天空の道 白馬岳〜白馬鑓ヶ岳〜不帰ノ嶮〜唐松岳

2018年09月18日(火) ~ 2018年09月20日(木)

• GPS: 49:01
• 距離: 31.5km
• 登り: 2,794m
• 下り: 2,777m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 1:41
• 合計: 7:41

距離 12.9km 登り 1,356m 下り 462m

8:57 栂池パノラマウェイ 自然園駅
9:01 9:02 栂池ヒュッテ
10:12 10:14 天狗原/白馬岳神社
10:18 風吹大池方面分岐
11:02 11:30 乗鞍岳
11:55 12:17 白馬大池山荘
13:10 13:12 船越ノ頭
14:03 14:18 小蓮華山
15:01 15:04 三国境
15:46 16:11 白馬岳
16:21 16:24 白馬山荘
16:38 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 2:54
• 合計: 10:09

距離 13.0km 登り 1,279m 下り 1,422m

5:29 白馬岳頂上宿舎
5:38 5:39 丸山
6:38 6:43 杓子岳
7:33 7:44 鑓ヶ岳
8:03 8:04 鑓温泉分岐
8:29 9:25 天狗山荘
10:28 10:52 天狗ノ大下り
11:43 11:58 不帰キレット
12:17 12:33 不帰嶮（不帰一峰）
13:20 13:52 不帰嶮（不帰二峰北峰）
14:14 不帰嶮（不帰二峰南峰）
15:07 15:20 唐松岳
15:38 唐松岳頂上山荘

3日目

• 山行: 2:08
• 休憩: 0:17
• 合計: 2:25

距離 5.5km 登り 87m 下り 894m

7:33 唐松岳頂上山荘
8:05 8:08 丸山
8:20 8:24 扇雪渓
9:06 9:07 八方池
9:12 9:19 第三ケルン
9:26 八方ケルン
9:31 第2ケルン
9:55 9:57 八方池山荘
9:58 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

栂池中央駐車場に駐車(1日500円x3日分)。栂池ゴンドラリフト⇒栂池ロープウェイと乗り継いで登山口へ(片道1,920円)。帰りは八方池山荘すぐのグラートクワッドリフト⇒アルペンクワッドリフト⇒八方尾根ゴンドラリフトアダムで下山(片道1,550円)。そこからタクシーで栂池中央駐車場へと帰りました(タクシー代3,200円でした。状況によって100〜200円くらいプラスマイナスすると思います)。

コース状況／危険箇所等

天狗の大下り〜唐松岳までは、(先行登山者による)落石に注意が必要です。コースにはクサリが設置されているので、落ち着いていけば問題ないと思います。

写真

9/18 8:02

いざ、でっぱつ！！

9/18 8:29

ロープウエイへ乗り換え。なるべく急いだほうがいいです。遅れると、最大30分待たされます。

9/18 8:51

ロープウェイの駅を降りて、しばらく登ってから本格登山道になります。

9/18 8:54

9/18 9:52

紅葉していてラッキー。

9/18 10:12

9/18 10:40

だんだん晴れてきました。

9/18 10:51

遭難碑があったので、行ってみると…。

9/18 10:51

三角点があったので、とりあえずタッチ。

9/18 10:53

一面、広大なハイマツ帯。

9/18 11:28

9/18 11:41

白馬大池。ここまで来て引き返しても大満足すると思います。

9/18 11:44

9/18 12:06

気持ちのよさそうなテン場。

9/18 12:15

9/18 12:17

一休みして登ります。

9/18 12:44

9/18 13:14

これから行く稜線。

9/18 13:44

振り返ると、だいぶ上ってきました。

9/18 13:53

9/18 14:03

9/18 14:11

9/18 14:11

おそらくお地蔵さん。

9/18 14:12

9/18 14:22

さようなら、小蓮華山。

9/18 14:29

9/18 14:37

白馬岳が見えてきた！！

9/18 15:00

時間があれば、こちらも行ってみたい。

9/18 15:00

9/18 15:00

9/18 15:01

9/18 15:06

なにかの鳴き声がする、と思ったら雷鳥さんというサプライズ。

9/18 15:15

9/18 15:16

三国境を振り返って。

9/18 15:29

白馬岳がようやく近づいてきました。

9/18 15:42

9/18 16:05

白馬岳からの眺め。

9/18 16:06

雲海が大迫力でした。

9/18 16:07

やっと到着。初めて来ましたが、大絶景です。この山は人気ですが、この景色を眺められるのなら、みんな登るよね(笑)

