丹沢 宮ヶ瀬湖→山中湖(甲相国境尾根)

2018年10月28日(日) ~ 2018年10月31日(水)

• GPS: 29:25
• 距離: 48.7km
• 登り: 3,891m
• 下り: 3,205m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:07
• 休憩: 0:22
• 合計: 7:29

7:49 鳥居原ふれあいの館バス停
7:56 7:56 鳥屋バス停
8:17 8:18 宮ヶ瀬コッコパーク側 登山口
11:14 11:16 カザマキノ頭(風巻ノ頭・風巻山)
11:55 11:55 桃ノ木沢ノ頭
13:48 13:48 鳥屋分岐
14:13 14:13 平丸分岐
14:50 15:09 大平分岐
15:18 黍殻避難小屋

2日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:28

6:46 黍殻避難小屋
6:49 6:49 青根分岐
7:12 7:12 八丁坂ノ頭
7:33 7:33 東海自然歩道最高地点
7:37 7:39 姫次
7:46 7:46 萩ノ丸
7:55 7:57 袖平山
9:07 9:13 風巻ノ頭
10:19 10:19 矢駄尾根登山口
10:28 10:38 神ノ川ヒュッテゲート前登山口
10:39 10:42 神ノ川ヒュッテ
13:14 犬越路

3日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 0:47
• 合計: 9:19

6:35 犬越路
7:01 7:01 大杉丸
8:20 8:20 大室山・犬越路分岐
9:07 9:07 破風口
9:25 9:25 前大室
9:32 9:32 馬場峠
9:43 9:46 加入道避難小屋
9:47 9:52 加入道山
9:52 9:58 加入道避難小屋
9:59 9:59 加入道山
10:04 10:12 加入道避難小屋
10:13 10:13 加入道山
10:20 10:21 1345m分岐
10:27 10:28 白石峠(お茶煮のコシッパ)
10:46 10:46 水晶沢ノ頭(堀通シ)
10:56 10:56 ナメクラ沢ノ頭
11:21 11:21 シャガクチ丸(蛇ヶ口丸)
11:43 11:47 バン木ノ頭
12:24 12:36 モロクボ沢ノ頭
13:41 13:42 大界木山
14:07 14:13 城ヶ尾峠(サガセ峠)
14:18 14:18 城ヶ尾山(桃ノ木ゾーリ)
15:02 15:02 中ノ丸(中丸)
15:32 15:32 ブナ沢ノ頭(カモオキ沢ノ頭)
15:46 15:46 ブナ沢乗越(大又コシッパ)
15:54 菰釣避難小屋

4日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 1:30
• 合計: 6:50

6:34 菰釣避難小屋
7:08 7:09 菰釣山
7:33 7:33 ブナノ丸
8:04 8:06 油沢ノ頭(西沢山)
8:35 8:35 樅ノ木沢の頭(モチハギ丸・鳥屋山)
8:54 8:54 西沢ノ頭(西尾根丸)
9:23 9:23 石保土山(西ノ丸)
9:54 9:54 要所小屋ノ頭
10:04 10:04 大棚ノ頭(山神峰)
10:08 10:08 大棚ノ頭巻道分岐
10:50 10:50 富士岬平(パラジマノ頭)
11:31 12:58 石割の湯
13:08 13:08 石割神社前社
13:17 13:17 平野バス停
13:24 山中湖

4日目は、ルート途中に石割の湯があり温泉と昼食休憩が含まれる。

天候

連日、秋晴れと地鳴りのような砲撃音

北富士演習場が使われているらしく(沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施)、2日目の大室山以降はずっと砲撃音がする。菰釣避難小屋では夜、砲撃音でガラス窓が揺れた。凄かった。
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/09/21c.html
演習場周辺の砲撃音騒音の状況について（現時点で未掲載）。
http://www.mod.go.jp/rdb/s-kanto/20_Second_level/03_bout/03_peripheral/Hougeki/souonjyoukyou.html

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

＜往路＞
橋本駅0655(橋07)0744鳥居原ふれあいの館
※三ヶ木行きと同じ2番のりば
＜復路＞
山中湖平野1425(1114便)1655バスタ新宿
https://www.highwaybus.com/
※最終便を予約後、下山後にスマホで便(1114便)を前倒し変更した。
路線バスが河口湖駅まで連絡しているので、そちらで帰宅することも可能

コース状況／危険箇所等

■1日目：宮ケ瀬コッコパーク〜鳥屋分岐
杣道。鳥屋分岐直前のトラバース道が崩落し、砂利の斜面を横切る。下山路としては不向き。東海自然歩道との合流点には通行止め看板あり。
■4日目：富士見平岬〜石割の湯
道志みちを歩くが、石割の湯までは歩道がない2車線。車の速度が速く、車両も多めだった。カーブで見通しも悪いので、恐怖を感じる場面も。石割の湯から平野バス停までは歩道あり。

