仙丈ケ岳-甲斐駒ケ岳-北岳
- GPS
- 24:24
- 距離
- 68.6km
- 登り
- 7,194m
- 下り
- 7,239m
コースタイム
12時間40分 37km +3,700m CT0.46
01:30 地蔵尾根駐車場
05:50 仙丈ケ岳
07:10 北沢峠
09:15 甲斐駒ケ岳
11:40 アサヨ峰
13:00 広河原峠
14:00 広河原山荘
7/7(日)
11時間50分 37km +2,900m CT0.51
02:00 広河原山荘
05:00 北岳
06:50 三峰岳
10:50 仙丈ケ岳
13:50 地蔵尾根駐車場
天候 | 7/6 高曇り 7/7 稜線は雨風強い, 下の方は霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 入野谷温泉は水風呂がぬるいので下山後の温泉は駒ヶ根のこまくさの湯。 駒ヶ根インターから少し寄り道になるがそれでもこまくさの湯が最高。 熱いサウナに冷たい水風呂。1,030円の食事セットのコスパがヤバすぎる。 僕の中で1位2位を争うくらい好きな下山後の温泉である。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
7/6(土)
南アルプスに鍛えてもらおう。前日夜移動で地蔵尾根口へ。既に山に入っているであろうクルマが一台停まっている。涼しくて快適な車中泊だった。4時間眠ったらガバッと起きてサンドイッチ食べて出発。まずは仙丈ケ岳まで12km, 2,000m登る。今シーズン初の泊まり装備なのでいつもよりゆっくりと。それにしたってつらい。地蔵尾根の容赦ない登りは本当につらい。無心で手足を前に出しているといつの間にか夜が明けて朝が来た。仙丈ケ岳へ続く尾根が見える。高曇りだが悪くない。これはテンション上がる。山頂は貸切だった。大展望を楽しんだら北沢峠へ落ちてゆく。こもれび山荘でカップ麺をもぐもぐと。山荘はこれから出発する登山者で賑わっていた。僕もそのうちの一人に見えたに違いない。バスで北沢峠へやってきてこれから山へ登るぞ、って時間帯にカップ麺食ってる変なヤツ。
第二ラウンドは甲斐駒ケ岳へ。仙水峠へまっすぐ向かうルートを歩いたことが無かったのでここから行ってみよう。登山道が水路と化している。雨の後だからなのか一年中こうなのかはわからない。靴の中はまだドライだったので濡らさないよう慎重に。駒津峰まで来ると目の前に白い駒ケ岳がどーん。こちらから登るのは初めてだ。わくわくする。何も考えずに直登ルートから登ったら中々の急斜面で全身運動を強いられた。次から登りも下りも巻道を使おう。山頂からは鳳凰三山や北岳。富士山まで見える。目指す早川尾根は徐々にガスに飲み込まれていった。仙水峠までスパッと降りたらせっせと栗沢山まで登り返し。アップダウンの激しい早川尾根を駆け抜けて広河原峠から広河原へ落ちてゆく。今日は広河原で野営する予定だったが天気予報を見ると夜に雨が降りそうなので小屋泊に切り替えた。小屋の宿泊者は僕と男性の2人だった。
7/7(日)
1時半起床。おにぎりを1個食べて外へ。降ってますなあ。小屋泊まりにしてよかった。土砂降りなら林道を歩いて北沢峠から仙丈ケ岳に登り地蔵尾根を下って帰ろうと思っていたが、そんなに本降りでもないので予定通り北岳-間ノ岳-仙塩尾根-地蔵尾根のルートで帰ることにした。カッパ(モンベル ピークドライシェル)を新調したばかりなので出番が来て嬉しい。今来ても暑いだけなので大樺沢二股を超えて2,500mくらいになったら風が強くなってきたのでカッパON. すっげえ弾く。せっせと登っても全然蒸れない。ここ数年まともなカッパを使っていなかったのでえらい感動した。新品のゴアテックスは大体こんなもんなのか、新素材"ゴアテックス シェイクドライ"のおかげなのかはわからない…。
肩の小屋まで来ると空が明るくなってきた。雨風は勢いを増している。こんな天気なのに3,000m近い肩の小屋や北岳山荘にはたくさんのテントがあった。みんな強いなあ。天気は悪いがそんなことは関係なく花は元気に咲いている。キタダケソウがあちこちに咲いていた。実は見るのは初めてだった。来てよかった。北岳山頂はさすがに3,200m近くあるので普通に寒い。さっさと仙塩尾根まで逃げよう。間ノ岳, 三峰岳をスパッと抜けて2,400mまで標高を落として風と寒さから解放された。しかし雨は一向に止まない。まあ樹林帯の雨なら問題ない。涼しいし。仙塩尾根で会ったのは単独女性一人だけ。こんな天気にここを歩く人は誰もいない。静かで気持ち良い森林浴だった。仙丈ケ岳が近づいてくると標高は3,000mを超えて再び雨風が強くなる。早く帰ろう。仙丈小屋の無水カレーを食べてから帰りたかったが行動食が余ってしまうので今日は無し。次回の楽しみにとっておこう。地蔵尾根を一気に転がり落ちてゆく。標高を落とすと晴れてきてようやくカッパを脱いだ。地蔵尾根は今年中にまた来そうなので登山道に落ちている邪魔な枝を放り投げながらのんびり下りてきた。
2日目はまるまる雨だったが来てよかった。やはり高い山は涼しくて良い。花の時期なら雨でも十分楽しめる。
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