白山(平瀬〜シンノ谷〜北縦走路・チャリ周回)
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- GPS
- 14:36
- 距離
- 55.9km
- 登り
- 3,310m
- 下り
- 3,309m
コースタイム
- 山行
- 14:03
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 14:36
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
あとは車で平瀬道登山口へ向かうのみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆平瀬道 ・危険個所なし ・ナイトハイクだったため紅葉の状況は不明 ◆中宮道(ヒルバオ雪渓〜三俣峠) ・うぐいす平〜三俣峠の区間は狭いトラバース箇所があるので注意する。 ・この区間に水場はない。 ・この時期は朝は氷点下となるため木道が凍り滑りやすい。 ◆シンノ谷(沢下り) ・上部は笹薮がうるさいが中盤から下部は問題なし。 ・ロープ、バイル等は使用しなかった。 ◆北縦走路 ・アップダウンが多いので体力は必要。 ・野谷荘司〜赤頭山あたりで狭い稜線歩きがあるので滑落に注意する。 ・もうせん平あたりでしらびその倒木多数、突破すべし。 ◆馬狩〜平瀬道登山口(チャリ) ・最初以外は登り基調なのでかなりしんどい。 ・チャリだけのことを言うなら逆回りの方が楽。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ツェルト等
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感想
毎年紅葉の時期は北部白山を歩くようにしているが、今年も残すところ北縦走路のみとなった。
北縦走路は単独日帰りでの周回ルートが組みにくく白山山頂を踏もうとするとどうしても平瀬道を絡めてチャリを活用する必要がある。
しかし先週時点で平瀬道は通行止め・・・最悪チャリが使えなかったら国道から平瀬道登山口まで歩くか・・・と諦めかけていたところ、ギリギリのタイミングでゲートが開いてくれた。
これは行くしかない。
更に今年はせっかく沢デビューを果たしたのでシンノ谷の沢下りを絡めて歩いてみることにした。
金曜日仕事を終えるといつものようにスーツのまま登山口へ向かう。
まずは下山口となる鶴平新道登山口にチャリデポ、そのまま道の駅飛騨白山まで行って車中泊とする。
夜中1時半に起きて平瀬道登山口へ向かい2時20分にスタートした。
平瀬ゲートが開通したとはいえ、さすがにこの時間に歩いている登山者はおらず結果的に貸切だった。
平瀬道は2週間前に歩いたばかりだがその時と比べてもまた一段と寒くなったように感じる。
着実に冬の足音が聞こえてきているようだ。
一応御前峰のピークを踏んだらお日の出は待たずにそのまま中宮道を目指す。
ヒルバオ雪渓とお花松原の紅葉もほんの少しだけ残っていたがほぼ終わり。
今年も当たりくじは引けなかった。
北弥陀ヶ原も同様でダメだったが草紅葉が見れただけでも良しとしよう。
三俣峠から先はバリエーションルートを歩くことにしていた。
通常中宮道から北縦走路を歩く場合、一旦ゴマ平へ降りて、そこからシンノ谷の鉄橋までグルっと回り込む必要があるが、以前から「直接シンノ谷を詰められたら早いのに・・・」と思っていた。
そこへたまたま先々週YSHR先生とワリ谷を歩いた時に「三俣峠からシンノ谷を下りれば早いよ」と教えてもらい今回のタイミングでチャレンジしてみることにした。
YSHR先生はロープは不要と言っていたが一応保険の意味も込めて30mロープ、バイル、ハーネス、下降器等一通りの装備は担いできた。重たいけど。
単独の時は用心しすぎるくらいで丁度いい。
早速三俣峠から背丈ほどある笹薮をかき分けていく。
下りだから良いものの、登りだったら最悪だな・・・なんて考えながらも藪の薄いところを探して進んでいく。
しばらく進むと沢の本流に当たり水流も出てきたので快適に沢を下ることができた。
やっぱり沢歩きは気持ちいいしアドベンチャー感も最高。登山道を歩くより遥かに楽しい。
時間の事だけ考えたら登山道を歩いたほうが効率的なのかもしれないが、やっぱり沢を歩くドキドキ感と清涼感は病みつきになる。
予定通りシンノ谷の鉄橋が見えたらホッと一安心。
