【中央分水嶺】2171mピーク〜大棚入山〜茶臼山(将棊頭山には立ち寄らず)
- GPS
- 14:30
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 2,023m
- 下り
- 1,551m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:20
天候 | 11/17 11/18 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10台くらい駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2171mピーク〜大棚入山〜茶臼山 一般登山道ではありません。 ところどころ踏み跡がありますが、胸丈の笹ヤブもあります。 茶臼山〜大樽避難小屋〜白川登山口 一般登山道 白川登山口への道も明瞭です。 |
その他周辺情報 | ながた温泉 みのわの湯 http://www.e-minowa.jp/nagatanoyu/ 500円 |
写真
感想
先月歩いた奈良井周辺の稜線の続きを歩いてきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1624527.html
【1日目】
奈良井林道のゲート前に車を停めてスタートしました。
4週間前に下ってきた、4番標識まで林道を歩いてきました。
尾根への取り付きは、前回下ってきた時と同じなので迷いませんでした。
50mほど登ればすぐに踏み跡が見えてきました。
右手に植林帯を見ながら、高度を上げていき
徐々に濃くなってきた笹ヤブをかき分けながら登っていきました。
2,171mピーク手前は尾根の北寄りを登っていくと
笹ヤブを避けることができました。
3時間で登頂できるかと思っていましたが、
4番標識から3.5時間かかりました。
山頂部は笹ヤブでしたが、中央分水嶺を南下し始めるとすぐに笹は薄くなりました。
ちょっとだけ拓けた場所があり、西側に木曽御嶽山が見えていました。
2,030m鞍部を通り過ぎ、歩きやすい踏み跡が続きました。
2,250m近くまで登ってくると笹が増えてきました。
2,320mピークまで上がると、水沢山から登ってくる人がいるので、
テープがちょこちょこと出てきました。
ここから大棚入山まで直線距離で500mほどなので、
休憩無しで進むことにしました。
しかし、2,171mピークから見えていた小岩峰を
しっかりと登り降りしていたので思いの外に時間がかかりました。
笹原が見えてくると、ようやく大棚入山の山頂でした。
山頂部はちょっとだけ刈り払われていて、三角点もすぐに見つけれられました。
2,110m鞍部までは難関との情報だったので覚悟して下っていきました。
笹ヤブは胸丈で、下りだったので特に問題ではありませんでした。
それよりも、笹に隠れている倒木が足に引っ掛かったり、
ぶつけてしまうので、避けるのがとても難しかったです。
それでも2,110m鞍部までは1時間ちょっとで到達できました。
鞍部の西側はザレ場になっていて、東側は笹ヤブでした。
境目の枯れ草帯を歩いていくとサクサク進めました。
そのまま2,260mピークまで登ってから休憩しました。
1日目の行動予定はここが目標地点でしたが、
もう少し欲張って先へ進むことにしました。
2,283mピークを越えて、じゃっかん高度を下げてから、
右に折れて尾根上に下っていくと、左手にテントを張るのに
ちょうどいい場所があったので、ここに幕営することにしました。
気温は低かったですが、風も当たらない場所だったので快適でした。
【2日目】
木々の間からは日の出前の赤く染まった南アルプスが見えていました。
日が上がり、樹林帯の中も明るくなった頃に出発しました。
最初は針葉樹の実生のヤブでしたが、
徐々にしっかりとした木が増えてきたので、
西側の斜面に逃げて、樹林帯の中を進みました。
踏み跡も薄っすらとあったので、あるきやすかったです。
2,450mを超えるとハイマツになり、
稜線上が岩場になっている場所があったので、
尾根上を歩くことにしました。
2,500m付近は西側の沢が草地になっているところを利用して高度を稼いでいき、
その後は腰丈のハイマツのヤブを通り抜けて行きました。
2,600m付近でくたびれたので、一休みしてから
最後の50mを登りました。
なんと茶臼山の山頂には人影があり、こちらを見ていたので、挨拶をしました。
山頂に到着し、休憩していた二人組に写真を撮って頂きました。
山頂からの眺めはとても良く、中央アルプスの主峰群はもちろんのこと、
木曽御嶽山、乗鞍岳、穂高岳、八ヶ岳、南アルプスがよく見えていました。
山頂にいた二人組は地元の方で、大棚入山もご存知でした。
胸突きの頭まで一緒に歩き、中央アルプスのローカルな情報を
沢山教えていただくことができて嬉しかったです。
二人組は将棊頭山へ行くとのことでしたが、
自分は下山のことも考えて、立ち寄らずに下山することにしました。
大樽避難小屋までに単独行の方に2名会いました。
まったく人がいないのかと思いましたが、
山小屋が冬季閉鎖されても、日帰りで将棊頭山へ行く人がある程度いるようです。
胸突きの頭からは1時間ほどで、大樽避難小屋に着きました。
ここでもう一休みしてから、白川登山口へ向かいました。
白川分岐からは、踏み跡が薄いかと思っていましたが、
笹はしっかりと刈り払われていて、とても歩きやすかったです。
コースタイムよりだいぶ早く白川登山口に着きました。
登山口とは行っても、ここから車の停めてある
奈良井林道のゲートまでは、長い長い林道が続いていました。
今回のルートはyukitsubasaさんの山行記録を山行にさせて頂きました。
権兵衛峠や将棊頭山付近まで、稜線つなぎができていました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-334227.html
これで、中央アルプスの中央分水嶺の部分は歩ききることができました。
近い内に奈良井→鉢盛山も歩きたいと思っています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
Gipfelさん、大変お疲れさまでした。
夏道がなく記録も少ない中央分水嶺の区間を残雪期でなく雪が来る前に、幕営で一気に片づけられましたね。
貴重な情報がたっぷりと盛り込まれているようですので、参考にさせて頂きます。
どうもありがとうございます。
コメントありがとうございます!
登り(南下)コースで歩いている人の記録がなかったので、
コースタイム読みが難しかったです…
踏み跡がそこそこあり、前に進めないほどの激しいヤブがなかったので、
無雪期でも比較的歩きやすかったです!
次は、奈良井から北上して鉢盛山を目指したいですが、
時期は残雪期にしようと思います。
伊那市在住の者ですが、付近の中央分水嶺を繋げようと励んでおります。
行程が長くて逃げ道も無く、笹とハイマツが激しいと噂のこのコースを長い間躊躇しておりましたが、
先日やっと重い腰を上げ、茶臼〜大棚入を歩いてきました。
Gipfel様の本ログも、大変参考になりました。
どうもありがとうございました。
ところで、2018年は冬が遅かったのですね。
今年は茶臼から上は、既に白くなってました。
yamaikuzeさん
コメントありがとうございます。
今年の雪は早いですねぇ
私の山行記録を見ていただきありがとうございます。
鉢盛山や鎌ケ峰も歩けるのでおすすめですよ!
ちなみに私は「川を渡らず本州横断」をしたきり、
最近はめっきり記録をあげなくなってしまいました・・・
山には入っているのですが、趣向の違う方へチャレンジしてしまっています。。。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する