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Yamareco

記録ID: 1888957
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

門内岳(湯ノ沢〜梶川尾根〜丸森尾根)

2019年06月09日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.6km
登り
1,618m
下り
1,617m

コースタイム

日帰り
山行
9:05
休憩
0:55
合計
10:00
6:10
45
飯豊山荘
6:55
7:15
75
湯ノ沢(源泉)
8:30
8:40
140
梶川尾根(1030m)
11:00
11:05
40
扇ノ地紙
11:45
11:50
40
門内岳
12:30
12:30
40
扇ノ地紙
13:10
13:25
165
地神北峰
16:10
飯豊山荘
ログは手入力、休憩時間含む。
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飯豊山荘まで車両通行可能
コース状況/
危険箇所等
梶川尾根上部と特に丸森尾根の上部は雪渓が豊富で広尾根地形のためガスに巻かれると道迷いの危険性大(今回)。赤布の数は少なく、先行者の足跡も消えており目印なし。雪渓をそのまま下方へ下ると文覚沢の源流部へ吸い込まれるので非常に危険。GPSが無い場合は過去の記憶と地形図とコンパスと高度計が頼り。
長者原へ向かう途中、飯豊山を望む
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長者原へ向かう途中、飯豊山を望む
小玉川にて梶川尾根方向
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小玉川にて梶川尾根方向
越後屋の手前で
民宿越後屋
飯豊梅花皮荘
梅花皮荘と梶川尾根(左奥)
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梅花皮荘と梶川尾根(左奥)
登山口先のゲート(湯ノ沢に架かる橋)
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登山口先のゲート(湯ノ沢に架かる橋)
橋の手前を右の車道へ入り、湯ノ沢沿いに進む。
橋の手前を右の車道へ入り、湯ノ沢沿いに進む。
丸い山容の丸森峰が見える。サゴイ沢を渡る付近で車道は終わり巻き道(歩道)を進む。
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丸い山容の丸森峰が見える。サゴイ沢を渡る付近で車道は終わり巻き道(歩道)を進む。
巻き道は沢から40mくらい上を通り、文覚沢との出合近くで湯沢の滝を巻く。巻き道の脇にあるコンクリートの水路で温泉が引かれているようだ。
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巻き道は沢から40mくらい上を通り、文覚沢との出合近くで湯沢の滝を巻く。巻き道の脇にあるコンクリートの水路で温泉が引かれているようだ。
湯ノ沢との標高差がなくなると巻き道は終わり飯豊温泉の源泉地帯が現れる。この雪渓の先に源泉の施設がある。
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湯ノ沢との標高差がなくなると巻き道は終わり飯豊温泉の源泉地帯が現れる。この雪渓の先に源泉の施設がある。
たどってきた道を振り返る
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たどってきた道を振り返る
源泉の施設(コンクリート構造物)。触ると温かい。この先は谷がV字状のため遡行は厳しい
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源泉の施設(コンクリート構造物)。触ると温かい。この先は谷がV字状のため遡行は厳しい
源泉地帯のパノラマ(元サイズあり)
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源泉地帯のパノラマ(元サイズあり)
源泉地帯の先の巻き道。沢から10mほど上に通っている。V字地形が終わると沢は緩やかになり河原や雪渓上を遡行できる。
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源泉地帯の先の巻き道。沢から10mほど上に通っている。V字地形が終わると沢は緩やかになり河原や雪渓上を遡行できる。
なんとか雪渓上を進む
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なんとか雪渓上を進む
湯ノ沢の上流部は安定した雪渓が広がる。途中で左股へ進み湯沢峰南部のコル(1030m)を目指す。
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湯ノ沢の上流部は安定した雪渓が広がる。途中で左股へ進み湯沢峰南部のコル(1030m)を目指す。
登ってきた雪渓を振り返る。丸森尾根よりも高くなってきた。
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登ってきた雪渓を振り返る。丸森尾根よりも高くなってきた。
左俣の流域には水芭蕉の群落が見られる
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左俣の流域には水芭蕉の群落が見られる
徐々に水流は細くなり傾斜は急になる
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徐々に水流は細くなり傾斜は急になる
水源地帯(湧水)。
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水源地帯(湧水)。
多少の薮こぎで梶川尾根コースに飛び出す
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多少の薮こぎで梶川尾根コースに飛び出す
滝見場の手前より登山道が残雪に覆われるようになる
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滝見場の手前より登山道が残雪に覆われるようになる
前方に烏帽子岳(右)とクサイグラ尾根を望む
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前方に烏帽子岳(右)とクサイグラ尾根を望む
湯沢峰(右)方向を振り返る
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湯沢峰(右)方向を振り返る
ヤマツツジ
滝見場付近より望む梅花皮滝
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滝見場付近より望む梅花皮滝
その先も所々残雪広場を通過する
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その先も所々残雪広場を通過する
