残 雪 の 常 念 岳
- GPS
- 09:15
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,891m
- 下り
- 1,894m
コースタイム
→7:35常念乗越7:42→8:46常念岳9:17
→10:11常念乗越(常念小屋)10:30→11:06横通岳中腹11:20→11:37常念乗越11:46
→12:29笠原沢12:33→王滝ベンチ13:00→山ノ神13:29→13:39登山口13:43→13:50駐車場
【所要時間】※登山口起点の時間
登り 3時間56分
頂上休憩 31分
下り 4時間32分 計8時間49分
【 総歩数 】 30,494歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
の道路脇に5台程。登山口手前500m程に20〜30台程。 ・一ノ沢登山口までは舗装道路で、道幅も割と広く、すれ違いは容易。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> ・王滝ベンチから残雪がありますがアイゼン無しで問題なし。 ・笹原沢のデブリから残雪が多く、アイゼンをつけた方が歩きやすい。 ・最後の急坂は勾配が30度以上あるところもあり、アイゼン必須。 雪は程良い硬さで沈まずに歩きやすかったのですが、今後は気温上昇で、 残雪量、硬さ等状態は変化すると思います。 ・常念乗越から山頂は、前常念分岐までは残雪がほとんどなく、歩きにくい ガレ場でアイゼンは不要。 分岐から上は残雪で雪面は硬く滑るため、アイゼンは必須、下りはピッケル も必須です。 <登山ポスト> 一ノ沢登山口に有り。 <トイレ> 一ノ沢登山口にあり、24h使用可。 <日帰り温泉> ほりでーゆ〜 四季の郷 入浴料500円 http://www.holiday-you.co.jp/ |
写真
感想
昨年5月8日に残雪の燕岳に登った時、秘かに次の残雪期のアルプスは、常念岳
と決めていました。
理由は、もちろん、間近で槍穂見たいことと、常念の豊かな山懐に抱かれたいと
いうことです。
何十年も前の山行を入れると今回で3回目ですが、残雪期は初めてです。
そして、やっと私一人でも登れそうな残雪になり、満を持して1年越しの待望の
常念岳に登ることができました。
皆さんのレコを拝見し、比較的登山者数が多い一ノ沢登山口から出発です。
ここ暫くは、距離は長く歩いても、だんだんその距離に慣れてくると、痺れると
いう感覚は少し慢性化して鈍感になってきたような気がしていました。
今回は、経験の少ないアルプスの残雪期の登山で、ちょっと痺れるところがあり
ました。
経験の豊富な方ならなんでも無いことでしょうが、私にとっては結構なものです。
それは、常念乗越下の急斜面の残雪の登りで、30〜40度はあろうかという斜面の
登りと下り。登りでは苦しさを嫌というほど味わい、でもほとんど立ち止まらず
に登りきったという感慨。
下りでは、その急勾配を下る恐怖。もし、躓いたらと思うと余計に怖さが増大。
雪質が下りではかなりやわらかくなったので、転がっても何とか生きてはいるか
な? と思いながら、その下りを十分に堪能しました。
もう一つは、頂上直下のたった20m程の斜めの雪面の下り。
登りではなんでも無かったのに、下りでその斜面を上からみると、傾斜が登った
ときの倍にも感じ、雪質も登るときにはもっと柔らかく感じたのに、硬くてピッ
ケルも全くと言っていい程刺さらず、一瞬、進退窮まってしまいました。
その後、何とか切り抜けましたが、万全の態勢でのぞまなければならないのを痛
感しました。
1年越しの念願の残雪期の常念岳。
奥穂頂上こそ見えず、中々見えない槍の穂先にやきもきしましたが、やっと見え
た槍の素晴らしい穂先に感動し、常念の豊かな山懐に抱かれて、思い出深く、記
憶に残る山行になりました。
常念岳は既に登っているので、百名山の登山は39座のままですが、翌日の山行で、
今日見えなかった奥穂を含めた北アルプスの大展望を堪能するとともに、百名山
の山座も増やすことができました。
それは、続く・・・
<槍穂稜線動画>
私(70Lザック)は寄り道しなかったので13時に駐車場につきました
ほりで〜ゆ〜にも寄ったのでニアミスですね。
35度って常念乗越の下ですか? そこならば、シリセードしたの私です。
グリセード→シリセード→半分本気滑落→滑落停止を繰り返して滑落停止の訓練してました。
後でGPSロガー見ると凄いスピードで下りました。
10:41 2,450m
|
(標高差150m,9分)
|
10:50 2,300m
また、何処かでお会いしたら切磋琢磨しましょう。
こんばんは kazu70Lさん
登録後最初のコメント、ありがとうございます。
やはり、そうでしたか!?
横通岳の中腹から見ていたのですが、下山した方は
1人か2人でしたので、もしやと思ったのですが。
70Lのザックで切磋琢磨、あの登りは見事でした。
私が先行していたのですが、ぴったりとついてこられるので、
その勢いで思わず、先を譲ってしまいました。
常念山頂のローストチキン、美味しそうでした!
思わず、ヨダレがでてしまいました。
次は、私も持って行こう、なんて思いました。
また、どこかでお会いしましたら、切磋琢磨の続きをしましょう!!
男体山で慣らした健脚なURU12さんには、打って付けのコースですね
こんにちは!URU12さん^^
中身の濃い週末を過ごされていましたね
常念の魅力がいっぱい詰まったレコ 楽しく拝見させて貰いました
雷鳥さんには逢えなかった様ですが、雪景色の北ア核心部の連山 常念からの眺望は最高ですね!
