金精山(62/群&77/栃百):菅沼in湯元out、半袖隊長、石楠花に癒やされながら辛苦の道


- GPS
- 05:37
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 833m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:36
累積標高(上り): 847m /累積標高(下り): 1090m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:23.67=9.75+(847÷100)+(1090÷100÷2)
→→→判定「●EK16〜24未満 比較的楽」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献

分県登山ガイド08栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月1日初版)
奥白根山(おくしらねさん)2578m:アルプスの雰囲気をもつ関東以北の最高峰
(注)奥白根山の登頂のみを目的とするならば、ここで紹介されているコース(外山尾根↑中曽根↓)を歩くのは止めましょう。紹介記事内容があまりにもノー天気で、CTも大甘も大甘。今の実情にあった内容に書き直すべきです。現在出版されているのは2018年版ですが、以前からの掲載内容が見直されずに踏襲されているように思います。少なくとも初心者は近寄らない方が無難です。
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() ‘光・尾瀬かたしなエクスプレス号(季節限定:2019年は5/1~10/27毎日) 東武日光駅〜菅沼=2,200円/湯元温泉〜菅沼=700円…現金のみ C譱技温泉・日光アストリアホテル前・湯元温泉でも停車するが乗車のみで下車できない⇒東武バスの利権を犯せないので、そこで降りるなら東武バスに乗れってこと づ鮓飢浩瑤亮,録沼まで止まらない。金精トンネル入口(登山口駐車場)でも停留して欲しいが、まだ栃木県内=東武バスの利権内なので停留できないとの図式 ゥ侫蝓璽僖垢あるが、片道利用では検討の余地もなく不要 https://kan-etsu.net/publics/index/92/&anchor_link=page92#page92 時刻表等 https://kan-etsu.net/publics/index/61/ https://kan-etsu.net/files/lib/4/701/201804021041078392.pdf https://kan-etsu.net/files/lib/4/726/201807181409523212.pdf https://kan-etsu.net/files/lib/4/854/201904081931275064.pdf 【復路】湯元温泉BS1610 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() 湯元温泉〜東武日光駅=1,700円…IC可 フリーパス(3,000円)だが片道利用とならざるを得ないので検討余地なし http://www.tobu-bus.com/uploads/files/info_20190322_1.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]![]() ●歩行距離は10km弱と短いが、倒木連続の荒れ沢、梯子連発の岩場、断続的な残雪、ガレ場の急降下のタフなコース。 /沼BS⇒金精峠【悪路】 登山口を示す道標なし。倒木が邪魔する荒れた沢筋の道。赤テープを頼りに沢筋の右岸と左岸を行ったり来たり。踏み跡に誘われて、二度もコースアウト。沢筋を離れ山腹の道となるとホッと一息。 金精峠⇒金精山 「金精山山頂付近の登山道に亀裂があります」との注意書きあり。一つ一つは短いが山頂直下で鉄梯子が5連発する岩場あり。 