苗場山(オコジョとの出会い🐾そして天空の大湿原)

2019年07月29日(月) ~ 2019年07月30日(火)

• GPS: 29:46
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,406m
• 下り: 1,401m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 2:22
• 合計: 8:57

5:43 秡川登山口駐車場
6:08 6:10 和田小屋登山口
7:27 7:35 下ノ芝
8:23 8:30 中ノ芝
8:40 上ノ芝
8:50 小松原分岐
9:04 9:10 神楽ヶ峰
9:43 9:45 雷清水
9:59 10:10 お花畑
10:50 雲坂
11:30 苗場山
11:34 13:20 苗場山頂ヒュッテ
14:00 昌次新道下降点
14:40 苗場山頂ヒュッテ

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:34
• 合計: 7:04

4:25 苗場山頂ヒュッテ
4:40 5:10 展望台
5:37 苗場神社
5:55 赤倉山方面の池
6:05 苗場神社
6:35 7:22 苗場山
8:35 8:38 雷清水
8:54 8:55 神楽ヶ峰
9:08 苗場山、小松原分岐
9:14 上ノ芝
9:25 9:36 中ノ芝
10:03 10:04 下ノ芝
11:08 11:09 和田小屋登山口
11:29 秡川登山口駐車場

◎登り
祓川駐車場〜苗場山 ゆっくり歩き5時間50分
(撮影でかなり時間をとった)
◎湿原散策
山頂ヒュッテ〜小赤沢方面下降点 往復80分
山頂ヒュッテ〜苗場山神社 往復50分
◎下り
山頂〜祓川駐車場 ゆっくり 4時間5分

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

祓川中〜和田小屋までの登山道は土が粘土質で滑るため、並走する舗装道の方が良い。
下ノ芝までは岩場だが水が多くどろどろ
9合目から頂上までが急登だが危険箇所は特になし。
頂上湿原は木道で安全だが苗場神社方面の木が一部朽ちており踏み抜かない様注意必要。工事をやっていたのでそのうちきれいになると思うが。

その他周辺情報

国道に降りるとすぐに道の駅「みつまた」あり食事可、併設の「街道の湯」があるが火曜日定休日だったので入れず。越後湯沢駅近くの「コマクサの湯」500円＋貴重品ロッカー200円(戻ってこないタイプ)まで移動。
公共の外湯が他にも3つくらいあるが、越後湯沢駅で外湯めぐり券が1500円で販売されており、3つ以上入る場合はこちらがお得。有効期限なし。↓
https://skisuki.com/2018/02/post-823/