9/18 16:08

本日の宿は、少し遠い…。

9/18 16:14

9/18 16:21

こちらもきれいな建物でした。

9/18 16:21

9/18 16:33

9/18 16:34

頂上宿舎への分岐。このころから一気に気温が下がってきてあまりにも寒く、テントを張って食事してすぐに寝てしまいました。なので、この日の写真はここまで。

9/19 5:29

昨日はこちらに泊まりました。テントについた水滴が凍っていました。あまりにテン場が日陰で寒くて、翌日撮った写真。

9/19 5:36

さようなら、白馬岳。

9/19 5:37

剱岳もよく見えます。

9/19 5:39

9/19 5:47

9/19 5:52

杓子岳は巻くこともできますが、せっかくなので登りました。

9/19 5:52

白馬大雪渓(たぶん)

9/19 6:14

杓子岳からの眺め。昨日はあの尾根を歩いてきたんだな、と。

9/19 6:38

巻道の分岐から、意外と楽に来れました。

9/19 6:42

登って正解でした。こちらも大絶景です。

9/19 6:44

さようなら、杓子岳。

9/19 6:44

街は雲に隠れているようです。

9/19 7:13

杓子岳と巻道。

9/19 7:15

次は、白馬鑓ヶ岳。

9/19 7:31

着いた！

9/19 7:32

ここから天狗の大下りまでは、なだらかな稜線歩きを楽しめます。

9/19 7:33

白馬鑓ヶ岳からの眺め。これまで歩いてきた天空の道。

9/19 7:37

9/19 7:37

剱岳を横目に続く縦走路。天気も良くて最高です。

9/19 7:55

さようなら、白馬鑓ヶ岳。

9/19 8:02

白馬鑓温泉もいつか行ってみたい。

9/19 8:03

次は、天狗山荘へ。

9/19 8:10

白馬鑓温泉へ至る道。

9/19 8:26

天狗山荘。評判のいい小屋みたいですね。

9/19 9:25

9月17日に営業終了ということでしたが、ありがたいことに水場はまだありました。

9/19 9:35

水を3.5L汲んで、唐松岳へ。

9/19 9:35

八方尾根が見えてきました。

9/19 9:43

こちらは、新潟・富山方面。向こうに見えるのは日本海。遠くに来たんだなぁと思いました。

9/19 9:43

振り返って、白馬鑓ヶ岳からの道。空が青い。

9/19 9:48

9/19 9:49

白馬駅があそこで、バスターミナルがあそこで、と。

9/19 9:52

しかし、最高の天気だ！

9/19 9:53

剱岳と、黒部ダムが見えました。位置関係がよくわかります。

9/19 10:10

あまりに景色が素晴らしく、何枚も同じような写真を撮ってしまいました。

9/19 10:27

いよいよ核心部。

9/19 10:50

まずは、天狗の大下り。あとでわかりましたが、45度あります。

9/19 10:58

クサリ場もあります。

9/19 10:58

9/19 10:59

9/19 11:00

9/19 11:03

9/19 11:06

素晴らしいスラブ。でもここはルートになっていません(笑)

9/19 11:08

急斜面っぷりがわかります？！

9/19 11:10

9/19 11:12

下りでは、このクサリが一番長かったかなぁ。もちろん、クサリは使いません。

9/19 11:19

クサリ場を降り切ったところ。下で待って頂いたパーティ。

9/19 11:27

ガレガレの急斜面は続きます。

9/19 11:30

降りながら、あの急斜面を登り返すのか、とため息をついていました。景色は素晴らしいんですが…。

9/19 12:00

そして登り返し。

9/19 12:06

ちょっと登るとハイマツ帯に。

9/19 12:24

不帰ノ嶮は、まだ遠い。

9/19 12:26

振り返って、天狗の大下り。あんな高いところから降りてきたのか…。

9/19 12:28

不帰キレットへの下り。

9/19 12:28

不帰キレットと、不帰ノ嶮・北峰�曲�。

9/19 12:34

まずは不帰キレットへ降下。

9/19 12:43

振り返って、降下してきた道。

9/19 12:44

不帰ノ嶮・北峰�曲�へ、どうやって登ろうかとオブザベーション。

9/19 12:51

クサリは当然あります。まずは登って。

9/19 12:53

次に右方向へトラバース。

9/19 12:56

トラバース路もクサリあり。

9/19 12:56

高度感が出てきました。

9/19 12:57

トラバース中。

9/19 12:59

トラバース後、さらに上に登ります。

9/19 13:00

すると有名な橋が。

9/19 13:01

さすがに橋は使いました。クサリは掴みませんが。

9/19 13:08

橋を渡って、さらに上へ。

9/19 13:12

9/19 13:13

振り返って、不帰キレットへ下る道と、登ってきた岩峰。

9/19 13:15

短いハシゴもありますが、意地でも使いません(笑)

