埼玉県境ルート・ファイナル 奥秩父／滝谷山〜帳付山・宗四郎山〜赤岩峠

2019年04月28日(日) ~ 2019年04月29日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 30.1km
• 登り: 2,882m
• 下り: 2,897m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:41

6:16 南天山登山口
6:40 6:43 法印の滝
6:59 7:02 二又分岐
7:06 7:06 南天尾根へのとりつき
8:04 8:32 南天山
11:21 12:02 滝谷山
12:45 12:47 ブドー沢ノ頭
13:57 帳付山

2日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 1:51
• 合計: 8:02

6:13 帳付山
7:12 7:27 馬道のコル
7:56 7:57 倉門山
8:23 8:43 焼山
8:53 8:59 山吹峠
9:25 10:10 宗四郎山
10:21 10:24 六助ノ頭
10:43 10:43 雁掛ノ頭
11:02 11:05 雁掛峠
11:48 11:58 大ナゲシ
12:42 12:44 赤岩峠
13:36 13:42 出合バス停
13:55 13:55 中津川バス停
14:15 南天山登山口

天候

28日　晴れ
29日　晴れ後曇り

28日夜稜線の気温は氷点下、まだ防寒着が必要だった

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

南天山登山口、鎌倉橋の駐車場を利用
下山後は赤岩峠埼玉側の登山口、公民館後にデポした自転車で鎌倉橋の駐車場へ戻る

県道210号線、出会から八丁トンネルを経て国道299号線につながる志賀坂林道は道路修繕のため期間未定で通行止めだったが、GWの期間中のみ規制解除
当初電車とバス利用だったが、中津川起点の周回が可能になり、大幅に時間的な余裕ができた

コース状況／危険箇所等

今回の行程、南天山から帳付山はバリ、倉門山から赤岩峠は破線と殆どが区間が一般向けではないルート
危険、要注意箇所が多々あり
ルーファイ、岩場を巻く・直進、状況判断が必要な場面も多く、事前の情報収集に助けられた

また今回は1泊2日で計画したが、途中給水可能場所がないため飲料だけで4kgオーバー、1日目はコース難度に加え、ザックの重さが堪えた

今回は自動車が使えたので時間に余裕を持てたが、バス利用だったら時間の制約があり、もっとシビアな参考になったと思う

写真

4/28 5:09

GW一時規制解除された志賀坂林道で赤岩峠への登山口のある公民館後へ
自転車をデポして、下山後は自転車で中津川まで

4/28 6:09

自転車をデポしたのち、南天山登山口ある鎌倉橋付近の駐車スペースに車を停める

4/28 6:12

6時、出発の準備をし、まずは南天山に向けスタート

4/28 6:19

まずは鎌倉沢沿いのルート

4/28 6:23

早朝、まだハイカーの姿はなし

4/28 6:40

法院の滝

4/28 6:53

年季の入った木橋を何度も渡った後は、

4/28 7:07

沢の右岸を高巻きに進む

4/28 7:08

尾根への取付き地点は鎌倉沢をそれて右手に進む

4/28 7:09

南天山への取付き

4/28 7:20

しばらくは植林帯をジグザグに登っていく

4/28 7:52

植生が変わり馬酔木が増え始めてくると山頂は近い

4/28 7:55

尾根に乗ってザレた斜面を登ると

4/28 8:05

8時、南天山の山頂に到着
埼玉百名山は85座目

4/28 8:24

予報通りの青空

4/28 8:09

明日歩く倉門山から赤岩峠への稜線

4/28 8:10

左手の奥には、まだ雪が残る浅間山

4/28 8:24

右手には赤岩尾根と両神山

4/28 8:12

昨年のGWに歩いた白泰山から十文字峠に続く尾根

4/28 8:28

次の目的地の滝谷山へ

4/28 8:36

軽く下って

4/28 8:45

尾根通しのルート15分ほど進むと、

4/28 8:49

沢コースへのルート
一般ルートはここまで、この先はバリ区間により要注意!!

