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Yamareco

記録ID: 1740697
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

雄国沼より雄国山と猫魔ヶ岳

2019年02月23日(土) ~ 2019年02月24日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
26:06
距離
18.3km
登り
905m
下り
895m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:51
休憩
1:12
合計
5:03
距離 8.1km 登り 540m 下り 319m
9:43
16
9:59
18
11:14
11:15
6
11:21
11:23
2
11:25
11:31
1
11:32
11:37
0
11:37
11:48
1
11:49
11:53
2
11:55
12:26
2
12:28
38
13:06
13:18
88
2日目
山行
4:19
休憩
0:41
合計
5:00
距離 10.2km 登り 365m 下り 585m
6:47
120
8:47
8:56
76
10:12
10:44
1
10:45
36
11:34
11
11:45
2
11:47
ゴール地点
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
2日目は雄国沼結氷しているので渡って時間短縮しました。
天候 1日目曇りのち晴れ
2日目快晴
いずれも暖かく風も弱めで最高のコンディションでした。
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行き
地元草加5:30出発〜草加IC〜外環〜東北道〜磐越道〜磐梯山ICより下道。
五色沼付近のセブンイレブンで行動食の調達とトイレを済ませました。雄子沢駐車場のトイレは埋もれているのか見当たりませんでした(地図にはトイレと記載有)
駐車場は10台以上停められそうです。YAMA達が到着時に5〜6台駐車していました。

帰り
喜多方でラーメン食べた後、喜多方から無料区間の会津縦貫道に乗って、会津若松ICから高速へ。事故渋滞のため栃木ICより下道で帰りました。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料:山と高原地図 磐梯山

●雄子沢から雄国沼まで
夏道ではなく沢沿いを歩きます。かなり締まっていてラッセルなし、ワカン・アイゼンも必要ないくらいです。ただし数ヶ所沢沿いの斜面のトラバースがあり、滑っちゃうと沢にドボンなので心配ならアイゼンを装着した方が良いでしょう。
また沢を埋めた雪の上を歩く個所が3箇所くらいありました。下水が流れているので崩れる可能性もあるでしょうか。歩く時に少々勇気がいりました(まー大丈夫だと思いますが)。
登り切ったあたりで右手には雄国山の稜線が見えてきます。この辺から広々しているのでガスっている時には迷い易いかもしれません。10時方向に下って行くと雄国沼休憩舎があります。今回は隣にテント幕営しました。雄国沼休憩舎は中は入れますしトイレも使えました。

●雄国山
休憩舎からは夏道はわからないので登り易いところを選んでほぼ直登のような感じで稜線に出ました。
稜線に出ると若干風あり。雄国沼が一望できるのと猫魔ヶ岳の山塊の上に磐梯山が見えてきます。西側には飯豊山の大展望がありますが残念ながら初日はガスの中。雄国山頂上まで行くと檜原湖から西吾妻山の姿も見えます。雪は良く締まっていて、ツボ足でも全く問題ありませんでした。

●猫魔ヶ岳
休憩舎から凍結している雄国沼の上を歩いてショートカットしました。今回は完全に凍結していましたがやはり怖いですね(自己責任で)。テカッている場所はスケートリンクのように滑るんで転倒注意(転倒したはずみで氷が割れたとか想像しただけで怖い・・・)。
前日にスキーで猫魔から下りてきた人がいてスキー跡が残っていたので参考にしました(夏道はほぼわかりませんのでGPSログやトレース、読図力が必要でしょう)。
登りはじめると沢が3本あります。それぞれ沢の部分が落ちくぼんでいて渡れるところを探しながらになります。1本目、2本目はめぼしいところを渡り、3本目の手前でスキー跡は渡らずに登っています。YAMA達も猫岩を目指さずに直接頂上に行く3本目沢沿い直登を選びました。
しばらくは樹林帯ですが高度を上げると樹林がまばらになり展望が開けていきます。山頂直下は枝に雪がついていて白い花を咲かせているようできれいでしたね。
猫魔ヶ岳山頂は360度の大展望が待っています。東には磐梯山がドーンと広がり、奥に安達太良山。
北には西吾妻山と麓に檜原湖、東には雄国沼と悠然とした飯豊山。南面には名も知らぬ会津の峰々。