6眄沙晦郵餠平 平穏な尾根道。 す餠平⇒五色山 残雪帯が断続する。傾斜は比較的なだらかで高度感はないので滑り止めは不要。 ジ淇Щ晦妖袈虔植由飴外班 平和な尾根道。 Τ飴外班槇猶當虔岐【超・超・悪路】 散乱する岩クズ、剥き出しの根っこ、頻発する倒木と深い段差…と登山道の体をなしてない登山道。前後にハイカーがいる場合は落石に注意…しても落石は発生する悪路。この道を歩くこと自体に意義がなければ、身の保全のため、使わない方がいい。今のままであれば、いずれ廃道に向かうと思う。 П當虔岐⇒湯元温泉BS 平坦な砂利作業道と舗装路。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★積雪状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★トイレ ![]() ★携帯 ![]() ![]() ★食料調達処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() ★お土産処 ![]() ★飲食店 ![]() ★温泉 ![]() ★宿泊施設 ![]() |
写真
感想
今回は栃木百名山巡りの一環で、日光連山の一角で、日光白根山の傍に位置する金精山です。
位置的には金精峠から辿るのが手っ取り早いのですが、その金精峠に行くのがまず大変なのです。
登山道は
‘別畋Δ龍眄坤肇鵐優詁口(⇒無料駐車場あり)
群馬側の菅沼(⇒有料駐車場あり)
から通じていますが、,砲魯丱皇笋呂△蠅泙擦鵝
△郎鯒復活した関越交通の日光〜尾瀬バスのバス停が設置されました。
,砲眄瀉屬気譴討盥イ気修Δ覆發里任垢、栃木側は東武バスの既得権益があり、群馬資本である関越交通がバス停を設置するなどまかりならぬ!…と言うことらしいです。
だったら東武バスが金精トンネル入口まで運行しろよ!と言いたくなりますね…東武バスは、現状、湯元温泉止まりなのですから。
さて、昨年秋に湯元〜大清水間を縦走した折には、金精トンネル入口まで金精道路を歩きました。
二度も同じ手を使うのも芸がないので、今回は初めて関越交通便で菅沼まで行って、楽することにしました。
運行本数が少ないので、東武湯本駅を8時35分に出る第一便に乗れないと計画は成り立たないのですが、拙宅からだと早朝出発すれば間に合います。
歩き出すのが10時を過ぎるのが難点ですが、贅沢は言ってられません。
そして菅沼から金精峠まで歩けば、今は宙に浮いている日光白根山が、拙宅からの赤線網に組み込まれます。
次はどこに下るか…。やはりバス便が豊富(一時間に2本)な湯元温泉に下るのが定石でしょう。
折角なので日光白根山の山頂も踏んで行くか…。
もし無理なら、五色沼の湖畔を歩いてみよう。
いずれも山行計画機能のCTの8掛けだったら夕方には下山できる結果となりました。
さて…その結果は…無残なもので、オッサンにはとてもつらい道でした。
(ア)菅沼から金精峠への登りと、特に(イ)外山尾根から湯元温泉への降りは…一般登山道等は言い難いほどでした…感想には個人差があります(笑)
そこを歩くこと自体に意義を見出されない方は、是非、回避されるべきだと感じました。
かつ、国境平から五色山の間には残雪が豊富に残っていました。傾斜は緩く、凍っているわけではないので、軽アイゼンなど滑り止めを使う必要はありませんでしたが、トレッキング・ポールを使わない派の拙者にはやや辛いものがありました。
まず金精峠に達した時間が、想定を大きく上回り、その後もなかなか挽回できません。
日光白根山を周回するのを諦め、五色沼湖畔を歩くのを諦め、湯元温泉へ最短経路で下ることにしました。
そして最後のトドメが湯元温泉への激下りでした。
分県ガイドのCT40分のところ所要63分…分県ガイドは内容改訂に当たって何も見直ししてないのではないか?と感じた次第です。
そんな中、美しく花平ているシャクナゲには慰められました。
これだけ咲いているのを見たのは、一昨年の奥秩父山行以来かな?
