【七ツ石神社再建奉祝参拝】鴨沢〜七ツ石山〜赤指山〜三頭山〜槇寄山〜数馬の湯【丙73.1】

2019年01月14日(月) [日帰り]

• GPS: 09:27
• 距離: 34.5km
• 登り: 2,913m
• 下り: 2,809m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:45
• 休憩: 0:42
• 合計: 9:27

距離 34.5km 登り 2,913m 下り 2,824m

6:40 鴨沢バス停
6:58 丹波山村村営駐車場
7:02 7:03 小袖緑道あがり
7:58 7:59 堂所
8:22 七ッ石小屋下分岐
8:28 8:32 七ツ石小屋
8:35 8:37 七ツ石山の水場
8:39 七ッ石小屋上分岐
8:46 8:48 七ツ石神社
8:52 9:09 七ツ石山
9:28 9:31 千本ツツジ
9:33 峰谷分岐
10:02 赤指山・峰谷バス停分岐
10:14 赤指山(ネドウチノ山ノ神)
11:02 峰集落側林道終点
11:55 小河内神社バス停
12:11 三頭山登山口（ヌカザス尾根）
12:49 イヨ山
13:23 ヌカザス山(糠指ノ峰・キタミノ峰)
13:30 ツネ泣峠
13:42 入小沢ノ峰(檜尾ノ峰)
13:55 鶴峠分岐
14:11 御堂峠
14:13 三頭山
14:14 14:16 三頭山東峰
14:17 三頭山
14:18 御堂峠
14:20 14:25 三頭山西峰
14:31 ムシカリ峠
14:32 三頭山避難小屋
14:36 14:37 大沢山
14:44 ハチザス沢ノ頭
14:58 クメケタワ
15:05 郷原方面下降点
15:14 15:18 槇寄山
15:20 西原峠
16:04 仲の平バス停
16:07 檜原温泉センター数馬の湯

天候

晴れ　夕方、西側雲増える。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：JR奥多摩駅〜鴨沢バス停
復路：温泉センターバス停〜JR武蔵五日市駅

コース状況／危険箇所等

鴨沢〜七ツ石山：雲取山へのメインルートで道標も豊富。積雪僅少。
千本ツツジ〜浮橋：急な下りの後、意外とあっさり林道に出る。
三頭山北面：凶悪な急登が何度も連続する。
笹尾根：緩やかなアップダウン。
西原峠〜数馬：落葉、木の枝、岩が転がる道。