その他周辺情報 ●温泉
ラビスパ裏磐梯にて汗を流しました。手前の道の駅裏磐梯で10%割引券をゲット!
定価500円だったかな。冬は露天風呂は閉鎖。

●グルメ
喜多方市に降りて喜多方ラーメンをいただきました。いつもは坂内食堂に行きますが趣向を変えて「来夢(らいむ)」へ。
結構濃い味のチャーシューがたっぷり。100円で小チャーハンがつくのはお得。
でも、個人的には坂内食堂の方が好きかな。
車で4時間かからずに駐車場に到着です。
まー渋滞した時の関越を通る谷川は湯沢を考えるとそう悪くはないんじゃないでしょうか。
車で4時間かからずに駐車場に到着です。
まー渋滞した時の関越を通る谷川は湯沢を考えるとそう悪くはないんじゃないでしょうか。
駐車場を出たら100m位戻って右手から取りつきます。
駐車場を出たら100m位戻って右手から取りつきます。
雪は締まっていて本当に歩きやすいですわ。
雪は締まっていて本当に歩きやすいですわ。
沢沿いにトレースがついているのでそれを辿って歩く。
沢沿いにトレースがついているのでそれを辿って歩く。
こんな沢の上の雪を歩くシーンも。
こんな沢の上の雪を歩くシーンも。
雪は締まっていて快適に歩けます。
雪は締まっていて快適に歩けます。
登り始めて1時間を過ぎて少し登り始める。
登り始めて1時間を過ぎて少し登り始める。
ぐーっと登ってきて雄国山との分岐当たりにくると空が青くなり雄国山の稜線が見えてきました。
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ぐーっと登ってきて雄国山との分岐当たりにくると空が青くなり雄国山の稜線が見えてきました。
青い空が見える天気になってきたねーキレイだわ。
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青い空が見える天気になってきたねーキレイだわ。
雄国沼が目の前に。
でもここからだとあまりきれいに見えません。
雄国沼が目の前に。
でもここからだとあまりきれいに見えません。
まずは雄国沼の休憩舎に到着。
まずは雄国沼の休憩舎に到着。
休憩舎の中はとても広く清潔感あります。
休憩舎の中はとても広く清潔感あります。
とりあえず小屋の近くでテントを設営。
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とりあえず小屋の近くでテントを設営。
青空と雪がきれいです。
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青空と雪がきれいです。
荷物をデポして初日は雄国山へアタック。
荷物をデポして初日は雄国山へアタック。
雄国沼を眼下に気持ちよい稜線歩き。
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雄国沼を眼下に気持ちよい稜線歩き。
青空が広がる頂上へ。
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青空が広がる頂上へ。
頂上へ到着しました。
1時間はかからないですね。雄国沼を見ながら仲間を待ちます。
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頂上へ到着しました。
1時間はかからないですね。雄国沼を見ながら仲間を待ちます。
磐梯山も見えるんですよね。
磐梯山も見えるんですよね。
西吾妻は見えませんが北方には檜原湖が。
西吾妻は見えませんが北方には檜原湖が。
雄国山ピーク踏みました。
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雄国山ピーク踏みました。
ピークの隣の展望デッキより。
ピークの隣の展望デッキより。
少し青空が広がり磐梯山もきれいに見えるようになってきました。
少し青空が広がり磐梯山もきれいに見えるようになってきました。
今日の目的は終了。
さー雄国沼を見ながら下りましょう。
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今日の目的は終了。
さー雄国沼を見ながら下りましょう。
と思ったけど、せっかく雪の季節なので登山道のない隣のピークへ行ってみました。
なかなかイイ感じの尾根。
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と思ったけど、せっかく雪の季節なので登山道のない隣のピークへ行ってみました。
なかなかイイ感じの尾根。
そしてピークには木がありましたが何も書かれていませんでした。
そしてピークには木がありましたが何も書かれていませんでした。
とりあえず記念写真。
とりあえず記念写真。
時間があるので、もう一つ先のピークまで歩いてみます。
時間があるので、もう一つ先のピークまで歩いてみます。
すると祠がありました。
どこの宗教なのかはわからず。
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すると祠がありました。
どこの宗教なのかはわからず。
たたずむkishiechan。
たたずむkishiechan。
ここで時間も過ぎてきたので下ることにしました。
とりあえず緩やかそうな場所を選びながら進みます。
ここで時間も過ぎてきたので下ることにしました。
とりあえず緩やかそうな場所を選びながら進みます。
沼の上をおっかなびっくり歩き。
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沼の上をおっかなびっくり歩き。
休憩舎に到着です。
休憩舎に到着です。
1日目。無事に終了。
若干雲がありますが明日が楽しみです。
1日目。無事に終了。
若干雲がありますが明日が楽しみです。
2日目
若干雲がありますが予報だと回復するので気にせずですね。
早朝テントを片付けてから出発します。
2日目
若干雲がありますが予報だと回復するので気にせずですね。
早朝テントを片付けてから出発します。
