1月のほうが登りやすい!文三郎尾根から赤岳
- GPS
- 09:20
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,729m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
美濃戸口9:48→10:26美濃戸10:40→(南沢)→12:47行者小屋13:05→赤岳鉱泉13:25
■1月9日
赤岳鉱泉7:35→8:06行者小屋8:10→9:13文三郎尾根と中岳との分岐9:20→9:47赤岳山頂9:50
→10:10赤岳展望荘10:15→10:20地蔵の頭→10:57行者小屋11:10
→12:25美濃戸12:30→13:05美濃戸口
天候 | ■1月8日 美濃戸→晴れ 行者小屋・赤岳鉱泉→晴れ →終日晴れで風もほとんどありません。小屋から山頂・稜線が良く見えていました。 ■1月9日 赤岳鉱泉7:00→曇り 文三郎尾根9:00→ガス・強風 赤岳展望荘10:10→ガス・風強め、-12℃ 地蔵尾根10:30→曇りときどき晴れ・風なし 行者小屋11:00→曇り・風なし、-8℃ 文三郎尾根と中岳コルへの分岐で風速10mを超える強風で行程中最も強い風でした GPSのログはOREGON450です。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■■コース状況 ■文三郎尾根 夏道の階段・手すり・クサリの大半が半分以上出ていて利用可能 あと数回積雪があると埋もれてしまうと思われます。 中岳との分岐部分は風の通り道なのか、この近辺で一番風が強かったです。 権現方面と赤岳山頂分岐から山頂までの岩場部分はそれほど風は強くなかったです。 ■地蔵尾根 文三郎尾根より積雪が多いがトレースはしっかりしている。 興味津々だったナイフリッジはまだ雪が少ないためか、ありませんでした。 文三郎尾根より風は弱い模様。 ■美濃戸からの南沢沿いの道 美濃戸付近の工事現場先の斜面の土・雪が凍結していて大変滑りやすい状況 滑落の危険はないが転倒に注意(今回の山行でココが一番危険だった) ●下山後の温泉 もみの湯(美濃戸口から車で15分) 大人500円 広い露天風呂もありキレイな施設でした。 併設の食堂は14時でオーダー終了となるのでご注意(知らなかったので、風呂上りにと思ったら間に合わなかった) |
写真
感想
何と昨年12月から5週連続で山登り。
雪山をアイゼン&ピッケルを楽しみに出かけながら、未だアイゼン装着なしでした。
先週(年末)鳳凰から見た八ヶ岳も雪が少なそうで、かなり不安を覚えていたんですが、正月明けに降雪があったようで、ガッツリな雪山ではありませんでしたが、美濃戸口から雪道を歩け、1日目はアイゼン無しで歩きましたが、2日目は赤岳鉱泉スタートから文三郎尾根〜赤岳〜地蔵尾根〜南沢の途中まで、久々の12本爪アイゼンの感触を楽しめました。
1日目(1/8)は美濃戸口から赤岳鉱泉に入るだけのユルユル登山だったので、単純に北沢で入るのではなく南沢から行者小屋を経由して中山乗越を越えて赤岳鉱泉に入ったのですが、行者小屋から快晴の阿弥陀&赤岳&横岳の稜線を見ることができて良かったです(2日目は曇天ガスガスで見えなかったし)
赤岳鉱泉では快晴の下、名物アイスキャンディーでアイスクライミングを楽しむ風景を眺め、暖かい小屋と評判の食事(なんとステーキ!)でノンビリ過ごすことができました。やっぱり暖かい小屋は良いですね(先週は薬師岳小屋、先々週は奥多摩小屋でそれぞれ極寒小屋泊だったので尚更)
2日目(1/9)は前日とはうってかわったガスガス曇天。
スタートからアイゼンをしっかり装着し、小屋で聞いた情報を参考に行者小屋で小休止の後、文三郎尾根を登りコースに選択し樹林帯を進みます。樹林帯を抜け、鉄階段に差し掛かると、風も強くなってくるし、強風で諦めて下山してくるグループとどんどんすれ違うしで、少々不安になりましたが、まあ行けるところまでは行ってみようと3人で相談し、結局赤岳に無事登頂できました(雪が少なくて鎖が出ていたので安心して登れたというのが大きい)。
