【1泊2日】 神之川からの檜洞丸、蛭ヶ岳 周回 青ヶ岳山荘宿泊
- GPS
- 30:20
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,147m
- 下り
- 2,140m
コースタイム
09:20 神之川園地(神之川入口)
09:35 矢駄尾根 登山道入口
11:10-11:30 1021m地点
(昼食20分)
13:25-13:45 熊笹ノ峰分岐 到着
(休憩15分)
14:35-15:00 檜洞丸山頂
(休憩25分)
15:05 青ヶ岳山荘
(宿泊)
4月30日
04:00 起床 (4:50 日の出)
05:55 青ヶ岳山荘 出発
06:40 金山谷乗越
07:20 神之川乗越 ※水場発見出来ず
07:50 臼ヶ岳
08:30 ミカゲ沢ノ頭
09:40-11:00 蛭ヶ岳
(昼食1時間20分)
11:45 地蔵平
12:25-12:55 姫次
(休憩30分)
13:10 袖平山
14:20-14:25 風巻ノ頭
(休憩5分)
15:30 東海自然道入口
15:45 神之川園地(神之川入口)
天候 | 1日目 晴天のち曇り 気温20度程度 2日目 曇り時々晴れ 気温20度程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日目、 キャンプ場から10分程度で登山口に到着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●道の状況(危険箇所など) ・神之川起点の登り(矢駄尾根)と下り(東海自然道)ともに急勾配 ・山頂に近づくほど、登山道の荒廃がみられ、階段の為の杭も グラグラとして間違って踏むと、そのまま足がとらる感じです。 ・臼ヶ岳〜檜洞丸 浮石が多く、地盤もゆるく、崖崩れの後も多く初心者には向かないコース ・檜洞丸〜蛭ヶ岳 浮石が多く、地盤もゆるく、崖崩れの後も多く初心者には向かないコース 蛭ヶ岳山山頂直前のクサリ場は、石がもろく、浮石が多く、 落石等が非常に心配。慎重に通り過ぎる必要あり。 ●水場 ・「山と高原の地図」に記しのある水場(神之川乗越と原小屋平)には水なし。 山頂の小屋も、水が不足しているようなので多い目に持参することを 勧めます。 ●登山ポストの有無 ・登山口には無く、事前の届け出が望ましい。 松田署は、FAXを受け付けてくれるみたいです。 今回は、準備したが出せずに登山をする事になってしまいました。 ●下山後の温泉や飲食店情報 ・道志道に温泉有り。飲食店も道志道まで出れば何かしらあります。 |
写真
感想
今回の目的は、丹沢山経由の蛭ヶ岳登頂を
時間の都合で断念した昨年の山行のリベンジ。
●山行全般
[1日目]
矢駄尾根登山道入口についてまず思ったのが、
・登山道が意外と荒れている
・さらに急登。
・もしかして、熊が現れるのは…。
この斜面では、熊に追っかけられると
絶対に走り負ける。
と想像しながら、熊ベルを命一杯鳴らしながら
歩きました。
登り始めは、枯葉が沢山で最近人が通った
跡も確認できず心配していましたが、途中で
同じ日だろうと思える足跡がありました。
途中に蛇を2匹見るサプライズもありましたが、
矢駄尾根はひたすら続き、北斜面なので展望も
期待できず、「あれがきっと大室山だよ!」
などと言いながら、所々に現れる桜を
楽しみながら頑張りました。
熊笹ノ峰に近づくと、
・徐々に雑木林になったけど、残念ながら倒木が
多く荒れた稜線でした。
枯木の理由ははっきりとしませんが、青ヶ岳山荘で
教わった1つの理由はブナヒバチの異常発生。(後に記載)
檜洞丸への尾根道は、
・土も緩くいつ崩落してもおかしくない感じ
出来る限り崩落地より離れて歩きました。
檜洞丸山頂直前は、
・大きな石も浮石になっていて落石が心配。
出来る限り1人1人距離をあけて歩きました。
山頂到着!!
・思っていたより閑散としていて、ブナが
悲しいくらいに元気がなく、ブナの倒木も沢山…。
少しのんびりして、青ヶ岳山荘に行きました。
[2日目]
臼ヶ岳への登山道は、
・想定以上の難易度のあるルートでした。
・所々荒れた登山道もありましたが、整備も少しづつ
ではあるが進めていました。
崩れそうな橋はありましたが…。
どうしても、塔ノ岳周辺よりは登山者数も少ないので
メンテが後回しになるのでしょうか?
蛭ヶ岳への登山道は、
・危ないガレ場、クサリ場が蛭ヶ岳山頂直前にありました。
その直前には、お花が供えられていました。
ちょうど1年前に蛭ヶ岳山頂直前のクサリ場周辺で事故が
あったようです。ご冥福をお祈りましす。
姫次経由で神之川園地へ
・想定以上のアップダウンに久しぶりの長距離登山に
膝はガクガク。
・危ない箇所はほとんどなく、桜や唐松の新芽など、
春らしい景色を楽しめました。
あいにく、姫次からの眺望はゼロ…。
・風巻ノ頭からは、かなり急な下り。
つづら折りの登山道の為、後方の人に落石を
落とされない様に後方を注意しながら下山。
●丹沢での山小屋泊
・初めての丹沢での山小屋泊。
ランプの宿(青ヶ岳山荘)は素敵でした!
・他の宿は、すし詰め状態だったようですが、青ヶ岳は
布団1人に1枚。合計9人の宿泊者で快適でした。
・気さくなお母さんと話をしながら、山小屋を始めたころの話、
自然環境の変化などを聞けて充実した時間となりました。
個人で山小屋を始めるためには、たくさんの手続き届け出が
必要だったそうです。今はもっと大変かもとのこと。
また、小山少しづく拡張しているそうで、相当な苦労をされて
今の状態まで作り上げたみたいです。
また、個人経営だと山頂への建設は難しいらしく、山頂にある小屋は、
個人経営ではないらしいです。
●丹沢の自然環境
・山小屋のお母さんに教わった、ブナヒバチの幼虫に
よるブナの枯死。2011年秋の話だそうです。
(青ヶ岳山荘のHPにも詳しく記載されています)
・成虫確保のためのトラップや幼虫退治の粘着テープなど、
努力をされているそうですが、やはりブナの枯死は
進んでいるようです。
・お母さんの、檜洞丸を守ろうとする気持ちに感動しました。
のんきに都会暮らししているとわからない、
環境破壊を目の当たりにして、自分でもできることを
少しでもやらなければと思いました。
(今後は、清掃登山を心掛けてゴミを持ち帰ろうかと。)
・荒れた尾根の状態であるのに、植生に配慮しないで冬用の
ストックで地面を突きまくっている登山者を見ると
非常に残念。自然が好きなら自然を守ってほしい。
自然環境を守るためには、一人一人のマナーが重要ですよね。
●反省
・下調べしたつもりだったが、入山者が少ないコースだったため、
何かあったら取り返しがつかない状態になったかも。
・登山届を出しそびれて結局提出せず。
・前日にBBQでお酒を飲んだため、登り始めは想定以上にハード。
体調管理は重要だと痛感しました。
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