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Yamareco

記録ID: 167517
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳3

2012年02月04日(土) ~ 2012年02月06日(月)
 - 拍手
GPS
58:50
距離
25.5km
登り
2,147m
下り
2,133m

コースタイム

2/4 ゲート前7:30〜三股14:10〜幕営16:20
2/5 撤収4:15〜中間点道標11:45〜稜線15:30〜幕営16:20
2/6 BC4:40〜石室7:20〜常念岳8:30/8:40〜BC10:45/撤収11:10〜三股13:45〜ゲート前18:20
天候 2/4 小雪 最高気温-6℃ 最低気温-10℃
2/5 雪のち晴れ 最高気温-10℃ 最低気温-17℃
2/6 晴れのち雨 最高気温-5℃ 最低気温-14℃
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
四季の郷の先林道ゲート前に停めました。
あずみの公園入り口から路面が凍結していました。
コース状況/
危険箇所等
ゲート〜三股・・しっかり積雪していました。アイゼンだけで行ったので、足首〜脛くらいまで埋まっていました。往路では雪は乾いていましたが、復路は雨で湿って重くなっていました。

三股〜稜線・・膝ラッセル。九十九折れの曲がるところが腿ラッセル。稜線に上がればツボ足ですみます。全体的にマーキングは十分ですが、一部わかりにくいところもありました。

前常念〜常念岳・・前常念への登りは岩のマークが見づらかったです。表面だけクラストしていて、足が引っ掛かります。常念への登りはしっかり凍っていて歩きやすかったです。

温泉・・ファインビュー室山に行きました。豊科ICから少し離れますが、宿泊もできる立派なところです。お湯は「ひらゆの森」のように無色無臭でツルツルです。
2/4 烏川林道入り口ゲート
2012年02月07日 16:22撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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2/7 16:22
2/4 烏川林道入り口ゲート
つつじ園
2012年02月07日 16:22撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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つつじ園
延命水
2012年02月07日 16:24撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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延命水
雪の烏川
2012年02月07日 16:24撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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雪の烏川
轍のようなトレース
2012年02月07日 16:25撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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轍のようなトレース
雷鳥かと思ったら雉
かと思ったらヤマドリだそうです
2012年02月07日 16:26撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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雷鳥かと思ったら雉
かと思ったらヤマドリだそうです
大平原
2012年02月07日 16:26撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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大平原
三股駐車場
この次はここまで車で来たい!
そして蝶ヶ岳へ!
2012年02月07日 16:27撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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三股駐車場
この次はここまで車で来たい!
そして蝶ヶ岳へ!
三股
2012年02月07日 16:27撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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三股
常念岳登山口
三度目です。お願いします
2012年02月07日 16:27撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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常念岳登山口
三度目です。お願いします
2/5 迷った場所
右上に赤テープがあるんですが、
登るのが大変で、道じゃないと
思い込みました
2012年02月07日 16:33撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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2/5 迷った場所
右上に赤テープがあるんですが、
登るのが大変で、道じゃないと
思い込みました
雪の結晶
直径3ミリくらい
2012年02月07日 16:35撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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雪の結晶
直径3ミリくらい
ちらり
2012年02月07日 16:36撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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ちらり
稜線の道標
じゃなくて、まだ半分
2012年02月07日 16:36撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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稜線の道標
じゃなくて、まだ半分
稜線の道標
こっちが本物。左手へ進みます
2012年02月07日 16:37撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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稜線の道標
こっちが本物。左手へ進みます
前常念への登り
これが見えたらいいか・・で幕営です
2012年02月07日 16:38撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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前常念への登り
これが見えたらいいか・・で幕営です
2/6 朝焼け
2012年02月07日 16:39撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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2/6 朝焼け
石室への登り
2012年02月07日 16:39撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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石室への登り
日の出
2012年02月07日 16:40撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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日の出
石室
2012年02月07日 16:40撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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石室
常念岳
来たぞ、俺は来た!
2012年02月07日 16:41撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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常念岳
来たぞ、俺は来た!
迫る低気圧
2012年02月07日 16:41撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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迫る低気圧
大天井への縦走路
2012年02月07日 16:42撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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大天井への縦走路
山頂まであと・・
遠く見える?
近く見える?
2012年02月07日 16:43撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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山頂まであと・・
遠く見える?
近く見える?
常念小屋分岐
2012年02月07日 16:43撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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常念小屋分岐
山頂
念願達成!
2012年02月07日 16:44撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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山頂
念願達成!
間一髪
もう真っ白な山頂
2012年02月07日 16:45撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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間一髪
もう真っ白な山頂
マイテント
吹っ飛ばされてはいませんでした
2012年02月07日 16:45撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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マイテント
吹っ飛ばされてはいませんでした
稜線からの下降点
レンズ曇っちゃった
2012年02月07日 16:45撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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稜線からの下降点
レンズ曇っちゃった
ただいま
ここまではまだ元気でした
2012年02月07日 16:46撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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ただいま
ここまではまだ元気でした
ただいま2
もうふらふらです
2012年02月07日 16:47撮影 by  PENTAX K100D Super , PENTAX Corporation
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2/7 16:47
ただいま2
もうふらふらです

