北岳・間ノ岳「梅雨真っ只中、奇跡の2日間」

2019年06月25日(火) ~ 2019年06月26日(水)

• GPS: 14:35
• 距離: 22.3km
• 登り: 2,461m
• 下り: 2,469m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:01
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:01

距離 8.4km 登り 1,647m 下り 286m

6:53 スタート地点
6:53 広河原インフォメーション
8:56 大樺沢二俣
12:44 八本歯のコルの次の分岐
13:54 0:00 北岳山荘
13:54 宿泊地

2日目

• 山行: 7:27
• 休憩: 1:34
• 合計: 9:01

距離 13.9km 登り 824m 下り 2,196m

3:49 宿泊地
3:49 0:00 北岳山荘
4:20 中白根山
5:09 5:12 間ノ岳
5:55 中白根山
6:18 7:44 北岳山荘
8:52 8:57 北岳
9:25 北岳肩ノ小屋
10:49 大樺沢二俣
12:35 広河原山荘
12:50 0:00 広河原インフォメーション
12:50 ゴール地点

天候

23日15:00発表のヤフー天気では25日高気圧が本州中央部にあって北岳、間ノ岳は晴れ予報。
前日24日芦安駐車場に着くも傘が必要なくらいの雨。夜半激しい雷雨。この時、北岳周辺では霰が降って多くのキタダケソウの花弁を傷つけていた。
25日午前中雲ひとつない快晴。
午後北岳周辺にガス。
間ノ岳周辺に雲。
18時頃、雲海の上に富士山。
夜、満天の星、強風
26日未明より終日快晴。絶好の山日和。

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

南アルプス市営芦安駐車場に駐車。
前日から車中泊していたのにタクシーの情報を教えて貰えず、慌てて行列につくもあと1人のところで乗れず。
バスは当然前から3-4人目だったので座れたのだが、続々と登山客を押し込んできて座っていても身動きの取れない状態。
帰りはラッキーなことに広河原に着いて直ぐに乗合タクシーに乗れ、5分後の12:50には出発。14時発のバスが広河原を出発する頃には芦安にある南アルプス温泉ロッジの湯船に浸かってた。

コース状況／危険箇所等

左俣コース : 残雪期（6月初旬）の白馬大雪渓をキツーくした雪渓登り
12本爪アイゼン、ピッケル、ヘルメット推奨。
八本歯のコル : 丸太で組んだ梯子が延々続きテント泊装備の体力を奪う
右俣コース ： これはこれで白山の観光新道の急登部分だけを長ーくしたようなコースで下っても大変だったので登りは推して知るべし。
どっちを通っても北岳は簡単には登らせてくれません。

その他周辺情報

南アルプス温泉ロッジ : 芦安駐車場の目の前にあり車に乗る前に2日分の汗を流してスッキリ出来るのでおススメ。
キタダケソウ：世界でこの時期北岳にしか咲かない希少種。

