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Yamareco

記録ID: 1917783
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ケ岳-甲斐駒ケ岳-北岳

2019年07月06日(土) ~ 2019年07月07日(日)
 - 拍手
GPS
24:24
距離
68.6km
登り
7,194m
下り
7,239m

コースタイム

7/6(土)
12時間40分 37km +3,700m CT0.46
01:30 地蔵尾根駐車場
05:50 仙丈ケ岳
07:10 北沢峠
09:15 甲斐駒ケ岳
11:40 アサヨ峰
13:00 広河原峠
14:00 広河原山荘

7/7(日)
11時間50分 37km +2,900m CT0.51
02:00 広河原山荘
05:00 北岳
06:50 三峰岳
10:50 仙丈ケ岳
13:50 地蔵尾根駐車場
天候 7/6 高曇り
7/7 稜線は雨風強い, 下の方は霧
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 入野谷温泉は水風呂がぬるいので下山後の温泉は駒ヶ根のこまくさの湯。
駒ヶ根インターから少し寄り道になるがそれでもこまくさの湯が最高。
熱いサウナに冷たい水風呂。1,030円の食事セットのコスパがヤバすぎる。
僕の中で1位2位を争うくらい好きな下山後の温泉である。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
林道の水場は安定している。冷たくてうまい。
2019年07月06日 02:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 2:20
林道の水場は安定している。冷たくてうまい。
2,400mで朝が来た
2019年07月06日 04:24撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 4:24
2,400mで朝が来た
良い尾根だなー、地蔵尾根
2019年07月06日 05:18撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:18
良い尾根だなー、地蔵尾根
白い甲斐駒と奥に八ヶ岳
2019年07月06日 05:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:35
白い甲斐駒と奥に八ヶ岳
森林限界を抜ければ仙丈はすぐそこ
2019年07月06日 05:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:35
森林限界を抜ければ仙丈はすぐそこ
駒ヶ根の街を見下ろす。中アも良い天気だ。
2019年07月06日 05:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:50
駒ヶ根の街を見下ろす。中アも良い天気だ。
遠いよ塩見岳
2019年07月06日 05:50撮影 by  iPhone 8, Apple
4
7/6 5:50
遠いよ塩見岳
鳳凰三山と北岳。奥にふっじっさーん。
2019年07月06日 05:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:50
鳳凰三山と北岳。奥にふっじっさーん。
小屋には寄らずに北沢峠へ落ちてゆく
2019年07月06日 05:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:53
小屋には寄らずに北沢峠へ落ちてゆく
わんさか咲いていてありがたみが無いが僕はシャクナゲが好きだ
2019年07月06日 05:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 5:55
わんさか咲いていてありがたみが無いが僕はシャクナゲが好きだ
ザ・下界
カップ麺食べて出発だ
2019年07月06日 07:06撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 7:06
ザ・下界
カップ麺食べて出発だ
#うわまじか
2019年07月06日 07:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 7:53
#うわまじか
白い甲斐駒とご対面。ガスらなくて良かった。
2019年07月06日 08:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 8:40
白い甲斐駒とご対面。ガスらなくて良かった。
地蔵岳のオベリスクが見える
2019年07月06日 09:04撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 9:04
地蔵岳のオベリスクが見える
直登ルートは壁だった。お花に癒されながらよじ登る。
2019年07月06日 09:05撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 9:05
直登ルートは壁だった。お花に癒されながらよじ登る。
山頂は賑わっていた。上着着てさっさと降りる。
2019年07月06日 09:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 9:17
山頂は賑わっていた。上着着てさっさと降りる。
ガスが生き物のよう。
2019年07月06日 09:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 9:17
ガスが生き物のよう。
下りは巻道をジャリジャリと滑り落ちてゆく
2019年07月06日 09:22撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 9:22
下りは巻道をジャリジャリと滑り落ちてゆく
さよなら栗沢山
2019年07月06日 10:07撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 10:07
さよなら栗沢山
甲斐駒から750m落ちて450m登り返す
2019年07月06日 10:22撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 10:22
甲斐駒から750m落ちて450m登り返す
早川尾根はハイマツがビシバシ脚に当たってつらい
2019年07月06日 11:05撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 11:05
早川尾根はハイマツがビシバシ脚に当たってつらい
思い出の早川尾根小屋
2019年07月06日 12:45撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 12:45
