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Yamareco

記録ID: 1887091
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ハイキング
東北

会津朝日岳(赤倉沢からピストン)

2019年06月09日(日) [日帰り]
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GPS
06:52
距離
11.8km
登り
1,394m
下り
1,392m

コースタイム

04:21 赤倉沢登山口
04:49 赤倉沢越
05:14 三吉ミチギ(水場) 05:23
06:08 人見ノ松(山頂まで2.6km)
06:31 叶ノ高手(山頂まで2.1km)
06:59 熊ノ平
07:02 会津朝日岳避難小屋
07:21 バイウチノ高手
07:52 会津朝日岳 08:31
08:50 小幽沢ノカッチ
09:35 叶ノ高手
09:53 人見ノ松
10:28 三吉ミチギ(水場) 10:38
11:13 会津朝日岳登山口
天候 朝の内晴れときどき曇り、8時頃からガスが上がり始める。のち曇り、下山後にわか雨
山頂気温10℃
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(23:43)−首都高速−川口JCT-東北自動車道−西那須野塩原IC(02:02/177km)−国道400号−<上三依塩原温泉口>−国道121号−<南会津町>−国道289号−<只見町>−黒谷林道−赤倉沢登山口(04:10/290km)

■復路:赤倉沢登山口(11:22)−国道289号−国道121号−国道400号−西那須野塩原IC−東北自動車道−川口JCT−首都高速−都内(16:22/575km)

■駐車場:赤倉沢登山口駐車場は20台程度駐車できますが、この日は山開きのため登山口への駐車は制限されていて、登山口から4キロほど手前の黒谷川沿いの臨時駐車場に駐めバスにより送迎されていたようです。
マップコード(赤倉沢登山口駐車場):855 885 141*00
コース状況/
危険箇所等
■赤倉沢登山口−熊ノ平
登山口からよく整備された登山道です。徒渉点は2ヵ所に橋が架けられ、5、6ヵ所は飛び石で濡れずに渡れます。

