バス運休！空木岳まさかのコバイケソウ大歓迎！

2019年07月28日(日) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,789m
• 下り: 1,787m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:51
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:38

距離 17.6km 登り 1,796m 下り 1,790m

7:07 空木岳登山口駐車スペース
7:21 7:22 タカウチ場(池山分岐)
7:45 7:48 池山尾根水場
8:07 8:08 尻無
8:14 マセナギ
8:46 大地獄
8:49 小地獄
9:04 ヨナ沢ノ頭
9:37 空木平カール分岐点
9:52 空木岳避難小屋
10:10 空木平カール
10:27 10:28 駒峰ヒュッテ
10:37 10:44 空木岳
10:48 11:16 駒峰ヒュッテ
11:28 11:34 駒石(駒石山)
11:49 空木平カール分岐点
12:12 ヨナ沢ノ頭
12:24 小地獄
12:27 大地獄
12:54 マセナギ
12:58 尻無
13:16 池山尾根水場
13:33 タカウチ場(池山分岐)
13:45 空木岳登山口駐車スペース

天候

山頂付近はガッスガス何も見えへん。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

池山林道終点が空木登山口の最高地となりますが、かなりの悪路です。
(車高の低い車、車を大事にしている人は行かない方がいいです）
因みに最低地から登りたい場合、また木曽駒から周回する場合はスキー場に車は停めましょう。

コース状況／危険箇所等

最初は遊歩道みたいな緩やかな登山道が続く。
次に登山道はトラーバースとなり落ちたらヤバいとこ多々。
続いて尾根のTOPの乗ると少しだけ岩場あり。
分岐以降はどちらに行っても変わりありません。
山がメインなら直登して山頂に着いてから帰りにお花畑に寄る方がいい。
花を意識している場合は、登りの方が花を見つけやすく花畑経由で山頂をお勧めします。

写真

7/28 6:10

【プロローグ】ダメな台風一過！今年はコバイケイソウが当たり年です、年パス使いサクッと和んできます。ですが！！！

7/28 6:15

降水量が80ミリを超えバスは9時過ぎまで動きません。なら歩けばいい。ロープウェイの運行確認をすると。

7/28 6:17

「ただいま運休中です」なに〜ここで3時間待つのなんてムリ！そんなら隣の空木岳にいこう。【プロローグ終わり】

7/28 7:02

ハイ。池山尾根は昔登っているが覚えがない。コバイケイソウは諦めトレーニングに切り替える。

7/28 7:07

待て、時刻は7時過ぎてる、コースタイム覚えてないけどオレ大丈夫か？慣れた中ア、取りあえず行ってみよう。

7/28 7:27

ヒタスラ登るトレと割り切るが、この花わからん。(痩せたオダマキですか)

7/28 7:38

トレと決めた割にはサルオガセしかないと愚痴る。ここで何を思ったのか山頂まで3時間と目標を決めた。

7/28 7:43

最初は緩やかで勢いよく登る、飛ばし過ぎたのか開始30分で早くもペースダウンした。

7/28 7:47

水場で休憩しました(笑)メチャクチャ美味しく5杯頂き満足。

7/28 8:01

少し回復するが森は鬱蒼としています。トレでも地味なの嫌だな〜。

7/28 8:23

花も地味！セリバシオガマなんて花びら2枚だけか〜。

7/28 8:25

トラバースが多く一向に標高が上がらんけどホント3時間で行けるのか？

7/28 8:25

これまた地味なカニコウモリ畑発見！(早く行きなさいって)

