雨にも負けず読売新道〜新穂高から〜
- GPS
- 27:30
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 4,474m
- 下り
- 4,103m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:10
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:44
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:15
天候 | 曇り、雨、時折太陽さん頑張る |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高に1台駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.小池新道の一部に残雪あり。ただし、軽アイゼン不要。 2.双六から三俣山荘(巻き道)にも残雪あり。こちらもアイゼン不要。 3.三俣山荘から鷲羽岳、水晶岳まで特段危険な箇所はない。 ただし、水晶岳のハシゴ付近においては、落石に注意。 4.水晶岳から赤牛岳は、岩場で道を誤らぬよう要注意。 5.赤牛岳から奥黒部ヒュッテは、赤牛直下で右斜面に滑落しないように注意(滑りやすいザレ場)。また、樹林帯に入った直後から土も岩も全てが滑りやすい。 6.奥黒部ヒュッテから平ノ渡場は、ハシゴ、階段の連続でアップダウン激しい。 時間を短縮できると思わない方がいい。 また、分かってはいたが、濡れたハシゴは恐ろしいほど・・・笑えるほど・・・滑る。 7.平ノ小屋からロッジくろよんまでは、多少のアップダウンはあるもののとても単調。 崩落箇所はあるが、注意すれば通行に支障無い。 この間は、休めそうなところが少ない。 8.舟は無料。快適。船頭さんは、とても親切。 |
その他周辺情報 | お風呂:わっぱらの湯500円 ご飯:ひらゆの森のレストランもみの木 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
一言で述べると…
自分にとってどんなに大変な道で、歩いている時に「このルートは二度と歩かない」と思っても、その時の頑張りにより、それらの辛い思いや大変さが美化され、下山後、その辛さはどこへやら。すぐに吹き飛ぶ。
また歩きたい読売新道でした!!
以下思い出。
3年前からずーっと歩きたかった読売新道。
当初の予定は、室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜太郎平〜黒部五郎〜鷲羽岳〜水晶〜赤牛岳〜黒部ダムの予定であった。
しかし、お天気が適わず、新穂高〜黒部ダムに変更。
入山当日は、3時に扇沢で待ち合わせ。
wanikoの車を扇沢にデポし、友人の車で新穂高へ。
早朝ということもあり、新穂高には4:45に到着。
駐車場は、平日かつ雨ということでガラガラ。上から2段目に駐車できた。
車の中でゴソゴソと準備をしながら外に目をやるとwanikoより前に到着していた登山者、車泊していた登山者の顔は暗い。
それもそうだ。。。空は暗くシトシト雨(^^;)
友人は、皆の顔を見ては、心の叫びを代弁する。wanikoは、爆笑。
友人の意外な一面だった。
wanikoたちもレインを着て支度を済ます。
が、今回の画期的な道具は「雨傘」←友人案。
仕上げに雨傘をさして、いざ出発🎶
レインに雨傘があれば無敵!かつ、快適〜🎶
入山者の少ない時だからできる〜🎶🎶
林道を永遠歩きつつ、「風穴なんて今日は涼しいか有り難み少ないよね〜」とwaniko。だが、風穴の前を通ると「きゃー❤️❤️涼しい」と風穴の有り難みを感じる。
というのも風穴は、レインを着て蒸していたwanikoたちを癒してくれたからだ。
きっと風穴は、4月中旬から10月末まで人々を癒し続けるのだろうとwanikoは、思った。
今回は、林道で蜂に追われることなく快適✨
とは言え、たまらぬ林道、ようやく笠新道分岐に来た。
わさび平小屋まであと少し。
黙々と歩く。
わさび平小屋に着くとすぐにトイレが目に入った。
前のトイレの場所と異なる!新しくなったトイレはとても綺麗だった。
わさび平小屋でレインを脱ぎ、傘一本で出発。
1つ目の雪渓に到着すると、看板に「雪渓の厚そうなところを歩くこと」と書かれている。
え?!雪渓の厚そうなところ?!
