鳩待峠から会津駒ヶ岳へのまあまあロングトレイル
- GPS
- 48:55
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,878m
コースタイム
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:18
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:17
天候 | 晴れたり降ったりの天気でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駒の小屋から500 m 下流の岩場(木製のハシゴがあるところ)にへばりついた雪庇を巻くのに時間をとられました。左側に巻いて腰まで雪に埋もれながら,前進しました。雪庇の崩落がはじまっており,かなり神経使います。発電避難小屋付近のなだらかな尾根沿いには熊の足跡があり,大津岐山付近でテントを張りました。 14本爪アイゼンが重宝しました。チェーンスパイクではちょっと無理かもしれません。できればピッケルを持参したかったです。 とてもスリリングなところなので,ココヘリは必要かと思います。 |
その他周辺情報 | アルザの露天風呂が素晴らしかったです。 |
写真
感想
今回は,鳩待峠から見晴を経由して御池に降り,雨降りなので「御池山の駅」でダラダラしていたのですが,なんとバスの運行は5月1日からというのを聞いて,気合を入れて当初の予定である大杉林道にへばりつきました。発電避難小屋あたりでガスが強くなり,GPSアプリで方向を確認しながら進みました。雪庇の崩落がはじまっており,会津駒ヶ岳までの距離を考えると,少し不安になりました。避難小屋を越えたところにあるなだらかな稜線でテントをはろうと思ったのですが,熊の足跡があり,もう少し高度をあげて大津岐峠の下流500m付近にはりました。
ちょうど夕暮れ時に晴れ渡り,平ケ岳から守門岳を一望することができました。夜は熊さんのことを考えると眠れませんでした(笑)平成最後の夜はボッチで,テント泊でした。
朝,稜線上までテントを引き上げて,残りの水500 ml でコーヒーを沸かして,しばしマッタリ。見晴キャンプ場でずぶ濡れになったテントも完全に乾いて,心も軽やかとなります。雪をすくって喉を乾かして進みます。
しかし,もうすぐ駒の小屋に到着というところで,小屋から500m下流にある岩場にへばりついた崩れそうな雪庇を巻くのに時間を取られました。左に巻いたところ,腰まで雪に浸かり滑った拍子に登山靴のなかに雪が入り込みました。細尾根でゲイターをつけて,シャクナゲの枝を掴みながら下に流されないようにジリジリと進みました。なんとかパスすると,あとは比較的楽なルートで駒の小屋の裏手に到着することになります。
駒の小屋で缶コーラ2本飲んで,令和最初の百名山は「会津駒ヶ岳」となりました。ピークを踏んだときよりも,大杉林道から富士見林道に至るルートをなんとかパスできたのが嬉しかったです。駒の小屋で缶コーラを2本飲んで,女将さんとルートの状況で話が盛り上がりました。女将さんの話だと,残雪期にこのルートを選ぶのは滅多にないということでした。確かに大杉岳付近ではBCの方にお会いましたが,それ以降は,山小屋に至るまで誰にも会いませんでした。
昨年の暮は滝沢登山口から登って富士見林道へ行こうとしたのですが,モフモフ地獄に捕まり,9時間かけて駒の小屋下流500mに到達するのが,やっとでした。。。この9時間もかけた登りが,今回は1時間ぐらいで下山できたので,如何に雪の状態に左右されるか体感しました。
あと,見晴から燧ヶ岳を巻いて温泉小屋を通過して御池に至るルートも不明瞭で,GPSアプリが必須です。あと,沢の渡渉点は夏道と同じルートを選んだほうが良いかもしれません。一箇所,吊橋があります。
今回,中華製の14本爪アイゼン(アルミで超軽量)を使用したのですが,フィット感もまあまあで,残雪期のデフォルトになりそうです。ピッケルは持参すべきでした。GPSアプリのほかに,御池,駒の小屋の座標を入れておいたスントが重宝しました。アプリを見るよりも,スントでざっくりとした方向と残りの距離を把握しながらだと,ガスの中でも落ち着いて行動することができます。ココヘリの発信機もこころ強い味方となりました。
最後に,yamamokomoko さんのレコがなかったら,このルートは選択しなかったと思います。感謝致します。
コメント
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evclimMoutnさん、待ってました〜!
レコ、お久しぶりですね。
そして、やっぱりいつも人並みではない(笑)
冒険を感じる山行、とても引き込まれました。
私だったら雪庇の餌食になってしまいそう。
判断力もそれに対応できる力も必要ですね、さすが!
peachyさん,ご無沙汰しております。
最近,山へのモチベーションが少し低下していて,でもこのルートを選んで,やっぱり山はいいなあと,改めて思いました。
おそらく僕は,ピークを目指すよりも,人のいない山々をひたすら歩くのが好きなんだと実感しました。ということで,今後の目指す山がおぼろげながら浮かんできました。
まあでも基本,楽しみながら登るのが最高ですよね。
これからも宜しくお願いします☆
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