:10 13:01 ↓ JR新幹線のぞみ342号(N700系) 東京行 ■名古屋13:14 ■名鉄BC(高速・連絡バス)13:30 ↓ 高速バス・伊那バス・名古屋−伊那線 箕輪行 ■駒ケ根BT(高速・連絡バス) ↓ 16:15 ↓ 徒歩 ■駒ケ根駅16:20 八王子から電車できた妻と合流、食事後タクシーで駒ヶ根温泉ホテルへ 9/16 前日の雨による通行止め解除後、菅の台バスターミナル8:30頃発臨時バスで、 しらび平へ しらび平9:07発ロープウェイ千畳敷9:15 復路9/18 14:50こまくさの湯発路線バス 15:05駒ヶ根インター 15:32発 高速バス・伊那バス・名古屋−伊那線 箕輪行 18:48名鉄バスセンター着(工事渋滞45分遅れ) 19:13名古屋発 のぞみ55号 20:03新大阪着 20:09新大阪発 JR神戸線新快速 20:54明石着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
🔻宝剣山荘〜宝剣岳 登山地図では破線ルートで、途中標識はありません。 ロープが張ってあり、迷いにくいように見えますが、 地形が複雑で、巻き道と岩峰を越える道があり、 その分岐には標識がないので、巻いた後に岩峰へ逆戻りしないように ガスの時は方向に注意が必要です。 🔻宝剣岳〜極楽平 山頂から下る方向がガスで周りが見えないときは要注意。 下り始めて直ぐに高度感抜群の岩場この急降下ですが、鎖がしっかりしているので、掴まって下れば問題ありません。 その後も危険箇所にはたくさんの短い鎖と、高さ5m位の垂直に近い鎖場の登りがありますが、鎖がとてもしっかりしているので、しっかり掴まれば問題ありません。 🔻〜東川岳 岩場が続きます。宝剣越えほどの危険箇所はありませんが、そこそこ険しい岩場でも鎖はなく、ルートや足場、手掛りの選択を誤ると難儀します。 特に熊沢岳手前の2680m峰付近は転落したらアウトです。逆方向は下りになるので難易度が上がると思います。 全体に、フラットに足の裏を着地できる場所が少なく、足首に負担が大きく疲労します。 🔻木曽殿越〜空木岳 山頂手前は大きな岩場に鎖場が連続します。岩場に慣れた人でも三点確保が必要な岩場もあります。 🔻迷峠〜池山小屋手前 痩尾根に鎖や木梯子が連続する区間があります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図コピー
ガイド地図コピー
コンパス
笛
筆記具(メモ帳
ボールペン)
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話(スマホ)
計画書
レインスーツ&傘
ダウンジャケット
スパッツ
手袋小
ストック
ビニール袋
替え衣類
エアマット
シュラフ
シュラフカバー
ザックカバー
クマよけ鈴
時計
日焼け止め
保険証
お金
カード
|
---|---|
共同装備 |
テント本体(1)
銀マット(1)
テントポール
フライシート
EPIガスコンロ
ガスカートリッジ
コッヘル&食器セット
ライター
ポリタン折りたたみ式
テルモス
ラジオ
予備電池単3×3本
医薬品
マグカップ
スポンジ
ペグ
ナイフ
箸
スプーン
|
感想
千畳敷から木曽駒、宝剣しか行ったことがなく、中アにあまりいい印象を持っていない妻を、空木岳とそこまでの素晴らしき稜線歩きにぜひ連れて行きたいと考えて、昨年のこの時期に計画しましたが、その時は台風上陸で中止しました。今年も直前まで天気予報とにらめっこして悩みましたが、今年はまだ一度も日本アルプスに登ってなく、行きたい思いが勝って出発を一日遅らせての決行となりました。結果としてこの1日遅らせたのが大正解で、予想外の素晴らしい快晴に恵まれ、空木岳のすばらしさを堪能することだできました。
土曜日午後に現地入りしたときはやむはずの雨が強く降っていて、テンションダウン、やめて帰ろうか、みたいな雰囲気でしたが、日曜日の朝には上がっていて大勢の登山客とともに菅の台バスターミナルで道路開通とバスを待ち、予定より少し遅れて登山開始できました。
下界は雲の切れ間から日が差す天気で、回復を期待させましたが、千畳敷につくと濃い霧、その内晴れるだろうという希望もむなしく、木曽駒では翌朝まで結局ずっと霧で時々雨も降る天気となりました。テントの中で寝ているときは、翌日は縦走をやめて千畳敷に下山しようかと、弱気になったりしました。
それでも天気予報では今以上に悪くならない見込みだったので、月曜日朝強風ガスの中を予定より50分遅れで出発、宝剣の危険地帯を強風ガスの中通過して南へ縦走して標高を下げていくと、期待通り雲の下に出て視界が広がり始めました。
この日は木曽駒・宝剣は最後まで雲が取れませんでしたが、檜尾岳から熊沢岳への難路を歩いているうちに晴れ間も出てきて紅葉も見頃で、今年初めてのアルプスの岩稜歩きを堪能でき、来てよかったと思わせました。そして、翌朝登る今回の目的地の空木岳の晴天を期待させました。
木曽殿山荘についた後、再びガスがでましたが、天気予報は深夜から快晴の予報。火曜日の早朝おきると満点の星空で一気にテンションアップしました。
