大峯奥駈道北部縦走（吉野〜前鬼）

2012年04月28日(土) ~ 2012年04月30日(月)

• GPS: 24:14
• 距離: 45.4km
• 登り: 3,769m
• 下り: 3,434m

コースタイム

4月28日（土）
5:30如意輪寺駐車場〜6:45金峯神社〜8:25四寸岩山〜8:51足摺茶屋跡〜9:26二蔵宿小屋〜10:30大天井ヶ岳〜11:08五番関（女人結界）〜12:55洞辻茶屋〜13:57山上ヶ岳〜14:45小笹宿〜15:17阿弥陀ヶ森分岐（女人結界）〜16:17大普賢岳〜17:38七曜岳〜18:33行者還小屋
4月29日（日）
5:00行者還小屋〜5:54一ノ多和（朽ちた避難小屋）〜6:36奥駈道出合（行者還トンネル西口からの登山道と合流）〜7:40弥山〜8:19八経ヶ岳〜10:47楊子ノ宿小屋〜12:15孔雀ノ覗〜13:44釈迦ヶ岳〜14:25深仙小屋〜14:49太古ノ辻〜16:26前鬼
4月30日（月）
6:00前鬼〜7:00大滝前（不動七重の滝展望）〜8:21前鬼口バス停

天候

4月28日（土）晴れ
4月29日（日）晴れ
4月30日（月）曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

＜行き＞東名阪〜名阪国道（針IC）〜下道〜吉野山
27日（金）22時に自宅出発。道路はガラ空きで3時間ばかりで吉野山まで到着。吉野山観光駐車場に停めようと思っていたが、入り口が夜間閉鎖されていたため、如意輪寺駐車場に停車。車は1台も停まっていなかった。
＜帰り＞30日（月）前鬼口〜上市駅（奈良交通バス。1日2本しかない超ローカル線。片道2,150円）〜吉野（近鉄吉野線）〜如意輪寺駐車場（徒歩）〜行きと同じ

コース状況／危険箇所等

超メジャーな観光地のためアクセス路は全く問題なし。桜の季節も終わっていたので、吉野山はゴールデンウィークに関わらず閑散としていました。
世界遺産に登録され、登山道はよく整備されており、道標もしっかりしており迷うような箇所はありませんでした。昨秋の台風12号による影響と思われる倒木や登山道の崩落が一部にありましたが、歩行の妨げになるようなものはなかったです。強いて言えば、楊子ノ宿小屋手前の登山道が崩落していたため、注意が必要です。

写真

4/28 6:09

奥千本までは車道を縫うように奥駈道が走る

4/28 6:41

金峯神社。右手奥から本格的な登山道が始まる

4/28 6:59

近畿自然歩道の一部としてよく整備されている

4/28 7:56

見落としそうになるが、こういった靡が奥駈道のあちこちにある

4/28 8:25

四寸岩山からの眺望

4/28 8:38

昨年の台風の爪あと。深層崩壊している

4/28 8:51

足摺茶屋跡

4/28 9:27

二蔵宿小屋の中。掃除が行き届き清潔に保たれている

4/28 10:29

大天井ヶ岳山頂。木々に隠れ眺望はあまり得られない

4/28 11:08

五番関。これより女人結界

4/28 12:54

洞辻茶屋。山開きの準備が始められていた

4/28 13:24

鐘掛岩の鎖場

4/28 13:42

西ノ覗より。写真では高度感がないが、実際はかなりのもの

4/28 13:54

大峰山寺の山門

4/28 13:57

大峯山寺。山開き前で閑散としている

4/28 14:18

山上ヶ岳から小笹宿までは気持ちよく歩ける

4/28 14:45

小笹宿。近くにせせらぎがあり、冷たい水が得られた

4/28 15:03

この辺は倒木が多い

4/28 16:17

大普賢岳山頂。この日の最高到達点1780m。だいぶ日が傾いてきている

4/28 17:49

行者還岳。左肩に行者還小屋がある

4/28 18:33

行者還小屋。広くて立派。この日は自分含め4人が宿泊

4/29 5:28

早朝。弥山への道

4/29 6:43

木々の間から見えた弥山と八経ヶ岳

4/29 7:33

さすが百名山だけあって、よく整備されている

4/29 7:40

弥山小屋。朝早くに関わらず、多くの登山者で賑わっていた

4/29 8:00

弥山小屋より八経ヶ岳を望む

4/29 9:11

八経ヶ岳から楊子ノ宿の間は道標が少ない。あちこちに倒木があり体力を消耗する

4/29 10:24

この日は夏日で遮蔽物もないため、非常に体力を消耗した

4/29 10:48

楊子ノ宿小屋。小屋から数分のところに水場があった

4/29 12:21

釈迦ヶ岳まであと少し・・・

4/29 13:44

山頂でお釈迦様がお出迎え

4/29 14:23

深仙小屋

4/29 14:49

太古の辻。これを見て、南部も縦走しようと決心した

4/29 15:04

前鬼への登山道。一部崩落している

4/29 18:38

前鬼の小仲坊。ぜひまた行ってみたくなる所だった

4/29 18:38

とても気持ちいいテン場。自分含めテントは4張り

4/30 8:21

前鬼口バス停。ここから2時間かけて吉野に戻る

撮影機器：

COOLPIX S8200 ニコン

感想

ullrich

実は昨秋に山行を計画していたのですが、台風12号の影響で延期となり、このゴールデンウィークに縦走を行うこととしました。本当は吉野〜熊野まで全縦走したかったのですが、今回は仕事の都合で泣く泣く北部のみとしました。（後日、南部も縦走しました）

ゴールデンウィークにも関わらず、大峯奥駈道の登山者は非常に少なく、山上ヶ岳、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳といったメジャーな峰以外ではほとんど人と会うことがなかったです。

1日目の吉野から行者還小屋は、かなり無理して歩いたので最後の方は本当にもう体力の限界でヘロヘロになってしまいました。（GPS読みで、行動時間13時間、総移動距離27�辧⇔濱冑弦�2,600m）

大峯奥駈道の北部は避難小屋が充実しているので、テント泊でなくても自分のペースに合わせて山行を楽しめると思います。
なお、携帯電話はほとんど通じないと思っておいた方がいいです。ドコモは前鬼ですら圏外でした。