9/19 13:17

不帰ノ嶮・北峰�曲�が迫ってきました。左方向に巻道があります。

9/19 13:20

風化していて読めない…。

9/19 13:20

左へ巻く道。足を踏み外すとヤバいところ。

9/19 13:22

9/19 13:27

今ココ。

9/19 13:32

不帰ノ嶮へ、最後のクサリ場。

9/19 13:33

9/19 13:33

9/19 13:38

9/19 13:42

有名なチョックストーンが見えたら、頂上はあと少し。

9/19 13:43

着いた！これ以降は、危険個所はありません。クサリ場もなかったような。

9/19 13:56

不帰ノ嶮・南峰�曲�と唐松岳。

9/19 14:05

振り返って。

9/19 14:10

不帰ノ嶮・南峰�曲�はすぐ着きます。

9/19 14:13

唐松岳までが地味に遠い。

9/19 14:22

9/19 14:30

9/19 14:33

9/19 14:37

たぶん不帰ノ嶮・�景�。

9/19 14:43

9/19 14:54

9/19 15:02

唐松岳まで、あと少し。

9/19 15:16

着いた！ とりあえずゴール。

9/19 15:18

9/19 15:32

テン場が地味に遠い。このルートだと、白馬大池と天狗山荘のテン場が一番よさそうでした。

9/19 16:41

コーラ・ビールを買って、ささやかな祝杯。

9/19 17:33

テン場からの眺め。

9/19 17:33

テントから剱岳を眺められるって、なんて贅沢なんでしょう。

9/20 7:03

翌朝、もう一度唐松岳に登ってきました。これで冬期もあわせて3回目、どんだけ好きなんだか。

9/20 7:05

延々と歩いてきた道。

9/20 7:06

こう見ると、いいロケーションに建ってるんですねぇ。

9/20 7:28

あの下りは大変だったな、とか、あの登りはしんどかったな、とか。

9/20 7:28

9/20 7:28

9/20 7:52

はるか遠くの峰々がブルーに染まってきれいです。

9/20 8:03

天狗の大下り。やっぱり45度はある。

9/20 8:05

9/20 8:23

9/20 8:41

9/20 8:42

八方池。ここへ来るだけでも眺めがいいし、満足度高いです。

9/20 9:04

9/20 9:20

これ以降、ガスったりしてきました。昼すぎには雨も降ってきたので、ちょうどいいタイミングで縦走できたみたいです。

撮影機器：

ILCE-5100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

共同装備

調理用食材 調味料 食器 調理器具

備考

快晴で紫外線が強く、日焼け止めがあったほうがいいと思います。

感想

nyajila

山友に誘われての、ゆるゆる登山。ここ最近は雨ばかりで天気が悪く、当日直前まで天気が読めない状況でした。それでも直前になって快晴に。これは行くしかないでしょう。

ここ最近はバリエーションルートばかりだったので、いわゆる一般登山道を行くルートは快適そのもの。修行みたいな登山ばっかりで正直嫌気がしていましたが、今回はのんびり景色を楽しみながらみんなで登ることができました。あー、登山ってこういう楽しい感じだったよね、と。登山を始めたばかりのころのワクワクというか、楽しさを思い出した次第です。

さて、ルートについて。栂池〜白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜天狗の大下りまでは、迷うことはありません。一般登山道だし、ほかの登山者もいるし、ルートははっきりしています。

天狗の大下り〜不帰ノ嶮〜唐松岳までは、クサリ場もありますし、急登あり・クライムダウンありと、少し要注意です。しかしながら、目印もあるので、慎重に行けば問題ないと思います。せっかくなので、クサリを一切使わず登ってみましたが、それほど難しいとは思いませんでした。ボルダリングに置き換えると、7級くらいに感じます。

ルート全般的に、アップダウンが多く長時間歩くので、好天を狙って行くべきだと思います。急な天候の変化や雨の時は、行くべきでないと思います。朝晩は結構冷え込みますし、稜線は風が強く吹いていました。そのため、この時期だと低体温症のリスクが高いと思います。

唯一の反省点ですが、もう少し防寒をしっかりしていくべきでした。白馬頂上山荘のテン場は窪地で日陰になっており、翌日は水滴が凍っていました。シュラフはモンベル#3を持っていき、上下ダウンで寝ましたが、足が寒くて夜中に何度も起きてしまいました。おそらくですが、モンベル#2か、イスカAir450xあたりを持っていかないと、夜中は厳しいと思います。足元から寒さが来るので、可能ならテントシューズも持っていくと快適に過ごせそうです。

景色も雄大で、剱岳を横目に縦走するのは本当に気持ちが良かったです。2日目は雲ひとつない天気で、稜線は貸し切り。こんなのはお金では買えませんし、文章で書いても写真を撮っても、この素晴らしさを伝えることはできません。ここ最近で最高の贅沢となりました。