4/28 8:51

少し進むと倒壊した祠

4/28 8:54

しばらくは歩きやすい巻き道が続くが、そのまま進むとムジナ沢に下る支尾根に合流

4/28 9:07

少し進みすぎたので戻る
南に折れる手前まで戻り尾根に乗る

4/28 9:09

尾根に乗るのが手前過ぎて岩場にあたってしまう
ここは直登

4/28 9:18

1538ピークへの登り

4/28 9:22

フカフカの斜面で登りにくい

4/28 9:24

1538ピーク
ここは南方向にも明瞭な尾根が伸びているので間違えないように注意

4/28 9:29

しばらく歩きやすいルートが続く

4/28 9:33

境界杭を逆順に辿ってく

4/28 9:39

登って

4/28 9:43

小ピーク

4/28 9:48

岩にタイルを埋め込んでいるパターン

4/28 9:50

下って

4/28 9:52

こんなルートが続けばいいのだが

4/28 9:53

ルートのど真ん中に老木
なかなか雰囲気がある

4/28 10:00

すぐに登り

4/28 10:03

小さなピークと、アップダウンを繰り返す

4/28 10:06

下って

4/28 10:12

登り返し
そろそろザックの重さが気になり始める

4/28 10:14

木の枝がだんだんうるさくなり初め

4/28 10:17

1562ピークの境界杭はこんなところに

4/28 10:20

正面に滝谷山が近くなり始め

4/28 10:21

岩場が現れ

4/28 10:24

そのまま直進

4/28 10:28

1568ピークの先は踏み跡薄く、
南側のムジナ沢にそれていかないように注意

4/28 10:45

滝谷山手前の鞍部
軌道後の残骸

4/28 10:45

錆びた滑車

4/28 10:47

滝谷山への最後の登り

4/28 10:51

ザレた斜面の先に大きな岩場

4/28 10:55

ここの岩場は左手に回り込んでから登る

4/28 10:58

途中まで登ったところ

4/28 10:58

こちらではなく、右手の岩場の方が登りやすい

4/28 11:02

岩場を登り切って、歩いてきたルートを振り返る

4/28 11:15

急登をもう一登りして

4/28 11:18

1年ぶりの上武県境ルートに合流

4/28 11:20

11時20分、滝谷山に到着

4/28 11:45

時間に余裕があるので山頂でのんびりと昼食休憩

4/28 11:46

遠くに八ヶ岳

4/28 11:49

北アルプス、写真右側は穂高と槍か？

4/28 11:49

浅間と群馬の山々はくっきり

4/28 12:00

たっぷりと休憩を取り先に進む、
ここから帳付山までは県境ルート未踏区間

4/28 12:09

まずは下って

4/28 12:12

登り返して

4/28 12:20

岩場を左に巻いて
（ここは右が正解か？）

4/28 12:28

小ピークを越えて

4/28 12:37

さらに上ると

4/28 12:43

ブドー沢の頭

4/28 12:43

最初の予定はここで一泊だったが、車を使えたおかげで時間に余裕があるので先に進む

4/28 12:46

ブドー沢の頭から1609ピークまでは比較的歩きやすいルート

4/28 13:00

倒木もあるが、ルートも明瞭

4/28 13:05

1609ピーク

4/28 13:15

展望の開けた場所から倉門山から、赤岩尾根、両神山につながる稜線を一望

4/28 13:18

1609ピークから先は岩場を左右に巻いて進む
ここは左に巻いて

4/28 13:18

岩場を過ぎて西側に一度下る

4/28 13:22

日影に残った氷柱

4/28 13:23

踏み跡はあるがルートが正しいか自信がなくなる

4/28 13:27

痩せた尾根を通過し

4/28 13:28

行き詰ると

4/28 13:28

西側を迂回して下る

4/28 13:30

ここも岩場は巻いて