今日はこの氷の上を歩きます。
今日はこの氷の上を歩きます。
雄国沼は結氷しているのでコースタイム短縮で歩いてみました。
いつ割れるかドキドキしながらでしたが、全く問題ない感じです(自己責任で)。
雄国沼は結氷しているのでコースタイム短縮で歩いてみました。
いつ割れるかドキドキしながらでしたが、全く問題ない感じです(自己責任で)。
雄国沼は場所によってはテッカテカに光っていて、下手に足を置くとつるっと来ました。
雄国沼は場所によってはテッカテカに光っていて、下手に足を置くとつるっと来ました。
前日休憩舎でお会いした山スキーの方達。
おそらく猫魔から降りてきた時の後でしょう。参考にさせていただきます。
前日休憩舎でお会いした山スキーの方達。
おそらく猫魔から降りてきた時の後でしょう。参考にさせていただきます。
2本目の沢。
何とか渡渉できそうなポイントを見つけて注意深く雪の上を渡る。この時は神経を使います。
2本目の沢。
何とか渡渉できそうなポイントを見つけて注意深く雪の上を渡る。この時は神経を使います。
どんどん標高を上げていくと枝には雪がついていて、とてもきれいな景色でした。
どんどん標高を上げていくと枝には雪がついていて、とてもきれいな景色でした。
猫石。
今回はパス。
猫石。
今回はパス。
山頂が近づいてくると枝につく雪も大きくなり見応えがあります。これで1400m位だというのだから驚きです。
山頂が近づいてくると枝につく雪も大きくなり見応えがあります。これで1400m位だというのだから驚きです。
稜線に出ました。あとはあの頂に登るだけ。
稜線に出ました。あとはあの頂に登るだけ。
2日目 猫魔ヶ岳に無事到着しました。
誰もいない貸し切りの山、そして磐梯山が目の前にドーン。
素晴らしい景色ですね。
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2日目 猫魔ヶ岳に無事到着しました。
誰もいない貸し切りの山、そして磐梯山が目の前にドーン。
素晴らしい景色ですね。
南の方には会津の名もわからない峰々が連なっています。
南の方には会津の名もわからない峰々が連なっています。
北には西吾妻山と檜原湖。
良い景色ですね〜。
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北には西吾妻山と檜原湖。
良い景色ですね〜。
そしてなんといってもドーンと尾根が広い飯豊山。
美しすぎる…。
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そしてなんといってもドーンと尾根が広い飯豊山。
美しすぎる…。
再び磐梯山。
磐梯山の奥には安達太良山も見えました。
磐梯山の奥には安達太良山も見えました。
猫魔ヶ岳の道標はワイヤーで岩に結ばれていました。
飛ばないようになっている。
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猫魔ヶ岳の道標はワイヤーで岩に結ばれていました。
飛ばないようになっている。
そして雄国沼。
下山はサクッと降りてきました。
大体2時間で登った道を1時間で降りてきた。
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下山はサクッと降りてきました。
大体2時間で登った道を1時間で降りてきた。
kisiechan雄国沼を渡る。
kisiechan雄国沼を渡る。
仲間も負けじと雄国沼を渡る。
仲間も負けじと雄国沼を渡る。
無事に2日間の山登頂できました。
休憩舎にて昼ご飯を食べて。
この後1時間で駐車場に戻りました。
無事に2日間の山登頂できました。
休憩舎にて昼ご飯を食べて。
この後1時間で駐車場に戻りました。
道の駅によって土産を購入。
レジの前にこれから入浴するラビスパの10%割引券があったのでありがたく2枚いただく。
道の駅によって土産を購入。
レジの前にこれから入浴するラビスパの10%割引券があったのでありがたく2枚いただく。
ラビスパ裏磐梯は道の駅からすぐでした。
2日間の汗を流し快適。
ラビスパ裏磐梯は道の駅からすぐでした。
2日間の汗を流し快適。
帰りは喜多方でラーメンでしょ。
今日はネットで見たら肉が美味しそうだった「来夢」へ。
帰りは喜多方でラーメンでしょ。
今日はネットで見たら肉が美味しそうだった「来夢」へ。
久しぶりにいただいた喜多方ラーメンは体に染み入ります。
御馳走様。
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久しぶりにいただいた喜多方ラーメンは体に染み入ります。
御馳走様。

感想

夏のニッコウキスゲと猫石から見た雄国沼に魅了され、冬に来たら絶対に素晴らしいだろうなと思って3年前から計画しては天候不良で中止が続き、今年も2月2週、3週と断念して3度目の正直でようやく入ることが出来ました。

雄子沢登山口から沢沿いに入りましたが、厳冬期のこの時期にまるで春のような雪の少なさに少々驚きました。とは言えそこは裏磐梯、終始雪を楽しめました。
今回は、雪山初級者を何名か連れていきましたが締まった雪でラッセルもなく天気も良く、温かい方で、雪山の素晴らしさを感じるには絶好のコンディション。YAMAもホッとしました。

1日目のテント幕営後に雄国山に登りましたが残念ながら若干雲が多く飯豊が見えなかったのが残念。歩行時間も雪テン初心者にはちょうど良い感じです。

2日目は雲1つない晴天で風も弱く最高のコンディションでした。猫魔ヶ岳は自分たちしか歩いておらず、自分たちで判断したルートを歩き、頂きにたどり着くと360度の大展望。白く美しい東北の山々の姿が印象に強く残りました(特に飯豊山)。歩行時間もそれほど長くない。まさに目論み通り雪山の醍醐味を味わえた会心の山行でした。

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体力レベル
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