西穂高岳

- GPS
- 17:10
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,674m
- 下り
- 2,338m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 4:45
- 合計
- 13:28
- 山行
- 2:18
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:28
| 天候 | 10/19 晴れ夕方雪 10/20 晴れのち雪 10/21 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高ロープウェイ片道 \1600+\300 上高地に下山したので、バスを乗り継いで新穂高へ戻りました。 上高地〜平湯 \1160 平湯〜深山荘前 \820 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
金曜夕方に降った雪が積もっていましたが、チェーンスパイクは独標から着けました。その後降った雪で積雪は深いところで10僂らい。 岩場にも深く積もって緊張させられました。 しまいには雪が岩壁にもついて、ペンキマークがわかりづらくなってました。ガスが濃く風も強かったのでほとんど吹雪の状態でした。 |
| その他周辺情報 | ひがくの湯に寄りました。 \700 お湯も良かったですが、鉄道模型があったりうまい棒食べ放題だったり、サービス満点でした。お昼も食べてきました。 |
写真
感想
毎年楽しみにしている黒部渓谷下の廊下。今年はタイミングよく行けそうだったけど、天気が崩れて断念。代わりに台風で行けなかった西穂高岳〜奥穂高岳縦走に行くことにしました。
すっかり下の廊下モードだったlunetteさん。岩稜縦走に気持ちが切り替わらない様子でしたが、早朝出発、昼新穂高着、ロープウェイ利用で、途中レストランで昼食をいただき、秋晴れの下1時間ほど歩いて西穂山荘着というお手軽な初日。
でも着いてすぐに雪が降り出し、テントに入るとあられになって降り注いできました。夕飯まで仮眠して起きたら雪は止んでいたけど、かなり冷え込んでました。持参したビールで乾杯し、鳥団子うどんをたらふく食べてさっさと寝支度。明日は2時起き、4時発予定。しかし周囲から聞こえるいびきで寝不足気味でした。
2日目は予定通り起床し3時半出発。ヘッデンの明かりで足元がきらきら光るのがきれいでした。独標でチェ−ンスパイクを着け、西穂高岳でヘルメットと簡易ハーネスを着けます。危なそうな箇所ではスリングや補助ロープで確保しながら通過し、クサリはありがたく使わせてもらいました。
順調に歩いていたつもりですが、予定より遅れていました。そしてついに稜線にガスがかかり、雪が降り始めました。天気の様子で岳沢小屋へエスケープすることも決めていましたが、稜線から垣間見えた岳沢小屋ははるか下にあり、あれなら穂高岳山荘を目指そうということになりました。
しかし視界は悪くなる一方で、雪というより氷の粒が吹き付けてきて、ルートを確認するのも難しくなってきました。
lunetteさんが「戻ろう」と言ってくれました。それで自分も諦めがつきました。雪の岩稜帯の下りは緊張しましたが、なんとか天狗のコルまで辿り着き、南側の斜面に入ると風も遮られてほっとしました。
ガレに足を取られながらも道を間違えることもなく、岳沢小屋に到着したのは午後5時。もう明日は晴れても稜線に行かないと決め、上高地からバスで新穂高に戻ることにしました。
その夜はことのほか静かでしたが、妙に目が冴えて興奮が冷めていない感じでした。
最終日はゆっくり出発して、雲一つない青空に映える白い峰を眺めながら下山しました。
気になったのは、ジャンダルム付近で何度もホバリングしているヘリがいたこと。帰ってからニュースで知りましたが、遭難者がいました。そのパーティとはすれ違っています。どちらも声をかける余裕もない状況でしたが、残念なことです。亡くなった方のご冥福を祈ります。
というわけで、今回はかなりやばいところまで行動してしまいました。いまだ指先がしもやけで痺れています。これから冬山シーズンに入るわけですが、早めの判断を心がけたいと思います。