今回、菅沼〜金精峠の間を歩いたことで、今まで宙に浮いていた日光白根山を拙宅からの赤線網に組み込め、栃百を一座増やし、所期の目的は達成しました(^_-)-☆
【今回登った主な山】
★金精山(こんせいやま/こんせいざん)2,244m:初…ぐんま百64座目/栃木百77座目
★五色山(ごしきやま)2,379m:初…無冠
★前白根山(まえしらねさん)2,373m:初…無冠
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
【個人的過去レコリンク用】
2018年10月12日〜13日:根名草山・鬼怒沼山
湯元温泉から大清水へ紅葉縦走、半袖隊長、関東100完登&燧ヶ岳まで赤線連結
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1614028.html
2007年06月24日(日) :日光白根山(日100)W
【過去レコ】菅沼から山頂・五色沼を周回、半袖隊長、旅は道連れ世は情け
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-687613.html
コメント
この記録に関連する登山ルート

外山鞍部⇒堰堤分岐【超・超・悪路】とありますね。
私は2017年11月09日に錫ヶ岳(記録ID: 1311833)にテント泊で行ったときに、堰堤分岐⇒外山鞍部で同じトレイル歩きましたが、悪路感は全く無かったですね。登りで使ったからか、数センチほど積雪していたからか、その後の台風などで倒木がぎょうさんあったからなのかよく分りませんが。1年半ほどでだいぶ様変わりしたようですね。
中曽根↓は下りで歩きましたが、道が掘れてるな。また道の下の段差も笹で見えないので、悪路だなとの印象はありました。
お疲れ様でした。
印象の差は、きっと脚力と経験の差からくるものが5割、登りと降りの差からくるものが4割、そして地形(道型)変化は1割のみでしょう。
湯元温泉への下りが急降下して、かつ荒れ気味とは伝え聞いておりましたが、これだけ抉れているとは……。
落石と折れて尖って凶器ともなりうる樹木が多いことが怖かったです。
青年に抜かれた時には、彼に石を落とすとマズいので、少なくとも1分は立ち止まり、彼我の差が開くのを待ちました。
金精峠まで登った時に、目標時刻より30分遅れだったのが、最後まで精神的に堪えたようです。
え〜、そんなに遅かったの…とガックリ。
その後も残雪に足を滑らせ身も心もヘロヘロに…。
例の激下りは、分県ガイドのCT40分のところ63分も掛かりました。
これってCT自体も時代遅れじゃないの…と感じた次第です。
久し振りに過去レコ(1992年白馬岳)をアップしたので、宜しければご覧下さい。
yamabeeryuさん、おはようございます。
日光連山、会津の山々。登りたいけど行けてない山がザクザク出てきますね
38の君の名は?普通にミツバオウレンでは?
奥白根へは湯元から外山⤴、中曽根⤵で辿りましたが、湯元〜外山へは傾斜は急ですが、ごく普通の登山道の印象です。もっとも、登りでしかも35年前の記憶ですが
でも、当時は奥白根へのメインの登路だったかと。ロープウェイの機動力の影響かな。
今から35年も前となると……、登山道(道型)の差が4割、年齢差(若さ)3割、登り降りの差が2割でしょうか。
登山日の前日、残雪の状況を調べようと、最新レコを漁ったのですが、湯元温泉を基点とするレコは少ないですね。
また菅沼基点でも白根山行きはあるけど、金精峠行きは数少ない。
中曽根ルートは目にする機会は少ないですね。
丸沼側のロープウェイ開設、クルマ社会化の進展により、湯元温泉からの入山者は激減して、結果として、登山道整備予算も削られてますよ。
拙者は普通のハイカーをケガや遭難から守るために、今や破線ルートにした方がよいように思います。
間違って連れて来られた初心者・初級者は、その後、山登りが嫌いになりますよ。
拙者は、中曽根ルートを歩けば、日光白根山三大悪路?を完歩できるのですが……怖いもの見たさでなければ行きません。
シャクナゲは見頃、イワカガミは咲き始めですから、35年ぶりに降りで体験されてみてはいかがでしょうか?
