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記録ID: 1658495
全員に公開
ハイキング
屋久島

屋久島遠征◆‘貶舷〜宮之浦岳縦走(荒川登山口〜淀川登山口)

2018年11月17日(土) ~ 2018年11月18日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
16:07
距離
25.2km
登り
2,076m
下り
1,429m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:17
休憩
1:20
合計
6:37
距離 11.9km 登り 1,175m 下り 305m
6:07
5
6:12
6:13
43
6:56
32
7:28
73
8:41
8:59
18
9:17
9:31
80
10:51
11:25
2
11:27
11:40
11
休憩舎
11:51
53
2日目
山行
7:12
休憩
2:03
合計
9:15
距離 13.3km 登り 902m 下り 1,138m
4:53
60
5:53
36
6:29
6:49
29
7:18
7:19
19
7:38
8:17
15
8:32
8:33
66
9:39
4
9:43
9:49
19
10:08
10:12
25
10:37
10:54
17
11:11
20
11:31
11:38
6
11:44
11:48
59
12:47
13:11
39
13:50
18
14:08
紀元杉バス停
天候 1日目 雨のち晴れ
2日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路
安房発 4:42発−4:48着 屋久杉自然館 5:20発−荒川登山口 5:55着
※縄文杉コースの荒川登山口へは登山バスでアクセス(この時期は5:00、5:205:40発の3本のみ)
復路
紀元杉14:55発−安房15:54  ※紀元杉からのバスは1日2本のみ(10:45、14:55)
コース状況/
危険箇所等
荒川登山口〜縄文杉:前半8kmはトロッコ道のなだらかな道、大株歩道入口からは階段などの整備された登り
縄文杉〜高塚小屋:ほとんどの人が縄文杉で引き返すため、極端に人が少なくなります
高塚小屋〜宮之浦岳〜淀川小屋:整備された登山道。数箇所ロープで上り下りする花崗岩の急な箇所あり
荒川登山口へは屋久島自然館で乗り換え
この時期の午前5時はまだ真っ暗ですが、縄文杉へと向かう人たちが続々と集まってきます
2018年11月17日 05:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 5:06
荒川登山口へは屋久島自然館で乗り換え
この時期の午前5時はまだ真っ暗ですが、縄文杉へと向かう人たちが続々と集まってきます
6時過ぎ、荒川登山口を出発
この時間でもまだ真っ暗
2018年11月17日 06:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 6:05
6時過ぎ、荒川登山口を出発
この時間でもまだ真っ暗
トロッコ道に沿った道なので、うす暗くても迷う心配はありません
雨が降ったり止んだりの中、進みます
2018年11月17日 06:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 6:49
トロッコ道に沿った道なので、うす暗くても迷う心配はありません
雨が降ったり止んだりの中、進みます
かつて屋久島の林業の中心として栄えた小杉谷集落跡
縄文杉を目指す多くの人がガイドを付けたグループになっていました
2018年11月17日 06:56撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 6:56
かつて屋久島の林業の中心として栄えた小杉谷集落跡
縄文杉を目指す多くの人がガイドを付けたグループになっていました
秋色のトロッコ道
2018年11月17日 07:19撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 7:19
秋色のトロッコ道
倒れたり、切り倒されたりした木の上から次の木が育った三代杉
2018年11月17日 07:38撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 7:38
倒れたり、切り倒されたりした木の上から次の木が育った三代杉
線路は続くよどこまでも…
2018年11月17日 07:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 7:41
線路は続くよどこまでも…
ところどころ開けたところがありますが、雨のため視界はほとんどなし
2018年11月17日 07:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 7:47
ところどころ開けたところがありますが、雨のため視界はほとんどなし
鉄橋で沢を何度か渡ります
2018年11月17日 07:51撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 7:51
鉄橋で沢を何度か渡ります
屋久島はあまり紅葉はないそうです
2018年11月17日 07:53撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 7:53
屋久島はあまり紅葉はないそうです
仁王杉
2018年11月17日 08:25撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 8:25
仁王杉
大株歩道の入口
トロッコ道の終点で、ここから本格的な登りが始まります
2018年11月17日 08:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 8:41
大株歩道の入口
トロッコ道の終点で、ここから本格的な登りが始まります
多くの箇所で階段が整備されています
2018年11月17日 09:14撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 9:14
多くの箇所で階段が整備されています
人気のウィルソン株
切り株の中の大きな空洞に入ることができます
2018年11月17日 09:19撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 9:19
人気のウィルソン株
切り株の中の大きな空洞に入ることができます
人気の秘密は空洞から見上げたハート型の空
2018年11月17日 09:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/17 9:22
人気の秘密は空洞から見上げたハート型の空
雨が上がって、日が差してきました
2018年11月17日 09:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 9:47
