早池峰山・薬師岳 花に風に夏への思い

2019年07月20日(土) [日帰り]

• GPS: 06:31
• 距離: 9.2km
• 登り: 1,090m
• 下り: 1,090m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:55
• 休憩: 0:36
• 合計: 6:31

7:25 小田越
7:45 7:47 御門口
8:53 8:53 御金蔵
9:11 9:17 天狗の滑り岩
9:25 9:25 剣ヶ峰分岐
9:31 9:31 門馬コース分岐
9:38 9:39 早池峰山頂避難小屋
9:42 9:45 早池峰山
9:51 10:04 早池峰山頂避難小屋
10:12 10:13 門馬コース分岐
10:18 10:18 剣ヶ峰分岐
10:32 10:32 天狗の滑り岩
10:52 10:52 御金蔵
11:31 11:32 御門口
11:51 11:55 小田越
13:06 13:11 薬師岳
13:56 小田越

天候

晴れのち雲沸く

アクセス

利用交通機関：

自家用車

早池峰山は交通規制があり8月4日までの土・日曜・祝日、岳駐車場からシャトルバスを利用することになります。普通車は午前5時までと午後1時以降、乗り入れできますが、小田越周辺は駐車スペースがありませんので、河原の坊に停めて歩くことになります。バスは30分間隔で片道800円、往復1600円です。

コース状況／危険箇所等

早池峰山　小田越コースの樹林帯はかなりウェット。泥濘というほどではありませんが水が溜まっていたりします。岩礫帯の道は歩きにくくはありますが、難しくはありません。
薬師岳　樹林帯が長く、やはり湿っぽい。石楠花などの混じるハイマツ帯では花崗岩が多くなりますが、全体に問題はありません。