BBCさん、今回は、ロープを出して貰って何度も助けてもらいました。一箇所、ツルツル滑るスラブはヤバかったです。ありがとうございました。
BBCさん1人だったら、もっと行けたと思いましたが、足引っ張ってすみません。
天狗のコルで既に雪で視界が悪くなっていたのに、奥穂高まで行きたい思いが勝ってしまい、進んでしまった。
程なく先行していた外国の方が戻ってきて、「もうこの先は僕のトレースは無いよ。GPS持ってる?ビバーク出来るもの持ってる?」と心配してくれて、僕はビバーク装備ないから岳沢小屋に行くと去って行った。
雪は丸い粒となり、みるみる先行していた外国の方のトレースを消してゆく。マークも雪で確認し辛くルートを外す恐怖感が半端ない。
ルートがわからなくなって、外れた危険な箇所を通ったり雪で滑る岩で精神も体力も疲弊し始め、天狗のコルの次のピークを登りきった時に、BBCさんに「戻った方が良い」と言った。
しかし、戻るも地獄。ルートが雪でわからない。
BBCさんがなんとか探りながら下る背中に付いて行く。ともかく天狗のコルまで滑落しないように。と頑張る。
途中で男性2名女性1名のパーティに会った。登って来る彼らに道を譲った。
最後に登ってきた女性が、ありがとうと小さな声でお礼を言ってくれた。
天狗のコルから岳沢小屋までも長い。ルートを外れるとズルズル滑る。だけど吹雪も無くなり精神的に楽になる。岳沢小屋に着いた時に助かったと思った。
翌日、真っ青に晴れた空に昨日居た稜線に遭難救助のヘリがホバリングしていた。
自分もそうなっていたかも知れないと思い、もっと早くに判断出来たのにと反省する。
ニュースで最後に会った女性が亡くなられたようだ。
ご冥福をお祈りします。
BBC
lunette
















BBCさん、 おはようございます。 大変ご無沙汰してます。久々にBBCさんの拍手いただき うれしいです。そしてますます ご活躍のようでうれしいです。
どうも上高地ではニアミスだったようですね。 久々にお会いできればうれしかったのに・・・
霞沢岳に登って 穂高に雪が付いたのを見て、 ”今日(10/20)登っている人は苦労しているだろうな・・・また滑落遭難がなければいいけど・・・”と思ってみていました。 帰りにはヘリが飛んでいたので(横尾の方面に向かっていたと思いますが)”またかっ?”という思いで見ていました・・・。まさか BBCさんがあそこにいたなんて・・・。
何はともあれ、 BBCさんもお連れの方も 無事下山されよかったですね。 お互い安全登山を心がけましょう。 また、 どこかでひょっこり・・・ でも私はもうヨレヨレでそろそろいけないかな・・・という感じで、 BBCさんがいかれるようなキツイところはなかなかいけません。 マァ もうすこしがんばってみたいです・・・。
ijikemusiさん、お久し振りです。
最近の登山であったかもの中にijikemusiさんの名前を見つけて、レコを拝見しました。道中霞沢岳を見分けることはできませんでしたが、ijikemusiさんが近くにいらしてたと知り、うれしく思いました。
あいかわらず危なっかしいことをしていてお恥ずかしいですが、ブレーキをかけてくれるパートナーができたので、なんとかレコを上げることができています。
ijikemusiさんもまだまだお元気で、見習いたいところです。またどこかでお会いできますことを。
BBCさん、お疲れ様でした。
天狗のコルからあの場所まで登り上げて、引き返したのは素晴らしい判断だったと思います。僕なら「ここまで頑張って登ったのだから行ってしまおう・・・」って、考えてしまいそうです。
僕は8月の北アルプス以来、肩の痛みが取れず重荷を背負えないので、最近は日帰りの山を楽しんでします。レコはかなりさぼっていますが・・・。
また、レコ楽しみにしています。
---masa---さん、ありがとうございます。
もともとロバの耳からの下りと馬の背への登り返しが一番の心配事でした。積雪が嵩んできたことと風も強かったので、ほんとに行けるかなと思っていたところにlunetteさんの「戻ろう」があったので、素直に戻ることができました。
防寒装備も甘かったので、正直辛かったです。。
肩の痛み、こんなに長く続くなんて大変ですね。お大事になさってください。
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