その他周辺情報

檜原温泉センター数馬の湯

写真

1/14 6:39

真冬の早朝とあって下車したのは2人のみ。

1/14 6:40

来るたびに案内標識が増えているような気がする。

1/14 6:53

日の出時刻を迎える。

1/14 6:57

丹波山村営駐車場には15台程度駐車。

1/14 7:02

登山口のタバスキー標識も豪華になっている。

1/14 7:10

山の斜面が朱に染まってくる。

1/14 7:12

太陽が稜線を越えてきたのだ。

1/14 7:13

前年の大雨の痕跡だろう。

1/14 7:15

石尾根縦走路

1/14 7:16

これが10年後、20年後の日本の地方山間部の姿になるかどうか。

1/14 7:17

森の中にも陽光が入ってきた。

1/14 7:30

地面が白くなってきたところで先行する山行者に追い付く。

1/14 7:32

振り返れば三頭山

1/14 7:49

岩が露出してきた。

1/14 7:57

堂所

1/14 8:07

雲取山へは所要時間上1／3の地点。しかし、七ツ石〜雲取間には超急登が待ち構えているので、余力次第ではもっとかかるだろう。

1/14 8:07

今回はスッキリ富士山とご対面。

1/14 8:27

七ツ石小屋

1/14 8:29

七ツ石小屋脇から富士山

1/14 8:31

奥多摩と丹沢が一度に見られる。

1/14 8:32

凍結と融解を繰り返すためか、道が崩れている。

1/14 8:34

七ツ石小屋上手の水場は細いながらも水が出ていた。

1/14 8:42

石尾根縦走路に乗る。

1/14 8:46

新装なった七ツ石神社は光り輝いていた。謹んで再建のお喜びを申し上げる。

1/14 8:51

七ツ石山到着。

1/14 8:52

山頂からは南アルプスが綺麗に見える。

1/14 8:52

白根三山をアップ。

1/14 8:56

飛龍山

1/14 8:57

雲取山

1/14 8:58

反対側、尖っているのは蕎麦粒山かな。

1/14 8:59

富士山

1/14 8:59

おや、もう雲が出てきたのかな。

1/14 9:05

狭義の赤石山脈

1/14 9:05

仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳

1/14 9:11

僅かばかりだが、雪の上をギュッギュッと歩くのも耳に心地良い。

1/14 9:20

今回は稜線ルートを選択。

1/14 9:21

大菩薩と富士山。富士山に早くも雲が。

1/14 9:22

南に暖かい空気が入ってきているのだろうか。

1/14 9:22

南アもちょろっと見える。

1/14 9:26

北面日陰は雪が残っている。

1/14 9:27

千本ツツジから雲取山

1/14 9:28

石尾根の先に高丸山、日陰名栗山、鷹ノ巣山。鞍部の先に見えるのは川苔山か？

1/14 9:29

千本ツツジも開けたピークなので展望が良い。

1/14 9:29

南ア全景

1/14 9:30

大菩薩、今年また行ってみようかな。

1/14 9:33

赤指尾根から峰谷に下る。

1/14 10:01

いや、下らずに赤指山へ。

1/14 10:10

赤指山最高地点

1/14 10:13

赤指山三角点

1/14 10:16

山頂の近くまで林道が来ていた。

1/14 10:25

林道周辺は土砂崩れ多発地帯の模様。

1/14 10:44

谷間に入るほど雪が多くなる。

1/14 10:49

再度山道へ。道の所だけ雪が残っているのが不思議。

1/14 11:00

この道は林業関係車以外通行不可だ。

1/14 11:02

峰谷の集落に降りる。

1/14 11:08

峰谷から鷹ノ巣山

1/14 11:43

奥多摩湖が見えてきた。

1/14 11:53

トンネルを抜けて、

1/14 11:54

山行は後半戦へ。

1/14 11:56

辺りを見渡しながら浮橋を渡るが、

1/14 11:57

足元には要注意だ。

1/14 12:03

渡った先で鷹ノ巣山と倉戸山

1/14 12:10

それでは三頭山に入山だ。

1/14 12:11

道の行く先が思いやられる。

1/14 12:44

最初から急登。とにかく急登。焦らず歩こう。

1/14 12:48

奥多摩湖をバックにイヨ山

1/14 13:06

崩壊が進む山

1/14 13:14

あとどのくらいなどと考えてはならない。無心で歩く。

1/14 13:22

ヌカザス山

1/14 13:29

見るからに寒々しいツネ泣峠

1/14 13:41

通過時刻からして、ここが入小沢ノ峰（檜尾ノ峰）。

1/14 13:54

鶴峠分岐。今後、三頭山→小菅の湯ということも。

1/14 13:57

下ってくる人はいても上る人は他に1人のみ。

1/14 14:10

御堂峠到達。本当の意味で峠を越えた。

1/14 14:12

三頭山中央峰

1/14 14:13

三頭山東峰

1/14 14:14

東峰展望台から御前山、大岳山、馬頭刈山。私に先行して登っていた人は東峰には足を運ばず下山。

1/14 14:19

そして、西峰。

1/14 14:20

