木曽駒ヶ岳(伊那インター〜桂小場〜大樽小屋〜西駒山荘〜木曽駒ヶ岳〜木曽前岳〜上松Aコース〜寝覚ノ床)
- GPS
- --:--
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,426m
- 下り
- 2,502m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:10
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:45
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
中央道八王子〜伊那インター前\3,400 上松〜塩尻\840 塩尻〜橋本\3,350 + 特急指定席\1,550(茅野〜八王子) |
写真
感想
木曽駒は中学のとき登っていますが、もちろんロープウェイ利用でした。また子供にはしらび平までのバスはハードだったようで酷く酔ってしまった苦い思い出があります。
今回は当然下から登り切るつもり。北御所道も良かったんですけど、途中泊まる場所がないんですよね。そこで大樽小屋が使えそうな桂小場ルートを選択。下りは、車道歩きが短そうだったので上松Aコースにしました。
登山口までのバスは全然ないので、歩きしかありません。飯田線も考えましたが、ロングシートに4時間揺られるよりも高速バスが楽だと思い、今回は八王子から予約。最初7日で予約しましてが、雨のため諦めて変更しました。1回変更はokのようです。
ややゆっくりの出発。橋本6:30ごろの電車。八王子から高尾方向に乗り換え、西八王子で下車。八王子からバスもありますが、西八王子から2kmくらいだったので歩くことにしました。荷物が大きいのでなかなかハードですがまだまだ元気。バスは予定より10分ほど遅れて八王子をでましたが、その後は順調で11:10分ごろ伊那インター到着しました。
まずはコンビニで買い出し。雨が落ちて来ましたが、それほど強くはないし、割と蒸し暑いのでザックカバーだけつけて合羽は着ずに歩きだします。
桂小場まで約11km。登りも下りも登山道ほど強くないのに、登山道とは違う疲れを感じる歩きです。小黒川沿いに出て、内の萱集落から傾斜が強くなってきます。キャンプ場過ぎてからいよいよ本気の登りになって桂小場到着。スペースはかなり広いのですがロープが張ってあるので実際駐車できる数は少なそうでした。とはいえ停まっていたのは1台だけ。天気いまいちとはいえ、夏休みの土曜でこの状況は少し意外でした。
一休みして山に入ります。折り返しながらのまずまずの登り。すごく急ということはありません。しばらく行くと右側にパイプが出て水がたくさん。良い水ですが地図と少し違うなと思いました。そしたら、すぐ先にちゃんとブドウの泉の水がありました。ここも採りやすく量も十分です。その後も登りが続きますが、尾根を右に見るようになると少し楽になります。とにかく整備の状況が良くて歩きやすい道です。野田場の水場を過ぎて横山からの道と合流し、馬返し。馬返しは権兵衛峠への道との分岐でもあります。やや踏み跡薄そうでしたが。そこから流石に傾斜が上がり、すぐに白川への分岐。こう分岐が多いところも山麓の人々から愛されていたことが分かるような気がします。
ということでようやく大樽小屋着。想像よりも小さくて、中は本当に狭い。2人でほぼ一杯ではないかと。頑張って4人というくらいです。水場が分かりませんでした。十分汲んでいたのと雨が落ちてきたので探す元気もありませんでした。早々に食事をし、寝床に入ります。
翌朝。4時少し過ぎると微妙に明るくなってきます。雨音もやんで、とりあえず安心。まずは胸突まで登りが続きます。これも昨日同様すごい急というほどではありません。1時間と少し頑張ってついに茶臼山からの道と合流。前後が開けて御嶽・八ヶ岳が見事な展望。青空は出ませんでしたが、高曇りというのか、展望は期待以上でした。
西駒山荘の水場はじゃかじゃか出ています。小屋近くにコマクサが咲いていました。さて、木曽駒を目指します。八合目の先から岩場になってややきつい登りですが、少しずつ高度を稼ぎます。この稜線が花が多くて楽しめます。結構すれ違った人も多くいました。みなさんどこに降りるのでしょうか。
いよいよ山頂に着いたけど展望ないなあ、と思っていたら急に晴れてきて山頂にいたたくさんの人から歓声が上がりました。御嶽、北アルプス、南アルプス、その上にちょこんと富士。大満足の展望でした。
下りは上松を目指します。玉の窪山荘からいったん前岳へ。麦草岳を目指さずAコースに降りますが、最初は宝剣の木曽側の絶壁を見ながらの相当な急坂です。八合目までは油断できない下りが続きます。その後はひたすら尾根沿いの下り。標識がそれなりの間隔であって目安になります。勝手な印象で申し訳ありませんが、標識が垢抜けない感じでした。五合目、金懸小屋はとてもきれいです。水場も少しこわいですが近くにあります。敬神の滝小屋も営業はしていませんでした。そこから車道に入りますが、車道沿いを歩いていたらなんか土置場みたいな重機だらけのところに迷いこんでしまいました。気にせず下るとルートと合流。途中車道から外れて左に入るのが正解のようです。ゲートを抜けたところに駐車スペースがありました。
そこから寝覚ノ床まで3kmと少し。そろそろ足に来ましたが何とか到着。5時間ないくらいで2000m下りてきちゃうのだから人間って結構すごいな、と思います。寝覚ノ床、なかなかすごい景色ですが1回見れば十分かな、て感じです。
そこから上松駅までは約2辧A觚があって遠距離切符や特急券も買えますが、クレジットカードは使えません。
流石に中央アルプスというだけあって、どこも近いんですよね。不思議なことに南から中央アルプスを見るよりも木曽駒から南アルプス見る方が近いように思いました。今回の山行に不満はありませんが、感じたこと。ロープウェイがなければ木曽駒の印象は全然違うものになると思います。功罪どちらが多いのか、難しいですね。
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