記録ID: 1609022
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
鳳凰三山縦走〜千頭星山〜御所山周回
2018年10月07日(日) ~
2018年10月08日(月)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,413m
- 下り
- 2,413m
コースタイム
天候 | 7日晴 夏日 8日晴のちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
《青木鉱泉〜鳳凰小屋》 ドンドコ沢コース 鳳凰小屋まで標高差約1500mの急登をひたすら登る。 南精進ヶ滝〜五色ノ滝あたりが特にキツい。 鳳凰山のコースの中では見所が多いので大変でも人気があるコース。 鳳凰小屋は水が豊富でテン場は狭い。 混雑時には場所や張り方を指定されることもある。 今回は隣接するテントとぴったり付けて、ペグと前室の使用は不可でした。 《鳳凰小屋〜オベリスク〜薬師岳小屋》 オベリスクまでは蟻地獄のような砂地の急登。 ここを登ればようやく眺望が広がる。 オベリスクのクチバシ部分(最後の難関)はお助けロープが設置されて登りやすくなっていた。 憧れの先端部に立つ姿を何度と見た。 …と言っても初歩的なクライミング技術と勇気が必要。 地蔵岳から観音〜薬師岳へは見渡す限り素晴らしい眺望が広がる。 最高の稜線歩きだ。 《苺平〜千頭星山〜御所山〜青木鉱泉》 超マイナーな周回ルート 薬師から夜叉神峠方面へ下る途中、苺平で目立たない分岐路がある。 道は細く、なかなかの急坂。 あまり踏まれてない為、地面はフカフカしていて気持ちいいが坂ではスリップしやすい。 倒木だらけで大崩落部では登山道が既に崩れ落ちて木の枝に捕まって飛び越えた。 マーキングはしっかりしている。 荒れている場所も多く岩場とは違った難易度を感じる。 千頭星山頂上まで行くと笹原が広がっていて歩きやすく、やっとまともな道に出てこられたという安堵感。 が、それはほんのひと時。 甘利山への分岐を御所山方面(青木鉱泉)へ進むと歩きやすかった笹原がやがて藪漕ぎと変わる。 それだけなら良かったが獣道と混在し踏み跡の信用性はなくなる。 相変わらずマーキングは各所あるが、この辺りから偽テープに翻弄される。 道しるべとして追ってきたピンクテープ、赤スプレーのマーキングが徐々に深い藪の中へと導かれる。 行き先はしっかり見えてるのになんだか遭難してる気分にさえさせられる。 踏み跡すらなく、胸から頭の高さくらいの笹薮の急坂を下りにしばらく誘導され、あまりにもおかしいのでGPSを使うと谷の方へ大きく外れていた… ここまでの道が道じゃないだけに尾根へ戻るのも相当苦労した。 尾根に戻ってもやはり登山道という登山道はなく、獣道が張り巡らされてる。 今更、本当にあるかどうかわからない登山道を探すより獣道を上手く利用して進んだ方が楽であった。 進むべき方向がわからなかったり間違っていれば遭難してしまうだろうが、どんなルートでもゴールを捉えていれば気力と体力で道は切り開ける。 GPSが手軽に携帯できているこの時代には本当に救われているとも思う。 御所山から青木鉱泉までの下りは距離がほんの短いのに標高差約800mと最後に超ドSなルートだった。 ドンドコ沢が緩やかに感じる。 相変わらず偽テープに尾根を直進させられ、引き返し、急坂はマーキングが見当たらなくなった。 GPSでは道を外れてないはずだが、1,400m付近まで降りてくるまで一度もテープや印を見ることはなく、道なき道(急斜面)を高度を下げていった。 徐々に近づく川の流れる音が旅の終わりを告げた… やっと帰ってこられた… 最後の最後に待ち構えていた難問は 先日の台風で増水した沢の渡渉だった…。 2日目の工程は鳳凰小屋を3:00に出発してから下山は17:00頃。 それでも予想よりは早く下山できました。 華やかな山や稜線歩きも好きですが、やはり困難な道を越えてこれた時の達成感や充実感は大きいです。 いざという時にも経験を積んでおかないといけないですしね。 |
その他周辺情報 | 白山温泉 日帰り一般 600円 青木や御座石からの帰りでは寄りやすい温泉です。 大浴場と露天の2つのみ。 |
写真
感想
今回で9回目の鳳凰山。
この山は自分にとって特別な山。
何かの区切りに登ることが多い。
毎回裏切ることのない絶景と天候との相性。
今回は9回目という事で苦行ルートも盛り込んで赤線繋ぎをすることにした。
ルート状況に細かく書きすぎたせいでここに書く事が無くなった…。
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訪問者数:819人
さすが鳳凰ツウのrawchさん。地図眺めててもこんなルートは思いつきもしませんでした。
藪漕ぎやらルーファイやら。ワイルドですね。
うちの相方が好きそうなコース取りです(笑)。
そして感想の最後の一文に爆笑でした。お疲れ様でした!
自分もこのルートがあったの最近気づきました。
サバイバル感あって悪くなかったです!笑
ズボラな性格なので久々にマメに記録してみたらコレです…笑
いずれ本当に誰も踏み込んでないルートも歩きたいです。
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