写真

7/20 6:49

岳駐車場。7時のバスに乗ります。すでに70台近く停まっています。さすがに人気の山です。

7/20 7:25

小田越の登山口。登山ポスト・トイレあります。山中では携帯トイレ使用です。

7/20 7:25

入り口には携帯トイレの回収ボックスが置かれています

7/20 7:35

シラビソやダケカンバの樹林帯。林床は苔の世界です。

7/20 7:48

樹林帯を抜けると一気に岩の世界

7/20 7:55

早速花が次々と。こちらはキンロバイ。

7/20 7:57

ホソバツメクサがそちらこちらでブーケを作っています

7/20 8:25

そして日本のエーデルワイス、早池峰ウスユキソウ

7/20 8:29

同じく固有種、ナンブトラノオ

7/20 8:33

早池峰ウスユキソウは上部の岩礫帯に沢山咲いていました

7/20 8:36

沢山の登山者で賑わっています。道幅は広いですが、蛇紋岩を縫っていくので、気を付けて。

7/20 8:47

御金蔵までの草原にはサマニヨモギも沢山咲いています

7/20 8:53

チシマフウロの群落と山頂方面

7/20 8:49

チシマフウロも沢山

7/20 9:00

河原の坊方面の谷から雲が沸き上がってきます

7/20 9:01

朝のうちは快晴でしたがこの時刻、だいぶ雲が上がってきました

7/20 9:04

鮮やかなピンクのミヤマアズマギクとウスユキソウ

7/20 9:05

ミヤマオダマキの紫色もそちらこちら

7/20 9:09

大きな岩を巻いて行くと

7/20 9:15

鉄梯子。下は1本、この上は2本。

7/20 9:25

でかいテントウムシ。指を出したら飛んで行った。

7/20 9:26

山頂稜線に到達

7/20 9:29

この辺りは別種のお花畑。ヨツバシオガマやシラネニンジンなど。

7/20 9:30

カラマツソウもありました

7/20 9:34

山頂避難小屋が見えてきた

7/20 9:35

ミヤマシオガマが群落になってます

7/20 9:36

チングルマ

7/20 9:38

山頂の神社です

7/20 9:40

神社の裏に回るとアズマギク・ウスユキソウの花籠

7/20 9:41

神社の裏側から北を見下ろす

7/20 9:45

山頂の岩にはそちらこちら仏様がいらっしゃる。優しいお顔の十一面尊。

7/20 9:49

さらに雲が渦巻き、薬師岳も隠れ気味

7/20 9:49

岩に座って休んでいると谷の斜面や岩間をガスが流れ、心地よい風がさらっと吹きすぎていきます。

7/20 10:01

来た道を戻る先には剣ガ峰が見える

7/20 10:53

竜ヶ馬場の辺りにはタカネサギソウもどっさり

7/20 11:16

この手前のガスガスの中で、登ってくるmikenさんに出会いました

7/20 11:38

苔の森の小さな世界

7/20 11:56

まだ時間がありますから、薬師岳にも足を延ばしてみましょう

7/20 12:09

こちらは樹林帯の急登が続きます

7/20 12:30

花崗岩の山なので濡れても滑りません

7/20 12:32

岩の間を覗くと蛍光色に輝いているものが

7/20 12:42

ヒカリゴケですね。外光が少しでも当たると綺麗に輝きます。

7/20 12:33

近くにはオサバグサが咲き残っていました

7/20 12:59

樹林帯を抜けて大きな岩を見ながら登ります

7/20 13:01

石楠花が見ごろになっていました

7/20 13:08

薬師岳山頂です

7/20 13:11

三角点は岩の上。しばらくゆっくりしていたかったけど、バスの時間が気になります。

7/20 13:12

南の遠野の方向は靄ってよく見えません

7/20 13:15

岩の上でホシガラスが何かを探しています

7/20 13:58

14時12分のバスに間に合うように、大至急で下りました

ここから又お花編。ミヤマハンショウズル。

ハナヒリノキ

アオノツガザクラ

チングルマ

キバナノコマノツメ

カラマツソウ

ミヤマカラマツ。アップで見れば上の種とは違いが明瞭。

ミヤマニガナ

ヨツバシオガマ

シラネニンジン

ナンブトラノオ

ハヤチネウスユキソウ

ミヤマアズマギク。この山では他の山よりもピンクが濃いと感じるのですが。

ナンブイヌナズナ。ほぼ終わりです。

ミヤマキンバイ

一般的なミネウスユキソウ

イブキジャコウソウ

サマニヨモギ

タカネサギソウ

チシマフウロ

ネバリノギラン

カトウハコベ。下の種と花の形はほとんど同じだけれど、葉の形が違いますね。

ホソバツメクサ

地味な花の代表のようなミヤマアケボノソウ

シックすぎる装いですが、よく見るとなかなかです

マルバシモツケ

キンロバイ

ミヤマオダマキ

ナンブトウウチソウ。まだ数は少なかった。

ホソバイワベンケイ。焔たつような・・

おしまい

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

LUMIX DC-G9 ボディ パナソニック

感想

yonejiy

仙台は連日の梅雨空。憂鬱な気分から抜け出そうと、晴れの予報が出ている岩手・秋田方面へ。
やはり花の美しさを愛でたいと思い、混み合いそうだが早池峰山へ。
確かに人は多かったけれど、やはり来てよかった。久しぶりの青空の下、一面に咲き乱れる色とりどりの花たち。空気は蒸っとして、暑さが堪えるけれど、気持ちの良い風が吹いてきた。そちらこちらで花に捕まり、ほかの登山者を気遣いながら、スクワットの繰り返し。
やがてガスがわいてきて陽射しが和らぎ、花たちも違う表情を見せてくれます。
下る途中で偶然にmeikenさんで会いました。花好き同志は何となく呼び合うようです。カラ元気をアピールしたばかりに薬師岳へも登ることに。
途中からきつくて、息も絶え絶え。挫けそうになりましたが、何とか登りついて、よかったよかった。
仙台に戻ってきたらまたも雨降り。早く夏にならないかな。

コメント

meiken

薬師岳は余裕で行けたでしょ！
さすが花の表情を生き生きと捉えていますね〜！
同じ花を撮っても断然違いますよ
山頂湿原の ミヤマシオガマ見事な咲きっぷりでしたね
ハヤチネウスユキソウも見頃でちょうど良かったです。
それにしても薬師岳に息が絶え絶え？
余裕で行けたでしょう〜と謙遜ぶりに感心です
ヒカリゴケ私も見に行きたいなぁ〜。
秘密のお花は薬師岳にはなかったのかなぁ〜

yonejiy

Re: 薬師岳は余裕で行けたでしょ！
ありがとうございます。
この頃少しカメラの使い方が分かってきたので、以前よりは納得いく写真が撮れるようになりましたよ
いや、余裕はないですよ。最近体調が悪いのか、登りになると息が荒くなり、息切れでアップアップしながら、休み休み歩いているのです。できるだけ止まらないようにしてますが
余裕がないので花探しのアンテナも、まるで効かなかったのです

ゲスト

懐かしい〜。
はるか昔に小田越コースと河原の坊、両コースを登りました。
今は規制があるのですね。
河原の坊コースは閉鎖されているとか…キツイ上りが記憶にある。
昔は東北の山が好きでいつも秋田駒ケ岳の後には早池峰山でしたよ〜。 　
花の百名山ナンバーワンの早池峰山、また歩きたいなぁ。。。

yonejiy

Re: 懐かしい〜。
こんばんは。
いつもご覧いただいてありがとうございます。
河原の坊のコースは岩場の崩壊で、現在閉鎖されています。花の多い、いいコースでしたが残念です。
以前に比べると新幹線や高速道路の充実で、首都圏などからの登山者もだいぶ増えているように感じます。
機会を作って是非、また秋田駒と合わせて歩いてみて下さい