写真

7/29 5:36

5:30祓川コースの駐車場到着

7/29 5:36

登山道がドロドロなので並走している舗装道を和田小屋まで進みます。

7/29 5:45

紫陽花がきれいに咲いていました。

7/29 6:04

振り返ると曇りですが日の光が漏れてます。

7/29 6:08

ゆっくり歩き25分ほどで和田小屋

7/29 6:10

ここからスキー場を横切って登っていきます

7/29 6:11

登山道入り口にはニッコウキスゲがまだ蕾。
帰りには咲いているでしょうか？

7/29 6:49

岩場をひたすら登り六合目

7/29 7:09

和田小屋から1時間ほどで六合半

7/29 7:12

タチバナさんの近所には

7/29 7:24

イワイさんが住んでいました。

7/29 7:27

「下ノ芝」に到着。登り始めから1時間45分くらい、無理せずに少し休憩します。

7/29 7:29

「下ノ芝」にはキンコウカがたくさん咲き始めてました

7/29 7:35

イワオトギリも

7/29 7:42

しばらく登るとコケ？
真っ赤で毒がありそう。
なんだろう？

7/29 7:50

七合半

7/29 7:55

しばらく登ると足下から鳥の声？と思い足を止めていると
ひょっこりはんの様にオコジョ🐾が頭を出します。

7/29 7:56

少し近づいて待っているとこちらを気にしつつも何度もかわいい顔をのぞかせます。
ファインダー越しに目が合います。何てカワイイ💝

7/29 8:19

オコジョとお別れして、更に登ると開けた場所に、ニッコウキスゲがあちこちで咲いてます。

7/29 8:23

「中ノ芝」です。

7/29 8:26

ニッコウキスゲが綺麗ですが空がどんよりとしてきました。

7/29 8:39

更に登り「上ノ芝」
雨が降り出しそうな天気。ここはスルー

7/29 8:46

小松原分岐を過ぎていくと

7/29 8:50

股スリ岩を腰に負担をかけない様慎重に越えます。
帰りは登らないと

7/29 8:53

ウラジロヨウヤクツツジ

7/29 8:59

ツマトリソウ

7/29 9:04

「神楽ヶ峰」（八合目）にやっと到着。
ここにもニッコウキスゲがたくさん咲いてました。
標識の隣にも蕾が。
ここから一旦下ります。

7/29 9:04

少し雨がぱらついてきたのでレインコートを羽織ります。
眺望か全くない霧の中を下っていきます

7/29 9:17

下りにもたくさんの花が
ニッコウキスゲ

7/29 9:25

ツマトリソウ

7/29 9:28

コイワカガミ4輪

7/29 9:30

ゴゼンタチバナ4輪

7/29 9:32

マイヅルソウ
ちっちゃい！

7/29 9:34

もひとつツマトリソウと奥にはゴゼンタチバナ

7/29 9:39

前方を見上げると苗場山は霧の中

7/29 9:45

雷清水で水を補給
冷たくて美味しい！

7/29 9:49

少し下るとニッコウキスゲが群生している小高い山が

7/29 9:51

たくさんの種類の花が咲いています。
左からウスユキソウ、ニッコウキスゲ、ミヤマシャジン、モミジカラマツ

7/29 9:54

クルマユリ

7/29 9:56

アキノキリンソウ

7/29 9:59

その名も「お花畑」
何て種類が多いんだろう！
写真を撮りながら進むのでなかなか進めません。

7/29 10:02

雨がぱらついてきましたが構わず撮ります。
タカネナデシコ

7/29 10:08

ホソバコゴメグサ
ミヤマコゴメグサと思ってましたが苗場山頂ヒュッテでみた苗場山の花の本に書いてありました。
違いは良く分かりません。

7/29 10:09

ミヤマコウゾリナ

7/29 10:11

左からホタルブクロ、シモツケソウ、クガイソウ、ニガナ

7/29 10:19

ハクサンフウロもありました。

7/29 10:21

イワオトギリ

7/29 10:22

ハクサンオミナエシ

7/29 10:32

タテヤマウツボグサ

7/29 10:32

ピンクのタテヤマウツボグサ？
突然変異かな？珍しい

7/29 10:38

九合目

7/29 10:39

ここから階段です。
岩場ばかりだったのでうれしい

7/29 10:50

「雲尾坂」ここから最後の20分の急登。
頂上直下は急な岩場も出てきます。

7/29 10:57

ヤマハハコ？の蕾

7/29 11:00

クルマユリ
花弁が小さいのでコオニユリかと思いましたが、山小屋にあった苗場山の花の本に書いてました

7/29 11:15

急登を登りきりやっと湿原台地に出ました。

7/29 11:19

天空の大湿原が広がりますが・・・あいにくの曇り

7/29 11:26

しばらく木道を進み分岐を右の山頂方面へ

7/29 12:22

コースタイム4時間強のところを6時間弱で山頂到着。ゆっくり登ったのと、お花畑の撮影で時間がかかりました。

7/29 11:34

12時前ですが霧が出てきたので山頂ヒュッテに入ります。

7/29 12:55

タオル(サービス)とTシャツ(2500円)
またネイビーになりました。他は黄色と黄緑なんでこの色しか・・

7/29 13:23

昼食後少し霧が晴れてきたので湿原散策。
小赤沢方面へ湿原のヘリまで歩きます。

7/29 13:25

どこまでも広いテーブルマウンテン苗場山

7/29 13:27

タテヤマリンドウ

7/29 13:31

白いタテヤマリンドウ

7/29 13:32

コバイケイソウ

7/29 13:32

木道が続きます

7/29 13:36

もひとつタテヤマリンドウ
青と白の縞模様が特徴

7/29 13:39

ハイマツでしょうか？
実が黒くなってる

7/29 13:47

更に進むとキンコウカ
蜂がとまってます

7/29 13:52

ワタスゲ
雨に濡れてなのかフワフワ感はなく跳ねてます。
どこぞのCMの髪型みたい

7/29 13:58

湿原のヘリまで来たので引き返します。

7/29 14:00

もひとつキンコウカ

7/29 14:03

タテヤマリンドウが綺麗ですね

7/29 14:12

食虫植物のモウセンゴケ

7/29 14:24

1時間ほどでヒュッテに戻ってきました

7/29 14:40

ヒュッテのそばにもウラジロヨウヤクツツジ

7/29 18:01

夕食はカレーライスとポテサラ、ラッキョウと福神漬け
セルフサービスでおかわり自由。塩分を補給。
カレーライスは朝から煮込むとのことでなかなかの美味

7/30 4:40

7/30　4:00起床
外に出ると昨日がうその様に晴れてます。
日の出がみれそうな展望台まで移動

7/30 4:40

日の出前の美しい時間帯

7/30 4:43

山並みも綺麗に見えます

7/30 4:48

4:48　雲の上からご来光

7/30 4:48

アップ

7/30 4:51

地糖と朝日

7/30 4:53

振り返ると山並みを朝日が照らす美しい時間

7/30 4:57

湿原台地を朝日が美しく染め上げます

7/30 5:13

地糖はやはり青空が似合う

7/30 5:14

地糖に映る太陽

7/30 5:14

5:14 湿原台地を日の光が照らし始めます

7/30 5:19

ヒュッテの食事が6:00からなのでほとんどの人は戻りますがそのまま苗場山神社まで散策。

7/30 5:20

ヘリが木道の資材を何度も往復しながら運んでました。木道が腐って危ない箇所がありました。工事の人がヒュッテに泊まり朝早くから作業していました。おかげで安全な登山を楽しめます。本当に感謝！！

