テント練習で軽荷の筈が(二上山-葛城山-金剛山)
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- GPS
- 11:45
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,648m
- 下り
- 2,233m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:09
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 3:56
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
テント泊の必要が生じた時に備えて、一度準備をしておきたかったので、連休を利用して練習に出かけました。葛城山を選んだのは、葛城高原ロッジがあって、そこで食事や入浴ができそうで、食料や炊事道具を運ばなくてもよいと考えたこと、それから大阪側と奈良側両方の夜景が見られること、さらに携帯電話の電波が届く範囲にいるという条件を満たしたからです。また、竹内峠と平石峠の間が抜けていたので、そこを埋めておくという目的もあります。
行動予定も軽めにし、普段の荷物に加えるのはテント(モンベルのステラリッジ一人用)と付属品、シュラフとインナーシーツ、防寒具、三脚くらい。水は頂上で補給できると踏んで、非常用込みで1.5Lに留めました。これで重さを測ったら10kgくらいしかありませんが、背負ってみるとずっしり重くて、体感では15kgくらいに思えます。
近鉄二上山で下車し、まずは屯鶴峯へ。この辺は余裕だったのですが、ここから車道に沿って歩いてダイトレの山道にさしかかると、ちょっと登っただけで息が切れます。荷が重いとこうなるのかと実感。これまでペースを上げられたのも、荷が軽かっただけだったのかと。そして、これに食料など持つとどうなることやら。ダイトレの登りはあまり人が多くなかったのですが、馬の背まで来ると結構混雑しています。
二上山を越え、初めて来た時は竹内峠で帰ってきたので、ここからが未踏区間になります。同じように南に向かう人が時々おられます。登りで足を止めることが増え、ショックを感じているとようやく平石峠。ここからは一度通った道(ただし、南から北)。さらに通行量が増えます。同じように(私以上に?)大きな荷物を背負った人もいます。一方でダイトレ名物の階段は本格化し、「30段は登ってから息を整えよう」と決めないと、しょっちゅう足を止めないといけません。岩橋山を過ぎ、ようやく葛城山北尾根ルートとの合流部。しかしここからさらに階段が続きます(さらに追い打ちで階段の下りまであります)。歩き始める時には、「金剛山まででも行けるだろうけれど、夜景を見るなら葛城の方がいい」とか思っていましたが、葛城泊にしておいてよかったです。
ところが、テント場は既に一杯。休日の葛城をなめてました。白樺山荘まで行って、無理に頼んで、「火を使わないのならいいよ」とのこと。はい、火をおこしたくても起こせません。800円也を払って、道の東側にテントをはりました。見よう見まねですが、なんとかなったかな。ただ、うっかりチャックを開けて外出したら、帰ったら蝿がたくさん入り込んでいて、追い出すのに一苦労でした。再び白樺山荘で昼食を食べ、高原ロッジまで行ってみました。目的は、夕食が何時までなら食べられるのかと言うこと。しかし、玄関前には「昼食」は15時までとか書いてあって、中の男性に尋ねても、夕食は食べられないと。あかん、予定が狂いました。なお、日帰り入浴も15時までと書いてあるのですが、その後別のキャンプ客は風呂の用意で出かけていたので、キャンプ客なら入れたのかどうかは不明。まあ、私はもともと風呂の準備をしてこなかったので。
日が傾くまでテント内でうだっていたら、近くのキャンプ客がわざわざ隣まで来て話を始めます。いや、文句を言う筋合いはないのですが、眠れません。ここで、iPodを持ってきたのが役に立ちました。重いだけかと思ったら、ここはヒット。その後、18時を過ぎて陽が落ちてきたので、三脚などを持って頂上へ。ただ、低い場所には雲がかかっていて、陽が落ちる瞬間は見ることができず。そのかわり、雲が太陽であかあかと燃える様は美しかったです。しばらくすると街の灯りがぽつぽつつきだします。ここでも一旦テントに戻り、21時くらいに再度夜景の撮影に。奈良方向はきれいでしたが、大阪方向は灯りが多すぎます。また、星も見えたのですが、ここで忘れ物が。モバイルバッテリは3つ持ってきたし、ライトニングケーブルも2本あるのに、USBケーブルがない。つまり、カメラを充電することができません。昨年試みた、比較明合成で星の軌跡を写したかったのですが、諦めざるを得ませんでした。
翌朝は4時30分くらいに目覚め、日の出を撮りにまたも山頂へ。ただ、奈良方向は霞か雲かで煙っていて、味わい深いのだかよく見えないのだか。三脚をセットして、日の出は5時7分だからとのんびりしていたら、いきなり陽が昇ってびっくり。それからテントを撤収して、6時くらいに葛城山頂を後にしました。
実は前日でかなりくたびれてしまったので、長居せずに帰ろうかという誘惑に駆られていました。ここから東に下山したら、8時過ぎには御所の駅に着けそうだ。しかし、水越峠への下りはまだ歩いたことがないので、一度は経験すべきだろうと、むりやり気持ちを高めて南へと降ります。水越峠からはこれも「せっかくだし」でダイトレルートを金剛山頂目指して登ります。やっぱり荷が重かったです。ただ、まだ余力あるかなとも思えたので、最初の計画通り紀見峠まで歩くかどうか、ひとしきり考えましたが、明日の予定もあるので(既に宿代を払った後なので)、ここでおしまいにすることにしました。下山ルートは、最も紛れが少ないと言うことで千早本道。階段がきつかったです。前に登った時は、階段がきついと思いながら登ったので、「あれおしまい?」という気すらしましたが、下りだと延々と続くかと思いました。
さて、荷物が重くなると一気にヘタレてしまうことを露呈しました。これで本気のテント泊なんて可能なんでしょうか。2回目は明神平で天体観測と思っていたのですが。また、明日もそこそこロングを予定しているのですが(舗装路歩きです)、無事お宿まで辿り着けるのでしょうか?
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.com/activities/3589286
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