雨が上がって、日が差してきました
杉だけでなくヒメシャラもデカイ
2018年11月17日 10:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 10:08
杉だけでなくヒメシャラもデカイ
堂々とした立ち姿の大王杉
縄文杉が発見される前まで最大と言われたもので、樹齢3000年以上
2018年11月17日 10:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 10:17
堂々とした立ち姿の大王杉
縄文杉が発見される前まで最大と言われたもので、樹齢3000年以上
5時間かけて縄文杉に到着
2018年11月17日 10:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/17 10:57
5時間かけて縄文杉に到着
遠目ながらも圧倒的な存在感と風格
2018年11月17日 11:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/17 11:05
遠目ながらも圧倒的な存在感と風格
縄文杉の先にある高塚小屋
新しくて綺麗でした
2018年11月17日 11:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/17 11:50
縄文杉の先にある高塚小屋
新しくて綺麗でした
ほぼ99%の人が縄文杉で引き返すので、静寂の登山道
2018年11月17日 12:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 12:30
ほぼ99%の人が縄文杉で引き返すので、静寂の登山道
本日の宿泊地、新高塚小屋に到着
この日は20人弱の利用者でした
2018年11月17日 12:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/17 12:44
本日の宿泊地、新高塚小屋に到着
この日は20人弱の利用者でした
早めに到着した人たちと小宴会を兼ねて夕食
焼酎を瓶で持ってきている強者も
2018年11月17日 15:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/17 15:54
早めに到着した人たちと小宴会を兼ねて夕食
焼酎を瓶で持ってきている強者も
終点からのバスの時間と高台からのご来光のため、まだ暗い5時前に新高塚小屋を出発
2018年11月18日 04:51撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 4:51
終点からのバスの時間と高台からのご来光のため、まだ暗い5時前に新高塚小屋を出発
急傾斜の一枚岩はロープを頼りに上ります
2018年11月18日 06:27撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 6:27
急傾斜の一枚岩はロープを頼りに上ります
少し早めに着いたので、平石岩屋で日の出まで待ちます
雨風の凌げる大きな岩屋です
2018年11月18日 06:38撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 6:38
少し早めに着いたので、平石岩屋で日の出まで待ちます
雨風の凌げる大きな岩屋です
山でのご来光は何度みてもいいです
2018年11月18日 06:43撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 6:43
山でのご来光は何度みてもいいです
宮之浦岳も朝日に染まる
2018年11月18日 06:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 6:47
宮之浦岳も朝日に染まる
永田岳も存在感があります
2018年11月18日 06:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/18 6:48
永田岳も存在感があります
笹の茂る一本道を緩やかに登って行きます
2018年11月18日 06:56撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 6:56
笹の茂る一本道を緩やかに登って行きます
平石岩屋を振り返って
2018年11月18日 06:59撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 6:59
平石岩屋を振り返って
山頂がだいぶ近づいてきました
2018年11月18日 07:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 7:18
山頂がだいぶ近づいてきました
屋久島最高峰そして九州最高峰の宮之浦岳山頂に到着
本日一番乗りのようでした
2018年11月18日 07:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/18 7:48
屋久島最高峰そして九州最高峰の宮之浦岳山頂に到着
本日一番乗りのようでした
歩いてきた新高塚小屋、平石岩屋方面
2018年11月18日 07:51撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 7:51
歩いてきた新高塚小屋、平石岩屋方面
今回は時間の都合で寄ることができなかった屋久島で2番目に高い永田岳
2018年11月18日 07:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 7:52
今回は時間の都合で寄ることができなかった屋久島で2番目に高い永田岳
これから向かう黒味岳方面
なだらかな稜線歩きが楽しめそう
2018年11月18日 08:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 8:02
これから向かう黒味岳方面
なだらかな稜線歩きが楽しめそう
栗生岳
山頂の岩は上れませんが、人がギリギリ通れる岩の間に祠がありました
2018年11月18日 08:28撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 8:28
栗生岳
山頂の岩は上れませんが、人がギリギリ通れる岩の間に祠がありました
どこをみても山ばかり
とても島とは思えない山深さです
2018年11月18日 08:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 8:41
どこをみても山ばかり
とても島とは思えない山深さです
栗生岳を振り返る
2018年11月18日 09:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 9:02
栗生岳を振り返る
雨の屋久島というだけあって、あちらこちらから水が溢れ出ています
2018年11月18日 09:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 9:17