際や岩の付近は、薄いのわかるけれど、それ以外だとわからない!!とwanikoは、心の中で叫んだ😱😱
みんな、どうやって厚そうなところを選ぶのか?人が歩いたところを辿る。
踏み抜きはしない。が、そこは踏まれてない場所と雪の色が変わるわけでもない。
一番手の登山者は、どうやって、この雪渓上で踏み抜かないであろうルートを選んだのか?
wanikoは、不思議であった(今も)。
黙々と歩くと小池新道入り口。
岩岩の階段を傘をさしてガシガシ登る。
友人のペースは、wanikoにとってとてもよく。後者のwanikoは、快適な登山。
あっという間に秩父沢出合についた。
いつもなら沢の水で癒されたいと思うが、今回は涼しさゆえにそう思えなかった。
小休憩を挟み、イタドリヶ原へ。
だが、なかなかイタドリヶ原に着かない。
wanikoは、「まだー?」と言いつつGPSで現在地を確認。まだだ。。。
もう少しもう少し!と自分に言い聞かせる。
そして、気を紛らわせるために、イタドリヶ原は、鳥なの?植物なの?と友人に質問。
すると、友人は、決まりきったかの如く「植物」と回答。
即答すぎて、気が紛れなかった。
あと少し〜あと少し〜🎶🎶と言いつつイタドリヶ原着。
ここから鏡平までは、30分程度。
なんだか頑張れそうな気がしてきた。
クマの踊り場🐻に行く途中、友人は「ツキノワグマなら、戦えるかなぁ?ヒグマは、無理だけど」と言ってきた。waniko「ツキノワグマでも人間負けると思う」と即答。なぜか?やはり、クマの牙と爪と筋力には私たち敵わないと思ったからだ。
そんななんでもない話をしているとすぐにクマの踊り場についた。
前に来た時は、クルマユリが咲いていたが、今回の踊り場は、残雪。あぁ、残念。
鏡平につき、友人はビールと言う名のエネルギー補給。wanikoは、コーヒーで我慢。なぜなら?お酒を飲んだあとの登りは辛いから。waniko、先日の瑞牆で学んでいた。
鏡平小屋の中で30分ほど休憩させて頂き、お礼を言って出発。
三俣までの道のりは、まだまだ長い。
けれど、鏡平からの登りを頑張れば、稜線にでる。
40分ほどで弓折乗越。
後ろからウルトラライトのザックを背負った人が来る。
友人は「ウルトラライトの使い心地は?」と、かなり気にしていた。
wanikoが「使い心地いいですよー」って言うのでは?と。けれどもそう言われたら「どんなところが使い心地いいんですか?」って聞いちゃうよねーとwanikoが立て続けに発言。すると、友人は、「大人は、そこは突っ込まず流す」といった。
そうなのか?と思うwanikoだったが、思い返せば確かにwaniko「どんなところがいいんですか?」と突っ込んだ質問をしたら、皆ギョッとし顔をしていた。waniko、何かおかしなこと言ったかなぁと思っていたが、心に正直に聞いたまでであった。どうやら「大人」は、そこまで聞かないのが「普通」らしい。waniko学んだ。
そんな話をしているとクロユリベンチについた。その名の通り、クロユリが咲いていた。いや、まだ蕾であった。
咲いている姿を見たかったが、他のお花がたくさん咲いていたから、それらを愛でる。
だが、waniko、お花の名前は全く覚えられない。
今年の登山で覚えられたのは、ウルップ草だけ。
友人はそれらの花を見て頭に「ミヤマ」とつければ、高山植物らしい名前になると。そして、wanikoにテキトーな「ミヤマなんちゃら」と言う花の名前を勝手に作り教えてくる。
全く信用できない笑。
坂道を下りようやく双六小屋が見えた。
雨の上がりwanikoのテンションマックス!!