4/28 13:34

さらに下る

4/28 13:39

今度は東側を巻いて

4/28 13:43

さらに下ると

4/28 13:49

帳付山の鞍部

4/28 13:52

登り返して

4/28 14:01

14時、帳付山に到着
本日はここまでとして、のんびり休憩

4/28 14:15

群馬の山々
妙義山が近くに見える

4/28 14:15

赤城、谷川方面の遠景

4/28 14:16

八ヶ岳

4/28 15:36

鞍部まで戻り平らな場所にツェルトを張る
時間は早いが本日はここで一泊

4/29 5:55

翌朝、撤収後
まだまだ夜は寒く、明け方は0度まで冷え込んだ
防寒着を持ってくるべきだったと軽く後悔

4/29 6:07

6時、帳付山

4/29 6:09

早朝の幻想的な風景

4/29 6:22

バリ区間も終わり、ここから倉門山までは一般ルート

4/29 6:39

昨秋以来2度目のルート

4/29 6:40

石楠花はまだ咲いていない

4/29 6:50

痩せた尾根を進み

4/29 6:59

途中、要注意の場所もあるが、

4/29 7:01

2度だとサクサクと進む

4/29 7:13

馬道のコル
ここまで1時間

4/29 7:32

埼玉県の境界標

4/29 7:33

登り返して

4/29 7:38

天丸山の分岐、今回天丸山はスルー

4/29 7:44

もう一登りすると

4/29 7:53

倉門山に到着

4/29 7:56

天丸橋の降下点
ここから先は埼玉県境ルート最後の未踏区間

4/29 7:57

倉門山から先は破線ルート

4/29 7:59

最初は歩きやすルートだが

4/29 8:06

焼山手前からは、らしいルートに一変

4/29 8:10

軽く登り

4/29 8:13

しばらく進むと

4/29 8:13

左手後方に丸山

4/29 8:16

正面に岩場が見える

4/29 8:17

岩場は直登し

4/29 8:18

痩せた尾根を進む

4/29 8:20

ここは一歩、右側に入ったところから回り込んで登ったか？

4/29 8:25

進行方向のトンガリ山が宗四郎山

4/29 8:26

左右が開けて好展望

4/29 8:27

どうやって下るか思案中
確かここは右手から下った

4/29 8:32

最後に岩場を登ると

4/29 8:37

焼山の山頂に到着

4/29 8:41

焼山から先は3段構えの激下り

4/29 8:52

下りきった先に

4/29 8:54

山吹峠
ここから天丸トンネルの埼玉、群馬両側に下ることができる

4/29 8:57

山吹峠を越えて宗四郎山へ向かう

4/29 8:59

トラロープの張られた急登

4/29 9:01

階段ハシゴ

4/29 9:13

一登りして

4/29 9:16

その先に見える鋭鋒が宗四郎山

4/29 9:20

再び急登

4/29 9:22

長く続くロープ

4/29 9:27

最後の登り

4/29 9:29

宗四郎山に到着
埼玉百名山は86座目

4/29 9:57

倉門山から焼山を経て歩いてきた稜線

4/29 10:00

進行方向
赤岩尾根、両神山に続く稜線

4/29 10:06

宗四郎山の先も当然、激下り

4/29 10:10

こんな感じのところを降りてきて

4/29 10:11

鞍部はシカ柵に沿って進む

4/29 10:14

直ぐに登り返して

4/29 10:22

六助の頭

4/29 10:25

またまた下って

4/29 10:30

ゆるやかに登り返すと

4/29 10:41

雁掛の頭

4/29 10:43

アップダウンの多い奥秩父の山々

4/29 11:00

鞍部の雁掛峠

4/29 11:02

県境ルート未踏区間最後の登り

4/29 11:17

100番の境界杭を越えると

4/29 11:20

大ナゲシへの分岐点
ここで埼玉県境一周完了、コングラチュレーション!!