雨の屋久島というだけあって、あちらこちらから水が溢れ出ています
今度は一枚岩をロープで降りる
屋久島は鎖ではなくすべてロープでした
2018年11月18日 09:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 9:31
今度は一枚岩をロープで降りる
屋久島は鎖ではなくすべてロープでした
黒味岳が迫る
下には投石平の大きな岩
2018年11月18日 09:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 9:35
黒味岳が迫る
下には投石平の大きな岩
投石平から振り返る宮之浦岳と永田岳
2018年11月18日 09:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 9:45
投石平から振り返る宮之浦岳と永田岳
黒味岳分岐に荷物をデポし、黒味岳へと向かいます
2018年11月18日 10:10撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:10
黒味岳分岐に荷物をデポし、黒味岳へと向かいます
大きな奇岩があちらこちらにあります
2018年11月18日 10:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:21
大きな奇岩があちらこちらにあります
黒味岳の山頂部も大きな岩の塊
2018年11月18日 10:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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11/18 10:25
黒味岳の山頂部も大きな岩の塊
黒味岳山頂から見た宮之浦岳
2018年11月18日 10:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:45
黒味岳山頂から見た宮之浦岳
あの石の上が最高点のようですが、高所恐怖症なので遠慮しておきます
2018年11月18日 10:46撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:46
あの石の上が最高点のようですが、高所恐怖症なので遠慮しておきます
西側も岩がゴロゴロ
2018年11月18日 10:38撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
11/18 10:38
西側も岩がゴロゴロ
それにしてもデカイ
大きさ伝わりにくいですが、高さ10mくらいはありそう
2018年11月18日 10:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 10:50
それにしてもデカイ
大きさ伝わりにくいですが、高さ10mくらいはありそう
黒味岳分岐に戻り、花之江河に向かいます
細いですが、水場もあちらこちらにあり、水に不自由はありません
2018年11月18日 11:28撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 11:28
黒味岳分岐に戻り、花之江河に向かいます
細いですが、水場もあちらこちらにあり、水に不自由はありません
日本最南端の高層湿原 花之江河
2018年11月18日 11:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 11:33
日本最南端の高層湿原 花之江河
少し下ったところには小花之江河
2018年11月18日 11:46撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 11:46
少し下ったところには小花之江河
まだまだ奇岩は続く
2018年11月18日 11:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 11:57
まだまだ奇岩は続く
高盤岳山頂にある通称トーフ岩
2018年11月18日 12:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 12:02
高盤岳山頂にある通称トーフ岩
高盤岳展望台を過ぎると、一気に標高を下げていきます
2018年11月18日 12:27撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 12:27
高盤岳展望台を過ぎると、一気に標高を下げていきます
綺麗な流れを渡ると
2018年11月18日 12:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 12:45
綺麗な流れを渡ると
淀川小屋に到着
昨晩新高塚小屋で一緒だった女性2人組が先に到着していました
黒味岳に行っている間に先行したようです
バスの時間には余裕ありそう
2018年11月18日 13:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 13:10
淀川小屋に到着
昨晩新高塚小屋で一緒だった女性2人組が先に到着していました
黒味岳に行っている間に先行したようです
バスの時間には余裕ありそう
さらに森の中の道を下っていきます
2018年11月18日 13:23撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 13:23
さらに森の中の道を下っていきます
淀川登山口に到着
お疲れ様でした
2018年11月18日 13:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 13:50
淀川登山口に到着
お疲れ様でした
最寄りのバス停 紀元杉までは車道を歩いていきます
2018年11月18日 13:53撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 13:53
最寄りのバス停 紀元杉までは車道を歩いていきます
終点の紀元杉バス停
何もない…
2018年11月18日 14:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11/18 14:40
終点の紀元杉バス停
何もない…
時間があったのでバス停から3分ほどのところにある紀元杉を見学
2018年11月18日 14:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 14:12
時間があったのでバス停から3分ほどのところにある紀元杉を見学
木のすぐそばまで寄ることができるので、迫力のある姿を見ることができます
2018年11月18日 14:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/18 14:18
木のすぐそばまで寄ることができるので、迫力のある姿を見ることができます