南側や西側はだいぶ雲が増えたが、

1/14 14:21

富士山は雲に覆われつつも頭をまだ出していた。

1/14 14:22

西峰の北面は木を伐採して展望が良くなった。

1/14 14:27

いよいよ下山に入る。

1/14 14:30

ムシカリ峠

1/14 14:31

三頭山避難小屋

1/14 14:35

大沢山への登りが若干急で足に応える。

1/14 14:36

大沢山から富士山。若干風花が舞う瞬間も。

1/14 14:41

東京にも深山あり。

1/14 14:43

東京都民の森の境界、ハチザス沢ノ頭。

1/14 14:45

太陽の沈みゆく西側に雲が多いので、陽光も薄くなりがち。

1/14 14:57

クメケタワ

1/14 15:11

最後の締めに槇寄山。緩やかな登りなのが救い。本山行成功の御礼に笹尾根縦走しようかしらん。

1/14 15:13

槇寄山

1/14 15:17

山梨県側。黒い雲も出てきた。良い潮時だ。

1/14 15:17

奥多摩側は樹幹越し。落葉期には落葉前に見えなかったものも見える。

1/14 15:19

西原峠

1/14 15:25

落葉が積もり、その中に木の枝や大きな石ころが隠れている道を下る。

1/14 15:34

下りながら眺める御前山と大岳山

1/14 15:34

大岳山と馬頭刈尾根

1/14 15:34

浅間尾根の浅間嶺と松生山だな。

1/14 15:35

太陽の反対側に下るのでどうしても薄暗くなる。

1/14 15:36

国定忠治が遠見した所も今は森の中。

1/14 15:37

塹壕のような窪んだ道の底を、落葉を踏み分けて進む。

1/14 15:55

長い道程を最終的かつ不可逆的に下山する。

1/14 16:06

ちょうどバスが来たが、入浴時間を十分確保できたので予定通り温泉に立ち寄る。

撮影機器：

XQ2 FUJIFILM

感想

narodniki

1月初詣山行の締めは東京。先はもちろん先般新装なった七ツ石神社だ。
七ツ石というと雲取山の通過点という位置づけだが、最近は芸能界でもバイプレイヤーに光が当たる時代だ。七ツ石を主目的とするのに何の問題も無い。
ただ、七ツ石を含む山行は今までもいろいろやってきているので、従来との差異も重視し、反転して三頭山に達し、最後に数馬の湯へと下ることにした。

【山行前半・七ツ石山】
七ツ石山山行の主目的は七ツ石神社参拝であることは当然だが、合わせて先般の丹沢山行では雲に覆い隠されていた富士山をスッキリはっきりと目に収めること。そして、できれば雪を踏めたらさらに良い。
そう思っての山行の結果は、七ツ石小屋の手前から富士山の全身を拝み、七ツ石山頂手前で金ぴかの七ツ石神社に参拝し、本当に若干ではあるが雪を踏む。廃屋に近かった七ツ石の社が新装なったことは、富士山を覆っていた雲が払われたことと重なり、合わせてめでたくありがたいことであった。凛とした空気、澄み渡った青空、暖かい陽光、全ての事物事象が際立ち、冬の山行者は熱烈愛山者ならんと他の山行者にも自ずと親愛の情湧き出で、自分のその末席に位置することを誇りに思う。
七ツ石まで来ると眼前に雲取山が見え、非常にそそられるのだが、本山行のメインはあくまでも七ツ石。実のところ、展望は七ツ石でも十分得られる。特に南アルプス方面は白銀の連嶺がはっきりと青空に映え、南ア山行意欲を非常に高揚せしむる。
今年の南アについては事始めとして2000m級の大無間山、次いで2500〜3000m峰を一山行きたいところである。
下りは石尾根から赤指尾根を下る。峰谷分岐から暫くは落葉と積雪で道が分かりにくくなっている所もあるが、赤指山に登る段となると道はハッキリしてくる。
赤指山から林道終点がすぐなのには驚いたが、入口には林業関係者のための道路である旨注意書きがあり、ゲートで閉鎖されている。したがって私が道中見かけた真新しい轍と上って来た車一台は林業関係者のはずだが、もし、部外者がゲートを勝手に開けて入ってきているのだとしたら残念なことだ。小袖緑道上がりにも路肩駐車をしないよう注意書きがあったが、よそ者である我々は、現地の道路がまずは現地の人のためのものであることをしっかりと認識しないといけないだろう。

【山行後半・三頭山】
三頭山は都民の森という、いかにもぬるそうな名称の公園の一角に位置しているが、なめてかかると痛い目に遭う。その例が一年前に遭難したグループだろう。特に北面は麓から標高差があり、また急登の連続なので体力と時間に余裕を持って取り掛からなければならない。そんな山道を午後になって登る者も当然無く、自分にも都民の森で終わろうかなという気持ちが出てくる（そこまでバスの便がある。）。
それでも笹尾根に出れば楽になると信じて稜線を乗り越えた。
三頭山西峰では北面が刈り払われ展望が利くようになっており、忍耐は報われた。

【総括】
今回の標高的V字山行を完遂したことは、アルプス山系のアップダウンの激しい稜線歩きへ向けての自信となった。
また、実現可能性はともかくとして、「七ッ石から御前山経由三頭山なら七五三だなあ」とか、鶴峠経由小菅の湯とか、笹尾根完全縦走とか、東京と大菩薩を繋ごうかとか、いろいろな山行のアイディアが浮かんできて、想像力をかき立てる東京の山は、やはりホームの山だと改めて感じ、そのホームを大切に、大事に歩こうと思ったのであった。

〜おしまい〜