入山前にはこんなに晴れるとは全く期待できない予報だったので、とにかく嬉しくて、天に感謝でした。
まだ暗い中空木への急登を黙々と登り、手前のピークでちょうどご来光を拝むことができました。久しぶりに見る高山でのモルゲンロートは、はるばる信州まで来た甲斐がありました。
花崗岩が累々と積み重なる空木岳は、甲斐駒ヶ岳や燕岳、宮之浦岳を彷彿とさせますが、これらの山ほどに人擦れしてなくて自然が残っている感じで、展望も勝るとも劣らず、大岩はこれらの山より大きく、そうかといって峩々とした岩だけではなく、ハイマツの緑やツツジの紅葉、白砂の浜やたおやかな尾根もあり、とても変化に富んでいて百名山どころか10名山にも入るのではないかと思われる最高の山でした。
前回は吹雪の中でほとんど駒峰ヒュッテの中で過ごして、翌日も早々に撤退したので、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-281356.html
ほとんど記憶に残ってなく、今回32年ぶりに再訪した甲斐がありました。
初めて登った妻も大変喜んでくれて、連れて行った甲斐がありました。
32年前は南駒ヶ岳から越百山まで縦走はしましたが、これも吹雪の中だったので
もう一度晴れたときに再訪してみたいと思います。その時はもちろんこの空木岳も
再訪します。
中央アルプスというと、木曽駒ケ岳と千畳敷、宝剣岳、のイメージが強く、お手軽でスケールが小さく、観光地化していて人だらけ、の印象が強かったのですが、空木岳と檜尾岳以南の稜線は千畳敷周辺とは全く違って静かで原始的で、スケールも雄大で最高の場所でした。
空木岳、中アの盟主たるにふさわしい、日本の山十傑に数えてもいいほどの堂々たる名山でした。
shigetoshiさん、こんにちは。
快晴の空木岳、おめでとうございます!
なんか、久しぶりに気持ちの良いアルプスの
稜線の景色を見たような。ほんと、9月の天気は
酷いですね。(明日からの連休もダメかな。。。)
南駒ヶ岳から空木岳にかけての稜線は
大好きなところで、自分も再訪したくなりました。
shigetoshiさんの感想にコメントがありますが
自分は本当にアルプス行きがゼロ(12年ぶりか?)
の年になりそうです。。。
youtaroさん、こんばんは。
この中アの計画、感想欄には昨年計画、と書きましたが、実は一昨年、8月にkurosukeさんと檜尾岳まで縦走したときに、中アの良さに気が付いて、その秋に計画したので、3年越しの実行になりました。
またまた中止もしゃくだし、何といっても今年は一度も2000m越えすら行っていない、ということが多少の悪天でも行く動機になりました。
そんな状況に天が配慮してくれたのか、主目的の空木で事前の予報を覆すド・ピーカンに恵まれて本当に幸運でした
それにしても、すっきり晴れたのは本当にこの日一日だけで、私の記憶でも8月以降にこんなに晴れた記憶はありませんね。ほんとに今年の夏は山や泣かせですね
そんな中で、お盆に行った幌尻岳もピンポイントで晴れた日に山頂に登れたので、まずますツキはあると思います。台風には当たられっぱなしですが
南駒の稜線が好きとさすがに通ですね。
私はその存在さえ、すっかり忘れていました。
でも200名山のようですし、空木岳もまた行きたいしで、
きっとまた行くことになると思います。
木曽側から日帰りロングかな
私の山の師匠が絶賛だった空木岳!
携帯でしか見れないのが悔しいです。
奥様と登山出来るのもまた、素敵ですね(≧∇≦)
xaolin23さん、こんにちは
xaolin23さんの師匠はなかなかいい山をご存知なんですね
大画面で見ていただけないのは残念ですが、
少しでも空木岳の素晴らしさが伝われば幸いです。
妻とはこれくらいのペースと距離が限界ですが、何とか行けてよかったです。
一人で行くときは高速ロングが多いので、妻と行くとじっくり山を楽しめます。
空木岳は行ゆっくり登山にふさわしい、いつまでいても飽きない素晴らしい山でした
shigetoshiさん、こんにちは。
正に終わり良ければ総て良しですね。最後に晴れて素晴らし日の出
登ったかいがあったというものです。初日に引き返さなくって良かったですね。
ところで僕も今年はアルプス行が0で終わるかもです
行くとしたら紅葉の季節ですから来月の初めが勝負ですが。。。
今年は7月が凄く晴れましたが9月は全般的には駄目ですね。
Futaroさん、こんばんは。
私も妻も晴れ男、晴れ女なので、きっと天気は回復すると信じて歩きました
今夏の天気はほんとにおかしかったですね。
Futaroさんも、怪我が回復してきても天気が回復しないので
アルプスへ行く機会がなかったでしょうか。
どっちにしても、7月最後から週末の天気はほぼ全滅ですから、
登山者泣かせですね
今週末もダメそうですが、10月の連休に期待します。
これも3年越しの黒部下の廊下へ行く予定です。
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