7/28 8:34

標高が上がるにつれ急登にも苦しむ。トレだから頑張るけど。。

7/28 8:44

今度は垂直かい！積極的に鎖を使えば見た目より簡単でした。

7/28 8:45

開始1時間40分ジェル補給。今日は千畳敷レストランを予定していたので食料は持ってないのです。

7/28 8:49

うぉ！南アがみえる。しまった仙丈ケ岳でもよかったと少し後悔した。

7/28 9:39

空木カールへ分岐。直登なら3時間で行けるかもしれませんが、足は勝手にカールへ下っていきました。(トレやーめた）

7/28 9:40

分岐を下ると直ぐにお花畑です。好きなミヤマハンショウヅルがたくさん咲いている♡

7/28 9:40

ニッコウキスゲは今年お初なんですよ。

7/28 9:41

わんさか群生もしていました。

7/28 9:41

ハクサンフウロも水滴が可愛いね。

7/28 9:42

ウサギギクも元気に咲いています。

7/28 9:43

ヨツバシオガマだ！！(すっかりトレは忘れ、お花に夢中)

7/28 9:43

タカネグンナイフウロは色が濃い。

7/28 9:44

マルバダケブキはこれから一輪だけ咲いていました。

7/28 9:45

悪沢、赤石も見えてる。この先まさかの光景を目にすることに！

7/28 9:48

なんなんやこれは〜。木曽駒で予定してたコバイケソウ！空木にもありました。

7/28 9:48

しかも咲き乱れチョー密度濃い。道の両脇ともに半端ないわ−。

7/28 9:48

空木カールにこんな大群落があるなんて。木曽駒止めて正解だったかも。

7/28 9:48

写真ではお伝えできませんが、もうビッシリって感じ。。

7/28 9:48

しかも今が旬。諦めていたコバイケソウがこんなに見えるなんて夢のよう。

7/28 9:49

トレってる場合か。。ここでビール呑みたい気分。。けど何にも持ってないのですわ！

7/28 9:52

いや〜来てよかった。生憎の天気で小屋には誰もいません。

7/28 9:52

クロユリはポツポツ。

7/28 9:54

両脇分かりますかね？いわゆるお花畑の中を歩いています。

7/28 10:01

チングルマもまだまだ頑張っています。

7/28 10:05

シナノキンバイにミヤマキンポウゲにとにかく花だらけ。

7/28 10:06

ツガザクラにアオノツガザクラに色々ありまして。

7/28 10:12

お花を踏まないように登っていきます。

7/28 10:17

晴れていたらコバイケソウ凄い事になっていますよ。

7/28 10:19

奥までビッシリ！景色見なくていいから、ココだけガス抜けて。。

7/28 10:19

花は満足しました。5回目の山頂、一応アタックです。

7/28 10:29

ガッスんガッスんの駒峰(こまほう）ヒュッテが見えた来ました。

7/28 10:32

山頂はどっちだろう？なんて間違える事はありません。

7/28 10:40

タイム3時間30分空木到着です。30分オーバーでトレは失格。

7/28 10:40

ようこそ空木ホワイトの世界へ。
山レコのトップ画を撮影したけど没やな。。

7/28 10:48

見る物ないので駒峰ヒュッテに戻ります。

7/28 10:53

食べ物ないのでビール買って乾杯！炭酸でお腹は一杯になった。

7/28 11:07

見えるのはこれが限界かな。

7/28 11:07

山頂も肉眼で薄っすら見える程度。

7/28 11:06

やる事ないので自撮りしよ。少しは笑えって。。

7/28 11:16

やっぱり、やる事ないので帰ります。

7/28 11:18

少し晴れてきましたかね？

7/28 11:23

木曽駒もガスが抜けることはなさそうです。

7/28 11:23

少しだけ夏雲てきな。。

7/28 11:26

僅かに見えた青空もポジティブに考えます。

7/28 11:27

駒石に誰か登ってる。やる事見つけた行ってみよう。

7/28 11:28

しかも寝てるし。。気持ちよさそう。

