唐松岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 1,053m
- 下り
- 267m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:03
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 6:40
- 合計
- 10:20
天候 | 23日曇り風やや強い、視界20m以上 24日曇り、強風、視界ゼロ、吹雪き |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丸山から唐松山荘まで、危険滑落場所多い。 |
その他周辺情報 | 駐車場1日600円 最終山頂駅までリフト往復2200円 荷物代440円 |
写真
装備
個人装備 |
ザックカバー
雨具
防寒衣
着替え
帽子
手袋
テルモス
水500cc2本
食料
行動食
非常食2日
ガスバーナー
コッフェル
調味料
寝袋
ランタン
ヘッドライト
予備電池
カラビナ4個
テープスリング3本
コンパス
地図
メモ帳
携帯電話
カメラ
GPS
ピッケル
アイゼン
ゴーグル
目出帽
ビーコン
スコップ
|
---|---|
共同装備 |
テント
食料
ロープ6?15m
テントマット
|
感想
唐松岳の冬山は初めて、丸山までは疲労感を感じて登った記憶はないが、今回はとても長く感じた。アイスバーンの雪、吹き溜まって柔らかい雪、雪の表情は複雑に変化していて、歩きにくい。
唐松山荘の手前は岩場の危険場所、特に冬道に変わっていて変化があり、慎重に登った。
山荘手前で、男性にロープを持っていないかと声を掛けられる、女性が滑落していると言う、ガスで女性は見えない、もっているロープは、今回に限って15m、無理です、救助要請はしましたかと言ったら行ったとの事なので、申し訳ないがその場を離れた、少し登ると滑落した女性が見えた。とても負目を感じる、小屋について、ロープとシュリンゲを繋いだら、25m位になったので、助けられると判断し、滑落場所に戻ったら、女性は自力で上がっていた。結果オーライだけど良かった。気お付けれ下山する様行って見送った。
小屋の周りは吹溜りは雪がいっぱいで、テントを張る場所は僅かでしたが、強風の中何とかテントを張る事が出来た、冬はアンカーは竹ペグと、用意したペグ使おうとするが、雪が凍て埋めるのに苦労した、カラビナ、ピッケルも使った。
テントに入れば天国、自宅で下準備してのハンバーグカレー美味しく食べたテント泊の楽しみを満喫。
しばらくすると、小屋に一人の男性がテント越しに話掛けて来る、時間は5時頃だろうか、「此処に避難小屋は有りますか」無いよと答える、此れからどうするのかと言うと、ツエルトがあるのでそれで一夜を過ごすとの事でした、何時でもいいから来るように言い、見送る。
翌1時位から、今まで経験したことが無い強風で、テントのたうちまわる、ポールが外れない事を祈るが、ポールが外れた二人外に出て復旧した、その後はテントを体で支えながら一夜を過ごした。
心配なのは、ツエルトで風に耐えているパーティー、「大丈夫か-」声を張り上げるが返事はかえって来なかった。
明るくなり7時頃、風はやまない、吹雪いて視界はゼロ、外からアイゼンのしっかりいた音が聞こえる、救助隊の様でした、救助に来たとの事でした。此れから唐松山荘の窓の木を外して中で、風、ガスが薄くなるまで待機すると言われた。
私達は、小屋の中に入れてもらおうと、強風の中テント撤収、そして救助隊に中に入れて貰える様お願いをした。貴方達も遭難の可能性が有るので良いでしょうと許可してくれた。
長野県警救助隊3名、後から4名位の民間救助隊員が加わった、そしてビバークの3人も小屋に来た、無事だった事が嬉しかった。このグループの一人が今も滑落して救助を待っているとの事だった。救助隊も場所が特定できないので、視野が効くまで待っている状況、携帯のGPSで場所を特定出来ないか確認していたが無理なようでした。2次遭難回避が最重要事項なのが良く分かった。
私は、自分を守るためには、ココヘリ持つことが最善な策の様に感じた、帰ってから早速手続きを行いました。
12時30分、風は強いがガスが薄く見通しが良くなったので下山する事にした。耐風姿勢を取って風が弱くなったら動くの繰り返しを何度も行い下山する事が出来た。リフト駅に着いた頃は、日差しも出て、初日の出来事がうその様です。
今回の反省と教訓
1. 冬の北アルプスを甘く見ない、経験の無い山ほど、情報をよく調べる。
2. テント泊は、必ず鉄ペグを持参する。12本必要。
3. 滑落した時の、自己確保できる装備と、自分の居場所が分かる対策をとる
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