弥山川〜狼平〜弥山〜八経ヶ岳〜釈迦ヶ岳
- GPS
- 53:23
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 3,282m
- 下り
- 3,302m
コースタイム
0645熊渡〜0735釜滝〜0900一ノ滝・二ノ滝〜
1035仙人クラ前のテラス1120〜1315河原小屋跡〜1505狼平
【2日目】
0700狼平〜0800弥山山頂〜0845八経ヶ岳(八剣山)山頂〜
0900弥山辻〜1035舟ノタワ〜1120楊子ヶ宿1215〜
1320孔雀岳・水場〜1410橡の鼻〜1440釈迦ヶ岳山頂〜
1535孔雀岳〜1635楊子ヶ宿
【3日目】
0530楊子ヶ宿〜0610舟ノタワ〜0745弥山辻〜
0840高崎横手出合〜0935カナビキ尾根〜
1055金引橋1125〜1155熊渡
天候 | 晴〜晴〜曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
mixiの山仲間に誘われて、
一般登山ルートでは関西最強とも言われる大峰の弥山川ルートにチャレンジ。
まあ、関西最強なのは後から知りましたが……。
当初は当日朝から車で向かう予定でしたが、7時間近くかかるらしいとのことで、
道の駅・黒滝で前泊して早朝から登山開始。
林道を経て、弥山川の河原に出たところあたりまではまだまだ普通でしたが、
徐々にその最強ぶりを現わしてくるそのルート。
前半は梯子のオンパレードで、水平なものから垂直に近いものまで、
数えるのもイヤになるほど。
ただ、たまにある山道も険しいところばかりで、一番心休まるのは水平の梯子でした。
仙人クラ前のテラスで双門の滝を見ながらちょっと早めの昼食を摂った後は、
迷ヶ岳の山腹を経てからいよいよ河原をガッツリ遡行するコース。
水量は決して多くなかったのですが、水没を避けるために右に左にと蛇行を繰り返し、
険しい川岸に取り付いたりと、かなり疲れます。
河原の岩を渡るにも、重い荷物で機動力が落ちてるので非常に大変でした。
むしろ沢登りの準備をしてたほうがラクなのかもしれません。
垂直梯子、空中回廊をクリアして、ようやく狼平に着いたのは15時過ぎ。
距離にしたら8kmちょっとの道のりでしたが、8時間20分の長丁場でした。時速1km……。
ちなみに山と高原地図のコースタイムは6時間10分。
梯子を一人ずつ渡るための待ち時間とかもあったとは言え、
コースタイムが厳し過ぎる〜!
思えばここでちゃんと反省していればよかった……。
明けて翌日、今日のコースタイムは楊子ヶ宿まで4時間、
そこで荷物をデポして釈迦ヶ岳往復4時間ということで、朝7時に出発。
弥山、そして関西最高峰の八経ヶ岳は順調にクリアしましたが、
弥山辻を過ぎたあたりからのルートで、倒木や崖崩れで結構な時間がかかってしまいます。
楊子ヶ宿避難小屋でに着き、水の補給や昼食で、余裕を見ていた1時間を吐き出し、
12時過ぎに楊子ヶ宿を出発します。
荷物をデポってちょっとは楽になりましたが、なかなか近づかない釈迦ヶ岳。
橡の鼻の手前で14時を過ぎたところで、
「残念だけど引き返そう」ということになりました。
たしかに、そこから1時間、帰りに3時間かかるともう18時ですもんね……。
しかし、どうしても釈迦ヶ岳登りたかった僕は、余分な水を捨てて極限まで軽量化し、
一人で釈迦ヶ岳にアタック。単独行の気楽さ(枝とか落石とかを気にしなくてよい)と、
荷物の軽さ、そしてトレランパワーで30分で釈迦ヶ岳にたどり着きました。
なお、同じところに戻ってくるまでに要した時間は28分。
下りでもほとんど早くならないほどの悪路、岩場の連続でした。
帰りに孔雀岳のピークに寄りながらも、なんとか16時半過ぎには楊子ヶ宿に到着。
夕食の時間に間に合い、事なきを得ましたが、頑張りすぎて腰の爆弾が爆発してしまい、
激痛に苛まれて夜は2時間くらいしか眠れませんでした……。
さて、最終日は、前日の反省を活かして早めに出発。
天候も微妙だったので足早に下っていきます。
途中で若干の雨に降られたものの、弥山辻までの道を順調にクリアすると、
その後の道は拍子抜けするほどのラクな道。
仲間たちはずんずんと進んで行きますが、僕はというと、
寝不足と腰痛のため、最悪のコンディションでついていくので精いっぱいでした。
途中歩きながら寝そうになったし^^;
最後の、カナビキ尾根から熊渡までのルートは点線ルートでしたが、
テープがたくさん貼ってあったおかげで迷うことはありませんでした。
さすがに森の中をだらだらと下るのは疲れるし飽きましたが……。
林道に出たところで最後の昼食を摂り(残った食料はキャラメル数個!)、
無事熊渡まで下山したあとは、天の川温泉で3日ぶりのお風呂。
キレイさっぱり疲れと汚れをおとして、帰路に着きました。
残念ながら腰痛までは落とせず、長引く様相です。
ムリして釈迦ヶ岳に登った代償だなあ……。
なお、2泊3日の避難小屋泊なら、42Lのザックでもなんとかなることがわかりましたが、
食料を切り詰めすぎたのはちょっと反省です。
とくにエネルギー重視で炭水化物ばっかりになっていたので、
2日目あたりで明らかにタンパク質が不足してる感じになってしまいました。
(そもそも釈迦ヶ岳にアタックするのに、筋力を使いすぎたってのもある)。
リュックの隙間にしのばせて行ったワイルドターキーを、仲間と物々交換にして、
いろいろタンパク質を分けてもらいましたが、
自分でもちゃんと持って行っておかないとダメですねー。
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