屋久島遠征◆‘貶舷〜宮之浦岳縦走(荒川登山口〜淀川登山口)
- GPS
- 16:07
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,076m
- 下り
- 1,429m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 6:37
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 9:15
天候 | 1日目 雨のち晴れ 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
安房発 4:42発−4:48着 屋久杉自然館 5:20発−荒川登山口 5:55着 ※縄文杉コースの荒川登山口へは登山バスでアクセス(この時期は5:00、5:205:40発の3本のみ) 復路 紀元杉14:55発−安房15:54 ※紀元杉からのバスは1日2本のみ(10:45、14:55) |
コース状況/ 危険箇所等 |
荒川登山口〜縄文杉:前半8kmはトロッコ道のなだらかな道、大株歩道入口からは階段などの整備された登り 縄文杉〜高塚小屋:ほとんどの人が縄文杉で引き返すため、極端に人が少なくなります 高塚小屋〜宮之浦岳〜淀川小屋:整備された登山道。数箇所ロープで上り下りする花崗岩の急な箇所あり |
写真
感想
今回の屋久島遠征のメインである縄文杉と宮之浦岳への縦走。天気予報が日々変わって、行く日にちやコースを変更して民宿の方などにもいろいろとご迷惑をおかけしましたが、結果的には満足のいく縦走ができました。
夜半まで激しく降っていた雨も明け方には小降りになり、荒川登山口へと向かいます。今日は新高塚小屋までなので急ぐ必要もないけれども、荒川登山口への登山バスは5時台の3本しか出ていないので早起きしなければならない。各バス40〜50人ほどが乗って1台づつでしたが、連休や夏休みなどのピーク時は数台づつのバスが出るそうです。
荒川登山口をまだ暗いうちに出発。トロッコ道を進むので迷う心配はなし。自分以外のほとんどの人は日帰りの軽装備で縄文杉が目的の様子。そしてそのほとんどがグループになってガイドが付いています。
小雨の降る中、トロッコ道を延々8キロあまり、大株歩道入口からやっと登山道になります。といっても階段が整備されているところがかなりの部分。天気も回復し、樹齢1000年を越える迫力ある屋久杉が次々と現れ、テンションも上がっていきます。
特に大王杉、縄文杉の存在感は凄いものがありました。
縄文杉から先に進むのは自分だけ。ほかの人はみんな荒川登山口に引き返していきます。また5時間かけて戻るなら、絶対進んだほうが面白いのになあ。
新高塚小屋には一番乗り。このまま誰も来なかったらちょっと怖いな〜と思っていたのも杞憂で、次々と集まってくる登山者とお話しながら宴会の輪が広がっていきました。
2日目も日の出前に出発。初めての山域で暗いうちから歩くのは少し不安もありましたが、百名山ということもあり判りにくいところはありませんでした。
ちょうど平石岩屋の展望地で日の出を迎えます。東の海の方から登る朝日とオレンジ色に染まる奥岳の山々を見れただけで、このコースどりにして良かったと思いました。
宮之浦岳への稜線は熊笹の中の一本道の続く気持ちの良いトレイル。周りの景色を楽しみながら、思わず鼻歌も出てしまう。
本日の一番乗りで宮之浦岳山頂に到着。昨日から歩いてきた道、これから歩く稜線、荒々しい永田岳の展望だけでなく、その奥に霞む水平線は島ならではの眺めです。頂上でゆっくりしているうち、2番目、3番目の登山者も山頂へ。この先も時折登山者とすれ違ったけれど、本州のマイナールート並に、人と会うことのない静かな山が楽しめました。
そして往復1時間ほどの黒味岳はぜひ行ってみたかったところ。山頂の巨大な岩からの眺めは宮之浦岳からの展望に勝るとも劣らず素晴らしい。ちょっとしたスリルがあったりするのも楽しいです。
最後まで奇岩や屋久杉に代表される大きな樹々を楽しみながら歩くことができ、花之江河などの湿原などもあり、変化に富んだ今回の宮之浦岳縦走。次回来る機会があったら、今度は反対から歩いて、永田岳も寄って、白谷雲水峡方面に抜けるのも楽しそうです。
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