昔通りに歩いてみたいと思ってたのですが
あまりの悪路情報にちょっとビビりますね〜
山高地図の実線も、最近あんまりあてにはならない気がしてましたが
どうやら
諸先輩が悪路との印象がないとおっしゃるように、経験・技量・体調・気象条件・季節・登降(登りか降りか)で、印象は大きく異なるようです。
拙者はトレッキングポールを使わない派なので、あるとなしでは難易度に差が出ます。
将来的な赤線繋ぎを意識すれば、湯元温泉は「赤線繋ぎの要衝」です。避けて通るわけにはいきません。
是非、怖いもの見たさで、猪突猛進してみて下さい
隊長も、今回は、かなりご苦労された様子。
周到に事前の情報収集をしても想定外の事態に直面することはありますね。
山歩きは一種のリスクマネジメントだと思っていますが、今回拝読していて、情報の精度や信頼度について考えさせられました。
何はともあれご無事のご帰還何よりです。
※そう言えば昔、単独行で下山路に寄り道した為、危うく日没に間に合わなくなりかけた経験を思い出しました。
こんにちわ。
湯元に下りる道は荒れていると、なにかで読んだことがありましたが、本当に、すごい道なんですね。知らずに行ってしまったら、とんでもないことになってしまいます。
道は険しいけど、シャクナゲやお花がきれいですね
見に行きたいけど、私には無理。苦労して歩いた人だけのご褒美ですね。お疲れ様です。
山登りはリスクマネジメント
自らの想定通りに身体が動かない……加齢による筋力・体力・瞬発性の低下が目下の最大リスクかも
日没・ヘッ電点灯なんてことにならないように計画を組むようにしてはいるものの、何度か暗闇の中を下ったものだよ。
自らの限界点を知り、最近は万が一でも道路歩きで終わるようにしてます
日光白根山に登るのは湯元温泉から……との行動パターンは、もう、なくなりましたね。
ロープウェイ利用に登山客が流れる一因は、湯元温泉からの登山道が崩壊の一途を辿っているからでしょう。
拙者はソロで歩きながらも、
●この道を1号隊員に歩かせられるか?
●歩かせると何を言うか?
などと考えるとがあります。
今回は……罵詈雑言を浴びせられるのは必至です。
中曽根ルートも然り……湯元から白根山への登山道が廃れていくのは寂しいですね。
隊長おはようございます
菅沼の石碑のある登山口懐かしいです。30年以上前に奥さんと日光白根に行った時を思い出しました
厳しいルートだったことはコースタイムと距離を見れば想像できます
廃道に向かいつつある道は何度か歩きましたが、障害物競走は体力を消耗するし精神的にもやられます。キッチリ歩き切るのはサスガ隊長です。私なら引き返していたかもしれません
しかし人の作った道なんて、手が入らないとあっという間に自然に帰ってしまうんですねぇ
subaru5272
拙者は12年前ですよ、菅沼口から登ったのは
職場のワンゲル部活動としてでしたが、シラネアオイが全く咲いていなかったので、がっかりしたことを覚えています。
そもそもかっての表玄関である湯元温泉からの道が、なぜ、こんな急登降なのか…不思議です・・かっては修験の道だったから?
雨風による土砂の流出や倒木による根っ子部分の掘り返しにより、段差がさらに激しくなっているのが嫌われる理由でしょうね。
さりとて階段やハシゴを積極的に設置するか…?
利用者が増えない限りはそれも無理(いや、無駄)な気がします。
歩けるうちに歩いとかないと…という気持ちにもなりますね。
隊長、お疲れさまでした。
湯元温泉から日光白根山への登山は、20年ほど前に会社の登山部が登っていましたが(私はその頃登山には全く興味ナシでした。)「俺たちはかなり健脚だから行けた。」と豪語していました。
その記憶があったので、その後私が登るときにはロープウェイを使って楽ちんに登る事を選びましたよ。
金精山、私も8月に予定を立てていますが、私と全く違うコースを体長が歩かれていたので、意外でしたしとても勉強になりました
20年前の湯元から外山尾根への道は、今よりはもう少しマシな道だったのでしょうが、それでも「健脚だから登れた」んですね
…ってことは、今回くたびれ果てた拙者は「貧脚だから疲れた」のでしょうか
拙者も日光白根山に最初に登った時は、迷うことなくロープウェイ利用。
二度目は職場ワンゲル部の主張に押されて渋々、菅沼からでした。
金精山へ全く違うコースで…そもそも今回のコース自体が稀なルート選択です。
でも、もっとすごい「ド●・●態」コースはどんなものかと期待で腹が膨らんでいますよ
あ〜間違えた、現実に腹は出てるけど、期待で膨らむのは胸でした💦
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