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記録ID: 182133
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ハイキング
奥秩父

【城山コースから】 熊倉山 〜 酉谷山 -- 遭難者に遭遇 ?? -- 

2006年05月25日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:08
距離
13.4km
登り
1,800m
下り
1,791m

コースタイム

◎[往路] 城山コース登山口(7:15) → No.8(8:12) → 山・石杭ピーク(8:31) → 旧日野コース分岐(9:15)
→ No.2大岩(9:23) → 日野コース分岐(9:45) → 熊倉山(9:50=10:00) → Z220補(10:23) → 小ピーク(10:32)
→ 主根・公共(11:08) → 東谷分岐?(11:45) → 大血川峠・東谷分岐(11:52=12:03) → 小黒(12:37)
→ 鞍部(12:50) → 酉谷山(13:10)

◎[復路] 酉谷山(13:30) → 鞍部(13:42) → 小黒(13:52) → --北方面に入り込み ロス--
→ 大血川峠・東谷分岐(14:45) → Z220補(15:50) -- 1,440mピークより、北東尾根に下ってしまいロス--
→ 熊倉山(16:54) → 日野コース分岐(16:58) → 城山コース登山口(18:23)

           -- ☆★ 所要時間:11時間08分 ★☆ --
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 秩父市の国道140号を進み、荒川村の「武州日野駅」手前の「荒川中学校入口」信号を左折、秩父鉄道の踏切を渡り、
荒川の支流・安谷川(川浦渓谷)に流入する寺沢沿いに右折します。
 水車小屋を左に見て、さらに走行して 右側「城山」との"鞍部" 部分が「熊倉山登山口」です。
 この道を さらに進んで下ると、谷津川沿いに「白久駅」に行きます。
コース状況/
危険箇所等
 澄み切った青空のもと、「城山コース登山口」を出発。熊出没注意とある。昨日の雷雨で、登山道は濡れている。
 良く踏まれたコースを、坦々と登って行く。林間から 荒川村の町並、武甲山、小持山がくっきりと見えます。

 No.11からの「ナンバリング道標」が設置されており、登山道は良く整備されています。
 途中では 間伐が進行、まわりが開けてきた杉林から ミズナラ、ブナの低木になり、明るくなる。
 結構な急登が続きますが、No.2の「大岩」を過ぎると、山頂もぐーんと近くなります。
この「大岩」付近は、大変 幽玄な雰囲気です。

 熊倉山山頂は 展望が無く、道標も古くて錆びており 暗い雰囲気です。
 この先の「酉谷山」へのルートを"暗示"しているようです。

 いよいよ"未知"のルート、酉谷山へ。
 新緑が美しく、痩せ尾根のアップダウンが小気味よいルートです。

 途中幾つかのピークからは、奥秩父始め 西側の山々が新緑に輝いて見えました。
 「大血川峠」〜「小黒」間で、二人の登山者にすれ違いました。「東谷」へ下るとのことでした。
 「小黒」への急登。やっと、酉谷山へ到着。

 問題は,[復路]でした。「小黒」付近は、遭難が多いと聞きます。実は私も「小黒」で、緩勾配の北方面へ
入り込んでしまいました。(昔は、川浦谷へのルートがあったかも?)

 このように 主尾根から派生する尾根は、当たり前の話 登りでは問題なく通り過ぎるのですが、
下りで "同じような尾根状態" だと 見分けがつきにくく ついつい行ってしまうことがあります。