感想

去年2回敗退した冬季常念岳、3度目の挑戦です。
 天気予報は悪くなかったんですが、1日目はなぜか雪。林道もたっぷり積雪していて、前よりも時間がかかってしまいました。烏川やつつじ園の雪模様がいい雰囲気でした。
 今回は林道に足跡があって、大平原まで続いていました。この林道は傾斜がきついので、少しは助かっています。大平原を過ぎると積雪量が上がります。予定では1日目に稜線まで上がるつもりだったのですが、三股の更衣室か迂回路の分岐で幕営せざるをえないペースになってしまいました。
 三股到着時にはかなり疲れていましたが、少し距離を稼ぐのと、取り付きがわかりにくそうだったので、時間まで歩くことにしました。途中、猿の鳴き声がいつまでもついてくるので、幕営中にいたずらされるのも嫌だし、鳴き声がしなくなるまで歩きました。1日目は迂回路分岐の少し手前で幕営となりました。

 2日目は予定より約1時間早く撤収し、昨日の遅れを取り戻します。といっても登頂までは無理でしょうから、稜線に上がって去年幕営した場所あたりまで行ければ良しとしました。空には星が見えていて、天気は何とかなってくれました。
 暗いうちは不思議と道筋が見えて迷いませんでしたが、明るくなるころに、段差の先で右へ折れるところがわからず、うろうろしてしまいました。その後は幹の赤ペンキがよく導いてくれましたが、九十九折れの雪道はただでも膝まで埋まるのに、曲がるたびに腿ラッセルを強いられるのには閉口しました。マーキングも多いところではどの順に辿るのか判断できずに、道でないところを無理やり登ったりしていました。
 結局、去年7時間ほどで上がれた稜線まで、11時間もかかってしまいましたが、気分は爽快でした。前常念への登りが前方に見えてきたあたりで幕営しました。

 3日目は、槍ヶ岳の時のように、帰ったらテントだけしまって撤収できるようにしておきました。できれば、今日中に三股まで下りたいと思っていました。森林限界を超えると猛烈な風が吹いています。満天の星空は抜けるような青空になり、奥穂高岳の朝焼けを楽しめました。
 石室はやはり雪の下でした。ここからは急な登りはなく、気持ちのいい稜線歩き、と言いたいところですが、とにかく風が強くて耐風姿勢のまま歩いたりしました。穂高方面は厚い雲に覆われてきていましたが、なんとか展望があるうちに登頂することができました。強風でカメラが動いてしまうため、自分を写すのはあきらめて下山しました。
 下りはじめて間もなく振り返ると、もう山頂は雲の中でした。それから前にもまして強い風が吹き荒れて、テントが心配になりましたが、樹林帯ではそれほどでもなく安心しました。11時前に戻れたので早速撤収です。もう自分の足跡が消えかかっているのには驚きましたが、下降点からはしっかり残っていて、それを辿って行きました。
 ひどかったのは、雪が湿っていてワカンにくっついてしまい、団子のようになります。重いだけでなく、底が丸くなるので滑って何度も転びました。それでも三股まではいい調子で下りて来られました。今からなら暗くなっても車まで戻れると思い、そのまま歩き出しましたが、下り道とは言え想像以上に辛い道のりになりました。林道歩きでいい思いは本当に少ないです。