＜宿泊場所＞
■黍殻避難小屋
トイレあり。紙無し。紙は持ち帰り。
水場：小屋の少し手前に水場は水量しっかり。登山道の斜面下にあり、水桶の音が聞こえ程度の近い場所
■犬越路避難小屋
トイレあり。紙無し。紙は持ち帰り。
水場：日蔭沢で補給。神ノ川ヒュッテと犬越路避難小屋の中間地点くらいにある橋より先の日蔭沢には水量がほとんど無かった。2日目〜4日目の水の最終確保地点。
■菰釣避難小屋
トイレ無し。入口扉付近にミニスコップあり。
水場：避難小屋の記帳コメントでは往復60分かかったとか。今回は2日目犬越路手前の日蔭沢で汲んだものを下山まで使用したので未確認。

他の公衆トイレ。
1日目：バス降車地点の鳥居原ふれあい館付近（水洗。紙は未確認）
2日目：神ノ川ヒュッテ付近（水洗。紙あり）

その他周辺情報

■下山後温泉
山中湖温泉 石割の湯(10:00〜21:00)　休：毎週木曜日（祝日は除く）
食堂あり
http://www.ishiwarinoyu.jp/ticket/

写真

10/28 6:45

橋本駅バス乗り場「鳥居原ふれあいの館」行

10/28 7:46

宮ケ瀬湖からスタート

10/28 7:47

鳥居原ふれあいの館

10/28 8:15

宮ヶ瀬コッコパーク手前の分岐。右側に進む

10/28 10:02

造林作業されている道が続く

10/28 13:20

東海自然歩道合流の少し手前の崩落地。今回の核心

10/28 13:49

東海自然歩道に合流。来た道に通行止め看板があった

10/28 14:58

水場の道標

10/28 15:01

水場。今回のルートで唯一の湧水

10/28 15:17

黍殻避難小屋。広場は鹿の黒い球が一杯。。。

10/28 15:21

黍殻避難小屋。建て替え後は初めて

10/29 7:35

最高地点を通過

10/29 7:38

姫次に到着。遠くに富士山が見えた

10/29 7:50

丹沢主稜

10/29 7:57

雪を纏った富士はいいな

10/29 10:40

神ノ川ヒュッテを通過

10/29 12:14

日蔭沢。ここで昼食と給水（2泊3日分4ℓ）

10/29 12:36

造林の美しい並木を登る

10/29 12:49

崩落している。斜面にロープが埋め込まれているが、ここの通過はちょっと怖かった

10/29 13:24

2日目の宿泊地。犬越路避難小屋。奥にトイレ

10/30 8:25

3日目。大室山から続く甲相国境尾根の道

10/30 8:54

地鳴りのような音に驚く

10/30 9:42

こちらも建て替えられた加入道避難小屋。きれいな小屋で小休憩

10/30 13:32

神奈川と山梨の県境なのに、「東京営林局」なんだろうか

10/30 14:08

この日、二本杉峠〜地蔵平〜信玄平を歩いてきた方が確保が欲しいような悪路だったと驚いていた

10/30 15:55

菰釣避難小屋。この日の宿泊者は自分のほかに1名

10/31 6:34

菰釣避難小屋内部。綺麗に使われている

10/31 7:09

菰釣山まで来ると富士山も大きくなる

10/31 8:40

菰釣山以降は細い道のアップダウンを繰り返しながら標高を下げていく

10/31 8:43

尾根からは相模湾や箱根を遠望できる

10/31 10:31

山伏峠を過ぎたあたりの幅広の気持ちいい尾根

10/31 10:50

富士岬平。噴煙は北富士演習場かな。砲撃音の発生源

10/31 11:28

石割の湯

10/31 13:19

平野交差点にあるバス停。1本前のバスタ新宿行きの便が到着していたが山中湖まで行きたいので素通り

10/31 13:23

山中湖で無事ゴール

撮影機器：

D850 ボディ ニコン

装備

個人装備

GPS・地図(1) ファーストエイド・リペア類(1) 着替え・予備グローブ(1) ダウン(1) 保存食・行動食・水(1) サングラス(1) ヘッデン(1) グローブ(1) ビニール袋(1) ストック(1) ツェルト(1)

備考

浄水器：沢の給水もあるので、あれば安心

感想

t-kinjou

湖と湖を繋ぐ楽しい山旅でした。
丹沢というと日帰り、あって1泊2日までの山域というイメージで、ここまで縦走旅を楽しめるというのは予想外。

丹沢らしい激しいアップダウンや富士山が徐々に見えて来る展望は、辛く楽しい縦走を演出してくれた。避難小屋はどこも広くは無いけどきれいだし、水場の確保やトイレの工夫など、ちょっとした制約も楽しい。エスケープも豊富で安心して旅を楽しむことが出来た。歩いた軌跡が、まっすぐに伸びるルートになっているのも達成感がある。
ただし、初日の宮ケ瀬コッコパーク〜鳥屋分岐間は玄人向け。誰とも会わなかったし、それなりにバリエーションや縦走経験していないと厳しい。

アクセス手段は、スタート地点の橋本駅もゴールの山中湖も豊富なので、起終点が異なる縦走に便利。下山途中に温泉や食事施設もある。晴天率も高く降雪が少ない場所で、もっと気軽に、じっくり登られても良いトレイルだと思った。