GWの波に乗れなかった涸沢〜奥穂高岳
- GPS
- 31:10
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 2,284m
コースタイム
沢渡第四駐車場:5:20(タクシー)
上高地バスターミナル:5:50
涸沢ヒュッテ:10:50〜11:30
穂高岳山荘:15:00
【DAY2】
穂高岳山荘:7:00
奥穂高岳山頂:8:20
穂高岳山荘:9:20
新穂高岳温泉ロープウエイ乗場:13:00〜13:45(バス)
平湯温泉:14:20〜14:40(バス)
沢渡第四駐車場:15:10
天候 | 1日目:曇りのち晴れ 2日目:ほとばしる汗のピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地〜横尾】 特に危険箇所なし。 【横尾〜涸沢ヒュッテ】 雪がでてきます。多くのデブリもあり気温があがると、ずっぽりいくくところもあり 【涸沢ヒュッテ〜穂高岳山荘】 雪渓をひたすら登ります。ザイテングラートで登るのが無難。 早い時間帯にのぼるのが良い。 【奥穂高山荘〜奥穂高岳山頂】 当日は放射冷却の影響で雪面がガチガチ。 ピッケルとアイゼンで支点を確実に確保しながら登っていくべき。 雪面が硬いときはダブルアクスのが登りやすいのではないかと思った。 【奥穂高山荘〜新穂高ロープウエー】 白出沢の雪渓は山荘直下はかなり急なので、アイゼンとピッケルワークを慎重に。 しばらくいくと緩やかになる。 無雪期のほうが、沢を岩場ばかりでめんどくさそう |
写真
感想
GWに行きそびれた涸沢に行ってきました!
天候にも恵まれ、最高の2日間となりました。いや、ちょっとしたトラブルもありましたが、、、。
北アではGW以降、遭難・滑落事故が相次ぎ、死亡者もでるなど、自分自身にも不安はあった。もちろん家族にも心配をかけてしまい、申し訳ないと思った。でも、、、やっぱり行きたいよねぇえ〜〜。
言い出したら耳がパッタリ閉じてしまう自分を、よく理解している嫁は、無理はせずに天候が怪しくなったらすぐ下山せえや!、と言って、出発前にオニギリ4個も作ってくれて見送ってくれましたホロリ。
結果的に天候もよく、怪我もなしに無事帰還できました、が、、テントで失敗しちゃったんだ。。。反省の意味を含め、以下のようにその出来事を紹介します。
【テン場選びは慎重に】
今回の目的の中に雪山テン泊訓練というのがあり、最初からテン泊はきまっていたんだ。そして、テン場の場所も決めていた。そこは穂高岳山荘のヘリポートの上部で、奥穂高岳がテントの中から一望できる場所だ。
以前、尊敬するブロガーさんが紹介しており、一目ぼれした場所だ。ここで、モルゲンロートが見たい!行く前から切に願っていたことだ。
設営時は風もあまりなく、小屋の天気予報でも、小屋番情報でも風は弱いということだったので安心していた。風が多少ふいたとしても、竹ペグ投入&雪に水をかけ、ガチガチに固定したからテントが飛ばされることはないと確信していた。
しかし、入念に設営を完了し、夕寝をしていたら、なにやらバンバン音がする。
なんだ、すこし風がでてきたな。このときはあまり気にせず、ゴロゴロしていた。
しかし、風向きも変わり風も強くなってきた。。
テントポールがしなり、テント内の空間が歪む。瞬間的に寝そべっていた自分の顔までテントが押し寄せてきた。
ペグが外れることはない。でも、、、平常心ではいられない自分がいた。テント泊はなにげに2回目だし、こんな経験したことがない。あたりも暗くなってきて、このまま朝までいられるか?もっとひどくなって台風ばりの風がきたらどうしよう・・。風だけでなく、気温が厳冬期ばりに下がったら、現状の装備でたえられるか?
