今年も景鶴山
- GPS
- 08:35
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 875m
- 下り
- 875m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
戸倉〜鳩待峠間にある津奈木ゲートによって18:00〜6:00は通行不可となります。 鳩待峠は今の時期はマイカーOKですが、駐車場が満車になると何処にも停める事が出来ず、戸倉まで戻らなければならなくなります。 4:40に津奈木ゲート到着しましたが、既に30台程ゲート待ちしてたでしょうか。6時前には僕の後ろにも車の長蛇の列が出来てました。 実際に鳩待峠で駐車出来ずにいる方もいましたので、列に並ぶのが遅い場合は戸倉からの有料バス利用が良いでしょう。朝一の場合、鳩待峠着の時間はマイカーも有料バスも大差ないです。 (自宅2:20発-津奈木ゲート4:40着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※景鶴山は登山道のない藪山で、積雪期のみ登れる山です。 鳩待峠-山の鼻 踏み跡明瞭、場所によっては夏道から大きくはずれてトレースがつけられる。当日時点では問題ありませんでしたが、トレース下を川が流れる箇所もあります。ノーアイゼンで問題ありませんでした。 山の鼻-ヨッピ吊り橋 尾瀬ヶ原は一面雪原。木道は全く関係なく歩けます。しかし所々湿原がのぞきつつある箇所(うっすらとシャーベット状)では踏みぬくと沈みます。一度ヒザまで沈みました。雪解けが更に進むと、足運びに注意が必要となりそうです。 ヨッピ吊り橋-(ケイズル沢経由)-景鶴山 ヨッピ吊り橋からケイズル沢に進むルートも本来は湿原の上なので、充分な積雪がないと進めないルート。東電小屋付近から尾根伝いに行く景鶴山一般ルートよりは明らかに入山者が少なく、トレースも少ないです。赤テープなどは一切なく、実物と地形図を見合わせてルートを選びました。ケイズル沢横の尾根に途中から乗って、一般ルートと合流。急斜面も一部あり、まだ板の外されているヨッピ吊り橋を渡ってからアイゼンとピッケルに持ち替えました。 景鶴山への最後の登りはナイフリッジもあり冷や冷やする箇所もあるのですが、トレース明瞭、一般ルートからかなりの人数が登られてますので・・・良く踏まれております。この日は気温も上がり下山時には雪も大分緩んでシャーベット状となってきてました。 景鶴山-(与作岳経由)-ヨッピ吊り橋 トレースがかなり明瞭。赤テープはほんの数か所。 |
写真
感想
デジカメ忘れました。
携帯で撮りましたが、電池温存などの為、登りでは余り撮りませんでした。
注意が必要な箇所、のような写真は全くない記録となっています。
景鶴山山頂手前の様子などは、僕も昨年登っていますが、他のレコの写真を参考にして下さい。
ヤマレコでこの山に憧れて、昨年も登りました。
昨年は僕のミスからケイズル沢を詰めてルート変更して、同行してくれたmic726さんにルートを選んでもらってしまいました。昨年はガイドツアーの方々も数多く登られてて、トレースも多くありました。僕の憧れてた景鶴山とは少し違う印象でした(山としては素晴らしい山と思いましたが)。もう一度、今度は単独で登りたい、と思いました。
昨年は間違えてしまった故に歩いたケイズル沢沿いのルート。
沢沿いに歩いてすぐに下山してくる6名程のパーティーとすれ違いましたが、その後は山頂直下までは誰とも会いませんでした。
こちらはトレースも、東電小屋方面から登る一般ルート(?)よりはかなり少ないです。僕は他のトレースは気にせず、自分で地形図とコンパス(それにGPSロガーもw)を使ってトレースのない所を自分なりに地形的に登りやすそうなルートを選んで登りました。
僕はシーズンで一番好きなのは積雪期との思いが今年に入ってから強くなりましたが、その理由は、僕の嫌いな虫がいない!というだけでなく、こうやって自分でルートを選んで歩いていけるからなんだ、との思いが強くなりました。
僕は途中からケイズル沢右手の尾根に取りつきました。そこから他のトレースも出てきました。トレースが出ると少し残念な気持ちも出ました。しかし、これは僕がGPSロガーを持っている故に強気なんだと思います。ちょっと自分的に積雪期にロガーの座標が分かるという機能は単独の場合、なくてはならぬモノとなってきました。でなけらば・・・トレースがなければかなり不安になると思います。
ケイズル沢沿いの尾根を登り、一般ルートが近づくと何やら人の声がチラホラ・・・それがやがて賑やかに!
うわー今年もかー、と思いましたが、この山の人気に驚くばかりです。すごい人です。そのほとんどは20人クラスのガイドツアー。
正直、山頂手前のナイフリッジ付近のすれ違いは「やめてくれー」と思いました。いつかこの山は・・・事故が起こる・・・そんな予感がします。
ピッケルを全員に持たせるツアーも一組だけありましたが、ほとんどがストックの方々。ストックが悪い、とか生意気は言いません。けど、「みんながストックだからストック」「ストックで行けると言われたからストック」のような雰囲気を20人クラスのツアーの方々には感じてしまって心配です。単独でストックの方見ても何とも思いませんので・・・。
下山に使用した与作岳経由の一般ルートも含めて出会った、景鶴山に登った方々の人数→誇張ではなく、70人を超えていたと思います。
帰りの雪原ではヒザまで一度埋まりました。腰まで落ちるかとひやっとしました。
安心して歩けるのはそんなに長い期間ではないと思います。
最後に自分的考察ですが、憧れたまま未だ積雪期に登頂果たしていない赤岳。今年もヤマレコの記録の数々を拝見しました。地蔵尾根のナイフリッジ。こわいな〜、と思います。それとは違うかもしれませんが、景鶴山のナイフリッジも僕的には中々のものです。ああいった積雪ある痩せ尾根も、怖がりな僕でもトレースがあるとおっかなびっくりですが、行ってみよう、と思えます。しかし地蔵尾根も景鶴山のナイフリッジ、どちらも「初めにトレースをつける人は凄い!」と思えてしまいます。
わずかな区間ですが、GPSロガーも使って、自分でルートを選んで歩いた今回。本当の本当にとっても楽しかった!
憧れているだけで、別に辿りつかなくても良いとも思いますが・・・ナイフリッジに初トレースを付けれるようになりたい。。。
そんな夢を描いた今回の山行となりました。
あっ、ケイズル沢付近には熊棚がたくさんあり、生きた心地がしませんでしたねw
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