7/30 5:32

しばらく歩くと朝露で濡れたチングルマの穂が朝日に照らされて輝いていました

7/30 5:38

苗場山神社を過ぎるとシラビソの林

7/30 6:12

山小屋の人に苗場神社手前の分岐から右方向へ少しいったところにトキソウが咲いていると教えてもらい、寄って見ると数輪残ってました。

7/30 6:14

イラショウブの蕾も
この後すぐに霧が出てきました。

7/30 6:30

晴れ間は1時間くらいでした。早い時間に散策して正解。
6:30過ぎにヒュッテに戻り朝食を取り、荷造りして7:20下山開始。

7/30 7:47

急登を下り振り返ると山頂は、霧の中。朝の貴重な時間でした。

7/30 8:02

下り途中、時折雲の切れ間から日が差します。
日の光を浴びると高山植物も輝きを増して別の顔を見せてくれます。突然変異ピンクのタテヤマウツボグサ。

7/30 8:07

ハクサンフウロも日の光を浴びて輝きます。

7/30 8:09

咢片が丸いミヤマシャジン

7/30 8:13

咢片が細く鋸歯があるヒメシャジンと混成してます

7/30 8:11

振り返ると苗場山の霧が晴れて一瞬青空が

7/30 8:19

ホタルブクロ

7/30 8:21

タカネナデシコ

7/30 8:25

ニッコウキスゲと青空
昨日は撮れなかったシチュエーション

7/30 8:26

日本のエーデルワイス、ウスユキソウにも光が

7/30 8:29

神楽ヶ峰に登り返します。
振り返り苗場山と貴重な青空

7/30 8:43

アカモノが咲いてました。
行き(下りでは)は気づきませんでした

7/30 8:56

神楽ヶ峰に到着
昨日は蕾だったニッコウキスゲがきれいに開花。
ここから下ります。

7/30 9:00

しばらく歩くと霧の一瞬の切れ間で右方向にカッサ湖が見えました

7/30 9:25

霧が出たり晴れたり、曇りと晴れを繰り返しですが運良くニッコウキスゲが群生する「中ノ芝」で、晴れ間が。バックに青空が入りました。

7/30 9:30

トキソウの様な形をしたニッコウキスゲ

7/30 11:03

更に下り和田小屋が見えてきました

7/30 11:06

登山道入口のニッコウキスゲも一斉に開花してました。

7/30 11:29

11:29 約4時間少しで無事下山。
腰も大丈夫そうです。

7/30 12:34

車で道の駅みつまたまで移動して昼食。けんちん汁定食を頂きました。優しい味でほっとします。

7/30 14:30

道の駅併設の「街道の湯」が火曜日定休日だったため越後湯沢駅近くのロープウェイ併設の「コマクサの湯」で疲れを癒し次の日の谷川岳に備えます。
谷川岳の記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1949755.html

撮影機器：

Canon EOS 5D Mark II Canon

SO-01K Sony

装備

個人装備

ザック:40L<br />カメラ:EOS5DMk2 24-105mm

感想

Gen★chan

湿原の朝の時間帯が見たかったのと、まだ腰に不安があるため一泊2日で計画。
(元気なら日帰りできる山ですが)
腰に負担かけないようにゆっくり登ったのとお花を写真に撮りまくったため、登りが6時間弱、下りが4時間強かかりました。

ほとんどの時間が霧につつまれていましたが、山小屋に泊まることにより日の出から1時間程度美しい湿原を見ることができました。やはり山は朝の時間帯が美しい！

道中、運良くオコジョ🐾と出会い写真にも納めることができてラッキーでした。
お花の種類も多く、夏に登るなら祓川コースですね。
秋にも、別のコースからチャレンジしたい山ですね。


💮お花情報💮
【登山口〜下ノ芝】
　ゴゼンタチバナ、イワイチョウ、ニガナなど
【下ノ芝】
　キンコウカ、イワオトギリ、イワイチョウ、アカモノなど
【中ノ芝】
　ニッコウキスゲ（群生）
【小松原分岐〜神楽ヶ峰】
　ウラジロヨウヤクツツジ、ツマトリソウ、ホソバコゴメグサなど
【神楽ヶ峰〜雷清水】
　ニッコウキスゲ、ニガナ、アザミ、ツマトリソウ、コイワカガミ、マイヅルソウ、アカモノ、ゴゼンタチバナなど
【お花畑〜雲尾坂〜頂上】
　ウスユキソウ、ヒメシャジン、ミヤマシャジン、ニッコウキスゲ、モミジカラマツ、アキノキリンソウ、クルマユリ、タカネナデシコ、ホソバコゴメグサ、ミヤマコウゾリナ、ホタルブクロ、シモツケソウ、クガイソウ、ハクサンフウロ、イワオトギリ、ウツボグサ、ヤマハハコ、アザミ、オカトラノオなど
【頂上湿原】
　タテヤマリンドウ、イワイチョウ、キンコウカ、コバイケイソウ、モウセンゴケ、ウラジロヨウヤクツツジ、トキソウ、イワショウブ蕾など