後は登山道に合流して北縦走路を辿るだけだ。
そして久しぶりの念仏尾根。念仏尾根といえば幻の「念仏鏡池」に挨拶しなければ。
ボーっとしていると通り過ぎてしまいそうなので注意しながら歩く。
そして・・・あった。
鏡のように透き通った水面は他ではあまり見ることがない。
希少価値の高い「タマミクリ」という植物が群生していて貴重な池だと言われているが、三方岩から妙法山までは来てもなかなか念仏鏡池まで足を延ばそうという人は少ないのだろう。
今日は風もおだやかなので水面は文字通り鏡のように空を映し出している。
のんびり池を眺めながらエネルギー補給したら先へ進もう。
次は妙法山だ。
この山はきれいな三角錐の形をしているのでホワイトロードからも識別しやすい。
山頂に到着すると二人のお母さんに声をかけられた。
自分が平瀬から来たというと驚いていた。多分三方岩から来る方が大多数で白山から来る人は少ないんでしょうね。
後は野谷荘司を踏んで鶴平新道を足早に下る。
本当ならこれで終了・・・のはずだが今日は平瀬までのサイクリングが残っている。
チャリは苦手なのでロングを歩いた後のヒルクライムはマジ辛い。
平瀬までの林道は普通ならザックをデポして空身で漕ぐのが正しい姿なのだろうがトレーニングを兼ねてザックを担いだまま突っ込もう。
そう、夏山はあくまでも山スキーシーズンのための体力づくりが主目的なのだから。
通行止めならよかったが前から後ろから車が来るので精神的にも気を遣う。
しかも尻が痛くて何度か休憩・・・前回は1時間半を切ったのに今回はダメダメでした。
ともあれ無事平瀬道登山口の車まで帰還。
何とか明るいうちに帰ってくることができた。
後は久しぶりにしらみずの湯で露天風呂に浸かってのんびり。
今年も無事に秋のビッグ山行を終えることができてよかった。
コメント
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Sanchanこんにちは
Sanchanのレコを拝見すると、まだまだ白山の知らない部分が、沢山あると思いました。先日、中宮道を歩いてようやく入口に立ったかなという感じです。
中宮道を歩いて思ったのですが、前回と同じく沢靴で歩き通したのですか?僕は角の丸くなったビブラムで歩いたのですが、かなり滑りやすく、ヒヤッとすることが何回かありました。歩き方の問題ですかね。
koueiさん、こんにちは。
白山はやっぱり北部が一番、本当の白山の奥深さを感じようと思ったら人の手が入った砂防や観光では無理ですね。
自分は沢靴で歩きとおしましたがやっぱり滑りました。
この時期は靴底が滑るというより落ちた枯れ葉が木の根や泥の上に乗って滑ってる感じだと思うので防ぎようがないかも・・・
バナナの皮理論ですね。
まあ色んなコンディションの山を歩くのも楽しみの一つだと思います。
そうそう、ナイトハイクで平瀬の紅葉分かりませんでしたよね〜。
御前峰で御来光ぐらいみましょうよ、相変わらず止まらない人ですね!
北弥陀ヶ原の紅葉は終わってましたがやっぱ雰囲気良かったですよね♪
シンノ谷…そんなとこ歩いたんすか!そこはストーカー出来てないや!
「念仏鏡池」あぁー、例のミラー池ですか(笑)。それは場所分からんかったです(汗)。
野谷荘司〜赤頭山の紅葉は確かに良かったですね、私は初めてでしたが一発で気に入りましたよ。
最後ザック担いで登ったとはビックリ‼
ザック探しても無いわけだ、チョッと悪さしようと思ってたのに残念(>_<)。
私のレコみてひっくりかえってください、赤い服着た変態さん(笑)。
御婦人たちに感謝!
kabukiyaさん、コメントありがとうございます。
kabukiyaさんのレコにコメントさせていただいた通りしっかり気付いていましたよ・・・そもそもこんな真似する人指折り数えるくらいしかいませんからね。選択肢は限られる(笑)
こんなこともあろうかとお母さん方に情報インプットしておいてよかったです(嘘)
すっかり北縦走路を気に入っていただけたようで何よりです。
あそこは歩きたいと思ってもそれなりに体力付けないと厳しいですからね・・・山頂にこだわらなければゴマ泊まりで行けなくはないですが、車二台あってもホワイトロードが開いている時間にデポして歩いて戻るってのはかなり時間的に厳しいですから。
来シーズンからはぜひこのルートも中宮道もレギュラー入りさせてあげてください。
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