記録ID: 1955755
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
光岳〜茶臼岳〜上河内岳 テン泊コラボ縦走
2019年08月02日(金) ~
2019年08月04日(日)
長野県
静岡県
jasper00
その他1人
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 40:00
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 3,464m
- 下り
- 3,462m
コースタイム
1日目
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 11:23
距離 13.4km
登り 2,246m
下り 438m
2日目
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:43
距離 12.6km
登り 936m
下り 1,087m
3日目
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:47
距離 12.6km
登り 262m
下り 1,920m
便ヶ島〜易老渡間は車で送って頂いたので、CTは参考外です
天候 | 8/2 晴れのち曇り夕方に雷雨 8/3 晴れのち曇り 8/4 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
【復路8/4】芝沢ゲート13:30−(sbtさん車)→19:00釈迦堂PA20:04−(高速バス、渋滞で3時間遅れ)→24:40新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【芝沢ゲート〜易老渡】林道を約1時間半歩く。歩き始めてすぐに道路崩壊が2箇所あり、山側に巻道が設置されている。 【易老渡〜面平〜易老岳】長い長い樹林帯の急登。歩きやすい道と番号が振られた標識に助けられる(面平がNo.10、易老岳がNo.30)。他の方のレコでは面平より下はヤマヒルの生息域とのことだったが、8月の今回は見かけなかった。標高2254mの三角点から易老岳の間にはちょっとした岩場のトラバースがある。 【易老岳〜光岳】三吉平へ標高150mほど緩やかに下ってから、静高平まで標高差約300mの登り返し。これが疲れた体にこたえる。三吉平までは主に樹林帯で、三吉ガレ付近で視界が開け、前方にイザルガ岳が見える。静高平までは二重山稜の間の枯れ沢でゴロタ岩をひたすら登る。静高平には水場が2箇所あり、夏には枯れることが多いようだが、今回は豊富な水量が流れていた。静高平のすぐ先にイザルガ岳分岐、湿原を2箇所越えると光小屋、さらに15分ほどで樹林帯で展望がきかない光岳山頂。少し先に展望台、7分ほど下ると光岩があり、どちらも眺めの良い所らしいが、今回はガスで何も見えなかった。イザルガ岳は分岐から往復15分程度で、ここも眺望の良い所だ。 【易老岳〜上河内岳】緩やかなアップダウンを1時間弱歩いた後、標高差約200mを登り返し希望峰に着く。樹林帯で眺望は効かないが、主稜線から南へ張り出した往復30分ほどの仁田岳まで行けば眺めが良いらしい(疲労困憊とガス気味の天候のため立ち寄りを断念)。希望峰から緩やかに下って木道のある湿原や仁田池を通過し、茶臼岳へ標高差約100mの登り返し。山頂からの眺めは良いが、上河内岳や聖岳は雲の中。ザレ場を少し下ると茶臼小屋や横窪方面への分岐のコル。山稜の西側をトラバース気味に緩やかにアップダウンし御花畑へ。季節柄あまり多くの花は咲いてなかった。花をバックに正面に上河内岳が見えるはずが、ここでも雲の中。ここから比較的緩やかだが約100mの標高差を登ると竹内門(縞状チャートの岩峰)、さらに岩場を150mほど急登してようやく上河内岳肩に着く。目の前に上河内岳山頂がそびえ、多少晴れ間も出てきて眺望が期待できたが、全く登る元気なし。残念( ;∀;)。 【上河内岳〜聖平小屋】二重稜線の間のくぼ地を南岳とのコルへ下る。そこから南岳まで標高差50mほどの登り返しだが、疲れ切っているので足が全く進まない。山頂手前には西側が崩壊してヤセ尾根化した区間があり、頼りないロープが設置されている。さらにその先には、今度は東側が崩壊したザレ場の急登がある。滑落しないよう要注意。南岳からは聖平小屋分岐まで標高差400mほどをひたすら下る。分岐から小屋までは直ぐで、木道が設置されている。 【聖平小屋〜西沢渡】小屋分岐から薊畑分岐まで30分ほど登り、その後は西沢渡まで一気に標高差1300mを下る。途中、標高2000m付近の苔平あたりでは倒木が多く、通過に難儀する箇所が多くなる。