剱岳 早月尾根
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:21
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 2,450m
- 下り
- 2,440m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜小屋まで 非常によく整備されていて歩きやすいです。木の根が多いので脚の置き方が良くないとスリップ、転倒します。 小屋〜山頂まで 岩場にはマーキングが施され、迷うことはないと思います。 2,900mからは、雪がごくわずかですが積もっていたので、今後の天気次第では 積雪により岩場の難易度が上がりそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|
感想
昨年の3月、残雪の西穂高岳で滑落を経験した。山頂直下から標高差200m滑り、幸い、アバラ骨折と左肩打撲程度で済んだので、自力で登り返し下山出来た。しかしそれ以降、急峻な山に登るのが怖くなり、ずっと避けてきた。
岩稜帯の山ではなくても切れ落ちたところや、ちょっとした岩場や崖はあるので、通ったり立ち止まってみても恐怖で足がすくむということはない。色々考えてみると、西穂高の時はアイゼンピッケルワークが未熟だったこと、ルートは先行者がいたからついていったようなもの、登っている時に下山出来るか心配になってきたこと、下山時、危険帯を過ぎて気を抜いてミスしたことで起きたことなので、岩稜帯の山は登っても降りれるだろうかというトラウマができてしまった。
しかし、白山から剱、槍、穂高を眺めていると憧れはある。IMPのクライミング講習で揃えたハーネスやスリング、カラビナはひと通り持っているので、いざとなれば何でも使って下山すればいいという思いも出てきて、今年は岩稜帯に挑戦してみることにした。
槍ヶ岳の飛騨沢を残雪期に滑ってみたくて新穂高から計画したが、天気が午後からあやしかったのと、用事で出発時間を早めることが出来なかったので、剱岳に変更した。2015年に登って以来3年ぶりだ。今思うと、あのときは勢いだけで登ったようなものだ。
4時30分に馬場島荘を出発し、急登をこなすとしばらくゆるやかな広い登山道になる。ここが暗闇だと熊に出くわさないかハラハラした。チカさんに教えてもらったクマさん直伝の発声をしまくり、しばらく歩くとまた急な登山道になる。そのころには、あたりも白んできたのでひとまず第一核心部は終了。前回来た時より、登山道の整備が充実していて歩きやすかった。紅葉を愛でながらひたすら歩くと早月小屋に到着。紅葉のピークだった。
早月小屋を過ぎると、いよいよ岩稜帯らしい道も出てくる。基本的にマーキングに沿って進むけど、たまに自由なところもあり、ルーファイしながら進む。気持ちはまだ不安なので下山出来るか確認しながら進んでいくとカニのハサミに到着。なるべく鎖に頼らないで行こうと思うが、頼らないと進めないところがいくつもあった。ボルダリングジムも有効だと思えた。ひとつひとつ確実にこなしていくと、ついに別山尾根の分岐が見えた。ここまで来ると山頂は踏めるなと確信し、久しぶりの剱岳を堪能した。
さて問題の下山。念のため、ハーネスを装着し、スリングにカラビナをセットして下山。積極的には使用しないで、どうしてもダメと思うところで鎖につなぐ予定のいわゆるお守り的感覚。山頂の祠にお賽銭を入れ、無事下山を祈願する。核心部である岩場に差し掛かる。手のホールドを確かめ、足場も確認しながら一歩一歩確実に進んでいくと、恐怖感はなく、無事に核心部は通過することは出来た。そこからも気を抜かないで確実に通過し、早月小屋に到着。しばらく岩稜を眺め安堵した。
そこからは転倒に注意しながら歩き、無事下山。達成感というより、無事に下山出来てよかったという思いが強かった。キャンプ場でコーヒーを飲みながら余韻に浸った。9月は台風で計画通りに行かず、10月はそろそろ3000m級の山は雪が積もる。今年はもう登れないかもしれないが、チャンスがあれば槍ヶ岳に登ってみたい。
コウエイさん、滑落のときのことがトラウマになってたんですね。
私はまだ山で命に関わるような危険な目に合ったことがないので
危機管理が甘いかな〜と自分で思うことがあります。
それくらい慎重なほうが間違いないのかもしれませんね。
それにしても早いつつ
慎重でもそんなに早いなんて、やはり鉄人ですね
カズミさん こんばんは
あまり慎重になりすぎると、結局登らないところに落ち着いてしまうので、考えすぎるのも良くないですね・・・某先生のように何度も危険な目に遭いながらも、常に挑戦する方もいますし…
岩場は慎重ですが、樹林帯は黙々と歩いています^_^;
こうえいさん、まいどです。
kuma-san直伝のクマよけの発声は効果あったでしょ?
去年ボクもカズミさんも唸られたから・・・
ところでさすが鍛えた脚力ですね、とにかく早い!
あと、西穂の件、これからもゆっくりと
乗り越えていきましょ。おつきあいしますよ。
さて、上は雪が固いのか。
今年も早月行かねばって思いつつ
秋が深まっていく日々・・・
とにかく今度の山行はこうえいさんに
迷惑をかけると思いますけど
がんばります!
チカさん こんばんは
松尾平で唸られたと聞いていましたから、ビクビクしながら通過しましたよ。鍬崎山の時は恥じらいがありましたが、昨日は恥かしげもなくガンガン叫びました。おかげで熊には遭遇しませんでした。
そろそろ雪マークが目立ち始めてきましたから、山頂付近は注意ですね。
チカさんや、カズミさんにご迷惑おかけしないように、岩場の練習もしなければと思い、実行した側面もあります。こちらこそよろしくお願いします。
効き目、ありましたかね。
チカさんは、まだマスターできてないので、ちょっと効果薄のため、要注意です(笑)。しかし、こんな速攻だと、熊も吠えている暇がなかったのかも知れませんね。
クマ
クマさん こんばんは
チカさんのあれでマスター出来ていないんですか!!これは本家本元にご指導いただくしかないですね!岩場は慎重に慎重を重ねて行きましたよ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する