 常に、しっかりと 廻りの状況と地形図を見ていないといけませんでした。
 どこでもそうですけれど、ガスが巻いていたりすると 特に「小黒」あたりは注意が必要です。
 
「城山コース」登山口
2006年05月25日 07:18撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 7:18
「城山コース」登山口
小岩が露出してくる
2006年05月25日 08:30撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 8:30
小岩が露出してくる
No.6ピーク
2006年05月25日 08:33撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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5/25 8:33
No.6ピーク
2006年05月25日 09:25撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 9:25
熊倉山直下にて
2006年05月25日 09:52撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 9:52
熊倉山直下にて
熊倉山山頂 1,426.5m
2007年11月06日 07:31撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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11/6 7:31
熊倉山山頂 1,426.5m
熊倉山三等三角点
2007年11月06日 07:30撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
11/6 7:30
熊倉山三等三角点
可憐なシャクナゲ
2006年05月25日 10:34撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 10:34
可憐なシャクナゲ
長沢山、芋ノ木ドッケ、
白岩山を見る
2006年05月25日 10:39撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
1
5/25 10:39
長沢山、芋ノ木ドッケ、
白岩山を見る
酉谷山、日向谷ノ頭を見る
2006年05月25日 10:40撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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5/25 10:40
酉谷山、日向谷ノ頭を見る
岩の痩せ尾根を行く
2006年05月25日 10:57撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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5/25 10:57
岩の痩せ尾根を行く
素晴らしい馬酔木トンネル
2006年05月25日 11:08撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 11:08
素晴らしい馬酔木トンネル
石杭(図根・公共)
2006年05月25日 11:13撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
5/25 11:13
石杭(図根・公共)
「小黒」付近
2006年05月25日 11:34撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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5/25 11:34
「小黒」付近
酉谷山山頂 1718.3m
2006年05月25日 13:17撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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5/25 13:17
酉谷山山頂 1718.3m
2012年04月23日 12:36撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
4/23 12:36
熊倉山を下ってきた
アカヤシオ
2006年05月25日 17:11撮影 by  FinePix6900Z, FUJIFILM
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5/25 17:11
熊倉山を下ってきた
アカヤシオ

感想

◎ マーカーは時々出てきますが、「指導標」は一切ないマイナーコースです。無論、それなりの経験や知識が必要です。

◎ [往路]は、基本的に登りなので ルートとしては 問題は無いと思います。

◎ 問題は,[復路]でした。
 「小黒」までは問題なく戻りましたが、「小黒」から、本来は西へ急激に下るところを
緩勾配の北へ入り込んでしまいました。

 そして しばらく行くと、"遭難"と 思われる登山者の "遺留品"を 発見したのです。

 前日に雷雨があり、そこには ビニールシート上に 傘や携帯やリュックがぐっしょり濡れたまま 置いてありました。
 周囲に「誰かいますか〜」と声を掛けましたが、応答はありません。
 どう見ても 荷物を置いて、周囲に出かけるという場所ではありませんし、状況でもありません。

 遂に「110番」して、状況を説明しました。その後、自分もコースを外しているので、「小黒」に戻って、
正規の[復路]を「熊倉山」へ向かいました。
 この間も 警察とは何回か やりとりをしましたが、場所が場所だけに 携帯が"圏外"になったり、
中々旨く通話が出来ません。

 自分自身も不安の中の[復路]、そして、二度目のコース逸れをやってしまいました。
 「熊倉山」への最後のピーク(1,440m)で、北西に行くべきところを 北東尾根 (後になって「宗屋敷尾根」と
認識しますが)に 下ってしまいました。
 マーカーがあったので、つい下ってしまったのです。下るうちに、熊倉山方面が見えないのに気づき、
地図を見て間違いだと。

 他人の遭難騒ぎどころでは なくなってきました。疲れがドツーと出てきて、ピーク地点まで登り直す
体力・気力が ???。 足が動かなくなりました。
薄暗い尾根を必死になって登り、ピークに到達しました。間違いが解りました。
 正規の道を「熊倉山」へ。夕闇迫る登山道を、ひたすら下り、ようやく「城山コース登山口」へ着きました。

 そこには、私の帰りが遅しと 影森交番の巡査とパトカーが待っていました。そこで、私が110番した内容の確認です。
 明日(5/26)、私のもたらした情報の地点に "山岳救助隊"が 行くそうです。
 (その後、山岳救助隊が5人で「東谷」から登り、確認したが、遭難とは確認出来ずとの連絡有り。ミステリー?) 

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