 そのままファインビュー室山へ直行し、至福の時を過ごしました。ただ、両足とも靴擦れがすごくて、最初のお湯で叫びそうになりました。家に電話してSAで仮眠し、4日目の朝に帰宅しました。

 念願かなって言うことなし、ではなく、反省が一つ。空身で山頂往復するとき、コンパスを持っていくのを忘れていて、前常念から下りで樹林帯の入り口を間違えてしまい、血が下がる思いでした。危ういところでした。

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コメント

BBCさん、ricalojpです、こんばんは!
凄いです!コメントできません。

単独でしかも山中テント2泊、信じられない一日当たりの行動時間。

ほんとうに凄い!

厳冬期、常念岳登頂、本当におめでとうございます。
2012/2/7 21:23
厳冬期の常念岳凄いですねっ
BBCさん、リベンジおめでとうございます。

GWに三又から常念を登ったことがありますが、それでも踏み抜きが多く苦労した記憶があります

麓から登られテント泊で奥穂高岳の朝焼け 凄すぎです

ハイマツも雪に覆われてしまうと雷鳥はどこに住んでいるんでしょうか??
2012/2/7 23:34
BBCさん、はじめまして。こんにちは。
3日間で40時間行動、ラッセル&強風の中の稜線歩き。しかも単独。

スゴイ!スゴすぎます!!
体力はもちろん、BBCさんのその精神力の強さに感動しました。
お気に入りに登録させて頂きました。(もちろん、自分が行けると思ってではありません)

3度目での登頂成功とのことですが、過去2度のご経験をご自身の糧とされ(たと推察いたします)、
見事登頂を果たされたこと、そして無事下山され、こうしてレコを通して
その素晴らしさを伝えて下さったこと...。

本当に、ありがとうございました。
私もBBCさんのような山行がいつかできるよう、精進したいと思います。
お疲れ様でした。
2012/2/8 17:13
ricolojpさん、こんばんは
コメントをいただいたときには、もう眠っていました

今回も天気に助けられて登頂できましたが、甘い計画と余裕のない歩き方でお恥ずかしいです。

でも今回は素直にうれしくて、来て良かったと思いました。
2012/2/8 20:41
Maieさん、こんばんは
雪の踏み抜きは嫌ですね〜。ちょっと横にずれたら落とし穴みたいに潜るんですから。ペースを乱されますよね。

槍ヶ岳が見えるのを楽しみにしていたんですが、低気圧の方が速くてだめでした。

まあ、景色は十分楽しめましたので、無雪期の楽しみにします。
2012/2/8 21:02
ricalonさん、はじめまして
お気に入りにしていただき、ありがとうございます。

去年の敗退は確かに糧になりました。意地になったとも言えますが・・。2回も敗退したら無雪期に行きますよね。

とはいえ、前回悪天候ながら石室まで行けているので、今度は大丈夫だろうぐらいにしか考えていなかったのも確かです。

だから、今回登頂できたのも運が良かっただけだと思います。何かいつもと違うことをしたわけではありませんし。

でも、もう烏川林道は歩きたくないので、次は車で三股まで入って、蝶ヶ岳から縦走したいと思います。
2012/2/8 21:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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