■熊ノ平−会津朝日岳山頂
熊ノ平で残雪が出ましたが、少し登って避難小屋への夏道に逃げられます。雪はもう少し上まで繋がっているので、ピッケルやアイゼンがあれば雪上を歩くことも可能だと思います。
山頂直下の雪渓は厄介でした。表面の雪質はグズグズで滑りやすく、下の雪は硬く、登山靴を蹴り込んでもステップが出来ません。
チェーンアイゼンでは爪が短く効果が低いです。雪切りがされていない状態では、ピッケルと12爪アイゼンがあった方が安全です。
赤倉沢登山口の駐車場です。今日は山開きのイベントで乗り入れが制限されているため車は少ないです。
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赤倉沢登山口の駐車場です。今日は山開きのイベントで乗り入れが制限されているため車は少ないです。
新しい感じの橋が架けられています。山開きのためでしょうか。
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新しい感じの橋が架けられています。山開きのためでしょうか。
4時半です。昨日は雨が降ったようです。新緑はきれいですが地面は濡れていて枯葉は滑ります。
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4時半です。昨日は雨が降ったようです。新緑はきれいですが地面は濡れていて枯葉は滑ります。
沢筋にはまだ残雪が残っています。
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沢筋にはまだ残雪が残っています。
赤倉沢です。水量はそれほど多くありません。
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赤倉沢です。水量はそれほど多くありません。
登山道沿いや沢沿いにはタニウツギの花が満開です。
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登山道沿いや沢沿いにはタニウツギの花が満開です。
徒渉は5、6回、石飛びで濡れることなく渡れます。
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徒渉は5、6回、石飛びで濡れることなく渡れます。
登山口から1時間弱、三吉ミチギと書かれた水場です。冷たい水が豊富に出ています。ペットボトルの水を入れ替えました。確認できた水場はここだけです。
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登山口から1時間弱、三吉ミチギと書かれた水場です。冷たい水が豊富に出ています。ペットボトルの水を入れ替えました。確認できた水場はここだけです。
登ってきた赤倉沢の展望が開ける場所がありました。下界は雲の中です。
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登ってきた赤倉沢の展望が開ける場所がありました。下界は雲の中です。
登山道の脇にはブナの巨木が多いです。
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登山道の脇にはブナの巨木が多いです。
人見ノ松の標記がある所まで登ってきました。
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人見ノ松の標記がある所まで登ってきました。
どちらが人見ノ松か判りませんが、6時を過ぎてガズも上がり青空が広がってきました。
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どちらが人見ノ松か判りませんが、6時を過ぎてガズも上がり青空が広がってきました。
浅草岳のようです。雪はだいぶ少なくなりました。山頂の雲はまだ取れません。
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浅草岳のようです。雪はだいぶ少なくなりました。山頂の雲はまだ取れません。
そろそろ開山式が始まる時間ですが、下界はまだ雲の中です。遠くに飯豊の山塊が見えたような気がしましたが写真には写っていませんでした。
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そろそろ開山式が始まる時間ですが、下界はまだ雲の中です。遠くに飯豊の山塊が見えたような気がしましたが写真には写っていませんでした。
ヒメサユリでしょうか、今回目に付いたのはこの1株のみでした。
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ヒメサユリでしょうか、今回目に付いたのはこの1株のみでした。
大クロベ、もう1本枯れた巨木がありました。これってネズコですネ。ガスっているように見えますが、急速にガスが流れています。
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大クロベ、もう1本枯れた巨木がありました。これってネズコですネ。ガスっているように見えますが、急速にガスが流れています。
ガスが流れ去って会津朝日岳の山頂が見えました。山頂まで1時間半ほど、青空が保ってくれればいいのですが...
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ガスが流れ去って会津朝日岳の山頂が見えました。山頂まで1時間半ほど、青空が保ってくれればいいのですが...
山頂をアップに...山頂直下がヤバイです。ピッケルも12爪アイゼンも車に置いてきました。
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山頂をアップに...山頂直下がヤバイです。ピッケルも12爪アイゼンも車に置いてきました。
タムシバもたくさん咲いていました。
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タムシバもたくさん咲いていました。
熊ノ平からの残雪です。それほどの斜面ではないのですが、表面は柔らかく下は硬いので滑ります。上まで繋がっているようですが、右手の夏道へ逃げます。
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熊ノ平からの残雪です。それほどの斜面ではないのですが、表面は柔らかく下は硬いので滑ります。上まで繋がっているようですが、右手の夏道へ逃げます。
上から見下ろすとこんな感じです。滑ったら下まで行ってしまいます。雪が硬いので蹴り込んでもステップが出来ません。
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上から見下ろすとこんな感じです。滑ったら下まで行ってしまいます。雪が硬いので蹴り込んでもステップが出来ません。
会津朝日岳避難小屋、覗いてみましたが誰もいません。20人ほど入れる大きな小屋です。
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会津朝日岳避難小屋、覗いてみましたが誰もいません。20人ほど入れる大きな小屋です。
さて核心部の雪渓です。左に崩れたブロックが落ちてきています。チェーンアイゼンは持っていますが、まずはナシで登ります。
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さて核心部の雪渓です。左に崩れたブロックが落ちてきています。チェーンアイゼンは持っていますが、まずはナシで登ります。
露出している岩まで這い上がってきました。見下ろすとなかなか急登です。ここでチェーンアイゼンを着けましたが、爪が短いのであまり利きません。
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露出している岩まで這い上がってきました。見下ろすとなかなか急登です。ここでチェーンアイゼンを着けましたが、爪が短いのであまり利きません。
なんとか会津朝日岳の山頂です。誰もいません。皆さん開山式を終えてから登って来るのでしょう。
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なんとか会津朝日岳の山頂です。誰もいません。皆さん開山式を終えてから登って来るのでしょう。
山名:会津朝日岳 基準点名:朝日岳 等級:3等 標高:1624.35 m
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山名:会津朝日岳 基準点名:朝日岳 等級:3等 標高:1624.35 m
中ノ岳と越後駒ヶ岳です。エチコマはまだ雪がありそうです。
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中ノ岳と越後駒ヶ岳です。エチコマはまだ雪がありそうです。
浅草岳と奧は守門岳です。
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浅草岳と奧は守門岳です。
手前は大川猿倉山だと思います。奧は手猛山です。
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手前は大川猿倉山だと思います。奧は手猛山です。
丸山岳です。会津駒ヶ岳が見つかりませんでした。
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丸山岳です。会津駒ヶ岳が見つかりませんでした。
まだ8時前ですが、誰もいないし、お腹が空いたので毎度質素な朝食です。
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まだ8時前ですが、誰もいないし、お腹が空いたので毎度質素な朝食です。
山頂のアズマシャクナゲ、開いているのはこれ一つだけでした。
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山頂のアズマシャクナゲ、開いているのはこれ一つだけでした。
豪雪に削られた北面の岩壁です。深い谷底まで切れ落ちています。
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豪雪に削られた北面の岩壁です。深い谷底まで切れ落ちています。
30分程長居をしましたが北の方からガスが上がりはじめたので下山します。
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30分程長居をしましたが北の方からガスが上がりはじめたので下山します。
三角点のある山頂より、稜線の下山場所の方が標高が高いような気がします。
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三角点のある山頂より、稜線の下山場所の方が標高が高いような気がします。
下山場所の方が展望がよさそうな気がします。
荒沢岳をアップに...
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下山場所の方が展望がよさそうな気がします。
荒沢岳をアップに...
越後駒ヶ岳
未丈ヶ岳
雪渓を下ってきました。開山式を終えた登山者が雪渓に取り付いています。関係者の方でしょうか、スコップで雪切りをしています。
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雪渓を下ってきました。開山式を終えた登山者が雪渓に取り付いています。関係者の方でしょうか、スコップで雪切りをしています。
大クロベで振り返ると会津朝日岳にもガスが上がって来ました。早出をして正解でした。
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大クロベで振り返ると会津朝日岳にもガスが上がって来ました。早出をして正解でした。
シロバナツクバキンモンソウというようです。
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シロバナツクバキンモンソウというようです。
気温が上がってきました。三吉ミチギの水場で汗を流して帰ります。
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気温が上がってきました。三吉ミチギの水場で汗を流して帰ります。
上空も雲に覆われてきました。にわか雨が来そうな感じです。
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上空も雲に覆われてきました。にわか雨が来そうな感じです。
登山口に戻って来ました。増えている車は遭対協の方達かな。
お疲れ〜〜
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登山口に戻って来ました。増えている車は遭対協の方達かな。
お疲れ〜〜

