鷹ノ巣山〜<石尾根>〜雲取山 縦走
- GPS
- 08:40
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,066m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
08:14 巳の戸橋
10:22 鷹ノ巣山 10:33
10:47 鷹ノ巣山避難小屋
11:17 日陰名栗峰(1725m)
11:57 千本ツツジ(1704m)
12:10 昼飯休憩 12:38
12:50 七ツ石山(1757.3m)
13:01 ブナ坂
13:21 ヘリポート
13:33 小雲取山(1937m)
14:14 雲取山(休憩)
14:56 下山開始
15:28 ブナ坂
15:43 七ツ石小屋
16:22 車道出合
16:27 小袖乗越
16:36 鴨沢バス停(下山終了)
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◆下山=16:48「鴨沢バス停」西東京バス「奥多摩駅行き」17:17着/17:40「奥多摩駅」JR青梅線・・・ |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日の行程で一番危険だったのは、稲村岩(頂上ではなくコル)へ至るまでのトラバースになっている箇所でした。日が当たらず、風も少しあり雪が固まりにくいため、狭いトラバース路を注意深く歩く必要がありました。 稲村岩コルから岩の頂上へのアクセスも危険個所です。 |
写真
感想
寒い日が続き、ヤマレコで少し検索してみたら雲取山も去年より雪が多いようだったので、スケジュールもたまたま良かったので、前日に急遽行くことに決めました。最近クライミングと、山歩きもグループでしか行っておらず、単独行は去年7月に大阪出張ついでに行った大峰山(天川川合〜八経ヶ岳、弥山) 以来です。
前夜まで準備はおろか、コースも決めていなかったので必死こいてやってたら、睡眠1時間しかとれず出発することに(号泣)。準備は大切ですね〜。
昨年の1月8日に雲取を初体験。その時は雪はちょぼちょぼ(特に東京側)で、峰谷から入って三峰神社へ降りる日帰り&路線バスアプローチでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-94702.html
どう考えても日帰り向きではなかったのですが、最後下りで激走してぎりぎりバスに間に合いました。地蔵峠からバス停まで20分というのは今見ても信じられない、、、標準CTが1時間15分でしょ(汗)?
今回はこんな思いはしたくないと思いつつも、ピストンが嫌いなのでやはり「東京から入って三峰に下りる」方向でコース思案。よく聞く「鴨沢」から入れば時間的に余裕があるかと思いきや、電車で奥多摩へ行って最初に乗れるバスが8時25分奥多摩駅。遅すぎる・・・。なので鴨沢は却下。実は来月、単独行ではないけど鴨沢コースで再訪する可能性もあったし。峰谷〜赤指尾根は良いコースだったけど、去年とまったく同じじゃなぁ、、、で、バスの出発が早い東日原起点の「鷹ノ巣山〜雲取山」をチョイス。でもスタートが多少早くても去年より距離が長い、、、しかも去年より雪が深い、、、なので山頂到着時間によって、早ければ三峰神社へ、ダメだったら鴨沢へ下りる、という2パターンで計画書を作成しました。ちなみに去年は雲取山頂を発ったのが13時52分だったので、13時30分くらいに出られるなら三峰かな、といった具合。
・・・・・
いざ当日。最初の核心は「始発電車に間に合うこと」でしたが(苦笑)何とかクリア。バスで東日原へ到着。身支度してスタート。この時点で結構寒かった。舗装道を鍾乳洞の方へ歩き、すぐに中日原バス停、そして道を左に入る指示標に従って山道に。ここからすでに薄い雪が凍っていて滑り易い。なので数十メートル歩いて、すぐにピッケルを取り出しました。巳の戸橋を渡ってちょっと登ったところで3人組パーティがアイゼンを装着していました。先を見るともうずっと雪がかぶっていたので、私も真似してそこでアイゼン(10本刃)装着。
写真を撮っていないのですが、この日の行程で一番危険だったのは、稲村岩(頂上ではなくコル)へ至るまでのトラバースになっている箇所でした。日が当たらず、風も少しあり雪が固まりにくいため、狭いトラバース路を注意深く歩く必要がありました。
稲村岩のコルで、岩の頂上まで行こうか迷い、せっかくだからと攀じ登ってみたのですが、一登りした地点から頂上が結構見上げるほどの高さでかつ遠かったので「時間がヤバイ」と思い、すぐ引き返して先を急ぎました。このコルから岩の頂上へのアクセスも危険個所です。
以降、詳細は写真にコメントを付けたので、時系列に見ていっていただければと思います。
■鷹ノ巣山・・・評判通り素晴らしい展望。稲村岩経由のこの登りは急坂でちょいとキツいですね。ペースを考えずにここまでで既に体力を使いました。
■石尾根・・・最高です。無雪期に来たことがないのですが、写真などを見る限り積雪期の方がイイでしょう!去年も感じたのですが、尾根上に幾つかあるピーク、踏むために「尾根通し道」を行くべきか、ピークを踏まない巻き道にするのか、、、本当は前者で押し通したいところでしたが、時間を気にしながらだったので巻き道も利用しました。高丸山を巻いて尾根道と合流した直後、また道が尾根道と巻き道に分かれていて。高丸山ほど急勾配ではなかったので、トレースもあったし尾根道を選んだら、、、ドツボにはまりました。トレースって、それ1パーティ分だけだろって感じで登っていくにしたがって踏み跡が薄くなり最後は完全になくなって、あとはラッセル。まさかこの日ラッセルすることになるとは予想せず。膝くらいなので大した深さではないけれど、鷹ノ巣までの急坂とこのラッセルで体力消耗。巻き道と合流してやっと一息つき昼飯。少しヘコみかけていましたが、食べたら復活(笑)。去年を思い出しましたが、どうしても雲取山頂で昼飯を食べたいから我慢ガマンと空腹状態で最後のアップダウンを進んだら体調悪くなったんだ、と。
■下山・・・結局、山頂到着が14時を過ぎたので迷わず三峰ルートは却下。で、まだ通ったことのない鴨沢に下山することに。山頂は誰もおらず完全独り占め状態。いい気になってセルフ写真撮ったり、アイゼン、スパッツ、靴まで脱いで再度履きなおしたりしてたら時間くってしまい、結局山頂出発が15時前に(遅)。いざとなったら18時38分のバスがあるからいいや、と思いつつも「2時間も待たされるのはゴメンだ」と、16時48分発のラス2のバスに間に合わせるために、下山はトレラン状態でダッシュ。結局、去年とやってることは同じ(涙)。七ツ石小屋に「鴨沢BSまで110分」と書かれていたのを見た時点で、バス出発まで1時間。標準の2倍の速度で行けばいいのね、と思ったら去年よりは悲壮感なく走れました。で、結局小屋からバス停まで55分くらいでした(^^
■気温・・・立ち止まったら寒いけど、歩いている分には風がない分それ程でもなかった。結局ジャケットは昼飯休憩中しか着なかったですね。写真の通りです。
■アイゼン・・・上りは前述の通り早々に装着。で、下りは走っているのでずっと付け続けて、結局舗装道に出てやっと脱ぎました。所々土が出ていたのですが、基本的に最後の最後まで雪があったので。
■ゴール直前・・・舗装道に出て少し歩いたらバス停、、、くらいのイメージだったのですが、マイカーの下山者に聞いたら「2〜30分あるよ」と言われてあわてて走り出して。そしたら「鴨沢 直進・近道」という指示標があって再度山道に入るわけですが、アイゼン脱いじゃったし、若干凍結気味で恐る恐る、しかし急いで走り下りました。そこからが意外と長かった気がします・・・。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する