タワ尾根ギャラリーと多摩100ラスボス酉谷山
- GPS
- 09:59
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,843m
- 下り
- 1,850m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:53
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バス停の少し手前、ここは登山者も停められます。1日500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
タワ尾根は破線ルートです。不明瞭箇所複数、難所もあります。また長沢背稜は一般ルートですが、滑落リスクある箇所もありました。そして熊の気配多数。 【一石山神社〜一石山】 タワ尾根最初の山場。 取りつきは、殆どのレコは一石神社の鳥居の横にある建物の右から入るとなってますが、ある方のレコで、その道で迷って、本殿の右から取りついたとあり、試しに本殿の右へ行ったらすぐ詰みましたw やはり鳥居の横の建物の右から入るのが正解です。 すぐに急なつづら折れが始まります。この道が昨日の雨のせいなのか泥濘んでいて、登るのが一苦労(>_<) 泥濘でないところも、足場が悪く脆い土なので、ただでさえ急なのにさらに体力が削られる道でした。登りでもスリップや足元の崩れで危ないです。 尾根に乗り上げたところにベンチがいくつかあり休憩出来ます。 そこから尾根直登が始まります。踏み跡は薄いところもありますが、とにかく尾根を登っていけば一石山到着。 【一石山〜人形山】 一転、穏やかな山登りになります。 人形山の手前、ウッドサークル辺りで踏み跡消えて、尾根も錯綜してるので道が少しわかりづらいですが、尾根に乗り上げれば道がありました。 【人形山〜ウトウの頭】 各ピークの手前が急登ですがおおむね優しい登り。但しウトウの頭の手前だけ岩岩してきて、行ったん激下りしてから登り返します。 【ウトウの頭〜タワ尾根分岐】 ウトウの頭を過ぎると、タワ尾根第2の山場で最大の難所、大京谷ノクビレまでの下りが始まります。 岩のヤセ尾根が続くのですが、どこから降りるのかがピンテがあったのか、よくわかりませんでした。ほぼ強引に下りましたので、このレコの軌跡は参考になりません。 そこから大京谷ノ頭、タワ尾根分岐まで、踏み跡もあり、そこそこの急登でした。 道標のあるタワ尾根分岐まで来ると長沢背稜に合流です。 【タワ尾根分岐〜酉谷山】 以降、道はずっと明瞭ですが、長沢背稜の南斜面をトラバースする区間が殆ど。 たまに北側の眺望があり、両神山や秩父?の町が見えます。 長沢背稜は狭く、木の枝が張り出していることがあるので、背の高い人は頭ぶつけないように。自分は3回ぶつけました(;_;) 酉谷山の取りつき箇所には山頂か巻き道かの道標があるので、通りすぎることはないと思います。 その取りついてからが長かった。奥多摩の稜線上の山で一番長いと思う。山容が大きいということでしょうか。 山頂からは富士山が見えました。 大岳山方向の眺望もあり、東京の市街も望めました。 【酉谷山〜一杯水避難小屋】 稜線とトラバース道を繰り返しますが、トラバース道は時折、崩れてたり狭くなるので滑落要注意。特に何回か出てくる木橋の前後と、一杯水避難小屋の手前は狭くて滑りやすいので要注意、 眺望はほぼ無し。 大栗山の先のコースから少しだけ南西側にそれたハナド岩からは石尾根の絶景がみられます。富士山も石尾根から少しだけ頭だしていました。 【一杯水避難小屋〜東日原】 若干のアップダウンあるもののほぼヨコスズ尾根のトラバース下り。落葉積もってて狭いところはスリップ注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、東日原バス停手前の自販機でコーラ買ってイッキ飲みしました。 |
写真
感想
先週、この山行の予定が、日原街道の通行止めでこの日にずれ込み。予報は湿度の低い晴れだったので、高山の誘惑もありましたが、人気(ひとけ)のない長いこのコースは、夏至辺りの今行っておこうと、先週のやり直しで東日原へ。
前日かなりの雨だったので、今回は直前まで通行止め情報ないか確認してから出発。
東日原駐車場に車を停めて、鍾乳洞に向け出発。一石神社で鳥居をくぐり、今日のロングコースの安全を祈願(^人^)
まずは登山口の取りつきですが、レコ予習では鳥居の横にある宝物殿っぽい建物の右から入っているのですが、お一方だけ、そっちは間違いで本殿の右が正解というレコがあり、きっと違うんだろうなと思いつつ、怖いもの見たさで本殿の奥へ試しに行ってみました。
結果は、斜面に誰かの足跡はあったものの、とても登れる斜面ではなく、すぐ詰んでしまいました😔あのレコはトラップレコ?
正規ルートで気を取り直し再スタート。
登り始めて10分過ぎ頃、いきなり小鹿のご遺体が…お尻の肉がガッツリ削られてました。熊にやられた?
気を取り直し登り始めましたが、とにかく足場が悪い道。踏みしめるそばから崩れるのでメチャクチャ歩きづらい。その上急登。
尾根に乗ったところで休憩ベンチあり。このコースで避難小屋以外でベンチはここだけです。
次第に尾根急登になりゼエゼエしながら一石山到着。
そこからウトウの頭までは心地よい森のなかを緩やかな登りが続きます。
レコでしか見たことのなかった芸術な山名板を楽しめました。
残念だったのはウトウの頭の札の裏に藤原定家の歌が書いてあるのを帰ってから知ったこと。登る前に調べておけばよかった…
最大の難所、大京谷のクビレへの下りは、最近のレコでは踏み跡しっかりありと書かれていましたが、自分にはわかりませんでした。強引に降り始めたら少し離れたところにピンテを見つけたので、それを目指してなんとか降りられました。
自分が降りたルートは間違いだと思います。
長沢背稜に合流後は、時折稜線を歩くものの、トラバースの道が長く眺望もないので、歩き甲斐はないかな。奥多摩の稜線なら、石尾根の方が断然楽しい道だと思います。
長〜い長沢背稜を小一時間程歩きやっと酉谷山の登り口到着。長い直登を登り遂に奥多摩最奥の酉谷山山頂へ。
いや〜遠かった。
眺望は期待してなかったのですが、南側は開けていて、富士山も拝めました。
この眺めがなかったら、タワ尾根ギャラリー以外は苦行でしかなかったですが、酉谷山の眺望で救われました。
このピーク、けっこう気に入りました。が、なかなか覚悟しないと来れない山深さと、ピーク以外のご褒美がほぼないので、再訪は雲取山からの泊まりでの縦走ぐらいかな?
この後はほぼ消化試合の道。唯一ハナド岩からの眺望は見事でしたが、ここでこの日初の登山者二人組と遭遇。狭い岩の上だったのであまり長居出来ませんでした。
後は一杯水避難小屋からヨコスズ尾根を下るだけ。
10時間の山行中、8時間は猿以外人に会いませんでしたが、ヨコスズ尾根では10人程と遭遇。
下山後は解放感から下山の写真を撮り忘れ。
それにしてもタワ尾根は、今までになく熊の気配が強烈でした。奥多摩の一番深いところなので、頭数も多いのでしょうが、昨年二軒小屋尾根ではここまでの痕跡はなかったです。
これから入られる方は気をつけて下さい。
さあ、梅雨に入ったし暑いしで、来週から天気が良ければ、高いお山に行こうかな😃
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