登山道脇に発見したシマヘビ
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登山道脇に発見したシマヘビ
二本しかない三本カンバ?
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二本しかない三本カンバ?
梶川峰に到着する頃にはガスに包まれる。
梶川峰に到着する頃にはガスに包まれる。
しばらく緩やかな登りが続く。ケルンと深山キンバイ。
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しばらく緩やかな登りが続く。ケルンと深山キンバイ。
扇ノ地紙付近は広大な残雪原、迷いやすい地形。
扇ノ地紙付近は広大な残雪原、迷いやすい地形。
主稜線を門内岳方面へ。門内小屋手前の融雪水の沢。
主稜線を門内岳方面へ。門内小屋手前の融雪水の沢。
登山道脇にハクサンイチゲが出迎えてくれる
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登山道脇にハクサンイチゲが出迎えてくれる
ガスの中に佇む門内小屋
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ガスの中に佇む門内小屋
小屋1階の様子。無人。
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小屋1階の様子。無人。
ガスで視界の無い門内岳山頂。祠は閉鎖されている。
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ガスで視界の無い門内岳山頂。祠は閉鎖されている。
山頂から望む門内小屋。
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山頂から望む門内小屋。
門内小屋直下のお花畑
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門内小屋直下のお花畑
お花畑より門内小屋を振り返る
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お花畑より門内小屋を振り返る
ガスが取れてきた
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ガスが取れてきた
胎内山を通過
地神山手前より胎内山方面を振り返る(パノラマ)
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地神山手前より胎内山方面を振り返る(パノラマ)
地神山手前より二ツ峰
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地神山手前より二ツ峰
地神山で小休憩
地神北峰の手前にて
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地神北峰の手前にて
ガスの中に現れた頼母木小屋。小屋の外に人がいるようだ。
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ガスの中に現れた頼母木小屋。小屋の外に人がいるようだ。
地神北峰から少し北側へ下ったお花畑
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地神北峰から少し北側へ下ったお花畑
ハクサンイチゲ見納め
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ハクサンイチゲ見納め
地神北峰の分岐から丸森尾根へ進むとすぐに大量の残雪原が現れ夏道を覆う。
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地神北峰の分岐から丸森尾根へ進むとすぐに大量の残雪原が現れ夏道を覆う。
遠望が効かない中、過去の記憶とコンパス、高度計、地形図を頼りに下る。残雪はかなりの斜度。濃霧で視界20m以下。
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遠望が効かない中、過去の記憶とコンパス、高度計、地形図を頼りに下る。残雪はかなりの斜度。濃霧で視界20m以下。
難しいのは夏道は尾根の中央から外れてトラバース気味に下っていること。赤布は少なく足跡も消えて判別できず。雰囲気で下っていくと文覚沢の源頭へ自然に引き込まれるのでかなり危険!
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難しいのは夏道は尾根の中央から外れてトラバース気味に下っていること。赤布は少なく足跡も消えて判別できず。雰囲気で下っていくと文覚沢の源頭へ自然に引き込まれるのでかなり危険!
なんとか夏道への入口を発見。ほっと胸をなでおろす。
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なんとか夏道への入口を発見。ほっと胸をなでおろす。
丸森峰、ここまで来れば安心。
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丸森峰、ここまで来れば安心。
登山道脇の雪渓より丸森尾根下部を望む
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登山道脇の雪渓より丸森尾根下部を望む
梶川尾根は上部が雲の中。
梶川尾根は上部が雲の中。
朳差岳(左上)、大境山(中奥)方面。
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朳差岳(左上)、大境山(中奥)方面。
ノウゴウイチゴ
ムラサキヤシオ
どんどん下り、丸森峰を見上げる高さに。
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どんどん下り、丸森峰を見上げる高さに。
夫婦清水はもちろん雪渓の中、融雪水もかなり下まで下らないと取れない。
夫婦清水はもちろん雪渓の中、融雪水もかなり下まで下らないと取れない。
丸森尾根下部からは湯ノ沢が良く見える
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丸森尾根下部からは湯ノ沢が良く見える
湯ノ沢アップ
丸森尾根下部はアップダウンのある痩せ尾根で足腰に負担がかかる。
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丸森尾根下部はアップダウンのある痩せ尾根で足腰に負担がかかる。
湯ノ沢を見下ろす。手前は長者原発電所の取水施設。
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湯ノ沢を見下ろす。手前は長者原発電所の取水施設。
丸森尾根コース登山口へ無事に到着。丸森尾根では誰にもすれ違わず。
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丸森尾根コース登山口へ無事に到着。丸森尾根では誰にもすれ違わず。

