記録ID: 165830
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積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
稲村ヶ岳
2012年01月29日(日) [日帰り]
tomcat
その他26人
- GPS
- 07:30
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 912m
- 下り
- 912m
コースタイム
母公堂 8:00
法力峠 9:00
(フィックスロープ確保時間あり)
稲村小屋11:20(小休止)
稲村ヶ岳12:40
稲村小屋13:30
法力峠 14:50(小休止)
母公堂 15:30
法力峠 9:00
(フィックスロープ確保時間あり)
稲村小屋11:20(小休止)
稲村ヶ岳12:40
稲村小屋13:30
法力峠 14:50(小休止)
母公堂 15:30
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
母公堂の前に3〜4台駐車可能。 山上ヶ岳方面へさらに100Mほど進むと路駐可能。 ★積雪情報 黒滝村では路面の着雪はほとんど無し。 天川村川合から洞川に入ると一気に積雪量が増える。 凍結はしておらず、スタッドレスなら安心して通過できる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒滝村の3セク施設である庄屋の家での総会が無事に終了し、懇親会で二日酔い気味になりながらの翌朝の稲村ヶ岳登山となりました。 総勢27名。昨年8月の新人歓迎登山での稲村ヶ岳へは14名の参加だからその数にして倍近くだ。 厳冬期の稲村は雪質によっては腰までのラッセルを覚悟しなければならない。数日前に降雪後の稲村へ登頂した会員外の登山仲間の記録でも休憩なし行動9時間で登頂したとの記録を事前に読ませていただいた。 朝8時。母公堂(ははこどう)に全員集合。昨日の総会には出席できなかったメンバーを含め、AからCの3チームに編成して出発。Cからの旅立ちとなった。 私は真ん中の組。撮影班の希望をしたので三脚と一眼レフを担ぎながらの登山。酒が抜けないので、法力峠まではなかなかピッチが上がらず苦労した。発汗していくうちに、徐々に普段のペースに戻っていくのが感じられホッとする。 法力から稲村小屋までは通常1時間程度。小休止を入れながらだけれども、私が5年前の3月に登頂した稲村とはまったく異なる風景で、抜群の樹氷と深雪の環境の中の登山だった。青空に映える樹氷の見事なこと!大日ヶ岳もわずかに顔を覗かせ自然とテンションもあがる。 深雪に27名の奈良山(ならさん)チームが負けることはない。トレースがすでについていたことに加え、強力なラッセル部隊のもと危険なトラバース箇所にはフィックスロープを掛けていただき、シュリンゲとカラビナ操作で全員無事通過。「安心・安全な登山」を完遂できたことに本当に感謝します。 稲村小屋でようやく小休止。晴れていた青空はいつのまにかガスの中に消えてしまった。小屋の窪みで兵馬俑さながら皆で固まって暖をとる。私もアンドーナツを急いで頬張り、テルモスのお湯と共に流し込む。稲村登頂組と下山組とに分かれて行動を再開。ほとんどの方が稲村を目指しました。 最危険個所といわれる大日ヶ岳の直下のキレットは積雪が多いせいか、それほど斜度が付いているようには見えませんでした。もちろん慎重にピッケルを打ち込んで行動しなければ滑落はすなわち遭難死につながる。 大日ヶ岳から稲村ヶ岳までは迂回するルートが夏道だと思いますが、Aチームのラッセル部隊が直登を開始。我々はそのあとからトレースを踏み固めて階段を作っていく。 12:30過ぎ、無事に登頂。展望台は見事に雪で覆い尽くされその積雪量を物語っている。順次到着した方から会旗と共に記念撮影。展望はなかったけれども、無事登頂で皆ニッコリ。 約3時間かけて、キレットのトラバースやフィックスロープの危険個所を通過しながら無事下山。まとまった昼食時間がとれたのはようやく法力峠に降りてこれてから。行動食のタイミングを逃してシャリバテされた方も結構多かったのではないでしょうか。 母公堂で再び記念撮影をして新春の稲村を占領?した登山は終了した。80周年事業を控える大切な本年を目前にして、記録と記憶に残る大いに盛り上がった山行でした。 |
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