記録ID: 1836351
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
岳沢から奥明神沢・ダイレクトルンゼを経て前穂高岳
2019年05月04日(土) ~
2019年05月05日(日)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 28:48
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,662m
- 下り
- 1,649m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 2:57
12:32
2日目
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 8:50
14:22
ゴール地点
Garmin etrex30Dで採取したログです。
コースタイムには出ていませんが、ちょいちょい休憩を入れています
コースタイムには出ていませんが、ちょいちょい休憩を入れています
天候 | 晴れ(岳沢は直射日光で灼熱地獄のよう) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ここの駐車場は大きくはありませんが、バス停が駐車場のすぐ横なので、雪上幕営等の重量装備時に助かります。また道の向かい側にグレンパークさわんどがあるので、トイレや食事・買い物に利用できます。 ●アルピコバス(沢渡地区〜上高地往復:2,050円) 片道1,250円ですが、往復で買えば割引が効いて安くなります。 昔と違って、重量装備はバス下部の荷物スペースに入れることができますので、ゆったりと座席に座れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●岳沢登山口〜岳沢小屋(今年は近年のなかでは残雪が多い) 出だしの樹林帯はまだ雪のある部分もありますが、特に足回り装備不要です。 但し、早朝や夕方は、凍結しそうな危険個所もありますので、足元に気をつけましょう(凍土っぽいところなどは要注意) ルート番号7を過ぎて、河原に出てしばらくのところから雪上歩きになりますが、今後の気温・気候で雪上歩きやルートは変わります。岳沢小屋の情報などでチェックしましょう。温暖な昼間は雪が緩んで踏み抜き地獄になります。足を置く場所、ルートを選んで歩きましょう。雪面が固くなければツボ足で問題ありません。 ●奥明神沢〜ダイレクトルンゼ〜前穂高岳(夏はルートではありません) この時期、雪渓を利用して登れるルートです(ピッケル&12爪アイゼン、ヘルメット必須)。 両尾根に挟まれた狭い雪渓ルートになるので、両サイドからの落石や雪崩に気をつけてください。岳沢小屋から良く見える雪渓ルートなので、前日入りした場合などは雪の状態やデブリ具合、登下降している人の様子などを見ておきましょう。 (天候や雪面条件で難度が全く異なるルートです、小屋での情報確認はお忘れなく) 一番の核心部分は奥明神沢からダイレクトルンゼに分岐する部分(雪の付き具合)と、そこから暫く登ったところにある「ノド」と言われる部分(斜度)。 登りはアイゼンをしっかり蹴り込んで、雪面を見ながら登りますが、下りはその斜度と高度感(滑ったら遥か下方まで滑落)から腰が引けて、雪面にしっかり足を乗せることが出来なくならないよう、冷静にピッケル、両アイゼンを交互に効かせて下りましょう。 前穂高岳山頂は奥に広いです。山頂は北尾根側に大きく雪庇が張り出していますので、無理に向こう側を見に行かないように。 |
その他周辺情報 | ●岳沢小屋 奥穂南稜や、奥明神沢、西穂高沢の雪渓登りなどGW登山のベースとして賑わいます。テント村スペースはキチンと段々スペースが用意されています(設営前に受付して設営場所指定を受けます)。GW涸沢のミニ版といった感じで、昼間はテラスで周囲の山やルートを肴に一杯やっている人続出です。 昼間は軽食(種類がいろいろあるカレー、ラーメン、おでん、スパゲティ等)、缶ビール・缶チューハイ、生ビールなどテラスでの時間潰しにうれしいものが揃っています。 ●さわんど温泉 上高地ホテル(日帰り温泉利用:650円) http://www.kamikochi-hotel.com/ 岩見平の駐車場から近く、日帰り入浴できるホテルです。 温泉(内風呂・露天)は源泉かけ流し、温度は利用者が調整(注水やかき混ぜ棒)します。けっこう熱いお風呂なのでぬるいお風呂にしか入れない人には難しいかも(特に露天は)。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
テント
スコップ
食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
|
---|
感想
10連休の後半、実家・金沢からの帰り途中で何処に登ってから帰ろうかをいろいろ思案し、チョイスしたのが岳沢からの前穂、3年前に登りながら山頂はホワイトアウトで何も見えなかった悔しさをリベンジしてやろうと再度同じ計画を立てて実施してきました(奇しくも3年前も5/5登頂でした)
ちなみに3年前の記録はコチラ↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-865217.html
今年は雪が豊富、奥明神沢からダイレクトルンゼに入るところにも、核心部の「ノド」にも、しっかり雪があって、天候さえ大丈夫であれば3年前よりも条件が良い状態、そんな中で当日は晴れ、そして風も無いという最高の状態で、しっかり前穂高岳山頂からクリアな360°の眺望をバッチリ堪能できました。
その、前穂高岳山頂からの360°はコチラ↓
岳沢小屋前のテント村も、長期連休で入山が分散したのか、余裕でテント設営できる状態、本当にいろいろなものに恵まれた山行でした。
(恵まれすぎて、天気が良すぎて陽射しが強すぎ、雪上の灼熱地獄でした)
雪があるからこそ登れる奥明神沢とダイレクトルンゼを利用して登る前穂高岳、夏道(重太郎新道)で登るのとは違って、雪にしっかりピッケルとアイゼンを効かせて、自分なりの雪面ルートで歩ける、GWだからこそのオススメなルートですよ(^o^)/
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