中央アルプス(木曽駒ロープウェイー千畳敷ー宝剣岳ー駒ケ岳頂上山荘ー木曽駒ケ岳ー伊那前岳ー北御所登山口)
- GPS
- 21:41
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 996m
- 下り
- 2,240m
コースタイム
- 山行
- 1:39
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 3:06
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 6:08
天候 | 雨 時々 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンター〜千畳敷駅 ¥2170- 北御所登山口〜菅の台バスセンター ¥580- https://www.chuo-alps.com/ ・駐車代 菅の台バスセンター 一日¥800- |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝剣岳周辺のみ、鎖場・急斜面注意。 |
その他周辺情報 | 駒ヶ根ICを降りると、目の前にENEOSがあります。 その後、菅の台バスセンターへ向けて進んでいくと、ホテル・日帰り温泉、とんかつ屋が道路の両側に有り、事前情報無しでも直ぐに見つけられます。 〇周辺施設の紹介 ・明治亭 http://www.meijitei.com/ ロースかつ御膳 ¥1440- ご飯大盛 ¥115- ・コマクサの湯 http://www.komakusanoyu.com/ 入浴料 ¥610- |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
軍手
雨具
日よけ帽子
長靴
ザック55l
ザックカバー
行動食
調理用食材二食
ハイドレーション3l
予備ボトル1.5l
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ロールペーパー
保険証
携帯
一眼カメラ
三脚
plフィルター
カメラホルダー
テント
テントマット
シェラフ
銀マット
広角レンズ
MACROレンズ
|
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備考 | 雨天の長靴は標高3000mでも大活躍でした! |
感想
〇新しい試み
・装備
今回は登りにロープウェイを使用できたので、ワークマンで以前購入した長靴を履いていきました。
結果的に雨天だけでなく、滑りやすい岩壁・鎖場、樹林帯のちょっとした水溜りに対して、普段履いているCARAVANの登山靴よりも活躍しました。
しかも、下山後も臭わず、お手入れ楽々です。
今度から、登山だけでなく雨天の撮影でも履こうと考えています。
・撮影
今回は、季語である雨・水滴を強調するためにWBに青味をかけて撮影することにしました。
普段の高山撮影は青空を背景に主体や岩壁を構図に入れて爽やかに撮るのが常識です。
しかし、自然に合わせて水や梅雨をテーマにして、私成りに構図を考えてみました。
結果的に背景に青味を付けて湿り気と岩壁の印象を強め、さらに下宿先に季語の鮮明な高山植物を飾ることができたので、私の中では成功です。
〇山行の感想
先月、私は地元でキタダケソウを撮影する予定でした。
しかし、当日になり本年度初の本州上陸の台風が甲州地方を通過することになり山行を中止せざる終えませんでした。
人間は自然の絶対的な力には勝てません。
そのため、少し敷居を下げてもう少し無難な目標から、高山植物撮影を始めることにしました。
そこで、本来は八ヶ岳蓼科山より北には行きたくないのですが、天候や撮影機材に関係無く登れる中央アルプスの木曽駒ケ岳を選びました。
ここなら、雰囲気が静かなチングルマや、今がシーズンのヒメウスユキソウを狙うことができます。
当日は、ロープウェイの力で天候だけでなく、遅刻の時間ロスも打ち消してもらいました。
去年まで、テントを背負って南アルプスを縦走してた頃と比べて穏やかな山行です。
千畳敷についてからも宝剣山荘に着くまで高山植物に恵まれていて、一眼カメラにカッパ着せて、首からぶら下げたまま撮影を楽しむことができました。
しかも、撮りながら花達から作図に向く花を教わっているような気がして少し勉強になります(笑
一応、宝剣岳付近は鎖場や岩壁の斜面がありましたが、あとはテン泊場まで撮影のことだけ考えながら気楽に進みました。
二日目は、地図に記載されているコマクサがシーズンなので木曽駒ケ岳の山頂付近をぶらぶらしました。
尾根上はもし晴れていれば、ここから青空を背景に気持ち良くハクサンイチゲやヒメウスユキソウを撮影できたと思うのですが、今回は岩壁と梅雨をテーマに撮影していたことと、初日にヒメウスユキソウは満足できる撮影が済んでいたので未撮影の花以外は流していました。
コマクサもまだ、見当たらなかったので場所を覚えてそのまま伊那前岳を経由して下山することにしました。
途中、八合目付近で目標の一つであるチングルマの群生地があったので、ここだけ三脚を下ろして本気で撮影します。
私の撮影の腕前は別にして、Macroレンズを通して、雨で透ける半透明の花びらや、濡れたシベを表現できたことは少し嬉しいです。
これらの季語は、下山後A4で印刷して飾ることで、PCやカメラの背後で確認するようなDitalでは感じにくい美しさを表現できます。
ここから先は、ロープウェイを使わずに下山します。
私は無理をすることは嫌いです。
但し、一応登山はスポーツであり、雲の中の岩壁の尾根上をハイキングすることだけが登山だとは思えません。
そして、地図では気付かなかったのですが、こうして3000mの世界から標高を下げていくと、岩壁の尾根から樹林帯が深まっていき、日頃目にしたことがあるような山の花が目立ってきて、最後に砂利場が出てきてバス停に着きます。
いつもの南アルプス登山の逆です。
深田久弥が『日本百名山』の中で、
「山行に二泊三日かかり、甲斐駒ヶ岳よりも険しい」
と表現していた頃よりも、穏やかで花の有名な山になったように感じました。
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