感想

2019年只見四名山山開き。
要害山(5月12日)、蒲生岳(6月2日)、会津朝日岳(6月9日)、浅草岳(6月23日)

今日6月9日は会津朝日岳の山開きが行われる日だった。
山開きのことは全く知らずに黒岩林道に入ってきたが、登山口から4キロほど手前で車を止められた。
係員からは黒岩川沿いの臨時駐車場に車を入れて、登山口(開山式会場)へはバスによる送迎になると伝えられた。

山開きの会場は、山頂ではなく登山口の手前、いわなの里辺りで行われるようだ。開山式は6時15分から...っということは山頂9時半から10時頃。
天気が保つのは朝の早い時間のみ、なるべく早く登山口を出たいと思っていた。
係員には開山式には出席しない、4時に登り始め、午前中に登山口駐車場を出る旨を伝え登山口駐車場まで入れて貰った。

出発時に迷ったのはピッケルとアイゼン。山頂直下の雪渓の状態が判らなかった。
しかし山開きとなれば老若男女が登るので、雪の状態は悪くないだろうと思い、念のためチェーンアイゼンのみをザックに詰めた。
しかし思ったより厳しかった。昨日の雨でトレースや踏み跡などは消えている。
夏道は雪渓の下。雪の表面はグズグズだが、蹴り込んでも下の雪は硬い。
ほぼ直登したけど、ピッケルと12爪アイゼンは必要なレベルだと思う。
雪渓の末端まで下りてくると、関係者による雪切りが始まっていた。

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