帰りの一ノ沢では、超ロングで絶好の尻セードバーンだったのに 残念でしたね
雪崩のメッカですが、ご無事の帰還で何よりでした
こんにちは sanpo69さん
あの稜線手前の急傾斜の残雪の登りには、参りました。
後半は、前後して登ったkazu70Lさんに助けられました
あの傾斜であの積雪量、確かに雪崩のメッカでした
精神的にも、肉体的にも十分すぎるくらいに、
山懐の深い常念岳を、満喫しました
あの急傾斜のシリセードは、私には絶対にできない
代りに、kazu70Lさんが実行してくれました
その滑る姿、いや滑落する姿を見たかった
ソリ&シリセードの達人のsanpo69さん、
ここは超A級の最高のバーンです
今シーズン、まだ間に合いますので、どうでしょうか?
急がないと、先に、Maieさんがやってしまうかも・・
こんばんは、URUさん。
常念は夏に一度、燕から蝶まで縦走しましたが、その時の槍穂の展望は忘れることができません
雪化粧をまとっている今なら、さらに素晴らしかったことと思います
そんな中、急傾斜でURUさんをもってしても、緊張感を強いられるくだりが、私にはとても勉強になりました
ビビリな私には、まだまだ残雪期も遠い常念です
それにしても、翌日、美ヶ原・霧ヶ峰とはナイス・バランスですね
こんばんは satoyamaさん
燕から蝶の稜線はいいですねー
学生の頃、アルプスに憧れて、初めて歩いた稜線でした。
そんな憧れの思い出の白い稜線は感動的でした
急傾斜は、雪の状態次第で変わると思いますが、
1回歩いてしまえば、次は慣れてしまい大丈夫ですよ、きっと
でも、あの斜面のシリセードは、絶対に無理です
翌日もお天気が最高で、ホントにいい旅でした
URUさん、こんばんは!
2日間で百名山3つ、お疲れ様でした!
(常念岳は新規じゃないみたいですが…!)
URUさんでもキツイという常念岳の胸突八丁。
雪の傾斜30°〜40°は本当にキツそうですね!
1年越しの待望の【残雪期】の常念岳、
待ちに待っただけあって、なかなかハードなオモテナシだったみたいですね
でも、登頂の喜びは凄く感じられそうですね…。
(始めは雲が少しあったとはいえ、これだけのパノラマ! 槍・穂高の展望台は最高ですね )
※個人的には常念小屋の雪のトンネルが面白そうでした
美ヶ原&霧ヶ峰のマッタリ系も、素晴らしい青空と大展望、言うことナシですね
雪山の経験の浅い私には、少しハードでしたネ
でも、行け行けモードの登りは、割と怖くないのですが、
いざ、下りとなると、急に気が弱くなってしまう
当初考えていたのは巻機山でしたが、どうも長野の方が天気がよさそう
ということで、直前で常念に変えて大正解でした。
ホントに素晴らしい2日間でした
nabekaさんも、残雪期のアルプスはいかがでしょうか?
奥秩父で踏抜き地獄(踏抜き街道だったかな?)を経験してしれば、
少し位の残雪は、なんとも無いですョ
燕岳は危険な所は全然ないし、すぐ行けますよ
ローストチキンは内緒ですよ
あれは、私の日記のネタです。
URU12さんがヤマレコやってると聞いたので写真が晒されないようにこそっとかぶりついたハズなのに。。。
シリセードは雪が結構やわらかかったので決行できました
スキーもそれなりにやっているので(ゲレンデスキーですけど)あの斜面なら死ぬことはないかなっと思って。
体力あるけど技術力・・・なので色々模索中なんです。
再来期の厳冬期には北アでテント泊縦走してみたい
こんにちは kazu70Lさん
例のものを何回も山にかざして写真を撮っていたので、
とても隠していたようには見えませんでしたよ
あの急勾配のシリセードですが、勾配が少し緩くなったところでやったら、
全然滑りませんでした。
あの急勾配でも、もしかしたら、できたかもしれません。
でも、私はやりませんが
下りは急で怖かったですが、快調に歩けましたので、
登山口まで、割と早く到着できました。
厳冬期の北アテント縦走目指して、色々と訓練中なのですね。
安全第一で楽しみましょう
常念岳と霧が峰登山お疲れ様でした。
常念からの槍は本当にやりの穂先のようですね。
私は蝶ヶ岳からは見たことがありますが
あれほどは尖っていなかったですね。
残雪の常念岳、私も行ってみたいですね。
来年かな?
今日はボルダリングの練習に行ってきましたが
明日は近くの山鍬崎山に登ってみようかと思っております。
蝶ヶ岳、常念岳の両方で見え方が違いますね。
蝶は正面から、常念の横からの方が、
槍の穂先がより尖って見えるようです。
やはり、槍はヤマノボラーの憧れです。
何度見ても良いですネ。
是非、行って、実物をみてください
今日は、日光白根山に行ってきましたが、
前夜雪が降り、今年一番のラッセルをしてきました
常念からの大展望、槍や穂高連峰のすばらしかったでしょうね。
本日私も本日(20日)に鍬崎山というところに登ってきました。
頂上から見る立山を中心とした北アルプス北部の山々の大展望を楽しんでまいりました。
それにしても鍬崎山は思ったより残雪も多く急傾斜の雪面歩きは疲れました。
鍬崎山は初めて聞いたので、調べてみたら、
立山の西にある山なんですネ。
2000m程の標高でも、日本海側の山は、
さすがにまだ雪深いようですね。
まだ、アルプスを日本海側の山の上から見たことが無いので、
今年は、昨年行けなかった例の山を日帰りで登って、
是非、違う方角からアルプスを見てみたいと思います
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