記録ID: 1884120
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
上高地から前穂高・明神岳主稜単独ワンディ
2019年06月05日(水) ~
2019年06月07日(金)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,708m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
1日目
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 14:20
7:50
8:10
40分
奥明神沢中間部
15:00
15:20
90分
台地
16:50
17:00
40分
岳沢登山道合流
18:00
5月下旬の奥穂高南稜登山の反省から、前夜は上高地小梨平に泊まり、夜明けと同時に出発した。岳沢小屋でアプローチ用靴から登山靴に履き替える。奥明神沢の上部は傾斜が増し、早朝のため凍結していたので、中間地帯の露岩でアイゼン装着。この時、先行した単独女性と言葉を交わす。コルで登山靴からアプローチ用靴に替えて前穂高往復し、さらに明神岳へ向かう。この間は雪が無いが浮石が気になり、足首捻挫しないようにゆっくり歩いた。コルからの明神への最初の岩場は見た目ほどの難度ではない。やはり曲下部取り付きのムーブと、中間の岩場の処理が核心であった。ここを冬山装備を背負い、手袋とアイゼンで登る自信はない。景は岳沢側をまいたが、これも凄い岩峰だ。己の頂から見る山岳風景は絶品!まさしく日本アルプスの真骨頂だ。下山は南西尾根への踏み跡を辿り、トラロープある樹林帯手前から右手の沢を下って前明神沢と合流してみた。時期が遅いので、最初から草付から藪や倒木もあって強引な下りだったが、合流した前明神沢では残雪もあって時間を稼げた。但し下部地帯は雪も消えて倒木や樹林が行く手を阻み、岳沢登山道6番付近に出た時は安堵した。
天候 | 6日のみ晴天で、7日は関東甲信越梅雨入り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前穂高から明神岳主稜間は一般ルートでないので、浮石とルートに注意し、さらにルート上には緊張する岩場の登攀が一部ある。 |
その他周辺情報 | 小梨平キャンプ場にある「小梨食堂」と入浴施設600円(大人)が便利だが、営業時間に注意 |
写真
撮影機器:
感想
上高地から前穂高・明神岳を一日で周回する登山を実行した。結局14時間強歩いたが、明神岳主稜は展望も良く、素晴らしい岩稜だと実感した。鎖やルート指示のペンキが無いので、原初的でスリリングな岩稜歩きが楽しめた。個人的には、西穂高から奥穂高の縦走路よりも緊張すると思う。また、アプローチの不便な槍ヶ岳北鎌尾根と比べても遜色のない尾根だと思う。終始、迫力ある穂高連峰南面の展望が見もので、不遇と云われる明神岳の新たな魅力を知った想いで嬉しい。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1667人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する