春山のような谷川岳(↑西黒尾根・↓天神平)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 709m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
関越自動車道の水上ICから13Km、約20分程です。途中、積雪・凍結区間はありませんでした。コンビニは、国道沿いにセブンンとファミマがあります。 朝7時過ぎだと入口ゲートがオープンしているので係員に500円/台を支払います。3Fへの駐車を指定されました。まだスキー場もオープンしていないので、ガラガラでした。立体駐車場内は風も通って寒かったです。トイレや更衣室があるところは暖房が効いています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○西黒尾根(谷川岳ベースプラザ→トマの耳) 登山口にはしっかりとした案内があります。そしていきなりの急登は雪がまったく無かったです。登り出してすぐに水場がありました(飲料可)。鉄塔下でハードエシェルを脱ぎましたが、暖かくて氷がガンガン落ちてきて、真下は危険でした。鉄塔から先で徐々に雪がでてきました。 途中の数カ所のクサリは全て使えました。ルートはきちんと整備されています。この日のコンディションだと、歩きやすい雪が薄くついているだけだったので、ズボ足かチェーンかで迷うかと思いました。我々はラクダの背でチェーンスパイクを付けて、下山までそれで歩きました。ズボ足の方も、12本アイゼンの人もいました。 ガレ沢のコルから、一段と斜面が急になります。ステップが切ってあったのでありがたく使わせていただきました。雪庇ができると危険な区間かと思われます。ザンゲ岩を右から巻くと、大きな道標が見えて、山頂(トマの耳)まではあと少しです。 ○天神尾根(肩の小屋→天神平) 天狗の溜まり場までは雪上を楽に降りられました。その先、熊穴沢避難小屋までは、気温が高くて雪がとけまくりで、一部は川のようになっていました。この先、これが凍るとカリカリになるかと思います。熊穴沢避難小屋から先の北斜面のトラバース区間は雪質も良く、危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は、いつのどおり「鈴森の湯」を使いました。大人750円です。 この時期は閑散期なので空いています。露天風呂も貸切状態でした。 http://suzumorinoyu.com/ |
装備
個人装備 |
ハードシェル
長袖シャツ
長袖インナー
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
食料
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ツェルト
チェーンスパイク
アイゼン
ピッケル
ストック
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感想
12月上旬の谷川岳は息子と毎年のように登っていますが、今年は天神尾根の往復ではなく、西黒尾根を登りました。前週は黒戸尾根(甲斐駒)だったので、期せずして2週末連続で三大急登を歩くことになり、息子は張り切っておりました。
息子にとっては初回、私も三、四回目となる西黒尾根です。登りはじめの急登区間は雪も無く気温が高くて汗がダラダラ。鉄塔まで登って直ぐにシェルを脱ぎました。樹林帯の斜面をグングン高度を上げます。徐々に雪も出てきました。岩場にはクサリが整備されているので安心です。
尾根を回り込むと突然視界が開け、天神平方面の展望が望めました。でもまだ同じ標高まで来ていないとガッカリです。その後も急登が続き、ラクダの背手前でチェーンスパイクを付けます。スパイクが岩と雪に食い込みいきなり歩きやすくなりました。
この製品、私が学生時代は無かったと思いますが、極めて優れた山道具だと思っています。晩秋の低山から、残雪期まで大活躍です。
さて、その先のラクダのコルからの急斜面は、ダブルストックとピッケルを使い分けて登りきりました。子連れだと緊張を強いられる箇所(クサリ場や急斜面)が何カ所もありますので慎重に歩きました。またできるだけ汗をかかないように、おしゃべりをしながら歩く速度だったので、コースタイムはだいぶ超過しています。振り返ると絶景のため、休憩も多めです。
激晴れで気温が高く(山頂で温度計は5度でした。本当か?)、風のある稜線と山頂付近以外ではハードシェルは暑くて着ていられませんでした。下山時(ストック)には手袋をはずしてしまうほどです。そして登山道がグチャグチャで春山のようでした。
ただし展望は抜群でした。午前中は富士山も見えました。稜線や山頂からは、満足できる景色を堪能できました。次は何処行こうか、といった愉しい会話が弾む山行となりました。
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