【探冬作戦】鞘口峠〜三頭山〜大寺山〜鹿倉山〜丹波山温泉【丙51.3】
- GPS
- 07:40
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 2,018m
- 下り
- 1,934m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三頭山:どのアプローチも急傾斜の連続。中には危険な箇所も。 大寺山〜鹿倉山:落ち葉が多く道が不明瞭な箇所もあるが、尾根伝いに行けば良い。 鹿倉山〜丹波山:林業作業道を下れば良い。 |
その他周辺情報 | 丹波山温泉のめこい湯 |
写真
感想
毎年、積雪数cm程度のヌルい雪山山行をやっているが、週の半ば、東京に結構な雨が降り、山の方には雪が降っただろうと、週末の山行予定地域を奥多摩に変更。合わせて東京近辺では希少な硫黄泉、丹波山温泉のめこい湯入浴を主目的とする。乾燥しがちな肌に潤いを。
【三頭山】
酔い覚ましには早朝発の山行が一番。というわけではないが、前夜に大量に摂取したカロリーを消費するには尋常ならざる活動が必要だ。
冬至も程近い真冬の朝の駅頭は日の出までまだ間があり、山を目指す数名の人影が蠢くのみ。私もそそくさとバスに乗り込む。数年前には体がたちまちのうちに寒さに蝕まれることもあったが、暖冬なのか、やはり寒さはそれほどでもない。着る物を1枚減らしてきたが、ナントカなりそうだ。
小河内神社バス停で下車し、麦山浮橋を渡って三頭山登山口へ。とは言ってもすぐに尾根に乗るのではなく、山のふるさと村から鞘口峠に迂回する。猿達の跳梁跋扈する山のふるさと村から湖底に沈んだ小河内村を偲びつつ、サイグチ沢を詰めていく。
目指すピークは同じなので、モロクボ尾根やヌカザス尾根を行くのと標高差もそれほど変わらないはずだが、沢が側にあるだけで大分疲労感が軽減されるような気がする。また、尾根筋と異なり、キロ標識が頻繁にあり、その数値がどんどん減っていくので、サクサク進んでいる感を得ることができる。そして、サイグチ沢コースは標高約1200mの鞘口峠で一旦上りきった感覚になるので、気持ちがリセットされ、延々上り詰めの尾根コースに比べてかなり楽に歩けるように思う。
【三頭山下山】
快晴の三頭山、私と同じバスで小河内神社に下車した男性は尾根筋から既に登頂したと思われ、山頂には西峰に女性が1人いるのみ。静かな朝のひと時を過ごす。
三頭山からの下山は尾根筋。今年の初めだったかに、学生グループだか外国人グループだかが遭難した所だ。ヌカザス尾根、モロクボ尾根ともに危険なほど急傾斜な箇所があり、これに積雪が加われば、下山はさらに困難だっただろう。それを南側ではなく北側に下山しようとしたのは何故なのか。
下りはかように慎重にくだらなければならないが、途中擦れ違った上りの人達も一様にしんどそうに歩いてくる。
【鹿倉山ハイキングコース】
三頭橋に降りて、対岸の蕎麦屋脇から大寺山へ。こちらも登り始めから結構な急登だ。三頭山を下る時からチラチラと見えていた大寺山の仏舎利塔は近くにあるように見えてなかなか近づかない。途中、尾根が痩せてきて心許なくなってきた頃にようやく到着。車が2台とまっており、車道も山頂まで通じているようだ。仏舎利塔からは東と北側の展望を若干得ることができる。
大寺山からは山梨県。林業が盛んな地域なのか、あちこち枝打ちや間伐がされていて心地良く歩くことができる。また、車も通れる林業作業道が併走しており、こちらの方が遊歩道よりも歩きやすい。遊歩道の方は落ち葉が大量に積もって道が不明瞭な所もあるくらいだ。大マトイ山がその好例で、道は無いみたいだが目立つピークなので踏んでおこうと足を伸ばしたら画像の標識があった次第。これ以外にもわざわざ遊歩道に誘導する案内板がある箇所がいくつかあるが、ショートカットになる道でなければ、林業作業道をそのまま歩いた方が良いように思われる。
鹿倉山の山頂からは、一部遊歩道でショートカットできるが、ほぼほぼ林業作業道に沿って下る。丹波山峠からは崩壊著しく、歩いている最中にも落石の音が聞こえる沢筋の道を下るので最後まで気を緩められないが、そこを抜ければ丹波山の集落と温泉はもうすぐだ。
【総括】
奥多摩のどこかの山荘、山小屋のレポートでは積雪9cmという話だったが、それも標高2000mくらいの地点の話か。標高1500m前後での雪山山行はまだまだだ。
そして、今回は温泉もメインに考えていたため、時間に余裕を見て御前山を計画から外したのだが、計画よりもバス1便分早く山行が完了してしまい、こんなことなら御前山も入れておけば良かったという気持ちも無いでは無い。しかしこれもまた結果論。実際に登るに厳しい御前山を入れていたら、最後までちゃんと歩けたかどうか。日の短い冬の季節には山行もほどほどに抑えるのが吉と言うべきで、今回は今回でうまくまとまった山行となった。
鹿倉山コースは結構良かったので、もう少し日が長くなってきたら、葉が茂って展望が無くなる前に御前山とセットで歩こうかな。
〜おしまい〜
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