この時GWの遭難・滑落事故が頭をよぎった。
だめだ、撤収だ。急いでテント内の装備達をザックに一まとめにする。それが終わったら、外にでて、テントポールを抜き出し、竹ペグを掘り起こす。
あたりが暗くなるなか、ヘッデンをつけながら悴む手を気にせず黙々と作業を行う。頭の中でおちついて、慎重にを繰り返し、この撤収作業に集中した。
そして、テントと外張りを力いっぱい小さくし、最後にスタッフバッグに入れようとした瞬間、撤収時一番の突風様がっ。
シュンッ!と、スタッフバッグが音速のスピードで涸沢の谷底に消えていった・・。
俺のスタッフバッグぅぅううーー泣泣泣。
あまりの飛びっぷりに一瞬笑ってしまったが、笑っている場合じゃねえ。
テントをザックに押し込み、小屋に向かう。「すません、素泊まりあいてますか・・?」。幸い、小屋は全体の4割程度の入り。相部屋で受付をした。
部屋に入るとほとんど全員が寝しずまるなか、静かに着替え、「家に帰って、嫁と息子に会いたい・・。」と枕を濡らしたのでした。
「あの場所でモルゲンロートがみたい」と言う願いが強すぎて、テン場の環境をよく理解できていない、、いや理解しようとしなかったことを酷く反省しました。。
急変する山の天候を垣間見た経験です。前向きに考えれば良い経験をしたかもしれませんが、やはりちょっと怖かったっす汗
来期は、安眠できる場所で、冬季テン泊したいなあ。
怪我なくもどってこれてよかったです。
無事ならいい体験ですね。
怖がりは私は、そんなところでテン泊は無理!ですが、
浸水して荷物が浮いていたとか、風で吹き飛ばされてフレームが折れるとかして、利口になりました。
ので、次に
で、絶景ですね〜
行きたいな〜、でも無理だわ
新穂高
新穂高温泉に下りたなら、深山荘の露天風呂で疲れを癒してくればよかったのに・・・
絶景っすよ
トモキキさんもなかなか、デンジャーな経験してますね〜
そんな経験者なら、奥穂高なんて朝飯前ですよ(^ー^)ノ
しかし、あの後ずっとテン場にいたら、どうなってたか。。。
新穂高温泉で温泉入っていきたかったんすけどねー。。
前夜のこともあり、軽くホームシックにかかっとりました笑
息子と入る為に、すぐ帰りました
次回の楽しみにしておきますよー(^○^)
奥穂高山荘〜奥穂高岳山頂
かっこいいですね。
いろいろなポジション?があるんですね。
よいこのchuraは絶対まねをしてはいけないような・・・
まずは、夏山でテント泊いっぱい練習します。
jin411さん、おはようございます
暗くなってからの撤収作業お疲れ様でした
よく決断できましたね
結果、被害がスタッフバックだけで済んだのですからナイス判断です
そうそう、土曜日早朝の上高地バスターミナルでニアミスしていたようですね
jin411さん
無事二日間で山行完了しよかったです。
テン泊は残念でしたが良い判断だと思います。
下りは白出沢からだったんですね。
登りは涸沢なので贅沢なコースで羨ましいです。
今後も安全登山で行きましょう。
机上でしか学んでないですが、やっぱり実践はちがいますね。結構必死でした笑
次回?は、もうすこし楽にのぼれそうな気がします(`_´)ゞ
ちゅらさんテントは、購入したんですか?
自分ももっとテント経験つみたいです泣
縦走しちゃったのですね!
一泊二日で、、、ピストンでも厳しいのに。
眺望優先のテント設営は、やっぱり行けないかなーです。
しかし、穂高岳山荘のテンバはどこも眺望よさそうで、したがって、風も受けそう。
南東面ですから、楽観しますよね。
コメント有難うございます(^ー^)ノ
ええ、遭難とかあったので余計にナーバスになってました。
やはり前向きに考えて、良い経験をしたと、思い込みます笑
そうなんです!初日の朝、タクシーの相乗りの方々がいなければ、ダイズさんと同じバスでしたよ!
実にニア〜な感じでしたヽ(´o`;
コメント有難うございます(^ー^)ノ
おかげさまで、テントの件以外は、満喫できました!
天気も最高でしたので、運がよかったです(^○^)
白出沢は、思いつきで通りましたが、涸沢ルートと違って静かで良い道ですねー、自然を満喫できます(^ー^)ノ
白出沢の出合いの槍に行く崖のルートには、びつくりしました笑
自分のバヤイ、二泊は出来ないので、行程的には、いつも長めなんです。。だからいつも疲れます泣
あんまり良くないことだとは思うんですが、どうしてもよくばっちゃいます!
jpさん、脚は平気ですか?
たまには週末、奥様と山以外のデートでもして、休養してください(^○^)
ああ、また余計なことを言ってしまったらスミマセン(`_´)ゞ
同じアングルの写真に、ちょいとジーンとしちゃいました・・・が、
テントごと涸沢まで飛ばされなくて、ほんと良かったです
自分が少し煽ってしまったのではないかと、反省してます。。。
ただ、好転に恵まれて素敵な景色ですね!!
奥穂高、いつか挑戦してみたい、改めて思いました。
もちろん、雪の無い時期にですが
これでひとつ夢がかないましたよ
ほんとはモルゲンロートもみたかったですが・・。
テントはもっと、いろんな場所で訓練が必要ですね><
夏にまたテント泊したいです
奥穂の先にはジャンダルムも待ってますよ
夜中はかなりの強風だったようで、
お疲れ様でした。
自分もGW に涸沢のテン場で、
夜中の強風にビビりながら、小屋に行くことも出来ず、
テントを抑えながら朝を迎えたので、気持ちを察します。
スタッフバックだけで、良かったです。
写真綺麗ですね!
自分も夏になったら、涸沢から上を目指したいと思います。
nori0210さん、御早うございます!
ほんとですねー。改めて考えるとスタッフバッグだけで
よかったのかもしれませんヽ(´o`;
というより、やはり涸沢ベースのが安全ですね、、。
行程的に無理しちゃいました、反省。。。(>_<)
涸沢から上は、真夏は汗だくになりそうですね〜
熱中症対策と、高山病対策忘れずに頑張ってくださいね(`_´)ゞ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する