倒木から解放されると今度は急こう配の下りで、膝がガクガクとなり踏ん張りが効かなくなる頃にようやく西沢渡の仮橋 or 索道わたり地点へ到着。仮橋ははしご状で、西岸の岩への架かり方が心もとないが、増水していない条件では索道よりずっと楽に渡れる。 【西沢渡〜易老渡】西沢渡から林道歩きと思っていたら全然期待外れで、鉄道の旧軌道跡らしいが、至る所で斜面から土石が流出し、乗り越えたり、倒木の下をくぐったりで結構時間がかかる。トンネル跡を越えると軌道跡から外れて斜面をトラバース気味に下り、立派な休憩施設や登山ポストのある便ヶ島に到着。ここからは林道歩きだが、相変わらず続くちょっとした土砂流出跡を乗り越えながら、30分ほどかかって易老渡に戻る。易老渡の元駐車場広場(登山ポストや簡易トイレ、休憩所あり)と易老岳登山口の橋との間にも大規模に土砂流出した沢を乗り越える必要がある。 |
その他周辺情報 | 道の駅遠山郷 かぐらの湯 http://tohyamago.com/osusume/kaguranoyu/ 新しくて広い日帰り温泉です。休憩室もあり、のんびりとくつろげます。 登山口から比較的近いのも魅力です。易老渡方面への入口となる国道152号上島トンネルから南へ約10分くらいです。 |
写真
感想
sbtさんとのコラボ登山に行ってきました。
昨年からお誘い頂いていたのですが、天候にたたられたり、私の仕事の都合などで一年越しの延期の末、今回ようやく実現しました。
行先は、百名山の中ではかなり地味な部類に入る南ア南部の光岳〜聖岳です。
梅雨明け直後の週末でしたが、このエリアでは静かな登山ができます。
太平洋高気圧がまだ発達し始めの時期で、朝は快晴ながら、昼前からガスが湧き始め、昼過ぎには稜線にガスがかかり、夕方近くには雷+夕立のパターンを繰り返してました。それでも、毎週末がほぼ悪天候だった6〜7月に全く山に行けなかったことを考えると、夏山を十分満喫できたと思います。
ただ、私が腰痛を抱えながらの参加だったこともあり、特に主稜線の縦走だった2日目は足が全く上がらず、道中常に遅れ気味で、かなりの足手まといとなりました。結局、一緒に並走して歩けたのは一日目の最初くらいで、ほぼ単独行と変わらない状態になってしまいました。
それでもいつも根気よく待って下さり、行き帰りのアクセスでも車を長時間運転頂き、sbtさんには感謝しかありません。本当に大変お世話になりました。
それにしても、南アの縦走はアップダウンが多く、厳しいですね。今回は特にそれを痛感させられました。次回のコラボ登山は中アの空木〜越百の予定ですが、課題はなんといっても万全な体調管理と荷物の軽量化につきます。
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こんにちは
ルートは少し違いますが、私は来週歩くつもりでいる山域です。とても参考になりました。やっぱり南アは歩き甲斐がありますねえ
jasper00さんのレポを拝見してさらにモチベーションが上がってきました。あとは台風10号に邪魔されないことを願うばかりです...
powruipoteさん、こんばんは。
同じエリアに来週行かれるのですね。
台風が確かに心配ですが、うまく避けられれば、高気圧が安定しつつあるようなので好天の縦走が期待できそうです。
私の場合、今回は体調のせいで相当に苦しい思いをさせられましたが、同行者のおかげで何とか最後まで歩き切ることができました。
静かな深山の醍醐味を是非満喫してきて下さい。
jasper00さま
わたしのキレット山行に、いいねをいただき、ありがとうございます(_ _)
jasper00さまのマイページに訪問させていただいたところ、powruipoteさま同様お盆中に予定している山行ルートを歩かれていたのでコメントさせいただいたいただきました。
レコを参考にさせていただきます。
garikun
garikunさま、コメントありがとうございます。
好天に恵まれた八峰キレットのレコに、ついつい見入ってしまいました。キレット小屋からのご来光、劔の眺め等を是非私も見てみたいです。
お盆は光岳方面に行かれるとのことで、つたない私のレコを参考にして頂けるとは光栄です。台風の進路が微妙ではありますが、無事に縦走を楽しまれることを祈っています。
ハードな山行でしたが、一緒に行けて良かったです。Jasper00さんの体調が万全ではない中での登山となってしまいましたが、単独行では少し不安もあったので、2人で行くと安心感もありますし、いろいろお話しながら登れて、こちらこそ感謝しています。
次回は空木周遊ですね!
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