思い出の早川尾根小屋
ここの水も安定している
2019年07月06日 12:47撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 12:47
ここの水も安定している
広河原峠から広河原へ転がり落ちる
2019年07月06日 13:42撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 13:42
広河原峠から広河原へ転がり落ちる
野呂川の水量すげー
2019年07月06日 14:02撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 14:02
野呂川の水量すげー
本日のお宿
2019年07月06日 14:04撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 14:04
本日のお宿
2日目。明るくなるまで写真無し。
はじめましてキタダケソウさん。
2019年07月07日 04:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 4:29
2日目。明るくなるまで写真無し。
はじめましてキタダケソウさん。
イワベンケイは北海道には咲いていない。目に留まると撮ってしまう。
2019年07月07日 04:33撮影 by  iPhone 8, Apple
3
7/7 4:33
イワベンケイは北海道には咲いていない。目に留まると撮ってしまう。
肩の小屋から若者たちが出発していった
2019年07月07日 04:36撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 4:36
肩の小屋から若者たちが出発していった
着いた。さみー。早く高度を下げたい
2019年07月07日 04:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 4:57
着いた。さみー。早く高度を下げたい
新装備、新しいカッパの防御力がすごい。
2019年07月07日 05:15撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 5:15
新装備、新しいカッパの防御力がすごい。
北岳山荘は3回通ったことがあるが3回ともどん兵衛食べてる。うまい。
2019年07月07日 05:34撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 5:34
北岳山荘は3回通ったことがあるが3回ともどん兵衛食べてる。うまい。
三峰岳まで頑張れば風から解放される
2019年07月07日 06:50撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 6:50
三峰岳まで頑張れば風から解放される
無水カレー待ってなさい
2019年07月07日 06:52撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 6:52
無水カレー待ってなさい
仙塩尾根は癒しの尾根
2019年07月07日 07:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 7:35
仙塩尾根は癒しの尾根
両又分岐を超えるとアップダウンが激しい。全然癒しじゃない。
2019年07月07日 08:37撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 8:37
両又分岐を超えるとアップダウンが激しい。全然癒しじゃない。
大仙丈ケ岳の岩盤に頑張って咲いていたオダマキ
2019年07月07日 10:03撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 10:03
大仙丈ケ岳の岩盤に頑張って咲いていたオダマキ
風ヤバ
2019年07月07日 10:34撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 10:34
風ヤバ
着いた。もう登らなくていい。
2019年07月07日 10:45撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 10:45
着いた。もう登らなくていい。
地蔵尾根を落ちてゆくと晴れてきた
2019年07月07日 11:03撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 11:03
地蔵尾根を落ちてゆくと晴れてきた
樹林帯は晴れなくていいです
2019年07月07日 11:12撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 11:12
樹林帯は晴れなくていいです
何度も来ると好きになってくるんだなあ。地蔵尾根が。
2019年07月07日 11:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 11:31
何度も来ると好きになってくるんだなあ。地蔵尾根が。
林道に咲いていた変わった赤い花
2019年07月07日 13:12撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 13:12
林道に咲いていた変わった赤い花
猿が見えたらもう少し
2019年07月07日 13:41撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/7 13:41
猿が見えたらもう少し
草たべほうだいです!!!!
2019年07月07日 15:49撮影
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7/7 15:49
草たべほうだいです!!!!
ここから松峰の東尾根末端あたりまで林道が使える
2019年07月07日 13:06撮影
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7/7 13:06
ここから松峰の東尾根末端あたりまで林道が使える
水を汲んで少し歩くとこの看板がある
2019年07月07日 13:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 13:08
水を汲んで少し歩くとこの看板がある
看板を過ぎると茶色い土の上を歩く。
ここから林道が見えるので林道へ。
下山で林道を使うときはここで登山道に合流しないとえらいことになる。
2019年07月07日 13:06撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/7 13:06
看板を過ぎると茶色い土の上を歩く。
ここから林道が見えるので林道へ。
下山で林道を使うときはここで登山道に合流しないとえらいことになる。
撮影機器:

感想

7/6(土)
南アルプスに鍛えてもらおう。前日夜移動で地蔵尾根口へ。既に山に入っているであろうクルマが一台停まっている。涼しくて快適な車中泊だった。4時間眠ったらガバッと起きてサンドイッチ食べて出発。まずは仙丈ケ岳まで12km, 2,000m登る。今シーズン初の泊まり装備なのでいつもよりゆっくりと。それにしたってつらい。地蔵尾根の容赦ない登りは本当につらい。無心で手足を前に出しているといつの間にか夜が明けて朝が来た。仙丈ケ岳へ続く尾根が見える。高曇りだが悪くない。これはテンション上がる。山頂は貸切だった。大展望を楽しんだら北沢峠へ落ちてゆく。こもれび山荘でカップ麺をもぐもぐと。山荘はこれから出発する登山者で賑わっていた。僕もそのうちの一人に見えたに違いない。バスで北沢峠へやってきてこれから山へ登るぞ、って時間帯にカップ麺食ってる変なヤツ。

第二ラウンドは甲斐駒ケ岳へ。仙水峠へまっすぐ向かうルートを歩いたことが無かったのでここから行ってみよう。登山道が水路と化している。雨の後だからなのか一年中こうなのかはわからない。靴の中はまだドライだったので濡らさないよう慎重に。駒津峰まで来ると目の前に白い駒ケ岳がどーん。こちらから登るのは初めてだ。わくわくする。何も考えずに直登ルートから登ったら中々の急斜面で全身運動を強いられた。次から登りも下りも巻道を使おう。山頂からは鳳凰三山や北岳。富士山まで見える。目指す早川尾根は徐々にガスに飲み込まれていった。仙水峠までスパッと降りたらせっせと栗沢山まで登り返し。アップダウンの激しい早川尾根を駆け抜けて広河原峠から広河原へ落ちてゆく。今日は広河原で野営する予定だったが天気予報を見ると夜に雨が降りそうなので小屋泊に切り替えた。小屋の宿泊者は僕と男性の2人だった。

7/7(日)
1時半起床。おにぎりを1個食べて外へ。降ってますなあ。小屋泊まりにしてよかった。土砂降りなら林道を歩いて北沢峠から仙丈ケ岳に登り地蔵尾根を下って帰ろうと思っていたが、そんなに本降りでもないので予定通り北岳-間ノ岳-仙塩尾根-地蔵尾根のルートで帰ることにした。カッパ(モンベル ピークドライシェル)を新調したばかりなので出番が来て嬉しい。今来ても暑いだけなので大樺沢二股を超えて2,500mくらいになったら風が強くなってきたのでカッパON. すっげえ弾く。せっせと登っても全然蒸れない。ここ数年まともなカッパを使っていなかったのでえらい感動した。新品のゴアテックスは大体こんなもんなのか、新素材"ゴアテックス シェイクドライ"のおかげなのかはわからない…。

肩の小屋まで来ると空が明るくなってきた。雨風は勢いを増している。こんな天気なのに3,000m近い肩の小屋や北岳山荘にはたくさんのテントがあった。みんな強いなあ。天気は悪いがそんなことは関係なく花は元気に咲いている。キタダケソウがあちこちに咲いていた。実は見るのは初めてだった。来てよかった。北岳山頂はさすがに3,200m近くあるので普通に寒い。さっさと仙塩尾根まで逃げよう。間ノ岳, 三峰岳をスパッと抜けて2,400mまで標高を落として風と寒さから解放された。しかし雨は一向に止まない。まあ樹林帯の雨なら問題ない。涼しいし。仙塩尾根で会ったのは単独女性一人だけ。こんな天気にここを歩く人は誰もいない。静かで気持ち良い森林浴だった。仙丈ケ岳が近づいてくると標高は3,000mを超えて再び雨風が強くなる。早く帰ろう。仙丈小屋の無水カレーを食べてから帰りたかったが行動食が余ってしまうので今日は無し。次回の楽しみにとっておこう。地蔵尾根を一気に転がり落ちてゆく。標高を落とすと晴れてきてようやくカッパを脱いだ。地蔵尾根は今年中にまた来そうなので登山道に落ちている邪魔な枝を放り投げながらのんびり下りてきた。

2日目はまるまる雨だったが来てよかった。やはり高い山は涼しくて良い。花の時期なら雨でも十分楽しめる。

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技術レベル
4/5
体力レベル
5/5

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