なぜか?なぜか。。。なぜかwanikoは、ここが大好きである。双六小屋から見る鷲羽にぞっこん惚れているのもあるが、このコルの雰囲気が好きなのだと思う。
小屋でおでんを頼み、友人は二杯目のビール。waniko、再び我慢。だって、巻道に行く時の登りが絶対に辛くなるもん。
おでんは、仲良く半分こ。だが、友人はこんにゃくをwanikoにあげると。
wanikoは、必死に「いや、あげる!食べて✨」といった。
すると友人「こんにゃく嫌いなの?」と。
waniko「げ。。。バレた?嫌いじゃないけれど」と心の中で言った。そして、こう発言した。
「こんにゃくの幸せを考えるとwanikoが食べるより、w君が食べた方ががいいと思う🥳💡」と。
きっと食べ物は皆、「美味しい❤️」と思ってくれる人に食べてもらいたいと思う。
そう説明すると友人は食べてくれた。
友人がこんにゃくを食べる代わりに、wanikoは、昆布を貰った。昆布は、激ウマだった。なお、友人はおでんの昆布の美味しさが分からないらしい。
おでんを食べ終え、三俣までの残すところ2時間ほどの行程。
巻道には、残雪ありとの情報を得ていたが、wanikoたちはお天気が故に巻道にを迷わず選択。
wanikoも友人も雪の上は歩き慣れている。だから、自分たちは行けると結論づけた。
稜線行っても何も見えないしね😅💦
残雪の上を何度も歩き、三俣に着く1時間前には、多少の疲れを覚えた。
しかし、GPSを見ては、あと少しと元気付けられ足を前に進める。
ようやく三俣峠分岐!
うひゃー❤️❤️
あとは下るだけー‼️‼️とテンションが上がるも8時間以上も歩いてきた体に、あのガレ場の下りは、堪えた。
辛いねー笑と言いつつ、雨が再び降り出す前にテント場に到着。
wanikoは、テント受付の手続きへ。
友人はテント設営。
wanikonが三俣山荘に行くと、山荘のお姉さんが、笑顔で「お疲れ様です」と迎えてくれた。
wanikoは、その笑顔と言葉にとことん癒された。※なぜ、山荘の女性は、皆綺麗なのだろう。
そして、お姉さんは、「今から物資ヘリが来るかもしれないので、来たら小屋に入るか二階のベランダに上がって下さい」と。
wanikoは、とりあえず受付をと思い小屋に入ったが、誰もいない。外でボケボケしていると、ヘリの音が!
わぁ!二階のベランダに登らなきゃ!と急いで上がる。
すると、小屋の皆さん、「ありがとうー!」と手を振る。wanikoも一緒になり大きく手を振って「ありがとー❤️❤️❤️」と叫んだ。
すると操縦士さんが、手を振り返してくれた。
真っ黒なサングラスがとても似合っていてカッコ良い操縦士さんだった。
そして、waniko、操縦士さんにも惚れたが、ヘリにも惚れた。
間近で見るヘリの旋回。かっこよすぎる!!!
あの内傾は、なに?!❤️❤️❤️❤️惚れたー💕💕💕
登山5年目にして初めて見る光景。
また見たい❤️
物資が届くと即、荷解き。
皆で玉ねぎやらお米やらたーくさんの物を小屋に運ぶ。wanikoもお手伝い。
小屋の方は、遠慮して大丈夫ですって言っていたけれど、みんなで運び入れた方が早いじゃない?
小屋で最年少のカヤちゃんは、相当な力持ち💪
カヤちゃん偉いね!すごい力持ちだね!とwanikoが褒めるとカヤちゃんがはにかむ笑顔を見せる。可愛い😍❤️❤️❤️
wanikoカヤちゃんにも惚れちゃった❤️
物資の運び入れを済ませるとカヤちゃんがテント場の手続きをお手伝いしてくれた。
そして、今晩は三俣山荘名物のジビエ!と夕食だけ頂けないか聞くと、「お肉が今のヘリで届いたから、今日はカレーなんです💦」と😱
wanikoがーん。。。
それがカヤちゃんに伝わったのか、カヤちゃん「カレーにつく、山菜が美味しいよ😊❤️」と。
それを聞いたら、頼むしかない!可愛いカヤちゃんのおすすめだもの🎶
wanikoと友人は、三俣山荘のカレーを頂く事にした。
※ゆっくり書き足していきます。
参考までに。
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