記録ID: 1747489
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積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
ほんとうの青い空に会えた安達太良山
2019年03月05日(火) [日帰り]
- GPS
- 06:04
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 806m
- 下り
- 802m
コースタイム
天候 | 快晴、稜線は強い西風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※県道386は、岳温泉過ぎての急勾配の登りから凍結していました。前日の雪と雪が融けた跡が朝の寒さで凍結したようです。車の温度計はちょうど零度でした。 帰りは、水が流れてはいるものの、凍結は有りませんでした。早朝の通行は、しばらく注意が必要な感じです。 ・あだたら高原スキー場駐車場を利用 ※登山者用と説明のされている駐車場はまったく除雪されていませんでした。おそらくスキー者用と思われる一般駐車場の最も端に車を停めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全体 前日に約20センチの積雪があったようです。雪は重く、スノーシューで浮力を得られても、持ち上げ時の抵抗、まとわり感が強く、なかなか大変でした。 トレースは、下山時にすれ違うまで、鳥川橋から林間部の旧道以外は消えていました。尚、下山時は、踏み抜きが多くなり、場所によっては股下まで踏み抜きました。 外輪山上部(稜線)は雪がクラストしていますが、それ以外はラッセルが必要でした。 五葉松平を通るコースで帰りに5名の方とすれ違いました。装備は、 ワカン2名、スノーシュー1名、後続の2名はツボ足でした。私は12本爪アイゼンとスノーシューを交互に使い分けました。 ※7日まで雪崩注意報が出されています ●登山口から八の字 旧道は林間部のため積雪量が少なく、アイゼンで問題なく登れました。馬車道は見た感じでは、積雪量も多い様でした。私は、旧道入り口で12本爪アイゼンを装着しました。 ●八の字から勢至平分岐 トレースは殆んど有りませんでした。積雪量が増え、ラッセル状態となりました。 ●勢至平分岐から峰の辻 本日、もっとも疲れた箇所です。トレースは全くなく、コンパスを頼りに周りの山を見ながらコース取りをしました。しかし、なだらかな斜面のため積雪量が多く、木々の枝も邪魔をして、1時間半のラッセルを強いられました。スノーシューが無ければ撤退したと思います。 ●峰の辻から沼尻分岐 矢筈森の岩峰が気になり、岩峰の雪部分を上手くトラバース出来ないかと考え、東側の岩峰に登りましたが、西側の岩峰へは、ザイルが無いと無理でした。 一旦鞍部まで戻り、大回りで岩峰を回避して沼尻分岐に登りました。この部分は、もちろんトレースは有りませんが、積雪量が多いと雪崩が発生しそうな地形だと歩きながら思いました。 ●沼尻分岐から乳首 強烈な西風が吹いていました。稜線の雪はクラストしています。 最後、乳首の東側をトラバースしますが、ここは雪が積もったかたちで下が凍った状態でした。ピッケルを持参しなかった事を強く反省しました。乳首岩峰も同じ様な状態です。 ●乳首から五葉松平 登りの方のトレースで助かりました。アイゼン&グリセードで下りましたが、斜度が緩くなるとかなり踏み抜く状態でした。 ●五葉松平から登山口 ルートを間違い、コース脇の林部分を下りました。コースは立ち入り禁止です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
冬の間に福島の山を回ろうと計画していましたが、腰を痛め久々の山行となりました。
昨日の雪の影響は覚悟していましたが、地元秩父の雪の様に湿った重い雪でした。平日、早朝の出発なのでトレースが無いのも想定内でした。雪崩のリスクを軽減するため、谷筋は出来る限りコースから除外しました。
そんなこんなでしたが、良い天気と新雪を被った素晴らしい山々に会え、改めて山行が出来た喜びに浸れました。
ただ、少し安易に考え、ピッケルを車に残したこと。少し無謀に矢筈森に挑戦した事は反省しないといけません。矢筈森にはストックとスノーシューで登り上げました。しかし、滑落の危険も大だったと思います。
東北の山は初めてですが、稜線から見た西吾妻山、磐梯山。そして、湖と山が一体となった光景は、脳裏にしっかり刻みました。
素晴らしい山行が続きそうです。(^▽^)/
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コメント
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磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
奥岳登山口から安達太良山・鉄山を経て、くろがね小屋・勢至平・あだたら渓谷 経由 奥岳登山口
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
絶景雪景色、堪能させていただきました☺
体調が良くてもこのコンディションならバテバテになりそう😳
どうも、お疲れ様でした👍
マメさん、今晩は。コメントありがとうございます。
マメさんの変幻自在の山行を指をくわえ拝見してました。
百名山なのに下山途中までたった一人。人の目が無いと、ついつい□態ル✖トがちらついて来ます。自制心を持って臨みましたが、冬山での冒険は大火傷しそうです。
初めてコメントします。
3月17,18,19日頃に行こうと考えているので参考になりました。しかしながら、今年は、雪が少ないようで中旬頃の状態が不安です。同じコースを考えていますが、目印や雪の状態を教えてください。
arakenchanさん、こんにちは。
私のわかる範囲でお答え申し上げます。
雪の状態ですが、気温が上昇したことにより、全体的に踏み抜きが多くなっています。踏み抜くと膝上、股下まで潜ります。何度も転倒しました。ただ早朝はまだ気温が低かったので、八の字手前までの旧道は、アイゼンが良く効きました。しかし、ここでも多数の踏み抜き跡を見ました。また、クラストしていた山頂稜線でも踏み抜き跡を見ました。
この点に関しては、10日後はさらに悪化すると思われます。
新雪の状態(ラッセル有無)に関しては、直近の状態でご判断下さい。
目印ですが、一般的な分岐には標識があります。ただし、雪に半ば埋まっていますので確認が必要です。問題は、新雪と風雪ですが、冬山は常にトレースが消える可能性があります。地形図、コンパス、GPSは必携ですし、予習とシミュレーションも重要と思います。赤いリボンも所々有りますが、頼りすぎると危険だと思いました。
一般的な事で申し訳ありません。
回答、ありがとうごさいました。(^-^)
puku-fさん、こんにちは〜
復帰の第一戦が冬の安達太良山、しかもお一人でとは・・恐れ入りました m(__)m。南国育ちの私には雪山はまさに憧れの存在。いつかはと思っていますが、なかなか・・(^-^;。実は、私、1年間仙台に住んだことがあり、雪山へのチャンスはあったのですが、当時は今のように山歩きにハマっておらず、また、周囲から「あぶねぇから、いぐでねぇ」と言われたこともあり行かずじまい。puku-fさんのレコを拝見し、東北での1年は本当にもったいなかたなぁ〜と思っている次第です。 bokkemon拝
ぼっけもんさん、今晩は。コメントありがとうございます。
そうなんですね。仙台。最近は、年2〜3回訪問しています。明るく、活気ある街ですね。
牛タン、ズンダ餅。どちらも好きです。
冬山を含め、「無鉄砲」ということだと思います。 なんでも自分で体験しないと気が済まないたちなんです。安達太良山は、花の百名山でもありますが、冬のレコも多いので、昨年から冬の登山を狙っていました。腰痛で遅れたため重たいラッセルとなりました。
しかし、青い空と雪山は見事な景色でした。
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