硫黄岳(夏沢鉱泉から)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 713m
- 下り
- 713m
コースタイム
11:29 オーレン小屋
12:00 夏沢峠
14:14 硫黄岳
14:50 硫黄岳(下山開始)
15:26 夏沢峠
16:00 オーレン小屋
16:26 夏沢鉱泉(泊)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
■ 今回は個人山行で八ヶ岳へ。立てた計画は次のとおり。
・マイカーがないので、JR茅野駅から送迎してもらえる夏沢鉱泉に宿泊。
・雪山単独行ということで、1日目は比較的初心者向けの硫黄岳へ(夏沢鉱泉〜夏沢峠は翌日の下見も兼ねる)。
・2日目は箕冠山、根石岳を経由して東天狗・西天狗へ登り、東天狗で引き返した先週のリベンジを果たす。余裕があれば中山方面へも。
会社勤めなので(当然)土日に行くつもりだったが、すでに夏沢鉱泉の土曜日の予約は満室(これも当然)。なので思い切って金曜日に年休を取ることにした。そうはいっても人気の山域、平日でも大勢の宿泊者がいるのかと思ったら、この日の宿泊者はたったの2人! 平日と休日でこれほど違うのか。おかげで広い個室を利用でき、静かな夜を過ごすことができた。
■ 硫黄岳への行き帰りでも山頂でも、誰とも会わなかった。他のルートから登った人はいたかもしれないが、夏沢峠から先にトレースがなかったことを考えると、この日に夏沢鉱泉から夏沢峠経由で硫黄岳に登ったのは自分1人だけかもしれない。まさに絶景を独り占め。平日の山行、おすすめです(笑)。
■ そしてこの日は素晴らしい快晴に恵まれた。麓から山頂まで、ずっと晴れているというのは珍しいんじゃないだろうか? 日頃の行いがいいわけでもないのに(そもそも会社をサボって遊んでいるくらいだし)、申し訳なくなるほどの好天だった。それにしても、山の印象の良し悪しは天候によるものが大きいと実感。それは翌日のレコ(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-166731.html)を見ていただくとわかると思う。
■ 好天かつ初級コースということもあり、苦労したのは夏沢峠から先のラッセル区間くらいで、あとは特に難しいところはなかった。ただ、稜線上は急斜面のトラバースで風の強いところがあり、これがガイド登山だったらアンザイレン(コンテニュアス)したのかなあ・・・とも思う(初心者同士だとかえって危険な気もするが)。また、急な登りでは酸素が薄いせいもあってかなかなか足が進まず、休み休みになるところもあった。
■ 夏沢鉱泉はおすすめ! JR茅野駅からの送迎があるので、これだけでもマイカー無し族にとっては数千円分の価値がある。そして、硫黄岳から戻ってきたときにまず「お風呂と夕食、どちらを先にしますか?」と聞かれてびっくり。ここは山小屋ではなく温泉旅館なんだ・・・と悟った。寒い山から下りてきてすぐに温泉で体を温め、血行促進できるというのは本当に有難い。
そして夕食は、山海の珍味といったら大げさだが海のものから山のものまで品数が豊富で量もたっぷりあり、糖質はもちろんたんぱく質や野菜も摂れて栄養のバランスもいい。
夜は湯たんぽのサービス付き。これが朝まで冷めず、夜中の寒さとは無縁。温泉、食事、睡眠で疲労回復はバッチリ、翌日の山行の活力も沸いてくるというものだ。「何を甘っちょろいこと言ってるんだ、雪山はテントだろ!」という方には馬鹿にされそうだが、もちろんこういう山行もあっていいと思う。
館内には山の雑誌のバックナンバーや書籍も揃っていて、悪天候による停滞時も心配なし(ただし、1日中部屋にいていいかは不明)。数泊して天気のいい日に山頂へ向かう、という方法もありだと思う。
基本的に、硫黄岳と天狗岳に登ってしまえばあまり利用する必要のない宿になるかもしれないが、その後もまた来てもいいなあと思わせるところだった。
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