7/28 11:29

下から見るとかなりデカい。金峰山にある石といい勝負です。

7/28 11:32

駒石登ったぜ！本日のトップ画決定。少し青空見えます。

7/28 11:33

私も寝っ転がってみました。

7/28 11:32

山頂はガッスガス！何度も登ている山も眺望は必要と改めて感じました。

7/28 11:32

今日はコバイケソウで満足したと言い効かせ帰ります。

7/28 11:32

因みに下る時、下は見ないようにしています。

7/28 12:28

帰りも積極的に鎖は使います。

7/28 13:01

分岐は遊歩道へ。道は歩き易く楽に下山できました。

7/28 13:08

何枚も撮ったがピントが合ったのは、この一枚だけ。マルバイチヤクソウ

7/28 13:16

3杯頂いて帰ります。

7/28 13:27

アサ濡れてたセンジュガンピ乾いたね。

7/28 13:45

13:45完了。早く下山したので温泉いっときます。

7/28 13:49

駐車場はシモツケソウとホタルブクロが出迎えてくれました。

7/28 15:26

年パス見せると100円割引になる。この制度も来期はありません。

7/28 17:42

何にも食べてないので夜は妻と近所の料理屋へ。ビール→焼酎→ウイスキー行った後。

7/28 18:45

ガッツリ〆はウナギいっちゃい腹ハチ切れそう。次こそ夏山！期待しています。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

ルピモさん

今年はコバイケソウが当り年らしい。なので梅雨明けした北陸白山を計画しておりました。
ところが週末が近づくにつれ予報はだんだん悪くなる。晴れるどころか台風が直撃する始末。流石に台風のなか白山までは行く気はしない。そんな時、ヤマレコで目に留まったのは木曽駒ヶ岳のコバイケソウ！なんでも三ノ沢のカールにあるらしい。木曽駒なら家から近く年パスもある。セコい考えですが金払わないならガッスガスでもOKと言う事で行って参りました。

混む朝一のバスは避け、2番狙いの6時に菅の台バスセンターに到着。すると、なんか様子が変？バス停に登山者が溢れていたのです。
事情を確認すると、昨夜の降水量が80mmを越え、県が道路を封鎖したとのこと。分かるはずないと思ったが一応聞いてみた「何時に開通しますか？」8時にパトロールが入り安全が確保できてから「最短でも9時だね」ロープウェーイだけでも動いているなら歩いていきますがロープウェーイも運休中とのこと。
マジですか。流石に3時間も待つわけにはいかない、ここから近い山で代替案を考えました。頭に思い浮かんだのは以下の3候補です。
先ず、中アで思いついたのは烏帽子岳から念丈岳を経由し、あわよくは南越百までいってやろうかと思いました。ですが少し時間的に無理がある？
次に南アの仙丈ケ岳、バスは使わず地蔵尾根で行けるとこまで行く。でも絶対に山頂に到達できない気がした。
そうだ！隣に空木があるではないか。空木は5回ほど登っていますが木曽駒や南駒からの縦走が大半で、池山尾根で登ったのは随分前、殆ど覚えていない。

早速移動しました。時間が遅いので悪路の池山林道を終点まで入ります。周回では池山尾根を下るため、登りのコースタイムが分かりません。本日はトレ！と言う事で3時間の目標を決め！えっちら登って行きました。初めは傾斜の少ない登山道で調子よく登れた、ですが次第に登山道はトラーバースや急峻な岩場も待ち受けていたのです。

登り始めて2時間半、心折れそうになるころ空木カールへの分岐を目にする。
トレから花へ。私の足は迷うことなく山頂からカールに下って行きました(笑)
そこには何と！！！諦めたコバイケソウが咲くというより咲乱れ、大大大群落！ところ狭しと咲いていたのです。驚きましたね〜。白山や木曽駒は実際に見ていないので正確な事は言えませんが、「空木！勝った」って思いましたね。
タダのトレと思っていたのにお目当てのご褒美があるなんて！コバイケソウには大感謝していますが、やっぱりガッスガスの山頂は残念でした。
何度も登っている山でも眺望は眺望で改めて必要かと思いました。