蛭ヶ岳〜本間ノ頭と市原新道を周回
- GPS
- 06:31
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,809m
- 下り
- 1,817m
コースタイム
↓
本間ノ頭(東峰) 9:08
↓
丹沢山 10:21
↓
蛭ヶ岳 11:27〜11:35
↓
雷滝付近 12:40
↓
雷 平 13:03
↓
造林小屋 13:47
↓
丹沢観光センター 14:13
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歩いた距離 16.3km 6時間31分
天候 | 晴れ 稜線で7〜8mの風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○丹沢観光センターにトイレあります(山奥なのに助かる) ○登山ポストなし ■丹沢観光センター・・・本間ノ頭 ・下の方は不明瞭だが登るにつれて明瞭になる ・本間ノ頭付近の地形図を写真に貼りつけましたが指摘した部分が分かりにくい ■本間ノ頭・・・蛭ヶ岳 ・多くの人が歩いているので省略 ■市原新道 ・1450m付近まで不明瞭(明瞭な道があるかもしれませんが・・) ・それより下は登山道はしっかりしてます 雷滝を高巻きしますが問題なし。 ■早戸川の渡渉 渡渉は三度あり苦労しました。 ・1箇所目 川幅2〜3m 岩伝いに渡渉しようとしたら滑って片足を突っ込む やけクソになり強引に渡ろうとしたらバランスを崩し危なく転倒するところだった →結局、山靴を脱いで渡渉 ・2箇所目 川幅10m 一目見ただけで岩伝いの渡渉は不可能 橋は流されたようでワイヤーだけが無残に残っていました。 山靴を脱ぎ、ザックに納めて渡渉 太股の渡渉です。 ・3箇所目 川幅5m 橋があります →橋を渡りましたが、渡渉ならばもっと深いと思われます。 ※市原新道は大雨直後は通行困難です |
写真
感想
丹沢観光センター(本間橋)から蛭ヶ岳が登れると気がついたのは最近です。
市原新道はコースは明瞭だと・・ こりゃ僕でも行けるかも。
事前に記録を調べると早戸川の渡渉が問題だと指摘されていた ここ数日はゲリラ豪雨もなく今日は川の水量は少ないと予想したもの大きかった。
しかし・・ ア・マ・イ(*゜ー゜*) 橋が流されているなど予想外だった。
事前に参考にしたのは以下のとおり
yutakattiさんの記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-182548.html
これだけだと簡単に終わってしまいそうで、次のホームページにたどり着いた。
これはけっこう大変そう
マイナールート探検隊 http://kiriyama.houkou-onchi.com/work87/work87.htm
という訳でこの記録を参考に山行計画を立てた。
今回の山行は本間ノ頭への登りと市原新道の下り グルッと廻るにはずいぶんと負担がかかりそうだ。
目標は7〜8時間 一般ルートの蛭ヶ岳までに短縮できるかにかかっている。
本間ノ頭までは尾根伝いで何ら問題なかった。 静かな尾根だったが、鹿柵が多いのが気になった。 とちゅうリスが木を登って行き飛び移ったりしていた。
気に行った尾根のひとつになりそう
1時間半で本間ノ頭につく あとは一般登山道で何度も歩いたコースである。
丹沢山につくと塩水橋から登った人に会いクタクタになった表情だが楽しそうだったので声をかけると 「本間橋? そんなところは知らない」 登れるのか?
いまいちピンと来ていないようだ。
挨拶もそこそこに雨が降りそうなので足早に蛭ヶ岳を目指す。
いくつもピークを越えなければならないので意外と大変です・・
蛭ヶ岳につくと「市原新道」の情報を集めたいので数人に聞いてみる・・ 「市原新道? そんなルート知らない」 「俺も丹沢に詳しいつもりだが」
ということ答えだった 市原新道はどうもマニア向けなようだ。
初めは普通のヤブ道 踏み跡も明瞭でなんてことない 断わっておくが「初めは・・」である。
尾根をどんどこ下って行く 下りやすく歩きやすい。
雷滝の沢音が大きくなる・・ 雷滝は意外と大きい滝で上から見ると全容がみえないので途中から見ると迫力があった。
あっけなく滝を巻き、対岸に渡れると思った。 ここは川幅が2〜3mしかないので楽勝と思ったが、濡れた岩に足を置いたらツルっと滑り片足を沢に突っ込んだ。
強引に渡ろうとするともう片足もバランスを崩しそうで諦めた。仕方なく山靴を脱ぎ片手に山靴を持ち渡渉 天気もいいのでいい沢遊びだった(?)
たしかあと2ヶ所渡渉があるはず 2箇所目は橋がある(ハズ・・)
20分ほど歩くと2箇所目の渡渉ポイントが見えてきた ところが「橋がない」
冷や汗がでてきた
どう見ても山靴で岩伝いに渡渉はできる距離じゃない。 山靴を脱いだところで水中に没する岩に足を置いてで軽やかに渡れる可能性も少ない。さきほどより深く転倒したら数メートルは流される。
山靴を脱ぎ安定している沢床を歩くしかない。 根性は決まった!
しかし、斜めから見ると沢床は浅そうに見えるが、実際に足を突っ込むとけっこう深い。 水の勢いもあり腰まで水面がくる。
慎重に渡渉した 危なかった・・ 女性ならザイルで補助が必要だろう
しばらくホッとしたのか茫然となり休憩した。
ゆっくりと再び歩き出す。 こんどは沢をへつる 固定ロープがしっかりしているで問題ない。
3か所目の渡渉ポイントが見えてきた 川幅は狭いが水深がありそう。 2箇所目の比ではない。
マズイ・・ どうしよう(泣) 下流に目をやると橋が架かっていた!! おーっ橋だっ 本当に神様に見えた。
丸太を束ねただけの簡素な橋 本当に助かる。
ここを過ぎるともう渡渉はない 安全地帯に入ったも同然。
多少の登りなど気にならない。 早戸川は砂防ダムを2ヶ所通り遥か下に流れている 造林小屋の横を通過。
急に登山道は歩きやすくなった もう安全地帯なのでルンルンだった。
ほぼ廃道になった林道に出る 魚止橋を渡りクルマに着く
7時30分過ぎは僕の車だけだったが、2台増えて3台だった。 もしかして渓流釣りの人たちかな
終ってみて太ももの渡渉は危険と思った。
今回は市原新道を下山に使ったが、渡渉が困難になることを予想するならば登りに使う方がいいだろう 大雨直後など水量が多ければ市原新道は通りたくないコースです。
ヤマレコで数多くでている市原新道 楽勝なコースではないです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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相変わらず、ガッツリ&アドベンチャーコースですね
沢のヘツリ。
私は北アの「大東新道」しか経験がないんですが、もう心臓バクバクでした。
単独だったこともあるんですけど。
やはり、お山で靴脱いで行動はなるべくしたくない
でも、ある意味「丹沢」らしいコースですね。
私ももっと修行を積んで、いつかチャレンジしてみたいです。
ということで、「お気に入り」に登録しました
lonさん こんばんは。
市原新道はたくさん記録があるので楽勝かと思ったらトンデモないですよ
いままで整備された登山道を歩き、山靴を脱いでもくるぶし程度の経験がないので渡渉とは言わない お恥ずかしい。
整備された登山道はやっぱり安心安全です でもこのヒヤヒヤ感がなんともいえない満足感
今年はプチバリエーションが多いので大満足です。
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