感想

今回の屋久島遠征のメインである縄文杉と宮之浦岳への縦走。天気予報が日々変わって、行く日にちやコースを変更して民宿の方などにもいろいろとご迷惑をおかけしましたが、結果的には満足のいく縦走ができました。

夜半まで激しく降っていた雨も明け方には小降りになり、荒川登山口へと向かいます。今日は新高塚小屋までなので急ぐ必要もないけれども、荒川登山口への登山バスは5時台の3本しか出ていないので早起きしなければならない。各バス40〜50人ほどが乗って1台づつでしたが、連休や夏休みなどのピーク時は数台づつのバスが出るそうです。

荒川登山口をまだ暗いうちに出発。トロッコ道を進むので迷う心配はなし。自分以外のほとんどの人は日帰りの軽装備で縄文杉が目的の様子。そしてそのほとんどがグループになってガイドが付いています。
小雨の降る中、トロッコ道を延々8キロあまり、大株歩道入口からやっと登山道になります。といっても階段が整備されているところがかなりの部分。天気も回復し、樹齢1000年を越える迫力ある屋久杉が次々と現れ、テンションも上がっていきます。
特に大王杉、縄文杉の存在感は凄いものがありました。
縄文杉から先に進むのは自分だけ。ほかの人はみんな荒川登山口に引き返していきます。また5時間かけて戻るなら、絶対進んだほうが面白いのになあ。
新高塚小屋には一番乗り。このまま誰も来なかったらちょっと怖いな〜と思っていたのも杞憂で、次々と集まってくる登山者とお話しながら宴会の輪が広がっていきました。

2日目も日の出前に出発。初めての山域で暗いうちから歩くのは少し不安もありましたが、百名山ということもあり判りにくいところはありませんでした。
ちょうど平石岩屋の展望地で日の出を迎えます。東の海の方から登る朝日とオレンジ色に染まる奥岳の山々を見れただけで、このコースどりにして良かったと思いました。
宮之浦岳への稜線は熊笹の中の一本道の続く気持ちの良いトレイル。周りの景色を楽しみながら、思わず鼻歌も出てしまう。
本日の一番乗りで宮之浦岳山頂に到着。昨日から歩いてきた道、これから歩く稜線、荒々しい永田岳の展望だけでなく、その奥に霞む水平線は島ならではの眺めです。頂上でゆっくりしているうち、2番目、3番目の登山者も山頂へ。この先も時折登山者とすれ違ったけれど、本州のマイナールート並に、人と会うことのない静かな山が楽しめました。
そして往復1時間ほどの黒味岳はぜひ行ってみたかったところ。山頂の巨大な岩からの眺めは宮之浦岳からの展望に勝るとも劣らず素晴らしい。ちょっとしたスリルがあったりするのも楽しいです。
最後まで奇岩や屋久杉に代表される大きな樹々を楽しみながら歩くことができ、花之江河などの湿原などもあり、変化に富んだ今回の宮之浦岳縦走。次回来る機会があったら、今度は反対から歩いて、永田岳も寄って、白谷雲水峡方面に抜けるのも楽しそうです。

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