山頂からは天望荘側に下山して地蔵尾根で戻りましたが、こちら側は風も弱く、こちら側から登ってくる人が多かったです。
地蔵尾根の後半になると天候も徐々に回復してきたようで、稜線上はまだまだガスに包まれていましたが、下は完全に晴れが拡がり、文三郎尾根の鉄階段から続いた緊張感もここで終了。あとはユルユル下山で13時すぎには駐車場まで帰ってこれました。
下山後は天候回復した南八ヶ岳の峰々を車から見ながら、もみの湯へ行き、疲れを落として帰りました。3連休にも関わらず、正月明け早々だからか珍しく渋滞のない中央高速を快適に走って夕方には家に帰ることができました。
1日目の快晴時に赤岳に登れば最高の眺望を楽しめたのかもしれませんが、冬の赤岳に登るということで来たので冬の洗礼(強風)を克服して山頂に立てたので、2日目に登って良かったです。また、メンバーにも恵まれ落伍したり遅れたりする心配もなく行動できて良かったです。
アクセスが良く、それなりに岩場がある赤岳に登ろうということで、正月明けの連休後半を利用して行ってきました。
地蔵尾根から登るか、文三郎尾根から登るか、かなり迷いましたが、小屋で寝床が隣になった方や小屋番の方の話では、文三郎尾根はまだ階段がかなり出ているとのこと。
せっかくなので岩場が多い文三郎尾根を行くことになりました。
文三郎尾根は斜度も急ですが、大変な強風で、撤退して下山してくるパーティもチラホラ。
中岳との分岐付近ではかなりの強風で、たまにバランスを崩すくらいでした。(風速10m以上、たまに15mくらいでしょうか)
メンバー間で協議し、とりあえずいけるところまで行こう、ということになりましたが、風が最も強かったのはその場所だったようで、あえぎながら進んでいると、いつの間にか山頂に着いていました。
それでもそれなりの風だったので、山頂からはさっさと退散し、地蔵尾根方面へ。
赤岳山頂直下の稜線は急な部分もありますが、問題なく赤岳展望荘へ到着。
温度計を見てみると-12℃だったので、思ったほど寒くはありません。
小屋の前で数分休憩し、足早に地蔵の頭へ。
地蔵尾根に入ると積雪は多いですが、風はぐっと収まり、ほとんどなくなりました。
大雪が降った後でなければ、地蔵尾根からのほうが楽に登れると思います。
途中、カモシカ君と遭遇し、なごやかな雰囲気で降りていくと、あっという間に行者小屋へ。
行者小屋からは南沢沿いに美濃戸へ行きましたが、途中、土が凍結しているところがあり、神経を使いながらそろりそろりと下りました。それでも数回、すってんころりんしましたが。
前日の8日は、ふもとから山頂を見渡せるほどに天気が良かったのですが、9日は一転して荒天。
でも、冬山らしい強風の中で文三郎尾根の岩場を越えることができたので、充実感のある山行となりました。
8日の好天では、まるで春山登山になってしまい、気分はいいですが充実感は得られなかったのではないでしょうか。
メンバーにも恵まれ、とても楽しい山を味わうことができました。
赤岳、登頂ご苦労様でした。
やはり、9日は荒れたのですね。私たちは南ア南部で下山中でしたが、若干の降雪も有り、風も上空ではゴーゴー鳴ってましたから。
>冬の赤岳に登るということで来たので冬の洗礼(強風)を克服して山頂に立てたので、
2日目に登って良かったです。
ごもっともです。
文三郎尾根の強風は手ごわかったですが、ricalojpさん御夫婦と共に敗退した乗鞍肩の小屋の暴風に比べたら、全然なレベルでした。
でも次々敗退していくパーティーとすれ違いながらも山頂目指して良かったです。
今年こそは乗鞍岳リベンジしたいと思ってます(でも挑戦するのは春でしょうね)。
ricalojpさんの南ア山行記録のアップ、お待ちしてますよん。
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