写真

6/25 6:56

昨日までの雨が信じられないくらいの快晴。

6/25 6:56

6/25 6:56

北岳登山口

6/25 6:57

白山の砂防新道と同じように長い吊橋を通って登山口に至る

6/25 6:57

6/25 7:29

前日の雨で水量は多く流れは速い。

6/25 7:39

6/25 8:24

6/25 8:27

6/25 8:56

08:56 大樺沢二股着

6/25 8:56

6/25 9:42

まだ中間地点から振り返って下を見る。

6/25 9:43

上を見ればまだまだ雪渓は続く。

6/25 11:28

北岳がガスで隠れる

6/25 11:28

八本歯のコルに至るまで連続して設置されている丸太で組んだハシゴ。

6/25 11:50

6/25 12:00

6/25 12:03

ガスが取れた。

6/25 12:44

八本歯のコルを過ぎたところの分岐

6/25 12:47

お初のキタダケソウ！

6/25 12:47

キタダケソウは葉っぱの先が丸い。

6/25 12:48

6/25 12:48

昨夜の霰でやられた花弁

6/25 12:49

6/25 12:49

6/25 12:50

今日咲きたてのこの娘は花弁が綺麗！

6/25 12:50

6/25 12:52

これはハクサンイチゲ。

6/25 12:55

6/25 12:55

6/25 12:57

可愛いキタダケソウ❤️

6/25 12:57

6/25 12:58

6/25 12:59

6/25 13:05

6/25 13:08

イワベンケイ

6/25 13:08

6/25 13:14

6/25 13:15

目指す北岳山荘

6/25 13:15

6/25 13:17

ハクサンイチゲ

6/25 13:22

6/25 13:55

北岳

6/25 15:41

北岳山荘周辺はまだ積雪たっぷりで小屋番さんは除雪の真っ最中。

6/25 15:41

受付

6/25 16:59

缶ビール2本の後は地酒の太冠ワンカップ。
キタダケソウが描かれている。

6/26 3:51

夜明け前の北岳

6/26 3:52

夜明け前の富士山

6/26 4:20

04:20 中白根山山頂通過

6/26 4:20

ご来光直前の富士山

6/26 4:20

6/26 4:21

ご来光直前の間ノ岳

6/26 4:28

日の出

6/26 4:29

6/26 4:29

6/26 4:29

6/26 4:29

6/26 4:29

6/26 4:30

北岳とご来光

6/26 4:30

6/26 4:37

6/26 4:38

槍穂もクッキリ

6/26 4:40

6/26 4:40

6/26 4:40

6/26 4:40

6/26 4:42

ハクサンシャクナゲ

6/26 5:09

日本百名山72座目、間ノ岳三角点タッチ

6/26 5:09

6/26 5:09

6/26 5:10

6/26 5:11

6/26 5:12

間ノ岳から望む富士山

6/26 5:13

6/26 5:55

6/26 5:55

6/26 5:55

6/26 6:18

6/26 6:19

6/26 8:52

北岳山頂で一番高い地点に立つ。
なぜか一段下がった低い所に山頂標識。

6/26 8:53

日本百名山73座目登頂！

6/26 8:54

仙丈ヶ岳

6/26 8:54

甲斐駒ヶ岳

6/26 8:55

富士山

6/26 8:55

北岳三角点にタッチ

6/26 8:56

仙丈ヶ岳をバックに撮っていただきました。

6/26 8:57

6/26 8:58

6/26 8:58

6/26 9:13

6/26 9:17

北岳肩の小屋

6/26 9:25

冷え冷えのビールが美味そう！
生ビールからうどん等の軽食メニューまであって絶対こっちの方が楽しそう。

6/26 9:34

八ヶ岳

6/26 10:49

小太郎尾根分岐から右俣コースを辿って大樺沢二股まで降りてきた。

6/26 12:36

間違って広河原山荘の方に曲がってしまい15分程迷子になってた。

撮影機器：

iPhone X Apple

装備

MYアイテム

くろゆり

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット エアーマット シェラフ シュラフカバー ピッケル チェーンスパイク アルコール アルコールストーブ 傘 ウイスキー 芋焼酎

感想

くろゆり

日本百名山72座目と73座目は、北岳山荘テント泊で間ノ岳と北岳に登ってきました。

当初は右俣コースから肩ノ小屋経由で北岳に登り反対側に降り北岳山荘でテント泊し翌朝早く間ノ岳に登り、テントを撤収してから八本歯のコル経由左俣コースから下山する計画でしたが、大樺沢二俣まで来ると前にいた十数人老若男女問わず誰も右俣の方に行かないで12本爪や4本爪アイゼンを装着しだした。なぜ誰も右俣の方に行かないんだろうと思いながらも自分もチェーンスパイクを履いて左俣コースに突入。

最初から結構急で先が長そうだから、嫌だな〜って思って登ってたんだけど、益々急になってきたので途中ピッケルも取り出した。これで万一滑落しても止まれると一安心したけど、12本爪アイゼン持ってきときゃこんなに不安になることもなかった。

雪渓地帯をヘトヘトになって登りきったと思ったら、八本歯のコルに至るまで丸太で組んだ梯子の連続。これが登りにくいったらありゃしない！
そして、これでもかってくらい延々続く！今までの自分の登山の中で間違いなくワースト1の地獄路。
まだ小屋泊装備なら、なんとかなったかも知れないがテント泊装備では17kg
の全重量を垂直に持ち上げなければならないため、ホント辛どかった！

最後、分岐から北岳山荘に至る道がキタダケソウロードとなっていて、癒やされた〜。
昨夜の雹で花弁が見るも無残にちぎられたりボツボツに穴をあけられた娘もいたけど、まだ無傷な娘や咲きたての初々しい娘もいて、とっても可憐だった〜。

梅雨真っ只中で当初は25日が晴れ時々曇り、26日が曇り予報だったので、雨が降らないでキタダケソウさえ見れれば大満足の山行のはずが、奇跡の2日間になって2日共快晴、特に間ノ岳と北岳の山頂を極めた26日は終日快晴で甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、富士山、八ヶ岳から乗鞍、槍穂、中央アルプスまでもの絶景が拝めて申し分のない山行となった。

コメント

にし

完璧ですね♪
クロユリさん、こんにちは、御無沙汰してます。
もう72座目と73座目ですか！流石ですね
普通の時期でもこれほどの天気はそうないかと！持ってますね〜
キタダケソウは固有種ですよね。見たことなしです。
これまたおめでとうございます
テント背負ってあの左俣の丸太バシゴ 　大変お疲れ様でした。
でも、これほどの景色が待っていればお釣りが来ますね

くろゆり

Re: 完璧ですね♪
ni-shiさん、コメント(人''▽｀)ありがとうございます☆
ホントご無沙汰いたしております。元気で登りまくってるのはレコで拝見してました。
9月末で単身赴任解消とのこと、おめでとうございます！
八本歯のコルと左俣を登って右俣から下りるか、
右俣から登って八本歯のコルと左俣から下りるか、
左俣がまさか白馬大雪渓を上回るような大雪渓だなんて知らなかったから、12本爪アイゼン持って行かなかったので、大変だったけど振り返って思えばこの順路でよかったのかと思ってます。
でも八本歯のコルはもういいです(笑）。
南アルプスの赤石、悪沢、塩見、聖、光のことを考えると気が遠くなります。
まあ、ぼちぼちいきますわ〜。