4/29 11:28

まだ昼前、時間に余裕があるので大ナゲシに寄り道
ザックは分岐にデポして軽装

4/29 11:37

大ナゲシ基部から

4/29 11:39

岩場の登り

4/29 11:59

最初は2段ロープ

4/29 11:43

登りきったところから少し進んで

4/29 11:45

再び岩場

4/29 11:46

軽装だと岩場の登りもアスレティックみたいで楽しい

4/29 11:48

大ナゲシに到着

4/29 11:50

歩いてきたルート振り返り、しばらく感慨にふける

4/29 11:52

県境ルート最難関だった赤岩尾根
近くもう一度歩きたい

4/29 12:29

コースに復帰して後は下るのみ

4/29 12:35

コース通じて道しるべにさせてもらった境界杭
感謝、感謝

4/29 12:42

赤岩峠に到着

4/29 12:43

最後は植林帯を下り

4/29 13:14

14時15分、公民館後に到着
埼玉県境ルートもここで終了！

4/29 13:17

最後は昨日デポした自転車で鎌倉橋までのサイクリング

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

ザック

ストック

飲料水

2L

500mlペット飲料

4

食糧

4食

行動食

ツェルト

グラウンドシート

シュラフ

マット

ストーブ

ガスカートリッジ

ライター

コッヘル

カトラリー

ヘッドランプ

ナイフ

帽子

グローブ

レインウェア

フリース

着替え

タオル

地図

コンパス

ファーストエイドキット

GPS

予備電池

ゴミ袋

携帯電話

健康保険証/運転免許証

感想

ARAQ

埼玉県境ルート最後の未踏区間
・滝谷山〜帳付山
・倉門山〜赤岩峠
初めは、別行程の日帰りで考えていたが、GW期間中に1泊で歩きとおすプランに変更
交通を含めた情報収集、後は天気予報次第で決行
連休初日は雨、2日目の晴れ予報をみて、28-29日に決定

ぽっかり空いた27日、何気なく埼玉県の林道情報を見ていたら、規制中の志賀坂林道がGW期間中のみ一時規制解除
ということで、バスで中津川から入り、群馬側に抜けて八幡からバス帰るルートから、中津川起点の周回ルートに急遽変更
だいぶ時間にゆとりを持った山行が可能になった

途中の行程は写真の記録の方が分かりやすい
なかなか歩きごたえのあるルート、アルプス的な雄大さはないが、ジブリ的な（表現はチープだが）、濃い自然があるのが奥秩父深奥部の良さだと思う

天候にも恵まれ、2日間の山行を堪能
埼玉県境ルートも1周ぐるっと繋がった
計画段階からの試行錯誤もあり、特に感慨深い山行の一つとなった

埼玉県境ルートについては、マップに赤線が表示されたら、また感想を日記にでもアップしようと思う

コメント

🌵🌵🌵hase🌵🌵🌵

お疲れ様でした。&おめでとうございます！
18キロを背負って良く歩けましたね。
12キロでも狭い岩場でザックが抜けなくて
何度か苦労しましたよ。
自分は達成感より疲労感が激しくて
今朝は寝返りや階段登り降りが出来ないほどでした。
レポは下書きしてありますので、
明日にでもアップしますね。

ARAQ

Re: お疲れ様でした。&おめでとうございます！
hase130さん、コメントありがとうございます。

今回は時間にゆとりができたのが大きかったですね。
途中休憩もたっぷりとれましたし、いつもよりのんびり歩けましたので、奥秩父の山深い雰囲気を堪能できました。
あとはMAPに歩いた軌跡が表示されるのが楽しみです。

hase130さんのレコも楽しみにしています。

johro

参考にさせて頂きました
こんばんは。
先日　ARAQ　さんのレコをまた参考に山登りをしてきました。
大変険しいルートで事前情報なしではとても攻略できませんでした。
どうもありがとうございました。
良かったらぜひ私のレコもご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2370435.html