感想

飯豊温泉の源泉がある湯ノ沢(上部は雪渓)を経由して梶川尾根コースに出て門内岳を往復してから丸森尾根を下る。門内小屋の手前ではハクサンイチゲのお花畑が見ごろを迎えておりガスの合い間から現れた残雪模様の峰々が背景に浮かび上がる。しかし濃霧に包まれた丸森尾根の最上部では豊富な残雪に覆われた広い尾根を目の前に立ち往生。過去の記憶とアナログツールを頼りに手探り状態で進路を決め、必死の思いで下る。丸森峰に到着した時は、ほっと胸を撫でおろす。丸森尾根ですれ違った登山者は無かった。何度も通ったルートだったのでGPSを持ってきかなかったのはまずかったようだ。

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コメント

ゲスト
以前から…
湯沢峰南部のコルにある踏み跡は気になっておりました。
湯ノ沢上部に安定した雪渓があって何より、流石に、一味?きりっとスパイスを利かせますね。
丸森尾根最上部、私もガスのときは往生、心臓バクバクの経験多々。大兄でもそうなのかと、ちょっと安心?しました。(笑)
ちょっと行った気にさせて頂きました。感謝。
2019/6/12 7:18
Re: 以前から…
kamoshiqua 様、度々コメントありがとうございます。
湯の沢からのアプローチは雪渓ありミズバショウありで変化があって良かったです。飯豊の中では優しい沢だと思います。
最近はGPSを使うことが増えて勘が鈍っていたようで、たまには今回のような経験をしておいた方が良いかもしれませんね(^^;)
2019/6/12 19:50
花の名前
はじめまして。
前日に頼母木小屋〜大石山を目指して丸森尾根を登り、丸森峰上部の雪渓でアイゼンを忘れて断念したTNINNINTと申します。この日スライドした方からの情報やnoraneko964さんのレコを拝見し、やはり引き返して正解だったようです。
ところで、途中咲いていたお花の名前を勘違いしており、勉強させていただきました。チングルマ、ハクサンイチゲ、ノウゴウイチゴ…などなど、花弁が白く花芯が黄色いお花はたくさんありますが、どうも私は葉や特徴を捉えるのが苦手で勘違いしてしまいます。
今回もあまりにハクサンイチゲのお花畑が楽しみで、ノウゴウイチゴをハクサンイチゲと勘違いしておりました。よく見ればわかるのでしょうが、noraneko964さんのレコを拝見するまで気付かずお恥ずかしい限りです。
ルート情報やお花の名前など、大変参考になりました。ありがとうございました。
2019/6/12 14:26
Re: 花の名前
TNINNINT 様、コメントありがとうございます。
稜線のお花畑を見られなくて大変残念でした。新潟県側の足の松尾根ならそれほど残雪が無く登りやすいと思いますが登山口がやはり遠くなりますね。
丸森峰上部では濃霧の中、下るのがやっとだったのでアイゼンには気付きませんでした。
花は難しいので色々な人が撮った画像や複数の図鑑で覚えるのが良いと思います。同じ花でも撮り方や撮る場所・季節で印象はかなり違いますので。花ではありませんがキノコは特に難しい...
2019/6/12 20:23
プロフィール画像
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